面白き 事も無き世を 面白く
住みなすものは 心なりけり

美しい夏カゴシマ②

2007年09月19日 | 放浪記

快晴の鹿児島、雄雄しき桜島


鹿児島2日目も見事な晴天!空の色も海の色も青すぎる!
写真全体が青々しいことになっている(そんな日本語があるか?)

2泊目は指宿。
その前に車を飛ばして開聞岳と池田湖を見に行った。

サンロイヤルホテルを出て、国道をひたすら南下する。
とにかく空が青い!ひたすら海も青い!

途中、休憩に喜入の道の駅に立ち寄った。
道の駅と言いながら、近所のお年寄りの憩いの場となっていた。
最近流行りの「スーパー銭湯」のハシリのような、大衆浴場的な施設だったのだ。
しかも人影もまばらで、全体的にうら寂しい佇まい。

そんな銭湯の裏にある駐車場からの眺めは圧巻。
遠景の大隈半島も見事な風景であったが、なんとすぐ近くに石油コンビナートの基地がある。


<喜入の石油備蓄基地>
巨大なコンビナートが整然と並ぶ光景は迫力満点。
しかし、長居していて怪獣ペスターに襲われては大変なので、出発することにした(このネタ、何人わかるかなぁ…?)

途中「いぶすき道の家」に立ち寄って青汁なんか飲んだりしながら、国道をひたすら道なりに走り続け、どのくらい経っただろう。
目の前に開聞岳が雄姿を現した。


<開聞岳(山川方面より)>
あまりに見事な円錐形の山影に、写真だけを撮りにわき道へそれた。
「薩摩富士」とはよく言ったものであるが、本家本元の富士山よりも形は美しいのではないだろうか。
また快晴の青空によく映える。

国道をひた走ると開聞岳はどんどん迫ってくる。
しかし、真下の麓から見上げれば、開聞岳の標高はそんなに高くはない。
一旦近くで全景を見てから行き過ぎて、再び遠巻きに見てみると、富士山ほどの大きさが無いのがわかっただけに可愛らしさを感じたり。


<開聞岳(頴娃方面より)>
頴娃の方へ抜ける途中、国道沿いに絶景のビューポイントがある。
次々に車が停まってみんな写真を撮っていく。
開聞岳が正面に見えるテラスのようなところから撮った1枚であるが、手前の松がまるで風景のために生えたようで、実に絵になる風景を作っている。
東海道五十三次のようだが、ふと風呂屋の壁を思い出したのは自分だけか!?

さんざん開聞岳を見たあとは、UMA好きとしては行かねばなるまい池田湖へ!
開聞岳の麓から、来た道の分岐を内陸部へ。
山間をひたすら走っていくと、目の前にパーッと湖が広がる。
ドライブイン…ちゅうのかな。腹も減ったし、昼飯を確保する目的もあり休憩施設を目指した。


<イッシー!>
やはりお出迎えはイッシーだ!
かつては、北のクッシーと人気を二分したが(ちゃう?)、いまや本家のネッシー同様、大スポの表紙を飾ることもない…

ちなみにこの施設には土産物コーナーのはずれに大うなぎが展示されている。
デカイ水槽には覆いがかぶせてあり、大うなぎが夜行性であることもあってか陰に隠れて見にくい。
カメラにも写りにくいので撮影を断念したが、水槽を覗き込んでいると、なぜか自分の方へウニウニと泳いで寄ってきた。
はるばる大阪から来た観光客だということが分かるのだろうか?

土産物屋店内をウロウロしていたとき、とても気になる飲み物が売られていた。


<黒酢ウォーター>
絶対、驚くほど美味くはない!と思いつつ、どんな味か確かめずにはいられない。
酢やし、カラダにも悪くはないし、飲んでみたれ♪と買ってみた。
鹿屋体育大学の自転車部がこれを飲んで世界的な大会で好成績を挙げているとか。
ほほぉ。
…やはり、ぶっちゃけそんなに美味いものではなかった。

腹ごしらえも済んだことで、レストハウスを出て再び開聞岳を望む。


<池田湖から望む開聞岳>
やや雲がかかっているのが残念。
相変わらず抜けるような青空。

本物のイッシーに出会えなかったのは残念であったが、池田湖も堪能し、宿泊地の指宿温泉へ。
池田湖を尻目に殺して山間の道をひたすら指宿へ向かって走っていく。

指宿の温泉街へと突入したが…人影がほとんど無い。
まあ、盆休みも明けた平日の昼間とあっては仕方あるまい。
とりあえずチェックインした。


<部屋からの眺望>
部屋は海側にあり、いわゆる「オーシャンビュー」。
はるか向こうに大隈半島の山々が見え、“眺めのいい部屋”である。

少々休憩してから指宿名物の砂風呂へ。
旅館で浴衣に着替え、フロントで手拭と入浴券を受け取って砂風呂センターへ。
そんな名前ではなかったが、まあそんな感じの市営の施設があって、そこから砂風呂に入るのである。

ぶっちゃけ、砂浜で熱い砂に埋もれるだけのことなのだが、これがなかなかバカにできないくらい快適♪
夏とはいえ、実は冷房でカラダが冷えていたことを実感した。
それくらいカラダの芯から温まっていくのがわかるのである。
昔は湯治として利用されたというが、これだけカラダを温められるなら、こりゃぁ万病に効くわ!
1週間くらい逗留したくなる。

この部分は文章ばかりなのだが、これはカメラを持っていっていなかったため。
実はカメラを持ち込むことが可能で、砂をかける係の人が写真を撮ってくれるのである。
ちなみに、べつにカメラマンのおっちゃんがいて、グアムの観光地よろしく勝手に記念写真を撮ってくれる。
あとで宿泊先に置かれるので、欲しい人は買ってください、というシステム。
海外の観光地でよくみかけるスキームだが、日本にもあるとは知らなかった!

いや~それにしても砂風呂はよろし♪
是非ともまた来よう!
(次はカメラ持参か!?)



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