青山潤三の世界・あや子版

あや子が紹介する、青山潤三氏の世界です。ジオログ「青山潤三ネイチャークラブ」もよろしく

中国および日本のユリ科(狭義)植物 13 ウバユリ属Cardiocrinum

2024-05-11 13:07:50 | 雑記 報告

中国および日本のユリ科(狭義)植物 13 ウバユリ属Cardiocrinum

「製本直送」の売り上げ(「中国胡蝶野外観察図鑑」)は4000円でした(1万3000円を期待していたのだけれどそれは来月回し)。携帯電話をお借りしている方から、2000円の電話代支払いを要請され(待って貰うことは出来ない)、残り2000円、14日の水道代2400円が払えなくなってしまいます(無慈悲にも期限を過ぎれば即刻止められる)。明日の西日本新聞での紹介による購読希望者(「近所の森と道端の蝶」)がどれくらいいるか、にかかってきます。手許に3冊準備できているので、とりあえず3冊売れれば、なんとか水道代に回すことが出来ます。

自己責任とはいえ、なんでこれほどまでに虐げられなきゃならないのか、
この間来た三世からのメール、
>ジョージもだいぶ人から酷い目に遭わされてますが、青山さんはその上をいくのではないかと思ってます。生き抜く方法を可哀そうな若者に伝えていくのも青山さんの使命、社会の窓からの使命だと思います。

思わず、うん、と頷いてしまいました(-_-;)。

ジョージの気持ちが(一平さんの気持ちも)痛いほどわかります。

・・・・・・・・・・・・

【プレバト】ゆりやん 俳句で衝撃「5点」夏井先生が激怒「日本語としても腹立たしい」意味不明の迷作 浜田雅功は大喜び (msn.com)


僕はこの人、大嫌い、というか、大の苦手だったのですが、今回の件については、同情を禁じ得ません。

そういえば、水原一平氏も以前は苦手だったのですね。
どうやら、嫌いな人が虐められていると、加担したくなる、という変な志向があるみたいです。

“消しゴムが 白き水面に ボウフラを”

いい句だと思うけれどなぁ~~

「頑張って勉強して、消しゴムを何回も消すと、消しカスがたくさん出る。それが白いノートにたくさん積もっていると、ボウフラのように見えるという句です」

ちゃんと理屈も通っているし。

・・・・・・・・・・・・

ユリ科の話 Genus Cardiocrinum 大百合 ウバユリ属  C.cordatum/C.giganteum

ウバユリ属も、バイモ属同様に、ユリ属とごく近縁な関係にあります。でも姿は異様、、、怪異と言っても言い過ぎではないでしょう。

多数の種が繁栄するユリ属、バイモ属と違って、日本からヒマラヤにかけての、ごく少数の種(3種)から成ります。

ウバユリの花は、細長い(ほぼ閉じたように見える)花冠が真横に突き出し、淡緑色をしています。開花盛期でも、花の咲く前、あるいは咲き終えた後と、見紛えてしまいそうです。でもよく見ると、なかなかに趣があります。

豪壮な茎はしばしば人の背丈を超し、葉は茎の下半部に付き、単子葉植物としては例外的に丸く幅広く、網目上の脈を持っています。

2021年夏、東京のアパートから歩いて行ける距離の狭山丘陵の一角で、ウバユリの野生群落に出会いました。ドッサリ写真を撮っておいたのだけれど、メモリカードが壊れてしまって、写真を復元することが出来なくなってしまいました(お金さえかければかのうなのですが)。それで残念ながら、ここでは紹介できません。

ウバユリは、日本列島(サハリンなどを含む)固有種で、中国大陸東部~中部には、ウバユリとヒマラヤオオウバユリの中間的な外観の荞麦叶大百合C.cathayanumが分布しています。

四川省ミニャコンカ中腹(海螺溝alt.3000m付近)の原生林内で出会ったヒマラヤオオウバユリC.giganteumは、葉や花の姿はウバユリと共通するも、遥かに巨大で、花色もカラフルなので、ずっと存在感があります。

*注:前半の「ゆりやん」と、後半の「ウバユリ」は、全く関係がありません。書き終えてから。同じ「ユリ」であることに気付いた。何の意図もない、全く偶然の邂逅です。






ウバユリ(オオウバユリ) C.cordatum var. glehnii
群馬県水上町Jul.5,1985




ウバユリ(オオウバユリ) C.cordatum var. glehnii
長野県上高地 Aug.4,1992






ウバユリ(オオウバユリ) C.cordatum var. glehnii
岐阜県白山 Jul.29,1998




ウバユリ C.cordatum
群馬県榛名山 Jul.23,1985




ウバユリ C.cordatum
東京都武蔵村山市 Aug.3,2021














大百合ヒマラヤオオウバユリC.giganteum
四川省ミニャコンガ海螺溝 alt.2800m Jul.4,2009




ヒマラヤオオウバユリ。若い株の花。




ヒマラヤオオウバユリ。左に巨大な根生葉が見える。









コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 今年のシルビアシジミ | トップ | 読者の方々へお願い »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。

雑記 報告」カテゴリの最新記事