グローバルネイチャークラブのガイド日記

グローバルネイチャークラブ(旧グローバルスポーツクラブ)のガイド仲間が観察した伊豆大島の自然の情報を中心にお届けします。

地理学科巡検・その1

2018年10月11日 | ツアー
今日は法政大学文学部地理学科の皆さんの巡検を案内しました。

学生さんたちの事前レポートにあるテーマは…「風穴」「台風災害」「船の使用港」「防風林」「植生」「植生遷移」「農業」「椿」「製塩」など、本当に様々。

で、最初の立ち寄り先は、種子を取る目的で作られた「椿の森」でした。

椿をテーマにしていない学生さんも全員で散策😀

この時すでに周囲は霧に包まれていて、標高を上げるにつれ霧はどんどん濃くなりました。
真っ白で「これでは山は何も見えないかも?」と思いながら進んだら…

山頂口の駐車場近くで、突然晴れました!

予想外の青空に「お〜!」という歓声が上がっていましたよ😀

驚いたのは「雲の厚さ〇〇○mですね」という、学生さんの言葉でした。

彼は大学院で「島ぐもり」を研究しているのだそうです!

月別データや島別データもとっているそうで、八丈島が一番島曇しやすく、大島は一番少ないそう。
とっても興味深いです。(今度ぜひ、ゆっくりお話を聞きたいです)

私はまだ安静期間中なので、ここで柳場を見送りました。

雲はだんだん薄くなり…


山の雲も取れてきました。
みんな景色を楽しんでいるだろうなぁ…


…と、思ったら、火口周辺だけ真っ白で何も見えなかったとのこと(残念)

みんないっぱい歩いて「疲れた〜」とは言っていたけれど、私から見ると全然元気でした(笑)

元町溶岩流では全員上に駆け上がり…


砂防ダムでも全員降りて見学。

何も説明していないのに、鉄パイプを見て「あ、これで大きな木を止めるんだ」とつぶやく学生さんもいて、感心しました😀

最後に「船の使用港」のテーマにあわせて岡田港に立ち寄りました。

人気のない夕暮れ時の岡田港。
波に削られてできた高い崖のシルエットが綺麗でした〜💕

明日は農業、椿油、製塩、防災をテーマに島を回ります。
それぞれに関わる方に、質問に答えていただいたり、お話を聞かせていただくことになっています。

お世話になる皆様、どうぞよろしくお願いいたします。

そして学生さんたちが伊豆大島で、将来に役立つ研究ができますように!😀

(かな)



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