面白き 事も無き世を 面白く
住みなすものは 心なりけり

楽天期待のルーキーたち

2007年03月03日 | 野球
ソ2-4楽(2日) 田中は1回を3者凡退(共同通信) - goo ニュース


楽天の高卒ルーキー・マー君こと田中投手が、堂々たるピッチングを披露した。
テレビのスポーツニュースでもチラッとみたが、高めのスライダーで三振に切ってとるなど、根性の座った投球をするのはさすがである。
野村監督をして唸らせる実力は、松坂を彷彿とさせるものがあり、打線さえしっかり援護してやれば、10勝はいけるんとちゃうかなと考える。
今シーズンはうまくいけば11勝13敗くらいの成績を残せるかもしれない。

また、どうしても甲子園のヒーローでもあった田中に注目が集まるが、もうひとつこの試合で注目すべきは、楽天のルーキー捕手・嶋である。
なんと、相手の二塁盗塁を3度も阻止したというのは凄まじい。
クイックモーションで投げるという投手の協力も必要だが、彼の持ち味が最大限出たプレーである。
国学院大学時代の彼の、キャッチングから2塁送球までのスピードは、大学野球界ダントツでナンバーワンの速さだったのである。
プロでも、その強い肩と素早いモーションが十分に通用することを証明したのではないだろうか。

野村監督は捕手を採るとき、スカウトに「とにかく肩の強いヤツ」と指示を出す。
これは、150kmの速球を投げられる投手と同じことなのだが、肩が強いというのは素質である。
リードやキャッチングは、勉強や練習で上手くなれるものだが、地肩の強さだけは、訓練ではいかんともしがたいものであるからだ。
ヤクルト時代の古田が最も成功した例であるが、嶋も成功例として続くことを期待したい。

それにしても楽天は、着々といわゆる「センターライン」を強化しようとしている。
これも野村監督の効果だろう。
強いチームへと変わっていきそうで、非常に楽しみだ。



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