F6号 油彩。 描き出しです。
3年前にこれと同じ静物を描こうとしています。
どうにも描けませんでした。
今見ると、下手すぎて冷や汗ものです。色もひどいし。
あきらめきれずに、その後、写真を撮ったようです。
その写真を見て描き出したのが下なのですが、
写真を見るとわかるように、光が二方向から当たっています。
右側からの柔らかい光は窓から、左からの影がはっきり出ているのは、暗くて見えにくいので蛍光灯をつけていたのだと思います。
二方向からの光は、とても描きにくく、
写真を見て描いているせいか、それぞれがばらばらな感じで、駄目だわ になってしまいました。
3年前は、そんなことも分かっていなかったんだなあと、自分の再発見?をしました。
それで、窓からの光だけにセットし直して、描き直すことにしました。
形をとることではなく、雰囲気が描きたいと思っています。
F12号 油彩。
郷里の長野の建物を描いています。
小さい画面にしてみると、絵の下の道路の遠近が強すぎて、不自然ですね。
できるだけ、形を取ろうとしないように、説明的にならないようにしたいです。
梅雨に入って、数年ぶりに本当の雨続きで、それから突然晴れて、その後は大雨と台風。
歳をとったせいか、季節の移り変わりや、天候の怖さ、自然の怖さがより一層感じられるような気がしています。
数日前に、自宅の庭先で、鮮やかなオレンジ色の首を持つ、体長1.5メートルくらいもありそうなヘビ・ヤマカガシと遭遇してしまいました。
それまで、夏の暑い日に庭の小さな池に6.70センチのヤマカガシが泳ぎに来ていたのは見ていたのですが、
今回の子はとても大きくて太くて、思わず足がすくみました。
その質感や量感や存在感は、まさに非日常という感じでした。
ただ、頻繁にはお会いしたくないので、その後、真剣にそのあたりの草刈りをして、見通しと風通しをよくしました。