NO FOOTBALL NO LIFE

国内、ヨーロッパ、南米のサッカー観戦ブログ! Jリーグ、3大リーグを中心に全世界を完全網羅!(予定)
随時更新!

内的要因と外的要因

2006-11-30 | ユース全般

日本U-21 3-2 パキスタンU-23

得点)本田圭佑、谷口博之2 / ラスール、アクラム

日本U-21)

                平山相太
                        カレン・ロバート

                    増田誓志

        本田圭佑                     辻尾真二

                         谷口博之
                青山敏弘


           水本裕貴    一柳夢吾    青山直晃


                    松井謙弥

交代)青山直晃 → 田中輝和
    平山相太 → 前田俊介
    増田誓志 → 本田拓也


<辛勝>
残り試合時間が10分あれば、同点にされ、逆転される可能性すらあったと思う。 「勝ち点3」という最低限の結果は、この試合の不甲斐ない内容への僅かな慰めだった。

日本は、開始早々に本田の素晴らしいFKで先制した。 無回転でボールが落ちる、強烈なキック。 まさにワールドクラスだった。

しかし、この「早すぎる先制点」が、日本の選手達から積極性を奪った。
ディフェンスラインでの消極的なパス回しが多くなり、ミスが重なった。 オシムの言葉を借りれば、「各駅停車」のパス回し。 個々の技術に勝る日本だったが、「虎視眈々と相手の隙を窺っている」というよりは、「出しどころがなくて後方にパスをする」という苦し紛れの印象を受けた。

ただ、ここで良かったのは、試合が膠着状態見るやすぐに、ベンチがCB3人に1人が上がるように指示を出したこと。 水本、一柳、青山の誰か1人ではなく、3人が交互に上がっていったことで、パキスタンの守備陣が混乱し、フリーになる選手を捕まえきれなくなった。
最近の代表戦(年代に限らず)を見ていると、何か、「前半の内に動いてはいけない」といった不文律が存在するかのように、明らかにうまくいっていない状況をベンチがただ手を拱いている様子が多く見受けられたが、今回は比較的早い段階から手を打てたと思う。

そして、日本が自陣より奥深くでボールを回せるようになるとリズムが出始め、谷口の追加点が生まれた。 谷口は後半にも2点目を挙げた。

しかし、日本の見せ場はここまでだった。

1失点目はGK松井のミス。 壁の作り方もおかしかったが、最初から相手がニアサイドしか蹴らない決め付けてたようなポジショニングが失点の原因だ。 あのポジショニングを見て、ファーサイドの枠内にボールが行けば入れられると思ったが、案の定の結果になった。
アンカーマンの青山が退場し、チーム全体が守り切ろうという意識が働いている中で、相手のラストタッチのボールを簡単に手で処理してしまったのもいただけない。 ああいった状況と時間帯で、周囲に相手選手が詰めてきていない場面では、GKは胸や足を使ってボールを止め、相手が寄せて来るまで最大限に時間を稼がなければならない。 細かいことだが、これは非常に重要なことで、彼の経験不足が表れてしまった瞬間だった。

2失点目は「左SB」の本田の寄せの甘さが原因。 その少し前の時間帯から、本田が上がったスペースを何度も衝かれる場面が目立っていた。 彼は攻撃の選手であるため、追加点欲しさに前に出てしまう気持ちもわかるが、あの場面は日本が逆に押し込まれていた状況だった。 「左SB」にポジションを移したのなら、背後のケアは常に念頭に入れておくべきだ。 先日の韓国戦の家長といい、左SBが本職でない選手の守備意識の低さから失点に繋がっていることは、考えなければならない。

 

苦戦の原因は、このような個々の選手の経験不足、そして、チーム全体の意識の不統一による「内的要因」が挙げられるが、この試合に関しては、スリランカ人主審という「外的要因」もあった。
特に目に付いたのが、アフタータックルの見逃し。 非常に危険で、あの主審の基準でプレーを続けていたら、選手は壊れてしまう。 そして、その基準にも一貫性というものが全くない。 確かに、終了間際の青山敏弘のタックルはイエローに値する。だが、ではなぜパキスタンの選手にはイエローが出なかったのか? もっと「2枚目」が出されてもおかしくない選手がいたはずだ。

地理的要因、経済的要因、環境面など、アジアの成長を妨げる問題は山積みだが、「審判のレベルの低さ」もその大きな要因の1つであることを再確認した。

 


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High Standard

2006-11-28 | プレミアシップ・FA杯

マンチェスター・ユナイテッド 1-1 チェルシー

得点)サハ / カルバーリョ

HOME)マンチェスター・ユナイテッド

                                         サハ
                 ルーニー

          ギグス                 C・ロナウド

               スコールズ
                         キャリック

       エインセ                         G・ネビル
               ビディッチ    ファーディナンド


                   ファン・デル・サール

交代)C・ロナウド → フレッチャー
        サハ → オシェイ


AWAY)チェルシー

                           ドログバ
                シェフチェンコ

                     バラック

           ランパード              エシァン

                     マケレレ

       A・コール                        ジェレミ
                 テリー     カルバーリョ


                    クディチーニ

交代)  ジェレミ → ロッベン
  シェフチェンコ → J・コール
      バラック → P・フェレイラ


主審)ハワード・ウェブ


<The Biggest Premier League Match (so far)>
「前半」はユナイテッド。 「後半」はチェルシー。 そして、
「引き分けは(ユナイテッドにとってより)我々にとっての方が良い結果だ。」
と試合後にモウリーニョが語ったように、試合全体としてはチェルシーがユナイテッドを押し込んだ印象が強かった。

「勝ち点差3」で背後に忍び寄る2連覇中の王者を迎えたとあって、やはりオールド・トラッフォードは「ノイズ」が違った。
立ち上がりこそ、いかにも「ビッグマッチ」らしい慎重な立ち上がりを見せた両チームだったが、前半はそのファンの大声援という後押しを受けたユナイテッドが完全に試合の主導権を握り、29分にルーニーのアシストからサハが先制ゴールを奪った。
チェルシーは、ロングボールをドログバに当て、そのこぼれ球を狙うぐらいしか攻め手がなく、シェフチェンコとバラックが相変わらずチームに馴染んでいない様子が露顕された前半だった。 ここまでは、首位のユナイテッドがその勢いをライバル相手にまざまざと見せ付けた格好だった。

しかし、モウリーニョは後半開始から動いてきた。 そして、流れは一気に変わった。
ジェレミに代えてロッベンを投入。 CLのバルサ戦他で高いパフォーマンスを見せ、モウリーニョからの信頼度が高いエシァンを「右SB」に移すと、この采配が見事に的中。
エシァンの「右」での果敢な攻め上がりによって、ユナイテッド全体のディフェンスラインがズルズルと下がり始め、前半はほとんど出て来られなかった「左」のアシュリー・コールまでもが、積極的にオーバーラップを仕掛けられるようになった。
ユナイテッドは今度は逆に、カウンターを試みるようになったが、やはりチェルシーの勢いが勝り、69分にCKからカルバーリョがヘディングで決めて同点。 カルバーリョはユナイテッド戦2試合連続ゴール。セットプレーの強さはさすがだ。


勝って勝ち点差を「6」にしたいユナイテッドと、勝って勝ち点差を「0」にしたいチェルシーの試合はその後、お互いが攻め合いとなって中盤に大きくスペースができるようになったが、それは同時にお互いが「攻め疲れ」の色が濃くなり出したことも示していた。
そして、サハとロナウドが負傷退場したユナイテッドは攻撃陣の駒不足に陥り、フレッチャーとオシェイを入れて、引き分け狙いへ。 対するチェルシーも、ロスタイムにバラックに代えて右SBのパウロ・フェレイラを投入という「守備のメッセージ」をモウリーニョが選手達に向けて発し、スコアはそのままに試合終了。


何か、モウリーニョの最後の交代策には、
「勝負はスタンフォード・ブリッジまでお預けだ。」
といった意味合いが込められているようにも思う。 勝ち点3差で2位のチェルシーだが、彼らにとって、プレミア全38試合の中で最も「敗北」を覚悟しなければならなかったのが、このオールド・トラッフォードでのユナイテッド戦だったと思う。 その試合を引き分け、それも最後は相手を押し込んでの引き分け、というのは悪くない結果だろう。


それにしても、この試合は両チームがレベルの高さを見せ、緊迫感のあるおもしろい試合だった。
中でもおもしろかったのが、アシュリー・コールとロナウドの1対1。 コールは終始振り回されてはいたが、最後の場面では決して仕事をさせなかった。「チェルシーのアシュリー・コール」として初の大儀だったと思う。

そして、レベルが高かったのは、選手達だけでなく、主審もだ。
まだ若いハワード・ウェブにとっては、おそらくこれが「ビッグマッチ初体験」だったと思うが、全体的に素晴らしいジャッジを見せたと思う。 ただ、警告を与えるべきところも注意に留めてしまったのは、必要以上にビッグマッチを意識しすぎたせいだろう。 これが彼の基準であるなら、今回の試合だけでなく、是非他の試合でもこの基準を続けてほしいところだ。 審判にとって「試合の価値」に優劣はないはずなのだから。 どちらにせよ、ボルトン対アーセナル戦を担当したマイク・ディーンと比べれば、彼がどれほど有能な審判であるかがわかる。

 


Manchester United
Team Statistics Chelsea
       1 Goals 1
       1 1st Half Goals 0
       3 Shots on Target 3
       3 Shots off Target 8
       3 Blocked Shots 0
       3 Corners 2
       16 Fouls 14
       0 Offsides 3
       1 Yellow Cards 3
       0 Red Cards 0
      70.6% Passing Success 81.5%
       28 Tackles 27
      67.9% Tackles Success 81.5%
      41.2% Possession 58.8%
      50.9% Territorial Advantage 49.1%

 

 


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観ないで正解 負け試合よりTOEIC

2006-11-27 | アーセナル

ボルトン 3-1 アーセナル

得点)A・ファエ、アネルカ2 / ジウベルト・シウバ

HOME)ボルトン

                     アネルカ

           ディウフ                K・デイビス

                ノーラン       スピード

                     A・ファエ

       フォーチュン                        ハント
                 メイテ     ベン・ハイム


                   ヤースケライネン


AWAY)アーセナル

                    アデバイヨール

           リュングベリ
                                 ウォルコット
                 セスク
                           フラミニ

                   ジウベルト・シウバ

        クリシー                         エブーエ
                 センデロス      トゥーレ


                      レーマン

交代)フラミニ → バチスタ
 リュングベリ → フレブ


主審)マイク・ディーン


<鬼門のリーボック・スタジアム>
日曜日はTOEICの試験があったので、生放送では観ずにさっさと寝ました。
生放送されるアーセナル戦を見なかったのなんて、いつ以来か記憶にありません。

しかし、結果的には…
観なくて正解でした。
寝る前にあんな負け試合を見せられたら、試験に影響出そうですからね。

ただ、相手がボルトンでなかったら、きっと試合を観ていたことでしょう。
ボルトンとの相性は最悪。
 「アーセナルの一番弱い部分」と「ボルトンの一番強い部分」が見事にハマッてしまうんですよね。 正直、「カンプノウで10試合バルセロナと戦う」方が「リーボック・スタジアムで10試合ボルトンと戦う」よりも、まだ勝率はいいと思います。
相手のフィジカルに屈し、相手のラフプレーと審判の疑問の残る判定に苛立って自滅という、いっつも同じ展開で負けてしまいます。


ということで、
「どうせまた負ける。」
と思って、試験に控えて今回は観なかったら、やっぱり負け。 いい意味で期待を裏切ってくれませんね。


今回再確認したのが、ボルトンはやっぱり世界でも指折りに嫌いなクラブ、ということ。
ノーラン(CKで、レーマンに足をかけて転ばす)やファエ(リュングベリへの両足タックル)やデイビス(エブーエへの小突き)にはガッカリです。
ノーランやデイビスはこういうことばっかりやってるから、いつまで経っても代表に呼ばれないんですよ。 特にノーランなんかは能力的には十分なものを持ってますけど、ランパードやジェラードやキャリックは絶対にあんなことしませんからね。

またそのノーランが、直前の試合でレッドを出してユナイテッド戦に欠場した(0-4の敗戦)くせにアーセナル戦にはしっかり出てきたり、奥さんへの家庭内暴力で逮捕されたディウフが釈放されてしっかり出てきたり、これまでノーゴールのアネルカが2点を取ったりと、他のアーセナルのライバルと対戦する時はダメダメの状態のくせして、アーセナル戦の時だけ活躍するという、「ファンならでは感じる不公平感」がより一層憎悪の念を駆り立てます。
思い返せば、昨季終盤のスパーズとの熾烈な「4位争い」でも、残り2戦でボルトンはあっさりとスパーズに負け、全く役に立ちませんでした(まぁ、その後のウエストハムに救われましたけど…)。

しかも、今回の主審はマイク・ディーン。 「ボルトンに勝ってくれ。」って言ってるようなもんですよ。 もし自分が、
「今回のボルトン戦で、一番担当してほしくない主審は?」
と聞かれたら、絶対にマイク・ライリーマイク・ディーンを挙げていました。
特に、マイク・ディーンの方を。 この試合だけは奴等には担当してほしくなかったです。
そして、今回は副審が誤審を… 3点目のアネルカのゴールは明らかなオフサイドでした。 アネルカはトゥレと並んでいましたが、副審から見て体が前だったのはアネルカ。
「逆ならまだしも(副審から見てトゥレが前なら、アネルカの位置がわかりづらいから)、何であれでオフサイドってわかねぇんだよ!?」
って思ってたら、その副審は完全にラインから遅れて取り残されていました… あれじゃ、わかるわけない…。

プレミアの審判は何でこうも走れないのが多いのか… 走れる主審は足攣っちゃうし…



まぁ、こういった不公平感(ファンが感じる戯言)はありますが、やっぱり最大の敗因は、アーセナルの選手の「フィジカル」と「メンタル」の弱さでしょうね。
ただ、昨季の同じ場所での対戦があまりにも衝撃的な完敗だった(個人的には昨季一番の)だけに、今回はちょっとした進歩が見られました。

と言うのも、昨季は「ヴィエラの抜けた穴」というのが無残なまでに露呈するように、中盤で競り負けて終始劣勢に立たされましたが、今季はそれほど力負けすることはありませんでした。 特に、セスクのフィジカル面での成長を大きく感じましたね。
そして、試合内容もどちらかと言えばアーセナルの時間帯が多かったと思います。 昨季はシュートを打った記憶がほとんどありませんが、今季はバーに3本当ててしまうなど、「不運」を理由にできる内容でした。 アデバイヨールの最初のチャンスを決めていれば… と思ってしまいます。

3点を失いましたが、最初のセットプレー以外はどうしようもありませんでした(アネルカの1点目を防ぐのは世界中のどのGKでも不可能。2点目は誤審)。まぁ、セットプレーの守備は相変わらずお粗末でしたが…


ウォルコットが先発で、それもアウェイでいい動きを見せていたのも良かったです。
アンリのスピードに少しばかり衰えが見える今、ウォルコットのスピードは「アーセナル最速」かもしれません。 どんどん良くなっていってるんで、今後に期待がもてます。

 

しかし正直に言って、今回の敗戦で、ユナイテッドとチェルシーの直接対決の結果に如何に関わらず、優勝はほぼ絶望となりました。
やはり今季も、「CLを基本にしてリーグ戦4位以上」を狙うしかなさそうです。 もちろん、今回はもっと楽にCL出場権を。
その為にはまず、来週ミッドウィークの「お得意様」フルハム相手にきっちりと勝利を収めることでしょう。 その次には、いよいよ「ノースロンドンダービー」も控えています。敗戦のショックからの一刻も早い切り替えが重要です。

 

 

Bolton Wanderers Team Name Arsenal
      3 Goals 1
      5 Shots on target ( Inc Goals ) 5
      2 Shots off Target (inc woodwork) 7
      3 Blocked Shots 2
      7 Corners Won 11
      11 Total Fouls Conceded 8
      1 Offsides 0
      3 Yellow Cards 4
      0 Red Cards 0
     47% Possession 53%

 

 

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原因はただ1つ

2006-11-23 | アーセナル

アーセナル 3-1 ハンブルガーSV

得点)ファン・ペルシー、エブーエ、バチスタ / ファン・デル・ファールト

HOME)アーセナル

                       アンリ

           ファン・ペルシー
                                   フレブ
                リュングベリ
                             セスク

                      フラミニ

        クリシー                         エブーエ
                 センデロス      トゥーレ


                      レーマン


交代)ファン・ペルシー → アデバイヨール
      リュングベリ → ウォルコット
          フレブ → バチスタ


AWAY)ハンブルガーSV

                      サノゴ

                    トロホウスキ
          フィリンガー              マハダビキア

              ファン・デル・ファールト
                             ヴィッキー

        アトゥバ                       ベンジャミン
                マタイセン     ラインハルト


                     ヴェヒター


主審)ラルセン(デンマーク)


<「頑固」 即ちそれダメ監督の条件>
なんとか、逆転で勝利を収めた。 そして、グループG首位に立った。
しかし、ヴェンゲルへの、半ば諦めにも似た怒りの感情は収まらない。

またしても喫してしまった、開始早々の失点。 そして、相変わらずの攻めあぐみ。
前半は得点の匂いというものが全く感じられなかった。

センターで相手を背負いながらのプレーを強いられるアンリ。 窮屈な左サイドでプレーを強いられるファン・ペルシー。

点を取らなければいけない場面で、ヴェンゲルは、このアーセナルの「最大の得点源」である二人の個性を埋没させた。

なぜ、点を取れないシステムを使い続けるのか?
なぜ、失点を重ねているシステム使い続けるのか?
固執する理由が見当たらない。 ニューカッスル戦で「答え」が出た筈だ。

後半、アーセナルはシステムを「4-4-2」に変更して逆転した。 しかし、これは決して「采配が当たった」わけではない。
最初の選択が間違っていただけだ。
ヴェンゲルは「4-1-4-1」の機能不全に気付いていないようだ。
 もし、今後も「4-4-2」を捨てて、「4-1-4-1」という混乱の元凶とも言えるシステムを、相手のレベルに関わらず使い続けるようなら、アーセナルは「新たな歴史」に向けて歩み出すべきかもしれない。
存在する処方箋を意固地になって使用しようとしない患者を見ているのは酷くやりきれない。 彼には「サッカーを視る眼」というものがないのかもしれない。


次節、アンリは累積警告で出場停止。 メフト・ゴンザレスが出したイエロー(それも、明白なゴールをノーゴールにして勝ち点を奪ったオマケ付き)は受け入れがたい誤審だったが、他の2枚は妥当、と言うよりは無駄なイエローだった。
今回のイエローは、マタイセンの挑発に乗ってしまったことが原因。 確かに、マタイセンは執拗且つ悪質なマークをアンリに繰り返し行っていたが、これをコントロールできないようでは「キャプテン」としては失格だ。 ただ、唯一のフォローを挙げるとするなら、彼もまたヴェンゲルの采配ミスの「被害者」となって苦しみ、フラストレーションを「余計に」溜めさせられていたということだろう。


この試合で良かったのは、途中出場のウォルコットとバチスタが揃って活躍したこと。
特に、ウォルコットは右サイドで何度もドリブル突破を試み、とかく手数がかかりがちなアーセナルの攻撃にアクセントを与えた。そして、2点目を挙げたエブーエへのラストパス、3点目を挙げたバチスタへのアシストを成功させた。 スペースがあればあるほど、彼は生きる。 バチスタも短い出場時間ながら、ダメ押し点を決めて結果を出した。
この2人が「戦力」としてのメドが立ったことは大きい。
リュングベリも約2ヵ月近くぶりのゲームとは思えないほどの動きを披露。 これでロシツキーが復帰すれば、今後の過密スケジュールを選手の入れ替えを行いながら戦うことができる。

 

アーセナルはこの勝利でグループG首位に立った。 最終戦はアウェイで2位のポルトと直接対決。 「引き分け」でも突破は決まるが、現在ポルトは調子を上げているだけに、「勝ちに行く姿勢」を見せなければ、やられるだけだろう。
3位となったCSKAモスクワは、アウェイでハンブルガーSVと対戦。 アーセナルを苦しめたハンブルガーだが、ここまで「0勝5敗」で勝ち点なし。 是非、ホームでのCL最終戦で、「ブンデスリーガ3位」の意地を見せてほしいところだ。 また、それが十分に出来るチームだと思う。


 

Arsenal Team Statistics Hamburger SV
  3 Goals 1
  0 1st Half Goals 1
  4 Shots on Target 3
  6 Shots off Target 4
  2 Blocked Shots 3
  7 Corners 3
  14 Fouls 26
  1 Offsides 2
  4 Yellow Cards 4
  0 Red Cards 0
 82.7% Passing Success 73.2%
  31 Tackles 38
 83.9% Tackles Success 76.3%
 62.6% Possession 37.4%
 62.5% Territorial Advantage 37.5%


 

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勝てなかった試合

2006-11-22 | ユース全般

日本U-21 1-1 韓国U-21

得点)増田誓志 / ヤン・ドンヒョン

HOME)日本U-21

                    平山相太

          苔口卓也                水野晃樹

               増田誓志
                          梶山陽平

                    青山敏弘

       家長昭博                       中村北斗
                千葉和彦    青山直晃


                    松井謙弥


先週行われたアウェイでの試合が「負けなかった試合」なら、今回は「勝てなかった試合」だった。
前回は日本が実質「Bチーム」で挑み、韓国がそれを「Aチーム」で迎えたが、今回はその様相が真逆に。

内容は日本が上回っていたと思う。
この試合で一番目立っていたのは、右サイドの水野晃樹
試合後に韓国のピム監督が語ったように、独特なリズムのドリブル突破と高い精度のクロスで韓国の左サイドに90分間脅威を与え続けた。 同点弾を挙げた増田へのクロスも、相手を抜き切らずに上げた高度なものだった。
先週の試合でも、一人気を吐いていた水野。 この年代のこのポジションを確保に向けて、最高のパフォーマンスを見せた。

右サイドが良かった分、逆に日本の弱点となってしまっていたのが左サイドだった。
韓国の右サイドの選手にドリブルでいいようにやられてしまっていたが、これは左SBに入った家長の守備に問題がある。
失点を喫した場面も、家長と他の選手とのマークの受け渡しに欠陥が生じたことが原因だった。 下がりながらの1対1の対応にも不器用さを見せてしまった。

しかし家長は、今回のシステムで言えば苔口のポジション、つまり左サイド高めの位置でこそ生きる選手だ。 所属チームよりもずっと守備の負担を強いられてしまう慣れないSBのポジションでは、彼にとっても不幸だ。アピールは難しい。

鋭いドリブルとスルーパスで決定機を作り出せる野洲高校の乾貴士の投入も、勝ちに行くならもっと早くするべきだったと思う。

反町監督の采配に疑問を感じずにはいられなかった。

 


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「4-1-4-1」の限界

2006-11-20 | アーセナル

アーセナル 1-1 ニューカッスル

得点)アンリ / ダイアー

HOME)アーセナル

                    アデバイヨール

           ファン・ペルシー
                                   フレブ
                バチスタ
                             セスク

                      フラミニ

        クリシー                         エブーエ
                 ギャラス     トゥーレ


                      レーマン


交代)ファン・ペルシー → アンリ
        バチスタ → ウォルコット


AWAY)ニューカッスル

                    マルティンス


           ダフ                    ソラーノ
                     ダイアー

                 バット       パーカー

       ラメージ                         S・テイラー
                ブランブル    C・ムーア


                      ギブン


主審)マーティン・アトキンソン


<シュート数「23」、被シュート数「2」で引き分け>
ヴェンゲルに対する怒りの気持ち、選手達の学習能力の無さを情けなく思う気持ちでいっぱいの90分だった。


        試合開始から一方的に攻めながら、前半に失点。
                     ↓
           前半はその後も攻め続けるも、無得点。
                     ↓
              後半終盤に、なんとか追い付く。
                     ↓
        しかし、その後も圧倒的に攻め込みながら逆転できず、
        勝ち点を2つ落とす。



これは、開幕のアストンビラ戦、ミドルズブラ戦、エバートン戦に続く全く同じ試合展開だった。
今季はマンチェスター・ユナイテッドとリバプールに勝利したアーセナルだが、「守備陣崩壊」のミドルズブラとニューカッスルにセットプレーから1点しか奪えずに引き分け、「ノーゴール続き」だったマンチェスター・シティとウェストハムに失点を喫して敗れるなど、下位に低迷する相手に勝てないでいる。

同じ時刻にホームでウェストハムと戦ったチェルシーは、前半に先制して90分間を無失点に抑えて逃げ切った。
また、同じ時刻にアウェイでシェフィールド・ユナイテッドと戦ったマンチェスター・ユナイテッドは、この日のアーセナルと全く同じ試合展開で前半に先制されてしまったが、彼らは前半のうちに追い付き、後半に逆転した。

この違いが、両チームとの勝ち点差を今後も開かせそうだ。


失点シーンはエブーエとクリシーのミスだった。 クリシーが空中での競り合いで負けたところから始まり、カバーに入ったエブーエのダイアーへの寄せの甘さを衝かれた。あのシーン、エブーエは「マーカー」ではなく「傍観者」でしかなかった。

前半ロスタイムにファン・ペルシーが負傷して、後半開始からアンリがピッチに入ったが、システムは一向に成果を見せない「4-1-4-1」のまま。 それも、アデバイヨールを左サイドに置くという理解し難いものだった。


アーセナルの調子が上がらない要因の1つとして、この「4-1-4-1」システムの「多用」に伴うアンリの不調が挙げられる。
今回の試合前の記者会見で、ヴェンゲルは、
「4-4-2だと、中盤の守備が少し弱くなる。」
と語り、テクニカルなプレーヤーを中盤に5人置く「4-1-4-1」の優位性について自らの見解を示した。
しかし、現在のアーセナルの最大の問題点は「点が取れないこと」であるのは明白であるのに、ホームで、何故、自陣に引きこもって守備を固める相手に「リアクション・サッカー」でしかない「4-1-4-1」を敷くのか? それに、このシステムでも失点を重ねている状況だ。だが、彼はそれを変えようとしない。

このシステムが有効となるのは、昨季のCL・レアル戦や今季のユナイテッド戦といった、「強豪とアウェイで対戦する時」のみだろう。
攻めてくる相手に対する「リアクション」としては効果的だが、こちらから「アクション」を仕掛けなければならない相手には不都合なシステムだ。

 

そして、このシステムの「被害者」となっているのがアンリだ。 アンリはリバプール戦後のインタビューで、

「今は(これまでと自分の役割が)違うね。 以前に『4-4-2』でプレーしていた時は違う役割があった。 今は待つ事、ボールをキープする事を覚えないといけないね。

「リバプール戦の最初のゴールを見ると、あのゴールは『アーセナル的』じゃなかった。
ロングボールから始まって僕が競り勝ち、その後セスクが競り勝ち、サイドの選手に開いて、ゴールだ。 通常、ああいうのはアーセナルでは見られないね。

(現在の役割は)難しいよ。 前に2人、後ろに2人のDFに囲まれてるんだからね。いつもなら他の選手が後ろから出てきてくれるから、かわす事ができるんだけど。
ベルカンプやカヌー(現ポーツマス)とプレーする時は、彼らがボールを収めてくれた。クラウチのような選手とやっても同じだね。 ボールが出てくるのを待てばいい。でもキャプテンとしては『個性』を見せないといけないんだ。」

「それがいつも自分に言い聞かせている事だよ。 チームのために何かをやらなきゃいけないんだ。
チームがそういう風にプレーをするなら、ポゼッションを失わないとか、試合に入ってボールをキープするって事ができないといけない。
そういうのは本当は僕のやり方じゃないけど、(リバプール戦では)どんな状況でも適応できるという事を見せられたね。」


と、現在の役割について思わず「本音」を吐露してしまった。


アンリ投入後も全く効果が見られず、チャンスすら作り出せなくなっていたが、バチスタに代わってウォルコットが入り、ようやく「答え」が出た。
システムが「4-4-2」に変更され、アンリが得意の左サイドでボールを受け、アデバイヨールが中央にポジションを移すようになると、流れが劇的に変わったのだ。
そして、アンリの突破からファウルをもらい、このFKをアンリが直接決めた。

やはり、アンリは「4-4-2」でこそ良さが生きる。
同点後は全体的に攻め疲れが出て、運動量が落ちてしまったが、もしヴェンゲルが後半開始の時点から「4-4-2」を選択して、「動ける時」にこのシステムで戦っていたら、結果は別のものになったと思う。

ヴェンゲルは「名伯楽」であるが、「名将」ではない。
その思いをさらに強くしてしまった。


ニューカッスルで目立ったのはマルティンス。 高いテクニックと強いフィジカル、爆発的なスピードで前線でボールをキープして守備陣を助けた。 インテルでアドリアーノやビエリら世界的ストライカーと組んでいた時とは違う「別の役割」を、彼もまた果たしているようだ。

そして、この試合のMVPはギブンだった。
これまでのニューカッスル不調の原因は、ギブンの離脱にあったと思う。 控えのハーパーも決して悪いGKではないが、ギブンとは存在感が違う。 ここ数シーズンのニューカッスルの戦いぶりを見ても、「6、7失点」してもおかしくない試合を「1、2失点」に抑えてきたのは、ギブン唯一人の功績だった。 今回の試合も、それに当てはまる。
ギブンが復帰する聞いて、試合前から嫌な予感していたが、その予感が見事に的中してしまった。


 

Arsenal Team Name Newcastle United
  1 Goals 1
  7 Shots on target ( Inc Goals ) 1
  12 Shots off Target (inc woodwork) 1
  4 Blocked Shots 0
  11 Corners Won 1
  11 Total Fouls Conceded 10
  4 Offsides 0
  2 Yellow Cards 5
  0 Red Cards 0
 57% Possession 43%

 

 

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またも見放された個人タイトル

2006-11-18 | ニュース

バロンドール、カンナバーロに
http://sportsnavi.yahoo.co.jp/soccer/eusoccer/headlines/20061118-00000047-jij-spo.html

http://news.bbc.co.uk/sport2/hi/football/europe/6160390.stm



ようやく、「守備の選手」から選出された。
これまでの受賞者は「攻撃の選手」ばかりで、マルディーニやバレージら名DFが選出されなかったことはサッカー界の「汚点」ですらあったが、CBであるカンナバーロの今回の受賞は、サッカー界全体にとって喜ぶべきことだろう。


しかし、アーセナルファンの自分としては、今回の賞はアンリに是非とってもらいたかったし、またそれが最もふさわしかった結果だったと思う。

ヴェンゲルも語るように今年のアンリが挙げた実績を見れば、彼が受賞しなかったこともまた、サッカー界の「汚点」だ。
今年、アンリは「プレミアシップ」では27得点を挙げてダントツの得点王。これはヨーロッパ全体でもフィオレンティーナのトニに次ぐ2位の成績だった。
そして、「CL」では主将としてアーセナルを引っ張り、5得点を挙げて決勝進出。
4年に1度の「W杯」でも、準々決勝のブラジル戦での決勝ゴール、準決勝ポルトガル戦での決勝点となったPKを獲得するなど、3得点を挙げて準優勝に貢献した。


「CL」か「W杯」のどちらかで優勝していたら、バロンドールはアンリのものになっていたとは思うが、これ以上の成績を一選手に求めているとしたら、それはあまりにも酷だ。

もちろん、カンナバーロの「W杯」での活躍は疑いなく素晴らしいものだったが、「CL」での活躍も考慮すれば、今回はアンリに軍配が上がったはずだ。
「バロンドール」はアンリ、「W杯MVP」は(ジダンではなく)カンナバーロ、という結果が、最も納得がいった。


これまで何度も有力候補に挙がりながら2位や3位となり、バロンドールやFIFA最優秀選手賞などの個人タイトルから見放されてきたアンリ。
今回はこれまでの中でも最大のチャンスだったが、天は今回も彼に味方してくれなかった。

 



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合格点の年内最終戦

2006-11-17 | 日本代表

日本 3-1 サウジアラビア

得点)闘莉王、我那覇和樹2 / アル・カフタニ(PK)

HOME)日本

                巻誠一郎
                        我那覇和樹

            三都主アレサンドロ    中村憲剛

       駒野友一                      加地晃

                    鈴木啓太


           阿部勇樹     闘莉王     今野康幸


                    川口能活


交代)三都主アレサンドロ → 山岸智
         我那覇和樹 → 高松大樹
          巻誠一郎 → 羽生直剛


AWAY)サウジアラビア

                   アル・カフタニ

          アル・マイアニ              ハイダル

                     スリマニ

              アル・タカル
                         アル・ガムディ

      アル・サクリ                       アル・ドサリ
              アル・モンタシャリ   ファラタ


                   アル・モサイレム


主審)マーク・シールド(オーストラリア)


<見え始めた「形」>
台風報道と時を同じくして試合がダレてしまったが、そこまでは、「オシム・ジャパン」になってからのベストゲームだったと思う。

特に目立ったのは、駒野と加地の両ウイングバックによる積極的なオーバーラップ。
駒野はクロス精度が相変わらずの課題だが、この日は三都主や中村との息がピッタリで、走り出すタイミングがパスを出すタイミングと見事にマッチし、サイドチェンジのボールをフリーで受けて、日本の攻撃に幅をもたらせた。
加地も同様。そして、特筆すべきは3点目のシーン。 右サイドからペナルティエリア中央に入り込んで、「潰れ役」としてクロスを受け、結果的に我那覇へのスルーを成功させた。
どちらも、「ジーコ・ジャパン」では見られなかったプレーだ。

他にも、左右のCBである阿部と今野が頻繁にポジションチェンジをしたり、三都主がボランチの位置にポジションを下げて駒野のオーバーラップを引き出したり(三都主と駒野のポジションが重なってしまうことが心配されたが、それも杞憂に終わった)、ボールを奪った阿部がそのまま前線にオーバーラップして中村のスルーパスを受けたりと、ポジションに囚われずに選手自らが考えて動くサッカーができていたと思う。
「インド戦よりも出来が悪かった。」
と試合後に語ったオシムだが、それは、今後の更なる向上を目指す選手達と自分自身への発破だろう。


課題は、肝心の「チャンス時」にトラップミスやパスミスをしてしまう、奪われ方の悪さ。
また、完全な「1ボランチ」となる鈴木にとっては、中盤と前線の間隔が開いてしまうと、それだけ彼に求められる「パスのレンジ」が広くなってしまうため、失点のPKを献上してしまったシーンのような厳しい状況が今後も予想される。

巻の「長すぎる不調」も気になる。
もちろん、運動量豊富にピッチを駆け回り、前線から守備で貢献しようとする姿勢はいいのだが、前線でボール落ち着かせたり、ファウルをもらったりという「彼が本当に求められているプレー」ができていなかった。 サウジアラビアの時間帯で巻がそういったプレーが出来ていたら、日本はもっと楽に戦えたことだろう。
巻はJでもずっとノーゴールが続いている。
Jで結果を出せないでいた浦和の田中達也を外した時は、「さすがオシム。」と思わせたが、同じ状況、いや田中達也のそれよりも深刻な状況が続いている巻が今後もスタメンとして出続けるようなことがあれば、それはただの「教え子贔屓」としか捉えられない。
オシムの選択を正当化させるためにも、巻は一刻も早くゴールを決める必要がある。

 

 

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経験不足をどう埋めるか

2006-11-15 | ユース全般

韓国U-21 1-1 日本U-21

得点)パク・チュヨン / OG

AWAY)日本U-21

                  カレン・ロバート


          渡邊圭二                水野晃樹
                    本田拓也

                          谷口博之
                細貝萌

      上田康太                        田中輝和
                千葉和彦    柳楽智和


                    松井謙弥

 

実質「Bチーム」の陣容で、韓国の「Aチーム」を相手にアウェイで引き分けた「結果」は評価したい。
しかし、「内容」は、先のU-19カテゴリーのアジア大会で見慣れてしまった、散々たる光景だった。

「開始早々に失点。 その後なんとか同点とするも、終始劣勢に立たされる。」
という試合展開は、U-19代表の「準決勝・韓国戦」、「決勝・北朝鮮戦」、そして、今回のU-21代表の「韓国戦」の全てで見られ、この「試合の入り方の失敗」が、この世代の日本に共通する深刻な課題であることを示している。

この試合の入り方の不味さは、やはり「経験不足」からくるものだろう。
高いレベルでの試合経験の少なさは、Jリーグで試合に出続けていくこと以外に解決の方法はないが、残念ながら、今回のスタメンの中でコンスタントに試合に出ている選手はカレンと水野ぐらいだ。
ゴールマウスを守った松井に関しては、この年代のカテゴリーにはA代表にも選出されている西川が、所属クラブのジュビロ磐田には川口という首脳陣の比較対象外のレベルであろうライバルが存在する。 この状況は、彼にとって不幸極まりない。

出番がないのなら、個人のレベルアップを純粋に求めるのなら、J1にJ2限らず、新天地への移籍という選択肢をこの年齢から考えていくべきだと思う。 決してリスクが伴う決断ではないはずだ。

 

 

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2度目の転機&オメデタ報告

2006-11-14 | アーセナル

アーセナル 3-0 リバプール

得点)フラミニ、トゥーレ、ギャラス

HOME)アーセナル

                      アンリ

           ファン・ペルシー
                                   フレブ
                フラミニ
                             セスク

                   ジウベルト・シウバ

        クリシー                         エブーエ
                 ギャラス     トゥーレ


                     アルムニア

交代)ファン・ペルシー → アデバイヨール


AWAY)リバプール

                 クラウチ
                           カイト

          M・ゴンザレス              ジェラード

                ゼンデン
                        シャビ・アロンソ

       リーセ                          フィナン
                ヒーピア     キャラガー


                      レイナ

交代)M・ゴンザレス → ペナント
       クラウチ → ベラミー
       ヒーピア → アッガー


主審)マーク・クラッテンバーグ


<弾みにしたい1勝>
ハムストリングを痛めたロシツキーの代わりに入ったフラミニの先制点で勢いに乗り、ここ数試合、「CB」としては考えられないほどの攻撃参加で惜しいシーンを作りながらも得点を挙げることができなかったトゥーレが追加点。 そして、これまで全く生かせなかったCKのチャンスからギャラスがダメ押しゴールを決め、喉熱により欠場のレーマンに代わって急遽出場が決まったGKアルムニアがしっかりとゴールマウスを守りました。
同じくホームで行われたエバートン戦やCSKAモスクワ戦に比べれば、「作ったチャンスの数」はそれほど多くありませんでしたが、代役の選手が期待以上の役割を果たし、これまで生かすことができていなかった形をしっかりと結果に結びつけた、快勝でした。
オールド・トラッフォードでのマンチェスターユナイテッド戦勝利後、5連勝を収めたように、今回の強豪リバプールの勝利で、ここ最近の沈滞ムードを払拭して勢いに乗りたいところです。


この試合は、先制点を取った後のアーセナルの強さを改めて感じました。
しかし、それ以上に感じたのが、アーセナルの「4-1-4-1」システムが実はリアクションサッカーであり、自陣に引きこもって守備を固めてくる相手にはひどく非効率だということです。
アウェイとはいえ、首位と勝ち点差が大きく離れていたリバプールは攻めざるを得ず、アーセナルにとってはこれが幸いし、今回は攻撃時にそれほど窮屈さを覚えることはありませんでした。 しかし、「アンリの1トップ」と「ファン・ペルシーの左サイド」はやっぱりうまくいっていません。
この辺りは、管理人陸さんの「Arsenal Eat World」の記事に詳しく書かれているので、是非そちらを参照して下さい。


「勝ち試合」にも欠点が出てしまうところはいかにもアーセナルらしいですが、個人面では、まずはフラミニを褒めたいですね。
守備はもちろんのこと、攻撃にも積極的に参加。 意外と言っては失礼かもしれないですが、ドリブルもロシツキーに負けじと巧みでした。 そして何より、久々に与えられたチャンスを生かそうという「気合」が感じられましたね。 これは今のアーセナルにとっては非常に重要なことです。

普段は全く守備をせず、攻撃でも精彩を欠いている今ではすっかりチームの「お荷物」となっていたアンリですが、この試合は守備に「生きがい」を感じているかの如く、守備に腐心する姿を見せました。
FWには、「どうあがいてもツキが降りてこない日」という日が必ずありますが、バルセロナのエトーのように、得点はできないにしても、そこをきっちりと気持ちを切り替えて(普段のアンリのようにフテ腐れず)前線から守備で貢献してくれれば、チームにとってはそれで十分で、助かります。 「得点できないアンリ」にこれほど満足した日はありません。

 

アーセナルファン側から見たリバプールの「問題点」、そして「助かった点」を挙げると、やはり一番大きかったのはシソッコの離脱ですね。
中盤で動き回って、相手攻撃に対して強固なブロックを形成するシソッコを欠いたことで、リバプールは中盤からバイタルエリアのエリアでアーセナルに自由な時間を多く与えてしまいました。 ジウベルトがリバプールの攻撃をしっかりと抑えていたこととは対照的(ミスパスの多さは相変わらずですが…)でした。

そして、スタメンがベラミーではなくカイトであったことも「助かった点」に挙げられます。
もちろん、カイトがリバプールのFWの「ファースト・チョイス」であることは疑いありませんけど、アーセナルの守備陣はカイトのような万能タイプのFWよりも、ベラミーのような小回りが利いてスピード勝負を仕掛けてくるFWをより苦手としています。 また、ベラミーという選手はアーセナル戦に非常に相性良く、ニューカッスルの時でもブラックバーンの時でもアーセナル戦では必ずと言っていいほど直接得点に絡んでいました。 実際、今回の試合でも、わずかにオフサイドとなりましたが、短時間の出場でゴールネットを揺らし、アーセナルファンをヒヤッとさせました。
また、昨季のアーセナル戦、ホームとアウェイで1ゴールずつ挙げているルイス・ガルシアの欠場も大きかったですね。

そして、ジェラードの「右サイド起用」もリバプールの「問題点」であり、こちらとしてはかなり助かった部分です。
これまでリバプールの他のチームとの試合を観てきて、ジェラードの右サイド起用がうまく機能していないことを感じていましたけど、「テレビ画面に向ける集中力」が他の試合とは大きく異なる「アーセナル戦」では、それが今まで以上に感じ取れました。
ペナントの投入でジェラードがセンターに移った後すぐ、ジェラードに中央から右サイドのスペースへとドンピシャのパスを通されたシーンがあったんですけど、その時は正直、
「試合の最初からジェラードがセンターにいなくてホント良かった…」
と切に思いました。
右サイドから送られる鋭いクロスも魅力ですが、彼の最大も持ち味である「ミドルシュート」と「素早いサイドチェンジ」はセンターでこそ生かされると思います。 彼の展開力を殺しておくのはもったいないですね。


主審のマーク・クラッテンバーグにも触れておきましょう。
後半途中に足を攣ってしまい、ピッチで治療を受けたことで試合がしばらく中断されましたが、ロスタイム「3分」という時間の長さは彼への治療時間に充てられたもの以外考えられません。
もし、どちらかのチームが1点を追い掛けるような展開で、「主審の治療によって生まれたロスタイム」で結果が分かれようでもしたら、そんな馬鹿げた話はありません。
「審判も人間だからミスをする。」
とは使い古された慰めの言葉ですが、走れないのならもう1度研修の段階から出直すべきでしょう。

 

そして最後!!! ファン・ペルシーの喜ばしい話について!!!
http://home.skysports.com/list.aspx?hlid=428512&CPID=219&clid=3&lid=&title=Van+Persie+misses+England+test

「his wife is expecting their first child. 」

そう、彼はいつの間にか「結婚」していて、いつの間にか「オメデタ」になっていて、今週「第一子」が誕生するようです!!! 

てか、ファン・ペルシーっていつ結婚してたんでしょう!? ご存知のように、アノ事件(疑惑)がありましたから、そんな話全く知りませんでした…
それでも、これはアーセナルにとっても素晴らしい話ですね!!
「大人になった」とは評判でしたが、まだまだ「キレ癖」は治っておらず、いつ退場になってもおかしくないほど危なっかしい状況の試合が続いています…
しかし、アンリがそうだったように、スポーツ選手にとって「自分の子供が生まれる」ということは、責任感をこれまで以上に生じさせ、精神的成長からプレーの安定へと繋がります。
アーセナルで一番「落ち着いてほしい人」でしたから、これは嬉しいニュースですね~♪ あとはセスクかな?(笑) まぁ、まだ19歳なんでね。。。

アーセナルとは違いますけど、21歳のルーニーはいつ結婚するんでしょう?? ヴィクトリア・ベッカム以来の悪妻になること間違いなしですが、スポーツ選手にとって、「奥さん選び」は選手キャリアの選択にも大きく影響するんで、是非慎重なご決断を(笑)


 

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ローマは晴れ。ミラノは雨。

2006-11-12 | セリエA

ACミラン 1-2 ローマ

得点)ブロッキ / トッティ2

HOME)ACミラン

             ジラルディーノ    オリベイラ

                     カカ

          セードルフ              ブロッキ

                     ピルロ

      ヤンクロフスキ                     シミッチ
               マルディーニ    ネスタ


                     ジーダ


AWAY)ローマ

                     トッティ

           マンシーニ               タッデイ

                     ペロッタ

               デ・ロッシ       ピサロ

       トネット                        パヌッチ
                  キヴ     メクセス


                      ドニ


<終戦間近>
2連敗で首位インテルとの勝ち点差が「17」にまで離され、自信喪失気味のミラン。
試合は立ち上がりからアウェイのローマに支配される展開となった。

ローマは自らの持ち味である小気味よいダイレクトパスの交換がうまく回り、マンシーニ、タッデイ、ペッロッタ、デ・ロッシがトッティを追い越していく「0トップシステム」が完成度の高さを見せていた。
そして開始7分、前節2ゴール好調タッデイの右サイドからの浮き球のパスをトッティがダイレクトボレー。ジャストミートこそしなかったものの、ボールはゴール左隅に吸い込まれ行き、ローマが先制。

「ホーム2連敗」、そして「リーグ戦3連敗」だけは避けたいミラン。 この失点で目を覚まし、徐々にペースを掴み始めたが、セードルフの右足ミドル、オリベイラの左足ミドルはどちらもクロスバーに直撃。
前半の内に追い付くことができず、運にも見放されていたミランだったが、後半11分、ガットゥーゾの負傷離脱によって先発出場のチャンスが回ってきたブロッキが放った強烈なミドルが、アウト回転がかかってゴール右隅に決まり、ミランが同点。

逆転を狙ってさらに攻め込むミランだったが、ジダのキックミスから試合の流れが徐々に変わっていく。
そして後半38分、トネットがセードルフからカットしたボールがアクイラーニに渡り、アクイラーニがこれをダイレクト、それも「ラボーナ」キックで左サイドのマンシーニへ。 そのマンシーニが上げたクロスを、後方から飛び込んできたトッティが頭で合わせて、勝ち越し。

試合が中断される場面はほとんど見られなかったが、ロスタイムはなぜか「4分」。 このロスタイム4分を生かして途中出場のインザーギがヘディングでゴールネットを割るも、これはオフサイド。 このままローマが守り切り、19年ぶりにサンシーロで勝利を収めた。

 

ローマの攻撃は美しかった。
大黒柱のトッティが好調。 しかし、挙げた2ゴールはどちらとも、各選手の高い個人技と連携、献身的姿勢によって生まれた、「チームで勝ち取った」ゴールだった。
それを如実に示しているのが2点目。
「左SB」のトネットが相手陣内バイタルエリア付近まで上がっていってボールを奪い、アクイラーニの秀逸なラボーナが生まれた。 あの場面、もしアクイラーニが「ダイレクト」で左に叩いていなければ、マンシーニはミランのディフェンスに詰められ、得点機には至らなかったことだろう。
そのラボーナパスをマンシーニが受け、ここぞの場面で動き出したトッティがマンシーニのクロスを合わせた。 まさに、4人の呼吸の波長が見事に合わさった瞬間だった。 

ローマが織り成すの攻撃の美しさは、もはやバルセロナやアーセナルのそれと同等以上のものとなっている。


対するミランは、未だにシェフチェンコの幻影に苦しんでいる様子。 「決定力不足」は深刻で、2トップの組合せにアンチェロッティも悩まされている。
これで、リーグ戦3連敗。 もし今日行われるパルマ戦にインテルが勝利すれば、勝ち点差は「20」となる。
どこをどう肯定的に捉えても、ミランのスクデットは絶望的になった。

 


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宿敵撃破!!!

2006-11-10 | ユース全般

日本U-19 2-2 韓国U-19
    (延長)1-1
     (PK)3-2

得点)森島康仁、青木孝太 / シム・ヨンソン、キム・ドンソク

日本U-19)

                         森島康仁
                河原和寿

          梅崎司                 田中亜土夢

                         柏木陽介
                 青山隼

       堤俊輔                         内田篤人
                福元洋平    槙野智章


                     林彰洋

交代) 堤俊輔 → 香川信司
   河原和寿 → 青木孝太
  田中亜土夢 → 森重真人


<「悲願」まであと1勝>
長距離移動による疲労。 日本では経験することのない凸凹のピッチ。 まさかの試合開始1分での失点。 高温、そして先制点献上後に降り注いだスコール。 同点後の後半終盤に迎えたCB槙野の退場。

若き選手達は、これらの「逆境」を見事に乗り越え、宿敵・韓国をPK戦の末に下した。


まさに、ギリギリの試合だった。
日本は序盤から、韓国の下がり目から放り込んでくるロングボールの対処に苦しみ、後半残り5分という場面で槙野が「決定機を阻む」後方タックルで退場すると、延長を含めた残りの時間を圧倒的劣勢に回された。
「11 VS 11」の状況ですら攻め込まれていた状況の中、体力面で勝る韓国を相手に10人で戦うことになってしまった日本は、事実、延長戦に入っても雨霰の如くシュートを打たれた。
韓国の決定力の無さにも助けられたが、ここはやはり選手達の頑張りを褒めたい。 疲労困憊してラインを上げることすら全くできなくった状況に追い込まれても、「負けたくない」、いや「負けられない」という使命感にも似た気持ちがひしひしと伝わった。

PK戦に入り、「決めれば勝利」という場面までいきながら、サドンデスに突入。

この試合、選手達はいったい何回「地獄の淵」を見たことか?

しかし、この地獄の淵から這い上がった経験は、今後の彼らのサッカー人生において、大きな糧となることは間違いない。


決勝の相手は、グループリーグでも対戦した北朝鮮
彼らが「この世代初のアジアチャンピョン」になるため、つまり日本サッカーの歴史を変えるために立ちはだかる最大の敵は、地獄の淵から這い上がった後に生じる「安堵感」ただ一つだろう。

 

 

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19歳以下の挑戦

2006-11-09 | ユース全般

日本U-19 2-1 サウジアラビアU-19

得点)河原和寿、青木孝太 / アル・ビシ(PK)

日本U-19)

                         森島康仁
                河原和寿

          梅崎司                 田中亜土夢

                         柏木陽介
                 青山隼

       堤俊輔                         内田篤人
                福元洋平    槙野智章


                     林彰洋

交代) 河原和寿 → 青木孝太
   田中亜土夢 → 山本真希
     柏木陽介 → 森重真人


<「U-20W杯」出場権獲得>
試合は、立ち上がりから日本がペースを握った。 そしてサウジアラビアにボールにほとんど触れさせることなく迎えた6分、鹿島の右SB内田の積極的なドリブル突破によって得たFKを、広島MF柏木が蹴り、新潟FW河原が頭で合わせて先制!!

その後も日本が主導権を握って多数チャンスを作るも、試合を決める追加点がなかなか奪えない。 すると、試合は徐々にサウジアラビアペースへ。

それでも、このままのスコアでなんとか凌ぎ切れるかと思い始めた37分、サウジアラビアのFK。 ここでセレッソFW森島がペナルティエリアで相手選手を倒したという微妙な判定を受けてPK。 これを確実に決められて、同点。

「勝利」、そして「世界への挑戦権」を目前にして試合を振り出しに戻されてしまった日本だったが、若い選手達に気落ちした様子は全くなかった。

そして迎えた後半44分、それまで数度の決定機を外していた千葉FW青木孝太が、ペナルティエリア左サイドで背後からのボールを左足で豪快に振り抜いて、勝ち越し!! 今年の1月には野洲高校のエースとして「全国」を制覇した青木が、同年代の仲間を「世界」へと導いた。


終盤に何度かピンチを迎えたが、「総合的な内容、この試合で両チームの選手達が見せたメンタル面・テクニック面の差」を考えれば、妥当な勝利だったと思う。
そして何より、このチームには、最後の笛が鳴るまでボールに喰らいつくという「戦う姿勢」が感じられた。
やはり、「1つにまとまっているチーム」を見るのは気持ちが良い。


A代表に選出された経験を持つ梅崎にどうしても注目が集まりがちだが、実際のピッチの中では柏木が中心になっていると言っていい。 今大会すでに2得点を挙げていることが示す通り攻撃力が高く、パスにシュートにプレスキックにとその左足は非常に魅力的だ。
おそらく梅崎に次いで知名度が高いと思われる内田も、「Jのレギュラー」として、相手国はもちろんこと、チームメイトに対しても格の違いを見せていた。
アーセナルの獲得が噂される伊藤翔は出番なし。 森島、河原、青木とFWのライバルが結果を出しているだけに、今後の出番は考えにくい。


日本の準決勝の相手は韓国。 何か、この世代では韓国に圧倒的に分が悪い印象がある。 小野、稲本らを擁して世界2位に輝いたあの「99年組」も、アジアでは決勝で韓国に敗れた。
永遠のライバルを倒してこそ、優勝への門が開かれ、その価値を持つ。

 

関連記事
http://www.sanspo.com/soccer/top/st200611/st2006110702.html(サンスポ)

 


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Frustrated Night

2006-11-07 | アーセナル

ウェストハム 1-0 アーセナル

得点)ヘアウッド

HOME)ウェストハム

                      ザモラ


          エザリントン                 ベナユン
                     ボウヤー

               レオ・コーカー     マリンズ

       コンチェスキー                    スペクター
                 ガビドン   A・ファーディナンド


                     グリーン


AWAY)アーセナル

                      アンリ

           ファン・ペルシー
                                   フレブ
                ロシツキー
                             セスク

                   ジウベルト・シウバ

        クリシー                          ホイト
                 ギャラス     トゥーレ


                      レーマン


交代)ファン・ペルシー → アデバイヨール
          フレブ → エブーエ
           ホイト → フラミニ


主審)ロブ・スタイルズ


<自滅>
これでこの2シーズン、ウェストハムには「3試合2敗1分け」。
アーセナルは先週、エバートンとCSKAモスクワを相手にホームで試合を圧倒的に支配してチャンス作りながら勝ち切れなかった、悪い流れが出てしまった。
今回の敗戦がこの悪い流れに拍車をかけそうだ。


解説の永井洋一氏が指摘していた通り、この試合は完全な「アーセナルの負けパターン」。
アウェイでの「フィジカル」な戦いに弱さを見せ、最後は力負けを喫した。

個人面では、アンリが相変わらず最悪。 ドイツW杯のロナウドと見間違うほどに運動量が少なく、セスクやロシツキーが出したせっかくの好パスも足元につかず、攻撃のリズムを乱した。 最後の見せ場となった左サイドの突破も、シュートを打たずにラストパスを選択。 彼がシュートを打つためには、ゴールから何mの位置まで近づかなければならないのだろうか?
試合前にはこんなことを言っておきながら、この日出場した両チームの選手の中で、試合にかける気持ちが一番感じられなかったのは、彼だった。
現在のアーセナルの最大の足枷は、この王様の「気まぐれさ」だろう。

セスクはこれまで休まずに出場を続けた影響から勤続疲労が出始めたようで、明らかに精彩欠いていた。 ボールを持ちすぎる傾向があるため、調子が良い時は問題ないが、調子が悪い時はわずかな判断の遅れが生じ、それがボールロストやパスカットに繋がる。

ロシツキーは動き自体は悪くないのだが、何か全て空回り気味だ。 アンリがダイレクトで落として迎えたGKとの1対1のチャンスも、シュートは枠外。やはり、CSKAモスクワ戦でのミスを引きずっている。
これまであまり感じることがなかったが、MFながら3シーズン連続で14得点を挙げたピレスの穴を最近になって感じるようになった。

アーセナルにとっては非常に残念なデータなのが、これだ。
アーセナルは今季、「失点数」は首位のユナイテッドに次ぐ6失点と決して悪くない数字だが、「落とした勝ち点の合計」を「失点数」で割ると、なんとプレミア全20クラブ中最悪の首位になってしまう。
つまり、「先制されると、そこで終わってしまう」ということだ。 データの面から見ても、この決定力不足と勝負弱さは深刻だ。

しかし、何と言ってもこの試合の行方を分けたのは、主審ロブ・スタイルズのミスジャッジだった。
フレブがアンリとのワンツーから完璧に抜け出してペナルティエリアでスペクターに倒されたシーンは、疑いの余地のないPK。 あれがPKでないのなら、今後アーセナルがPKもらうことは二度とないだろう。

アーセナルはアデバイヨールとエブーエの復帰に唯一の光明を見出すしかない。 チームに欠けていた「高さ」と「右サイドの突破」で、攻撃に深みが出ることを期待する。

 

一応、この試合で起きた「2つの事件」について触れておこう。
1つは、ファン・ペルシーがウェストハムのファンから「ポンド硬貨」を投げつけられた事件。 幸い大事には至らなかったが、コインが命中した箇所はファン・ペルシーの後頭部だった。 犯人のスタジアムからの永久追放、もしくはウェストハムへの処分を切に願う。
実は、この試合の前日に行われた「フルハム VS エバートン」の試合でも、フルハムのイェンセンがファンにコインを投げられる事件があった。
FAはロンドンで起きてしまった今回の2つの悪事に対し、調査に乗り出すようだ。
http://news.bbc.co.uk/sport2/hi/football/eng_prem/6120120.stm


もう1つの事件は、ヴェンゲルとパーデューの「やり合い」だ。
事の発端は、パーデューが得点後にヴェンゲルに向かって挑発的にガッツポーズを行ったこと(アーセナルTVでその映像が確認できる)。 それにヴェンゲルが憤慨し(おそらく、ウェストハムのファンが硬貨を投げつけたことも怒りの引き金の一つになっているに違いない)、2人があわや殴り合いというまで揉め、試合後はヴェンゲルがパーデューの握手を拒否したというものだ。

結論を言えば、どちらも大人気ない。
挑発したパーデューも悪ければ、握手を拒否したヴェンゲルも悪い。
ただ、こういった場合でイングランドのメディアが批判するのは、必ず「外国人」監督であるヴェンゲルと、「外国人」選手が多数在籍するアーセナルの方だ。
以前、リバプールのベニテス監督が、
「ファーディナンドやジェラードにイエローカードを出すより、(マリ人MFの)シソッコにイエローカードを出す方が簡単なのだろう。」
と、イングランド人審判の外国人差別にも苦言を呈していたが、その通りだ。

外国文化の受け入れに寛容と言われるイギリスだが、残念ながら、フットボールの世界には明白な「外国人差別」というものが存在する。

 

West Ham United Team Statistics Arsenal
     1 Goals 0
     0 1st Half Goals 0
     4 Shots on Target 2
     6 Shots off Target 6
     1 Blocked Shots 3
     8 Corners 3
     12 Fouls 9
     3 Offsides 5
     3 Yellow Cards 2
     0 Red Cards 0
    47.4% Possession 52.6%

http://home.skysports.com/matchreport.aspx?fxid=302307&CPID=8&channel=
より

 


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歓喜のセルティック・パーク

2006-11-05 | プレミアシップ・FA杯

セルティック 2-1 ハーツ

得点)ヤロシク、OG / ベリクカ

HOME)セルティック

                 K・ミラー
                         ズラウスキ

          マクギーディー              中村俊輔

                           スノ
                N・レノン

       ネイラー                         テイラー
                マクマナス   コルドウェル


                     ボルツ


AWAY)ハーツ

                     ベリクカ


                    B・アギアル
          ミコリウナス           チェスナウスキス

                         ザリウカス
               ハートリー

       ゴンサウベス                  ニールソン
                  ベラ      タル


                     ゴードン


主審)トムソン


<大逆転勝利>
「勝ち点10差」で迎えた、首位セルティック2位ハーツ「スコットランド・プレミアリーグ天王山」。

ホームのセルティック・パークでは絶対的な強さを誇るセルティックだが、前半から試合の主導権を握ったのはアウェイのハーツだった。
ハーツの中盤での積極的なチェックによって、セルティックは企図するパスサッカーが封じられ、バックパスを強いられる場面が増えて攻撃が手詰まりになってしまった。 特に、前線への出しどころとなる中村とマクギーディーへのマークが厳しく、スノとレノンの2ボランチの展開力が乏しいため、2トップが孤立してしまうことが多くなった。

そして、セルティックは前半を無得点で終えると、後半はカウンターと自身のイージーなミスからハーツに「あわや」のシーンまで作られるようになった。
このピンチの連続をハーツのシュートミスになんとか救われていたセルティックだったが、27分、右SBテイラーからレノンへのパスをブルーノ・アギアルにカットされたボールが1トップのベリクカに渡り、ドリブルでCBマクマナスの中途半端な対応を突かれて放たれたシュートがゴール左に決まって失点。

嫌な時間帯で嫌な雰囲気が流れ始めていた最中の失点で、挽回は難しいかに思われたが、怪我から復帰のヘッセリンクヤロシクがピッチに入ると、試合の流れが劇的に変わり、今度はセルティックがハーツを圧倒するようになった。

そして、ハーツが守備的な選手交代を行って逃げ切りに入ろうとした41分、中村俊輔のCKを途中出場のヤロシクがヘッドで合わせて同点!!!
「勝ち点差10」を考えれば、セルティックにとっては引き分けでも十分な結果と言えたが、ロスタイム4分表示の内3分を過ぎた93分、再度中村俊輔が放ったCKの混戦から、マクマナスがシュート! GKゴードンがこれを弾くも、弾いたボールをキャッチミスしてボールをゴールの中にこぼしてしまい、セルティックが逆転!!!
優勝争いのライバルとの直接対決で貴重な勝ち点3を収めた!!!

 

セルティックは、ミッドウィークにCLでベンフィカに惨敗を喫した影響からか、全体的に体が重かった。
対するハーツは、幸か不幸かUEFAカップで既に敗退しているため、この試合にかける意気込みというものが感じられた。
そして、内容はその「意気込み通り」、ハーツがアウェイの地で「75分間」常に主導権を握り、「10分間」セルティックの攻撃を凌ぐというものだったが、ハーツはロスタイムを含めた残りの「10分間」で力尽きた。


個人的にこの試合で最も注目していたのは、アーセナルの獲得が噂されるスコットランド代表正GKクレイグ・ゴードン。
ハイボールの処理とキックの精度が非常に安定しており、終盤には中村俊輔はゴール左隅に放った完璧なFKを見事にセーブ。 セルティックのポーランド代表GKボルツよりも貫禄が感じられる落ち着きぶりだった。
ロスタイムのキャッチミスは彼にとって残念なものだったが、そのミスも直前のマクマナスのシュートに対する素晴らしい反応があったからこそ。 非常に高い標準のGKであることは間違いないようだ。

 

ゴールハイライト動画
http://www.youtube.com/watch?v=8TBXIeCRGLo

 


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