中国および日本のユリ科(狭義)植物 13 ウバユリ属Cardiocrinum
「製本直送」の売り上げ(「中国胡蝶野外観察図鑑」)は4000円でした(1万3000円を期待していたのだけれどそれは来月回し)。携帯電話をお借りしている方から、2000円の電話代支払いを要請され(待って貰うことは出来ない)、残り2000円、14日の水道代2400円が払えなくなってしまいます(無慈悲にも期限を過ぎれば即刻止められる)。明日の西日本新聞での紹介による購読希望者(「近所の森と道端の蝶」)がどれくらいいるか、にかかってきます。手許に3冊準備できているので、とりあえず3冊売れれば、なんとか水道代に回すことが出来ます。
自己責任とはいえ、なんでこれほどまでに虐げられなきゃならないのか、
この間来た三世からのメール、
>ジョージもだいぶ人から酷い目に遭わされてますが、青山さんはその上をいくのではないかと思ってます。生き抜く方法を可哀そうな若者に伝えていくのも青山さんの使命、社会の窓からの使命だと思います。
思わず、うん、と頷いてしまいました(-_-;)。
ジョージの気持ちが(一平さんの気持ちも)痛いほどわかります。
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【プレバト】ゆりやん 俳句で衝撃「5点」夏井先生が激怒「日本語としても腹立たしい」意味不明の迷作 浜田雅功は大喜び (msn.com)
僕はこの人、大嫌い、というか、大の苦手だったのですが、今回の件については、同情を禁じ得ません。
そういえば、水原一平氏も以前は苦手だったのですね。
どうやら、嫌いな人が虐められていると、加担したくなる、という変な志向があるみたいです。
“消しゴムが 白き水面に ボウフラを”
いい句だと思うけれどなぁ~~
「頑張って勉強して、消しゴムを何回も消すと、消しカスがたくさん出る。それが白いノートにたくさん積もっていると、ボウフラのように見えるという句です」
ちゃんと理屈も通っているし。
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ユリ科の話 Genus Cardiocrinum 大百合 ウバユリ属 C.cordatum/C.giganteum
ウバユリ属も、バイモ属同様に、ユリ属とごく近縁な関係にあります。でも姿は異様、、、怪異と言っても言い過ぎではないでしょう。
多数の種が繁栄するユリ属、バイモ属と違って、日本からヒマラヤにかけての、ごく少数の種(3種)から成ります。
ウバユリの花は、細長い(ほぼ閉じたように見える)花冠が真横に突き出し、淡緑色をしています。開花盛期でも、花の咲く前、あるいは咲き終えた後と、見紛えてしまいそうです。でもよく見ると、なかなかに趣があります。
豪壮な茎はしばしば人の背丈を超し、葉は茎の下半部に付き、単子葉植物としては例外的に丸く幅広く、網目上の脈を持っています。
2021年夏、東京のアパートから歩いて行ける距離の狭山丘陵の一角で、ウバユリの野生群落に出会いました。ドッサリ写真を撮っておいたのだけれど、メモリカードが壊れてしまって、写真を復元することが出来なくなってしまいました(お金さえかければかのうなのですが)。それで残念ながら、ここでは紹介できません。
ウバユリは、日本列島(サハリンなどを含む)固有種で、中国大陸東部~中部には、ウバユリとヒマラヤオオウバユリの中間的な外観の荞麦叶大百合C.cathayanumが分布しています。
四川省ミニャコンカ中腹(海螺溝alt.3000m付近)の原生林内で出会ったヒマラヤオオウバユリC.giganteumは、葉や花の姿はウバユリと共通するも、遥かに巨大で、花色もカラフルなので、ずっと存在感があります。
*注:前半の「ゆりやん」と、後半の「ウバユリ」は、全く関係がありません。書き終えてから。同じ「ユリ」であることに気付いた。何の意図もない、全く偶然の邂逅です。
ウバユリ(オオウバユリ) C.cordatum var. glehnii
群馬県水上町Jul.5,1985
ウバユリ(オオウバユリ) C.cordatum var. glehnii
長野県上高地 Aug.4,1992
ウバユリ(オオウバユリ) C.cordatum var. glehnii
岐阜県白山 Jul.29,1998
ウバユリ C.cordatum
群馬県榛名山 Jul.23,1985
ウバユリ C.cordatum
東京都武蔵村山市 Aug.3,2021
大百合ヒマラヤオオウバユリC.giganteum
四川省ミニャコンガ海螺溝 alt.2800m Jul.4,2009
ヒマラヤオオウバユリ。若い株の花。
ヒマラヤオオウバユリ。左に巨大な根生葉が見える。