NO FOOTBALL NO LIFE

国内、ヨーロッパ、南米のサッカー観戦ブログ! Jリーグ、3大リーグを中心に全世界を完全網羅!(予定)
随時更新!

UEFA杯 準決勝 1st leg 結果

2005-04-30 | チャンピオンズリーグ・UEFA杯
UEFA杯 準決勝
<1st leg>

○スポルティング・リスボン 2-1 AZアルクマール

得点)ドゥアラ、ピニージャ / ランザート

PSVにエールディビジ優勝を奪われたAZはUEFA杯に集中。オランダ代表のランザート(写真)が貴重なアウェイゴールで先制も、スポルティングは直後にドゥアラが同点!! そして終盤にピニージャのゴールで逆転勝利!!
ちなみに今季のUEFA杯の決勝の舞台はスポルティングのホーム、ジョゼ・アルバラーデ・スタジアム!! スポルティングはAZに勝てば本拠地で決勝を戦えることに。


○パルマ 0-0 CSKAモスクワ


「UEFA杯タイトル争い」と「セリエA残留争い」の間で揺れているパルマ。どうやら後者の方を取ったようです。
ジラルディーノら主力を休ませ、2軍で臨むもホームでスコアレスドロー。ここまで来たら必死でタイトル狙えよ… こういう姿勢のチームが結局どっち着かずで降格しそう…
ちなみに現在のパルマの監督は、中田が在籍時に同じく残留争いをした時のカルミニャーニ監督。よくタバコ吸ってたっけなぁ~。


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Jリーグ 第8節 大宮アルディージャ VS 大分トリニータ

2005-04-29 | Jリーグ
大宮アルディージャ 3-1 大分トリニータ

得点)クリスティアン2、西村卓朗 / 梅田

HOME)大宮アルディージャ

           森田浩史   クリスティアン

       藤本主税              久永辰徳

           片岡洋介    西村卓朗

     三上和良                   冨田大介
           奥野誠一郎   トニーニョ

                荒谷弘樹

交代)  森田浩史 → 平岡靖成
   クリスティアン → 横山聡
      藤本主税 → 島田裕介

AWAY)大分トリニータ

                   マグノアウベス
              阿部

         根本                吉田

              原田     梅田

        上本                   有村
              柴小屋    深谷

                  江角


<生観戦!!!>
今回は生で観に行ったので(家から徒歩4分、笑)軽くスタジアムレポを!!

先日、Jリーグが取った「スタジアムに誰と観戦に来るか?」というアンケートで出た、「家族と」という答えが7割を超える結果通りにスタジアムは家族だらけ(笑) まさにチームとサポーターが「ファミリー」でいいんだけど、これからのクラブの発展を考えるとやっぱ「友人と」のカテゴリーの人が多く来てくれないとなぁ~。
まぁ個人的に一番「地元意識」を感じた場面はやっぱこの試合のボールボーイ紹介かな~。なんて言ったってこの試合のボールボーイは自分の母校(中学校)のサッカー部の子供達(笑) 代表戦じゃありえねぇなぁ~。

試合はいきなりアウェイの大分が梅田のシュートで先制。 「守備のチーム大宮」がこうも早く先制されると苦しい。近くにいたオッサンも、
「あ~あ、ナイスゴールだよバカ野郎…。」
と早くもあきらめムード。 しかし、王者マリノスに勝って自信を得たアルディージャイレブンは動揺せず、その後持ち直す。(まぁ、崩された失点じゃなかったしね~。)
そして、この日大活躍したのが新加入FWのクリスティアン!!! ブラジル代表歴を持ち、ガラタサライやパリSG所属時にUEFA CLで6得点を記録した大宮史上最も「高学歴」な男がこの日2ゴールと期待に応えた。

前半を2-1で折り返した後半は圧倒的に大分ペース。自分がいるホーム側自由席と対極をなす位置に陣取る大分サポの移動の(肉体的・金銭的)苦労を考えたらそりゃ頑張らなきゃだよなぁ~ と、テレビ観戦では思いもしないことを思いつく(笑) 大分からホントご苦労様です。この日来た大分サポはもちろん「にわか」大分サポじゃないだろうから、きっと大分がJ2時代に大宮公園サッカー場(写真はその概観)に来たことあるんだろうね~。
大分はマグノとFC東京から移籍の阿部吉朗を中心に攻めるが、正直言って、
「点を取られる気が全くしなかった。」 奥野、トニーニョ、荒谷を中心とした守りは安定し、ボールを持たれてもシュートを打たれる場面まではいかない。まぁここが一番の「ウリ」なんで(笑)
そして、攻められた後は素早いカウンターで「右SB→ボランチ」とコンバートされた浦和レッズ出身の西村卓朗が抜け出してJ1初ゴール!! 大宮らしく、見ている側としては痛快な展開で勝利!! 4位浮上!!
と言っても現実的目標はやっぱ「J1残留」。まぁこの調子でがんばってくださいな!!


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CL準決勝 1st leg チェルシー VS リバプール

2005-04-28 | チャンピオンズリーグ・UEFA杯
チェルシー 0-0 リバプール


HOME)チェルシー

                ドログバ

          グジョンセン          J・コール

             ランパード
                     チアゴ
                マケレレ

     ギャラス                   ジョンソン
             テリー   カルバーリョ

                 チェフ

交代) チアゴ → ロッベン
   J・コール → ケジュマン

AWAY)リバプール

                 バロシュ

                ジェラード   ルイス・ガルシア
          リーセ
                   シャビ・アロンソ
               ビスチャン

      トラオレ                   フィナン
              ヒーピア   キャラガー

                 デュデク

交代)   バロシュ  →  シセ
      ビスチャン  →  キューウェル
   ルイス・ガルシア →  スミチェル


<同国対決>
チェルシー対リバプールの今年の対戦成績はチェルシーの3戦3勝。モウリーニョも試合前から、
「チェルシーが有利だ。」と断言する始末。しかしここはCL。リーグ戦とは全くの別世界であり、リーグ戦4位以内が絶望的状況でCL一本に絞ったリバプールが有利との声も少なからずあった。

今シーズンこれまでの2チームの対戦を見れば打ち合いは必至だったが、同国チームがCLで対戦する場合のほとんどは「手の内を知り尽くした者同士の探り合い」になることが多い。そしてこの試合も例外なくそうなった。
前半のチャンスらしいチャンスは、チェルシーはコールが落としたボールをランパードがゴール2m手前でのボレーシュート。(得意な形だがここは枠を外す) リバプールはジェラードのクロスをバロシュがヘッド(チェフが片手でかろうじて弾く)ぐらいだった。

ホームで勝ちたいチェルシーは後半、チアゴに代えてロッベンを投入。これでリズムが変わりチェルシーがチャンスを作るが、準々決勝ユヴェントス戦で見せたヒーピアとキャラガーの堅守が健在で決定的場面は作らせない。対するリバプールはボールを奪ってからの速いカウンターをしかけるが、こちらも堅守のテリーとカルバーリョのコンビに抑えられてしまう。頼みのジェラードは絶不調。ベニテス監督はバロシュに代えてシセを入れて攻撃的姿勢を見せるが引き分け濃厚の終盤は時間をうまく使い、そのままスコアレスドローで終了。両チーム納得の引き分けだった。


<守備の成熟>
CL出場圏内の順位でリーグ戦を終えることが難しくなった(てか、諦めた??)リバプールだが、最近のCLの戦いぶりを見ているとここにきてようやくチームの方向性が固まって気がする。

以前はアウェイではチーム全体が行く先を見失っている感じで、攻撃は空回り、守備は崩壊してしまうことが多かったが、デッレ・アルピでユーヴェを無得点に抑えたことで守備陣に自信が生まれたようだ。チームとしての「約束事」も確立され、マンマークで相手につくよりは「スペースを消す」ことを徹底しようとする意識が浸透し、アウェイではサイドバックの攻め上がりは極力抑えられている。(まぁ、トラオレもフィナンも元からそんな攻撃的じゃないけど 笑)

ただ、モウリーニョの「予言」は恐ろしいもので、試合前に、
「ホームでもし抑えられたとしても焦ることはない。アンフィールドで点を取ればいいのだ。」と語っていたがその通りになってしまった。事実、第1戦を「ホームで引き分け」という結果で終えたわけだが、「スコアレスドロー」なら悪い結果ではない。チェルシーは第2戦に得点を入れた時点で「延長・PK戦」の可能性がなくなり、アウェイゴールで絶対的有利になる。何か最後までモウリーニョの予言通りにいってしまいそうな気がしそうだ…
リバプールはユーヴェ戦同様、アンフィールドの力を借りて前半戦勝負に臨むべきだろう。


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プレミアシップ アーセナル VS トッテナム

2005-04-26 | アーセナル
アーセナル 1-0 トッテナム

得点)レジェス

HOME)アーセナル

                   レジェス
          ファン・ペルシー

       ピレス              セスク

           ヴィエラ  ジウベルト・シウバ

    A・コール                  ローレン
           センデロス   トゥーレ

               レーマン

交代)ファン・ペルシー → ベルカンプ
          セスク → エドゥー
         レジェス → アリアディエール

AWAY)トッテナム

             デフォー  カヌーテ

       リード               サイモン・デイビス

           キャリック  ショーン・デイビス

     エドマン                    ケリー
             ドーソン   キング

                ロビンソン


<ノース・ロンドンダービー!!>
数ある「ロンドンダービー」の中でも(今季のプレミアシップのクラブの中でロンドンをホームタウンとするチームはアーセナル、トッテナム、チェルシー、フルハム、チャールトン、クリスタル・パレスの6つ!)最も敵対心と憎悪に満ち溢れるのがこの「ノース・ロンドンダービー」。 前回のトッテナムのホーム、ホワイト・ハート・レインでの対戦はアーセナルが5-4で勝利。この試合は今シーズンのベストゲームの一つに数えられた。(モウリーニョはお互いの守備組織を批判…イタリアメディアが見てもおもしろいとは思わないんだろうなぁ~)

ただ、残念なことに今回のハイバリーでの試合はライバルチーム同士の試合というよりも「アーセナルが引き分け以下ならチェルシーの優勝」といった別の意味での注目が集まってしまった。


<ゴールする気ないかも…>
試合は90分間アーセナルペース。開始すぐにレジェスがキーパーをかわしてシュート!!も、不得意な右足で枠に行かず…(それでも入れろよ…) チャンスを作るもアンリ不在が響き決定力を欠くが、21分にセスクからのスルーパスを受けたレジェスが今度は左足で抑えのきいた素晴らしいシュート!!アーセナルが先制! やっぱ左なんだなぁ…
後半はアーセナルの「悪い」癖がでる。試合を常に支配していため、誰が見ても2点目を取れば勝敗は決まっていたゲーム。しかし、まだ1点差にも関わらずパスワークに酔ってしまう。南米で言えばコロンビアやエクアドルのような「ゴールする気が見えない美しいパス回し」。そして、こういう展開だと終了間際に必ず訪れるピンチを案の定迎えてしまった。リードの左からのクロスを途中出場のロビー・キーンがヘッド!! ここはわずかにゴールから外れたが、決まっていたら何ともお粗末な引き分け、そしてチェルシーの優勝。
こういうことが絶対起きるから2点目を早く取らなきゃいけなかったんだっつーの… うーん、チームの誰でもいいから気付こうよ…

とりあえずチェルシーの今節での優勝は阻止!!まぁ時間の問題だろうから、アーセナルにとってもチェルシーにとってもここで決まらなくてよかったんじゃないかな??


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リーガ・エスパニョーラ レアル・マドリード VS ヴィジャレアル

2005-04-25 | リーガ・エスパニョーラ
レアル・マドリード 2-1 ヴィジャレアル

得点)ロナウド、サルガド / リケルメ(PK)

HOME)レアル・マドリード

            ロナウド
                   オーウェン

         ジダン  ラウル
                        ベッカム

               ボルハ

    ロベルト・カルロス              サルガド
          サムエル      パボン

              カシージャス


AWAY)ヴィジャレアル

            フォルラン

                      ホセ・マリ
               リケルメ
        ソリン

          マルコス・セナ   ホシコ

    アルアバレナ               アルマンド・サ
         キケ・アルバレス  ロドリゲス

                レイナ


<強敵ヴィジャレアル>
逆転優勝を狙うレアルがホームで対戦したのは今季好調のヴィジャレアル。このチームはリケルメ、フォルランを中心とした攻撃的なチームで今季の得点数はリーグ3位! バルサも残り試合の中にヴィジャレアルとの対戦を控えているため、両チームにとってヴィジャレアルとの試合は優勝争いにおける重要なポイントになった。


<本気のギャラクティコ>
ヴィジャレアルというチームの名前を聞いて最初に浮かんでくるのは、アルゼンチンをはじめとした南米の選手が多く在籍しているということ。この試合に出場した選手だけを見ても、
◯アルゼンチン
リケルメ、アルアバレナ、ソリン、フィゲロア(アルアバレナは元代表。他の3人は現代表。ちなみにリケルメとアルアバレナはボカ時代にチームメイト。さらにそのチームメイトだったバタグリアもつい最近まで在籍。)

◯ウルグアイ
フォルラン

◯ブラジル
マルコス・セナ

とまぁホントに南米の選手が多いので必然的にプレースタイルは南米っぽくなり、「アルゼンチンらしい」汚い(ずる賢い?)プレーも多く見られる。この試合でもそれは見られた。今回は同時に主審のレベルの低さも手伝い、パボンのボールにいったと見られるスライディングがファウルを取られPK! これをフォルランが決めて先制すると、後半にはロベカルの左からのクロスをアルマンド・サ(モザンビーク代表)が明らかにハンドで止めたがこれは取られず、レアルの選手達は不満を表す。いつもならここで集中力が切れてしまうところだが、優勝に向けてモチベーションを取り戻した銀河系軍団はここからが違った。
輝きを見せたのはジダン。華麗なフェイントとドリブルでディフェンスをかわし、左足でキーパーが取れそうで取れない位置にクロス!これをロナウドが頭で合わせて同点!
これで勢いづくレアルだったが、サムエルが2枚目のイエローで退場!!
「勝ちに行かなければいけない試合で後半にCBが退場」という監督としては難しい状況だったが、幸いなことにこの後すぐロナウドがペナルティエリアで倒されPK!! と思ったがやはり主審は取らない。逆にヴィジャレアルの選手達はロナウドのシュミレーションを主張。しかしこの間プレーは切れておらず、ロナウドは起き上がり、上がってきたサルガドにパス。これをダイレクトで合わせ逆転!!! WOWOWの柄沢アナは「何でそこにサルガドがいるんだぁ~!!」とスラムダンクの陵南戦「何故桜木がそこにいるんだぁ!?」に影響されたかもしれない実況(笑) (わかるかな??)
この後はロナウド、オーウェンに代えてエルゲラ、フィーゴを投入。なんとかヴィジャレアルの攻撃を抑えきり勝ち点3を獲得! しかし、終了間際には小競り合いが起きてジダンがレッドカード! 後半にイエローをもらったサルガドも累積で出場停止となるため、次節はサムエル、サルガド、ジダン抜き…

それにしても本気になったレアルの攻撃はすごかったなぁ~。シーズン当初からこの試合のモチベーションの半分でもキープしていればもっと優勝争いはおもしろくなってたろうね。バルサに勝つのもヘタフェに勝つのも同じ「勝ち点3」って考えも優勝する上で必要な気がするなぁ…
次節は最近出番の少ないフィーゴに期待!


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PSVアイントホーフェン、エールディビジ優勝!!!

2005-04-24 | エールディビジ
PSVアイントホーフェンが本拠地フィリップス・スタジアムでフィテッセに勝利し、6年間で4度目となるオランダ・エールディビジ優勝!!!

PSVアイントホーフェン 3-0 フィテッセ

得点)パク・チソン、ファン・ボメル、シボン


<最高の調整>
3位のAZが20日のユトレヒト戦を落としていたため、リーグ4節を残して18度目のリーグ優勝を決められるという状況で臨んだPSVは、来週火曜日に控えるCL準決勝ACミラン戦を考慮し、多くのレギュラー選手を休ませた。
パク・チソンのゴールで先制すると、これでリラックスしたホームのPSVは、さらに前半終了間際に主将のファン・ボメルが決めてリードを2点に広げ、勝ち点3をほぼ確定させた。
後半は残り時間が少なくなるにつれ、ホームのファンたちの間には祝勝ムードが広がり始める! 最後は試合終了間際、シボンが加点して3-0の完勝!!

PSVは主力を休ませた上にこの優勝。CLに向けての態勢が完全に整った!!

アーセナルはPSVに1勝1分けでグループリーグ首位通過だったんだけどなぁ…


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セリエA ユヴェントス VS インテル

2005-04-22 | セリエA
ユヴェントス 0-1 インテル

得点)クルス

HOME)ユヴェントス

           デルピエロ   イブラヒモビッチ

       ネドベド               カモラネージ

             アッピアー   エメルソン

     ザンブロッタ                 ビリンデッリ
            カンナバーロ   テュラム

                 ブッフォン


AWAY)インテル

              クルス    マルティンス

      キリ・ゴンザレス                ゼ・マリア

             カンビアッソ   ザネッティ

     ファバッリ                     サネッティ
            ミハイロビッチ   コルドバ

                  トルド

<イタリアダービー!!>
デッレ・アルピでユヴェントスとインテルの「イタリアダービー」が行われた!
なぜ、この2チームの戦いが「イタリア」のダービーかと言うと、イタリアの数あるクラブの中でこの2チームだけが「2部落ち」をしたことがないから!!
闘志むきだしの「ミラノダービー」や「ローマダービー」よりは好ゲームになることが多いカード。実際、インテルホームで行われた1戦目も2-2で内容もイタリアらしからず、攻撃的で非常におもしろいものだった。


<イタリアダービー??>
好ゲームが多いこのカードも、いつもと違うのはどちらのチームもCL敗退直後であるということ。インテルはライバルのミランに屈辱的な敗北を喫し(試合の終わり方も最悪…)、ユヴェントスはリバプールにまさかの敗北。(後で聞けば、ファンも選手もリバプールをなめてかかっていたらしい…) チーム内の雰囲気が良いわけがないのは予想がつく。

しかし、それにしてもどちらも覇気がなかった。特にユーヴェはかなりひどかった。CL制覇という大きな目標を失うことになったものの「スクデット奪回」という義務が残っているはず。カペッロの采配も消極的で、とても「ホームで負けているチーム」の采配ではなかった。このままではCLが残っているミランに逆に差を開けられそうだ。
そして、何より寂しいのはデッレ・アルピの観客… イタリアダービーという好カードにも関わらず空席がかなり目立った。トリノの厳しい冬の間に観客が入らなかったのはわかるとしても、春になった今でも客足がのびないのは何故か… イタリアの観客離れは深刻…


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プレミアシップ チェルシー VS アーセナル

2005-04-21 | アーセナル
チェルシー 0-0 アーセナル

HOME)チェルシー

                ドログバ

               グジョンセン
        ダフ                J・コール
             ランパード
                    マケレレ

      ギャラス                   ジョンソン
             テリー   カルバーリョ

                 チェフ

AWAY)アーセナル

                   レジェス
           ベルカンプ

       ピレス              セスク

           ヴィエラ  ジウベルト・シウバ

    A・コール                  ローレン
           センデロス   トゥーレ

               レーマン

交代)ベルカンプ → ファン・ペルシー
      セスク → アリアディエール


<この試合の「意義」>
名前の上では、この試合は「ロンドンダービー」であり「首位決戦」。しかし、チェルシーと2位アーセナルとの差は11ポイント。この試合にアーセナルが勝とうが勝ちまいがチェルシーの50年ぶりのリーグ優勝はほぼ確実に決まっていた。
ただ、アーセナルは昨シーズン無敗王者のプライド、そして何より来シーズンの対戦時に「苦手意識」を与えておくためにもこの試合は落とせなかった。それは5月にチェルシーと対戦予定(スケジュール上、先週の土曜に対戦する予定だったがFA杯準決勝に進出したため順延)の、マンUも全く同じ気持ちだろう。


<プレミアシップ最高峰のレベル>
今シーズンのこの2チームの対戦は2回目。昨年12月に行われた前回の対戦は非常にハイレベルでおもしろかった。アーセナルは例のごとくショートパスを多用した美しいサッカーを見せ、チェルシーはランパードのダイナミズムに加えてダフ、ロッベンの鋭いサイドアタッキング、そしてテリーの攻守における高さという迫力あるサッカーを見せた。
今回の対戦は前回ほどではないにしてもお互いの意図、持ち味が存分に出た好ゲームだった。(ポイント差がもっと縮まっていたらさらに素晴らしいゲームになっていただろうから残念。)無駄にラフプレーの多くなるアーセナル対マンUよりはプレミアシップの「最高峰」を感じとれるカードだ。
アーセナルはリュングベリ、そして今流行りのグロインペイン症候群にかかったアンリが欠場。リザーブゲーム2試合をこなし復帰予定だったキャンベルの出場も見送られた。

試合は、アンリをはじめとしたメンバーが「まだ優勝はあきらめていない」と語るアーセナルが序盤に主導権を握る。開始3分にピレスがシュートもクロスバー直撃!その後、ピレスはキーパーと1対1のチャンスを得るも決められない!
対するチェルシーもランパードを経由してダフやドログバへとつなぐ速い攻撃でアーセナル守備陣に迫るが決定機には至らない。
後半はホームのチェルシーの時間帯が多くなるがコロ・トゥーレ、A・コールらが踏ん張りスコアレスドロー!試合後喜んだチェルシーベンチを見ればわかるように、チェルシーとすれば引き分けでも満足な試合だった。


<コートジボアール代表>
この試合注目されたのは、ドログバとトゥーレのコートジボアール代表対決!しかし、1トップのドログバはセンデロスのいる左サイドに流れ、直接対峙することはほとんどなく試合は終わった。まぁそりゃ、わざわざ手強い同郷を相手にするよりは、劣る方の外人を相手にした方が楽だよな~。


ちなみに…
エバートン 1-0 マンチェスター・ユナイテッド

得点)ダンカン・ファーガソン

エバートン勝ったど~!!!!
エバートンはCL出場に向けて大きな勝利!! マンUはプレミア3試合連続ノーゴール! まぁFA杯決勝までにはコンディションを上げてくるだろうけどね。


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CL決勝会場決定!!

2005-04-20 | ニュース
エストニアのタリンで行われていたUEFAの理事会で2005-2006シーズン、2006-2007シーズンのCL決勝会場が決定!!

2005-2006シーズンの決勝会場はスタッド・ド・フランス(写真)!!
ここはフランスのナショナルスタジアム。98年W杯決勝の舞台でもあるし、CLでも1999-2000シーズンに決勝会場となりこの時はレアル・マドリードとバレンシアが対戦した。(結果はレアルが3-0で勝利。 そしてトヨタカップでボカに惨敗…)
また、トルシエ時代の日本代表がフランス代表との親善試合で5-0の惨敗を喫した場所。(懐かしいなぁ~)

そして、2006-2007シーズンの決勝会場はアテネのオリンピック・スタジアム!!
ここでUEFAの主要大会の決勝が行われるのは初!!

また、この理事会ではUEFA杯決勝のスタジアムも決められ、2005-2006シーズンはPSVアイントフォーヘンのホーム、フィリップス・スタディオン。
2006-2007シーズンは、スコットランドのナショナルスタジアム、ハンプデン・パークに決定!!
フィリップ・スタディオンで行われることはまた初めてで、ハンプデン・パークは2001-2002シーズンのCL決勝が行われた場所。この時はレアル・マドリードとレバークーゼンが対戦。(結果は2-1でレアル勝利。ジダンの左足スーパーボレーも懐かしいなぁ~。)

ちなみに今シーズンのCL決勝会場はイスタンブールのアタテュルク・アリンピヤット・スタジアム!!
カード予想は…
やっぱベタにミラン対チェルシーかなぁ~。


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リーガ・エスパニョーラ レバンテ VS レアル・マドリード

2005-04-18 | リーガ・エスパニョーラ
レバンテ 0-2 レアル・マドリード

得点)ロナウド2

AWAY)レアル・マドリード

            ロナウド
                   オーウェン
          ジダン  ラウル
                        ベッカム

               ボルハ

   ロベルト・カルロス               サルガド
          サムエル      パボン

              カシージャス

<クラシコ後>
クラシコの勝利でリーグ優勝の希望が再焼したレアルがアウェイでレバンテと対戦! そのレバンテはと言うと、元レアルの選手が数人在籍している半面、FWのセルヒオ・ガルシアなどバルサからレンタル中の選手が何人か在籍し、監督の元ドイツ代表の名選手シュスターはそのバルサとレアルの両方に在籍していたとあって、スペインメディアはこのレバンテがどちらの「味方」になるのかということで注目されていた(笑)


<守護神>
この試合は2ゴールしたロナウドよりもGKのカシージャスの活躍につきる!! キーパーがカシージャスじゃなかったら何点取られていたことか…てか、ここ数シーズンそういう試合多くないか!?ホント、カシージャスがいなかったら中位クラブになってる可能性が高いぞ!?

ところで、最近カシージャスの周りには移籍の噂が飛び交っている。信愚性は低いとは言え、カシージャスが自分の年棒に不満で移籍も考慮し始めているという話だ。
聞けば、カシージャスの年棒は2億3000万…これはベッカムの3分の1にも満たない…
マケレレといいレアルは守備の選手に対する評価があまりにも低い。カシージャスの年棒を3億ほど上げれば解決することなのに…これをケチって、もしカシージャスが移籍したらそれこそバカバカしい話。その損失によってかかる新戦力獲得のための費用や労力を考えたら割に合わないってかチームにとって完全にマイナスなんだけどなぁ~…
まぁただの噂だと思うけどね~。


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FA杯 準決勝 アーセナル VS ブラックバーン・ロバーズ

2005-04-17 | アーセナル
アーセナル 3-0 ブラックバーン・ロバーズ

得点)ピレス、ファン・ペルシー2   しゃぁ~!!!決勝進出!!

アーセナル)

                   レジェス
           ベルカンプ

       ピレス              リュンベリ

           ヴィエラ  ジウベルト・シウバ

    A・コール                  ローレン
           センデロス   トゥーレ

               レーマン


ブラックバーン・ロバーズ)

               ディコフ


       ペデルセン           トンプソン
          フリットクロフト  リード

               モコエナ

     マテオ                   ニール
            ネルセン   トッド

               フリーデル


<FA杯の独特な雰囲気>
イングランドの人にとってのFA杯は、他の国のそれとは大きく異なる。
「スペイン国王杯」、「イタリア杯」などはトップクラブの選手にとっては、もはやスケジュール上「邪魔」な存在でしかない。しかし、世界最古の伝統を持つFA杯はイングランドの選手や観客にとっては特別なもの。スタジアムの雰囲気はプレミアシップ以上のものを見せる。最初はピレス、アンリといったプレミアシップに増えてきた「外国人」選手の目にはその光景が異様に映ったらしいが、今ではその意義をしっかり理解してるようだ。
今回の対戦の舞台は決勝の会場と同じ、ウェールズの「カーディフ・ミレニアムスタジアム」! その雰囲気はさらに素晴らしいものになった!


<ロビン・ファン・ペルシー>
そのFA杯準決勝の独特な雰囲気とロバーズの守備的布陣にアーセナルは立ち上がり苦戦する。頼みのアンリが練習中に怪我を再発させてこの試合欠場。ただ、FA杯に関してはここまでアンリ抜きで勝ってきた。ベスト16でのシェフィールドとの2試合も準々決勝のボルトンとの試合もアンリは怪我でいなかった。

徐々にペースをつかむアーセナルは前半終了間際にゴール前まで上がっていたコロ・トゥーレのクロスをピレスが合わせて先制!! ピレスのゴール後のテンションもいつも以上!!
後半は終始アーセナルペース。そして、ベルカンプに代わったファン・ペルシー(写真)が輝きを見せる。
まずは後半41分にヴィエラからのパスをベルカンプばりの反転トラップで前を向き、ドリブルでディフェンスをかわし、左足で右隅にコースを狙ったシュート!! 勝利を決定づける!!続いてロスタイムにはピレスの左からのグラウンダーのクロスを合わせて2点目!!

「ベルカンプの後継者」という触れ込みで夏にフェイエノールトからやってきたファン・ペルシー。当時のフェイエの監督、ファン・マルバイク (現ドルトムント監督)とは色々と揉めたり精神面で問題がある選手で、アーセナルに来てからもムラがあった。
しかし、今日の活躍は移籍してから最高のデキ!! 同郷のベルカンプには私生活でも面倒を見てもらっているようだけど、プレーぶりもこれからどんどん盗んでいってくれ!!

さぁ次は決勝!! 色々あったけど、今シーズンのラストはしっかり締め括ってくれよ~!!


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UEFA杯 ベスト4進出チーム決定!!!

2005-04-15 | チャンピオンズリーグ・UEFA杯
UEFA杯 準々決勝
<2nd leg>

◯スポルティング・リスボン4-1ニューカッスル
AGGREGATE)        4-2

得点)ニクラエ、ザ・ピント、ベト、ロッケンバック / ダイアー。

スポルティングが逆転勝利!! 近年のポルトガル勢の躍進が目立つ。
色々と騒動続きのニューカッスルはもう一つカップ、「FA杯」に専念。
マンU倒しちゃえ!!


◯   A Z  1-1  ビジャレアル
AGGREGATE)3-2

得点)ケネス・ペレス / フィゲロア

エールディビジ2位のAZがリーガ・エスパニョーラ3位のビジャレアルを破り準決勝進出!!
これでスペインのクラブはヨーロッパの舞台から全て敗退…復活はあるか!?


◯ パルマ  0-0  オーストリア・ウィーン
AGGREGATE)1-1

アウェーでの1st legで1点を挙げたパルマが進出! てか、お前らリーグ戦大丈夫かよ!? 降格圏内と2ポイント差しかないぞ~!!


○ オゼール 2-0 CSKAモスクワ
AGGREGATE)2-4

得点)ラシュエ、カルー

2失点も、ホームでの大量リードを守りCSKAモスクワが準決勝進出!!
(写真はCSKAモスクワのブラジル人FWヴァグネル・ラブ)


そして準決勝の組み合わせは…
CSKAモスクワ VS パルマ
ヴィジャレアル VS スポルティング・リスボン

に決定!!!  このまま日本のサッカーファンはUEFA杯を見られないのか!? どこでもいいから放映権買ってくれぇ~!!


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CL準々決勝 2nd leg ユヴェントス VS リバプール

2005-04-14 | チャンピオンズリーグ・UEFA杯
 ユヴェントス 0-0 リバプール
AGGREGATE) 1-2       リバプールは初めてCLベスト4進出!!

HOME)ユヴェントス

           デルピエロ   イブラヒモビッチ

       ネドベド               カモラネージ

            エメルソン    オリベイラ

     ザンブロッタ                 テュラム
            カンナバーロ   モンテーロ

                 ブッフォン


AWAY)リバプール

              バロシュ

                ルイス・ガルシア

       リーセ                 ヌニェス

           シャビ・アロンソ
                    ビスチャン

     トラオレ                    フィナン
            ヒーピア    キャラガー

                デュデク

<1st leg>
リバプール 2-1 ユヴェントス
ユヴェントスは1-0以上の勝利が必要。しかし、トレゼゲが怪我で欠場!1st legで負傷退場したゼビナも間に合わず、モンテーロをCBに入れてテュラムを右に置いた。
リバプールは主将のジェラードが怪我で遠征に参加せず!しかし、シャビ・アロンソが久々の復帰!ルイス・ガルシアをセカンドトップに置いてヌニェスを右に入れた。


<やっぱり因縁の相手??>
「ヘイゼルの悲劇」以来20年ぶりの対戦となった1st legはスタジアムの雰囲気も主審の笛(イエローカードなし)も「友好」ムードだったが、舞台をトリノのデッレ・アルピに移した2nd legは一気に「敵対」ムード!!トリノでは最悪の事態に備えて試合当日のアルコール類の販売を禁止するという異例の制限が行われ、キックオフ前には一部のユーヴェサポーターが警官と衝突!結果如何によっては再び惨事となる可能性を感じた。

しかし!前半の両チームの試合内容はサポーターの一触即発な雰囲気とは逆に「お寒~い」出来。 シュート合計4本… 前半ハイライトはほとんどなし(笑)

<1-0の終焉>
点を取らなければいけないユヴェントスはオリベイラに代えてサラジェタを入れて得意の3トップに! しかしそのサラジェタがなかなか機能せず、1st legで不調だったネドベドの調子も戻らない。逆に何度かバロシュに決定機を与えてしまうが、ここはバロシュの相変わらずのシュートミスに救われる。ユーヴェは得意のセットプレーで得点を狙うが1st legでも大活躍のヒーピアに空中戦を抑えられてしまう。焦りからか同じく追い掛ける展開だったレアル戦のような攻撃ができず、ただ前へと急ぐ気持ちが空回りしていた。 33分にはデルピエロのFKからカンナバーロがヘッド!!1st legの得点シーンが思い出されたがこれはポストに当たってゴールならず! 運もない…さらに終盤はパワープレーに出るがチャンスらしいチャンスも作れずスコアレスドロー! 1st legに勝利したリバプールがベスト4進出!


リーグ戦、CLグループステージから続けてきた1-0の勝利。これは堅い守備をもとにして「勝負強い」とも言えるけど、同時に「得点力不足」とも言えると思う。もちろん、意図的に1-0で勝った試合もあったけど、攻めあぐんで1-0という試合も何試合もあった。だから、ユーヴェはいつか得点が取れないで負けるんじゃないかと思ってたけどやっぱそうなったね~。その相手が守備に不安を抱えるリバプールになるとはまさか思わなかったけど(笑)
この試合のリバプールはジェラードが欠場したことで守備意識が高くなり、結果的にはよくなったと思う。(ジェラード欠場によるこの現象は結構ある。)さらにこの試合ではシャビ・アロンソがフル出場。今季絶望と思われていたジブリル・シセも復帰し、選手層が厚くなった。
全てが好転していると思われるリバプール。しかし、リーグ戦順位は4位エバートンと勝ち点差4の5位!! 来シーズンのCL出場権を得るにはもう優勝しかないかも!? 次の相手はリーグ戦とカーリング杯ファイナルとで今季全敗のチェルシー! ただ、昨シーズンのアーセナルもチェルシーに全勝していながら最後の最後に負けた…
てことで、リバプールがんばってくれよ~!!!!


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CL準々決勝 2nd leg バイエルン・ミュンヘン VS チェルシー

2005-04-13 | チャンピオンズリーグ・UEFA杯
バイエルン・ミュンヘン 3-2 チェルシー
AGGREGATE)      5-6  

得点)ピサロ、ゲレーロ、ショル / ランパード、ドログバ

HOME)バイエルン・ミュンヘン

            ピサロ    マカーイ

               バラック
      ゼ・ロベルト          シュバインシュタイガー
              デミチェリス

     リザラズ                  サニョル
            R・コバチ   ルシオ

                カーン

AWAY)チェルシー

                ドログバ

               グジョンセン
        ダフ                J・コール
             ランパード
                    マケレレ

      ギャラス                   フート
             テリー   カルバーリョ

                 チェフ

<1st leg>
チェルシー 4-2 バイエルン・ミュンヘン
バイエルンは2-0以上の勝利が必要。逆にチェルシーは1点取ればかなり楽な展開となる。チェルシーはパウロ・フェレイラが怪我でドイツ代表のフートをスタメンに。バイエルンは2トップのピサロとマカーイ、ボランチのデミチェリスが復帰。


<「穴」を狙う>
どうしても2点がほしいバイエルンは立ち上がりから攻撃的に出る。

バイエルンのマガト監督、チェルシーのモウリーニョ監督に共通するのはどちらも相手の「弱点」を徹底的につくのを得意とすること。
今回のチェルシーをスタメンを見るとその「弱点」がどこになるかと言えば、右サイドのフート。この選手は身体能力は高いのだが、どうも守備の軽さが目立つ。バイエルンはそのフートと対峙するゼ・ロベルトにボールを集めようとする意図が明らかに見えた。ゼ・ロベルトはそのフートをいとも簡単に突破し、ピサロやバラック、シュバインシュタイガーらも奮起。しかし、シュートの精度を欠き、なかなか得点が奪えない。
逆に、無理をする必要のないチェルシーはドログバを前線に残して効率的な攻撃を見せる。そして前半30分、ランパードがミドルシュート!!これがルシオに当たってコースが変わり先制!! ランパードのシュートがルシオに当たってゴールするのは1st legと全く同じ形… チェルシーにはやはりツキがあった。
バイエルンはその後攻めるがどうしても得点が奪えず前半終了。


<あきらめない「ゲルマン?魂」>
先制点を取ったチェルシーはかなり有利になった。もとから自信のある守備に加えて大量リード。こうなれば残りの45分、守備的になるのは当然のこと。 チェルシーの選手達は落ち着きが出始め、逆に3点が必要なバイエルンの選手達には焦りが出始め、守備を固めたチェルシー相手に攻め手を失っていた。
こういった状況を打破できるのは得点のみ。どんな形であれ1点が欲しかったバイエルンは後半20分、サニョルのクロスを前線に上がっていたバラックがヘディング!!これをチェフが何とか弾いたがピサロの前にこぼれ、押し込んで同点!! これでサポーター、選手が息を吹き返し、直後にはCKからまたしてもバラックのヘッド!しかしこれはゴール前に位置していたグジョンセンがクリア!!
あと2点… さらに前へと姿勢が出るバイエルンだったが、守備の意識が薄くなり後半35分、J・コールのクロスをマークが甘くなったドログバが決めてチェルシーが追加点!!ここもやられたのは1st legと同じでコバチのところ…
バイエルンが勝つためには残り10分で4点… 敗戦を見届けたくないため帰り始めるサポーター… しかし、バイエルンはここからがすごかった。
この絶望的な状況でも選手達は誰一人としてあきらめない。必死にボールに喰らいつき、本気で逆転を狙っていた。 そして、ロスタイム突入直前にシュバインシュタイガーのシュートにゲレーロが足で合わせて同点!!さらにロスタイムにはショルが決めて逆転!!! 決めたショルは必死の形相で審判に残り時間を確認するが、次のキックオフと同時に試合終了! 意地を見せたバイエルンはこの2nd legに勝ちはしたが2戦合計スコアで敗れた。


<勝って学んだチェルシー>
ドログバの2点目が決まってからはチェルシーに油断が出た。そしてこの試合、残り10分で逆転負け。 決して選手個々の経験値が高くはないチェルシーは、バイエルンの選手達の「あきらめない姿勢」と、こういったハイレベルの試合では「油断」は禁物だということを学んだだろう。
多国籍軍になったもののチームの「伝統」は変わらない。バイエルンは昔ながらの「ゲルマン魂」を見せた。チェルシーが3失点したのは今季初めて。


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リーガ・エスパニョーラ レアル・マドリ-ド VS バルセロナ

2005-04-12 | リーガ・エスパニョーラ
レアル・マドリード 4-2 バルセロナ

得点)ジダン、ロナウド、ラウル、オーウェン / エトー、ロナウジーニョ

HOME)レアル・マドリード

            ロナウド
                   オーウェン
          ジダン  ラウル
                        ベッカム

              グラベセン

   ロベルト・カルロス               サルガド
          エルゲラ      パボン

              カシージャス

交代)オーウェン → フィーゴ
      ラウル → ソラーリ
      ジダン → セラデス

AWAY)バルセロナ

               エトー

       ロナウジーニョ       ジュリー

            シャビ    イニエスタ

               マルケス

    ジオ                     ベレッチ
           オレゲル   プジョル

              V・ヴァルデス

交代)ジュリー → マキシ・ロペス
     エトー → ダミアー


<エル・クラシコ!!!!>
リーガ・エスパニョーラ最大のライバルどうしの対戦にして首位決戦!!
バルサが勝ち点差9でサンチャゴ・ベルナベウに乗り込むのはクライフがバルサの選手だった73-74シーズン以来! バルサとしては引き分けで十分なわけで感情的になる必要はなかった。事実、ライカールト監督は記者会見で体調不良のロナウジーニョ、W杯予選での負傷が完治していないプジョルに無理はさせたくないと述べた。しかし、フタを開けてみれば二人とも先発スタート。やはりこの試合を攻守のキーマン抜きで戦うことは考えられなかったのだろう。


<これぞクラシコ!!!>
この試合に勝てばリーグ戦優勝の希望が見えてくるレアルが立ち上がりから攻め、前半7分にロナウドが上げたクロスをジダンが頭で合わせて先制!! ジダンはそのままゴールポストに頭を直撃!!
あの冷静なジダンが勢い余ってポストに頭を当てた… それだけレアルの選手達のこの一戦に懸けるモチベーションは高かったのだ。
勢いが止まらないレアルは20分にベッカムのFKをロナウドが頭で合わせてゴール!!!
バルサのディフェンスはエルゲラに釣られてロナウド、さらにはジダンをフリーに… バルサはCLチェルシー戦の前半といい、重要なアウェイでの一戦で立ち上がりに浮足立つことが多い。バルサはレアルと違い、「これから歴史を作っていく選手達」の集まり。このあたりは経験か。
しかしそのチェルシー戦同様、やられるだけやられた後はバルサがゲームを支配。落ち着きを取り戻し、29分にシャビがペナルティエリア前でねばってエトー抜け出しがゴール!!
その後もいつ点が入ってもおかしくないほどバルサが攻め続けるが、迎えた前半ロスタイムにジダンが左サイドを猛烈にかけあがるロベカルに出し、シャビをドリブルでかわしてグラウンダーのクロス!これをラウルが左足で合わせて3点目!!! ラウルの右目はその前に起きたプジョルとの接触で腫れあがっていた。主将の気迫を感じるゴール!!そしてレアルにとって最高の形で前半終了!

決して内容では負けていなかったバルサは後半もレアルを翻弄する攻撃を続けるが、ベッカムのロングボールからオーウェンがディフェンスラインの裏へ抜け出し、絶妙なトラップで止めて右足アウトのシュート!! 不本意ながらもこの日のレアルはカウンターがよく効いた! その後はレアルがバルサの攻撃をロナウジーニョのFK1点に抑え、勝利!!! 勝ち点差を6とした。


<歴史に残る名勝負>
レアルがふがいなかったカンプノウでの試合より内容的にはかなりおもしろかった!!
レアルはメンバーのほとんど(パボン以外)が、負けたバルサもロナウジーニョとプジョルなどが持ち味を発揮した。レアルが勝ったのはやはりモチベーションの差だろう。 特に守備面でそれを感じた。決して守備のうまくないベッカムがロナウジーニョを止め、決して守備をしないロナウドがハーフウェイラインまで相手を追い掛けた。 また、点を取った面子だけ見ても役者揃いぶみといった感じだった。
イタリアのジャーナリストに言わせたらお互いの中盤のディフェンスの緩さを指摘するかもしれないが、「リーガ・エスパニョーラ最高峰」の試合を見させてもらった。


<WOWOW関係者の方へ…>
早くリーガ・エスパニョーラの放映権をスカパーに返して下さい。あなた達の放送にはコリゴリです…
普段生放送はしないわ、実況のレベルは低いわでサッカーファンからしたら本当にウザい。無意味にクラシコを現地まで見に行って実況・解説は大興奮。しまいにゃ、
「手元のカメラ(視聴者が見てる映像)を見る暇がありませんね~!!」
とうれしそうに言い出す始末…

見ろよ!!バカ!!

見ないから選手の言い間違いするんだよ!!!! 興奮して声も裏返ってるし…
非常に不快だった。スカパーが放送していたら、この最高の試合がもっと盛り上がっただろう。


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