フルートおじさんの八ヶ岳日記

美しい雑木林の四季、人々との交流、いびつなフルートの音

エドヒガンザクラに酔う

2010-04-14 | 日記

 

今日はいい天気になった。八ヶ岳が美しい。絶好のお花見日和だ。というのも、今日の昼から、舘さん宅のお花見会に誘っていただいているからだ。それまでの時間を使ってペンション「銀の森」へ行く。「いよいよ清里へ移住することになったのですね」と歓迎してくれた。私たちが清里に土地を買ったころから行きつけてきたペンションだ。大きい岩風呂とダイニングからの南アルプス・八ヶ岳の素晴らしい景観が売りのペンションだ。赤毛のアンが好きなオーナー夫婦はさわやかで、清里では人気のペンションである。早いもので夫婦がペンションを初めて8年になる。「高速土日1000円」になって、お客さんが土日に集中してしまったこと、リーマンショックのペンション経営への影響、伐採木を取りに行き、薪を無料で確保したことなどの話を聞く。

舘さん宅花見会のアテを買うため、途中「ハム日和」に寄る。ご夫婦と最近の商売はどうですかといった話をする。「これから5月の連休、夏休みまでが最も忙しいのでアダージョの森のガーデンパーティには参加できないんですよ」とのことだ。それでは、秋頃にまた別の機会を設けましょうか、と言って別れる。

 舘さんところの花見会は12時に始まった。去年の春寄せていただいた時、奥さんが山桜が満開になるのですよ、と言っていたので、どうかなと期待していくと、まさにその通りで、立派な薄いピンク色の桜が満開だった。後で調べると、他の桜より開花が早いこと、灰色の幹の色、やや小ぶりの花弁などから「エドヒガンザクラ」ではないかと思われる

まずは私たちの退職と八ヶ岳移住を歓迎していただいて乾杯!。いつもどおり、奥さん手作りの料理に舌鼓を打ちながら、八ヶ岳界隈の最近の動き、5月4日のガーデンパーティのことなど話にも花が咲いた。ビール、ワイン、日本酒など飲み続けているうちに、気がつくと夕方の6時になり、お開きとなった。

帰りがけにパノラマの湯に立ち寄る。平日の夜なので空いていた。結構飲んだ後、温泉に浸かると(飲酒後の入浴は止めるようにとの注意書きがある通り)、いつの間にか湯船でうとうとしてしまって、思わず沈没するところだった。身も心もほぐれて、8時30分家へ帰り着き、直ぐにバタンキュウで眠ってしまった。