フルートおじさんの八ヶ岳日記

美しい雑木林の四季、人々との交流、いびつなフルートの音

古民家音楽会

2011-10-29 | 人々との交流

今日もいい天気になった。外気温2度、室温14度、湿度36%。
少し冷えるので薪ストーブに火を入れる。静かな朝に薪のはぜる音が聞こえてきた。アルビノーニのフラウト・トラヴェルソを聴きながら、コーヒーを淹れよう。

丁度、薪ストーブで部屋が暖かくなってきたとき、朝食となった。今日はパン食だ。


食後、妻が作っている酵素液を、かき混ぜる。砂糖が溶けて大分どろっとしてきた。

 

畑作業に取り掛かる。まずは、タマネギの植え付け。Jマートで買った苗50本を植え付ける。

その横の土を耕し、マルチを張って、kITAHOさんかんらいただいたイチゴの苗を30株植え付けた。

いい天気なので、耕していると汗びっしょりだ。

カラーピーマンが真っ赤になってきたので収穫しよう。立派な大きさに実ったのは嬉しい限りだ。

昼からも庭作業続行。まずは、土着菌肥料をかき混ぜる。ヌカは発酵して色が増し、ほのかに熱を帯びている。

いただいたスミレやギボウシの苗を庭のあちらこちらに植え付ける。

作業をやっていると、ワンちゃんが2匹全速力で走ってきた。見覚えのあるゴールデンだなと思っているとPJmamaさんとお友達がやってきた。仲のいい2匹の犬は、森の中を実に楽しそうに、くんずほぐれつしながら走り回ったり、せせらぎに浸かったりしていた。最後は、1本の木の枝を引っ張り合いして遊んでいた。

陽が西に傾いてくると、庭は美しい茜色に染まってきた。

森の道もどこか知らないところに続いていくかのようだ。


夕方N子さんがやってきて夕食をご一緒する。今夜は、フルート仲間のFさんが暮らす隣村で「古民家音楽会」があるので、一緒に出かけることになっている。古民家に着くと、村の方は皆さん集まっていた。

 

演奏するのは自称「どろなわ楽団」。一度も一緒に演奏したことがなく、今日初めて一緒にやるので「泥縄」とのこと。ヴァイオリン、ビオラ、ギター、リコーダー、タンバリンの楽団は「いるかに乗った少年」「いつも何度でも」「灰色のヒトミ」「船頭小唄」「ジュピター」などを次々と演奏してくれた。

美しい響きが古民家に響く。村の人たちは、初めて聞く弦楽の音に聴き入っていた。演奏終了後は、楽しい宴が始まった。

男衆は囲炉裏端に腰かけて、足元に置いた炭火で焼き鳥を焼いて食べる。手作りの紛い物が一切入っていないこんにゃくは絶品の味わいだった。一升瓶に入った「甲州」という白ワインは、ブドウ育成農家にだけ出回っているというもの、癖なくやや甘く、いい香りがした。