グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

ナガコガネグモ観察記・その6

2024年06月21日 | 
一昨日のブログで報告した、ナガコガネグモ観察記の続き、第6弾です。

残った卵嚢のうちの1個を、こんな感じでツタの茎にぶら下げておきました。


5月12日9時すぎ、出かけようとして玄関を出た時、「あれ?」と思いました。

なんと、小さな子グモたちが、卵から孵っていたのです!

卵をよく観察すると、卵嚢の外側に小さな穴が2箇所空いていて、クモたちはそこから出てきていました。

私は、袋の上の開いたところから子グモが出てくると思っていたので、「自分たちで穴を開け、卵嚢から出てくるのか〜!!」と驚きました。

穴から出てきた子どもたちは、次々に、高いところを目指して登っていきます。

そして行ける範囲で、一番高い場所に集まって、そこから…

風に乗って、飛び立とうとしていました!

風に乗って離れては、また戻ってくることを繰り返す子グモもいれば、そのまま仲間と離れて飛んでいくのもいました!
小さなクモたちにも、慎重な子もいれば、冒険心あふれる子もいて、それぞれ性格(?)が違うみたいです(驚)

この日は時間切れで、観察はここまでで終了。
2日後に帰宅したら、小グモはいなくなっていました。

6月1日
子グモの姿は見えなくなっていたし、巣立ってから2週間以上経っていたので、「いくらなんでももう小グモは残っていないだろう」と思ったので、卵を割ってみました。

細かい糸が編み込まれて、そのしっかりした作りに驚きました。もっと驚いたのは、クモの子どもが数匹、残っていたことでした!

(たぶん5〜6匹いたと思います)

袋に入れて、ルーペで観察したら…

立派にクモの形をしていました!(あたりまえか…😅)

巣の中を観察してみると、たくさんの抜け殻??

「これを数えれば、卵の数がわかるのでは?」との説も(笑)

生きもの好きの知り合いに見せまくり、子グモの動きを観察。

なんと、喧嘩をしている子たちもいました。
すでに縄張り意識が、あるのでしょうか?

驚くことだらけの、小さなクモたちの世界。
興味はつきません。

続く。
(残りあと1個です☺️)

(かな)
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