7月29日14時、西武新宿線花小金井の麻生工房のギャラリー芬(かおり)で開かれた。当日はライブ開始直前に雷雨に見舞われ激しい雨が降りました。そのおかげで10分ほど遅れて会は始まりました。
麻生工房 ギャラリー芬(かおり)
ここがライブ会場です。
ギャラリー芬の展示場
ライブ会場は藍染めの作品や、ガラス工芸品などが展示されている場所である。聴衆は20名で満席となった小さな会場である。サロン音楽というかんじです。
麻生工房の方より みのりさん の紹介
みのりさんは7月7日、「夜来香を中国語で歌おう」のイベントでご指導を戴いた先生です。
みのりさんが二胡の楽器の解説、右の方は朗読の むらのみすずさん
朗読のむらのみすずさんはみのりさんのお母さんです。つまりら~らは親子の共演というわけです。みすずさんは永年、視覚障害者対象の音訳活動を続けてこられ、舞台朗読活動もしておられるそうです。
第一部 井上靖 シリア砂漠の少年
金子みすず詩集より たもと 積もった雪 星とたんぽぽ 他
渡辺あきお(絵)/福永真由美作 つきよの森
むらのみすずさんの朗読とみのりさんの二胡の演奏がとてもよく融合して物語の雰囲気をみごとに作り上げて行きました。皆さんはその雰囲気のなかに身をゆだねて聴きいっておりました。
この後に二胡の独奏、埴生の宿、イエスタデイ、この道、草原情歌、夜来香などを演奏、日本的弾き方、中国的弾き方の違いなどを披露。色々研究されている様子が伝わります。
特別ゲストの画家の 渡辺あきおさんと みのりさんのトークショウ
猫の絵で有名な渡辺あきおさんが特別ゲストで見えられており、みのりさんとのトークショウをされました。みはるダムにより無くなった自然の話から、音楽、美術など芸術は環境を破壊しません人々を勇気付けることが出来ます。みなさんでぜひ盛り上げてくださいとのはなしがありました。
この後全員が自己紹介、詩人の方、歌を歌われている方、他にも指導的に活動されている方などがおり、芸術家の集まりのような会場でした。
第二部は ラフカディオ ハーン作/平井呈一訳 ろくろ首
30分近い大作の朗読です。みすずさんの見事な熱の入った朗読にラフカディオ ハーンの世界に引き込まれました。みすずさんの体力もたいしたものです。
終了して表に出ると雨も上がり、陽射しも覗く天気になっていました。