F6号 油彩。 「ゼラニウム」
最初は別のものを描いていたので、その時の色が見えます。
時には思いもよらない色の取り合わせができて、それを残しておきたいと思うのですが、むつかしいです。
花だけを描かずに全体の雰囲気が描きたいです。
わりとおだやかに気持ちよく描けていますが、
鉢の位置のせいか全体に右肩下がりに見えるような気がして・・・考え中。
先回のトップ画像の海と岩と森の絵は、四苦八苦しています。
今、どんなふうに描きたいかというと、
安井曾太郎の風景画のような木が描きたいと、ここしばらくずーっと思っています。
左の絵の左上、濃い緑のシルエットになっている森のなかに二、三本だけ描かれているように見える木立ち。
油彩を始めたころにこの絵の模写をしたのですが、その木まで描き進めることはできなくて、
今見ると、色が全然違っています。模写になっていないというんでしょうね。(2010年)
ああいうふうに描くのってすごく大変なことだと思っていて、
いつか、ずーっとはるか先のことかもしれないけれど。
絶対ああいうふうに描きたいぞ~!と思っています。