面白き 事も無き世を 面白く
住みなすものは 心なりけり

接戦

2010年11月07日 | 野球
中日が9回追いつく、連夜の延長…日本シリーズ(読売新聞) - goo ニュース


第6戦を引き分けた両チームが、今日もまた延長戦に突入した。
まだテレビで中継をしているので何となく見てみると、やっぱりそれなりに面白い。

それにしてもナゴヤドームでの中日の強さは、八百長ではないかと思えるほど。
今日も先発の渡辺をはじめとするロッテ投手陣がボコボコに打たれたようだが、それでも追いつき勝ち越したロッテは強い!
しかし最終回に同点に追いつく中日は、やっぱりナゴドでは圧倒的に強いことの表れ。

あ!ついにロッテが勝ち越した。
さあ、どうなるか??


「クロッシング」

2010年11月04日 | 映画
北朝鮮のとある村。
親子三人で暮らしているヨンスは、結核にかかった妻の薬を買う金を稼ぐため、命がけで中国へ渡る。
脱北者を労働力としている製材所で必死に働き、着実に金を蓄えていくヨンスだったが、ある日、公安警察の手入れに遭い、逃げ惑う中で稼いできた金を失くしてしまう。
潜伏先で聞かされた、脱北者としてインタビューを受ければ出演料として金が稼げるという話に乗ったヨンスは、あれよあれよという間に韓国へ亡命することに。

一方、ヨンスの帰りを待つ妻は劣悪な栄養状態の中で病状が悪化し、帰らぬ人となってしまう。
一人残された息子のジュニは、父を追って中国へ渡ろうとして失敗し、強制収容所に送り込まれる。

韓国で働きながら再び金を蓄えていったヨンスは、脱北者支援団体を通して祖国に残してきた家族の消息を探った。
妻が亡くなったことを知って悲嘆にくれるも、強制収容所で生きていた息子を韓国へ呼び寄せるべく、支援団体の協力を得て行動に出る。
団体の手配で収容所を出たジュニは中国へと渡り、父との再会を果たすべく、協力者と共にモンゴルを目指した…


テレビのニュースやドキュメンタリー番組で見知っていた北朝鮮の実情だが、それは悲惨というにはあまりにも悲しいものだった。
元サッカー選手でナショナルチームの代表であり、国民から英雄視されるほどの人気と実力を持ったヨンスだが、それでも炭鉱労働者として過酷な労働を強いられ、妻が結核に罹っても治療薬を買うことさえままならない貧しい暮らしを送らざるをえないとは、予想だにできなかった。
やはり軍人や一部特権階級の人間でなければ、日本で保障されているレベルの最低限の暮らしでさえ送ることができないのか?
共産主義とは、そんなカースト制度ばりの厳しい格差社会を産む理論だっただろうか?
その昔、学校で「政治経済」として社会科の一科目で習ったレベルの頭では難しいことはわからないが、少なくとも農奴解放に始まった労働者が等しく豊かな生活を送ることを目指して成立したものだったはずではないか?
今更ながら、北朝鮮の“金王朝”に対する青臭い憤りが湧き上がってくる。

ヨンスが韓国へと逃れることができたときには心底安堵しつつ、北朝鮮に残されたジュニがスクリに、ザワザワと胸騒ぎのような感覚に包まれて心が落ち着かない。
ようやく支援団体の協力を得て父との再会を目指して旅に出たときには少しホッとし、その様子をハラハラしながら見守るのだが、次々と映し出される厳しい現実に打ちのめされる。
これが北朝鮮の現実であり、これが脱北者の現実であるとは…

妻の死を知ったヨンスが、悲嘆にくれながら「神様も豊かな国にしかいないのか!」と叫ぶ姿に涙を禁じえない。
神を否定する共産主義の国である北朝鮮への皮肉のようなセリフだが、そんな生易しいものではない彼の慟哭に、心が激しく揺さぶられる。
かつて、ジュニとサッカーに興じたときに降りしきったスコールと同じ雨に打たれながら、ジュニの面影を追うヨンスの姿も胸を打つ。
後からこみ上げてくる、人間ドラマの大傑作。

現代の若者事情を描き、最近では邦画「彼岸島」を撮って話題となったキム・テギュン監督が、テレビで見た北朝鮮の実像に衝撃を受けて描いたという、全世界必見の逸品。


クロッシング
2008年/韓国  監督:キム・テギュン
出演:チャ・インピョ、シン・ミョンチョル、チョン・インギ

「ナイト&デイ」

2010年11月03日 | 映画
妹の結婚祝いの準備にウィチタを訪れていたジューン(キャメロン・ディアス)は、ボストンに帰るために到着した空港で、ハンサムな男性ロイ(トム・クルーズ)と運命的な出会いを果たす。
ガラガラの飛行機の中でロイと席が近くなったジューンは心がときめいた。
だがロイには、隠された秘密があった。
彼は、凄腕のスパイだったのである。

CIAや謎の男達を敵に回したロイの逃避行に巻き込まれ、何度も命の危険にさらされながら、何を信じていいのか分からなくなるジューン。
しかし、ロイはどんな状況下であっても自分を徹底的に守り、きめ細かに心配りをしてくれることに気づいた彼女は、自らロイとの“逃避行”に身を躍らせて…


裏切り者として組織から狙われながらも、超人的な身体能力で追撃をかわしながら逃避行を続けるロイ。
ごく平凡な女性が、ミステリアスな男と偶然出会い、その男の“秘密”に巻き込まれて尋常ではない状況に陥りながらも、非日常の世界にロマンスを重ねながら魅惑の変身を遂げていくジューン。
「スパイもの」の基本を押さえ、ロマンティックな恋愛の要素を織り込み、ボストン、ニューヨーク、オーストリア、スペインと世界を股にかけての冒険を盛り込んだ、お腹いっぱいムービー♪

「バニラ・スカイ」で共演したトム・クルーズとキャメロン・ディアスが、再び顔を合わせたことも話題となったが、息の合った掛け合いを見せている。
迫力あるアクションでのコンビネーションや、軽快でウィットに富んだ会話の応酬も楽しい。

観終わったあとには、な~んにも残らない清々しさが心地よく、仕事疲れの脳ミソにはよく効く。
ハリウッド大作の覇道を行く、痛快娯楽冒険活劇!


ナイト&デイ
2010年/アメリカ  監督:ジェームズ・マンゴールド
脚本:デイナ・フォックス、スコット・フランク
出演:トム・クルーズ、キャメロン・ディアス、マーク・ブルカス、マギー・グレイス、ピーター・サースガー

「ゴスロリ処刑人」

2010年11月02日 | 映画
神父の父(柳憂怜)と優しい母(中島史恵)の愛情に包まれて、幸せに暮らしていたユキ(秋山莉奈)だったが、ある日突然、黒マントの5人組に一家団欒の食卓を襲われる。
父親は大ケガを負い、母親は見るも無残に殺されてしまった。

なぜ…?
平和に暮らしていた平凡な家族が襲われた理由は?
突然現われた5人組の目的は何?
そしてなぜ、母親がだけが殺されなければならなかったのか?
謎を解き明かし、殺された母の仇を討つため、ユキは復讐の鬼となる…


平穏に暮らしていたのに、ある日突然襲いかかって来た五人組によって、最愛の母を殺される。
この憎き5人を一人ずつ見つけ出して処刑し、襲撃された理由を追い求める。
仇討ち話に謎解きの要素が加わり、単純明快で分かりやすいストーリー展開に、キレのあるアクションと派手なスプラッター描写。
そして「オシリーナ」の愛称で人気を呼んだグラビア・アイドル秋山莉奈演じるヒロイン・ユキの、ゴスロリ・ファッション。
B級映画の王道を行くアクション・ゴア・ムービー!

それにしてもオシリーナのアクションがなかなか堂に入ってて、正直ビックリした。
ドグちゃんの如く、シリーズ化に期待したいところ。
戦闘服は黒いドレス、武器はアンブレラ、世にも可憐なダークヒロイン誕生!
パンフレットからそのままいただき!なのだが、「可憐な」というよりは、「不思議な」という方がしっくりくる気も…


ゴスロリ処刑人
2010年/日本  監督・編集・アクション総監督:小原剛
特殊造型監督:西村喜廣
出演:秋山莉奈、桃瀬美咲、佃井皆美、岡本正仁、白善哲、中島史恵、紅井ユキヒデ、亜紗美、青柳塁斗、柳憂怜