伊豆大島にはクワガタムシは数種類居ますが、カブトムシは居ません。
…と、されていますが実は居るのです。とはいっても、普通の大きな角をもつカブトムシではありません。その親戚にあたる小さなカブトムシ、「コカブトムシ」です。
実際どれくらい小さいのか?成虫でも体の大きさが2cmちょっとしかありません。もちろん雌には角はなく、雄には小さな1本の角があります。(写真は雌です。)
カブトムシの幼虫が腐葉土で育つのに対し、コカブトムシは腐葉土だけでなく朽木でも育つので、流木に入って、その昔伊豆大島にたどり着いたのかもしれません。
彼らがどうやって伊豆大島にやってきたのかもとても興味深いのですが、コカブトムシの面白いところはまだ他にもあります。
なんと、カブトムシの仲間なのに意外なことに肉食性なのです。バナナなどのフルーツも与えれば食べるそうですが、他の昆虫の死骸などを好む森のお掃除屋さん的な昆虫のようです。
写真の雌は光るキノコ観察に行く途中の林で道路を歩いているところを見つけました。
本州でも見られる昆虫ですが、この島でどのような暮らしをして自然界を生きてきたのか、あれこれと考えるだけでも興味は尽きません。
(あまの)
…と、されていますが実は居るのです。とはいっても、普通の大きな角をもつカブトムシではありません。その親戚にあたる小さなカブトムシ、「コカブトムシ」です。
実際どれくらい小さいのか?成虫でも体の大きさが2cmちょっとしかありません。もちろん雌には角はなく、雄には小さな1本の角があります。(写真は雌です。)
カブトムシの幼虫が腐葉土で育つのに対し、コカブトムシは腐葉土だけでなく朽木でも育つので、流木に入って、その昔伊豆大島にたどり着いたのかもしれません。
彼らがどうやって伊豆大島にやってきたのかもとても興味深いのですが、コカブトムシの面白いところはまだ他にもあります。
なんと、カブトムシの仲間なのに意外なことに肉食性なのです。バナナなどのフルーツも与えれば食べるそうですが、他の昆虫の死骸などを好む森のお掃除屋さん的な昆虫のようです。
写真の雌は光るキノコ観察に行く途中の林で道路を歩いているところを見つけました。
本州でも見られる昆虫ですが、この島でどのような暮らしをして自然界を生きてきたのか、あれこれと考えるだけでも興味は尽きません。
(あまの)
昔、あまのさんと沖縄に行ったときに見た
タイワンカブトムシをなぜか今まで
コカブトムシと勘違いしていました。
肉食?と思って調べたら自分の間違いに
すぐ気付けました。
神津島にも分布しているのかな。
それだったらもしかしたら
見たことあるような曖昧な記憶が残ってます(^^;
コメントどうもありがとうございます。(他人行儀?)
コカブトムシの雄の角はタイワンカブトの角と良く似ています。とても近い親戚なんでしょうね。
一応、調べたところコカブトムシの分には伊豆諸島と
あったので神津にも居る可能性は大です。
ただ島ごとに生き物の分布がまったく違う場合があるのが島の面白いところなので、また何か面白い知見を得ることが出来たらブログにて発表します(^-^)
小笠原・母島に住んでいます。
こちらにはチビクワガタというちっちゃなクワガタがいます。1cmぐらいかな?
でもカブトムシはいません。コカブトムシと大きさを比べてみたいです。
カナさんのご友人なのですね!コメントありがとうございます。
私も母島でオガサワラチビクワガタを偶然見つけたことがありますが、大きさでいうとコカブトと同じくらい(2cm前後)ですが、コカブトのほうが幅があるので大きい感じがしますね。
どちらも肉食…。そこは共通してますね(^▽^;)
有川さんは私の20年来の友人で、小笠原をライフワークにしているライターです。今、長期取材のため小笠原に滞在中。彼女の小笠原に関する連載を読みたい方はこちらへ!http://greenz.jp/2009/06/16/ogasawara_01/