NO FOOTBALL NO LIFE

国内、ヨーロッパ、南米のサッカー観戦ブログ! Jリーグ、3大リーグを中心に全世界を完全網羅!(予定)
随時更新!

「日本代表監督」の仕事は大変???

2007-11-30 | ニュース

まぁ、言うまでもなく大変な仕事でしょうが、
その大変さ、心労ぶり、がよくわかる話が杉山茂樹氏のコラムに書かれていたので、ご紹介しておきます。


・「カンポをめぐる狂想曲」

 

やはり、“代表偏重(特にメディアが)”の国の中では、その仕事はよりストレスの溜まるものになるんでしょうね。
言動から察すことはできませんでしたが、トルシエやジーコも相当プレッシャーを受けていたようです。


どうやら、新監督は岡田武史氏になるようですね。
横浜マリノス時代のイメージからすると、“オシム・サッカーのマイナーチェンジにはならないサッカー”、つまり“オシムとは真逆に近いサッカー”を志向して行きそうな気がしますが。
また一からチームを作り変えるのでしょうか?
とりあえずは、今後の様子を見守りましょう。


セビージャ戦の記事は、明日書きます。

 

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ウィガン戦 Captain Fantastic, Gallas

2007-11-26 | アーセナル

アーセナル 2-0 ウィガン


得点)ギャラス、ロシツキー


HOME)アーセナル

                アデバイヨール
                         ウォルコット

            ロシツキー              エブーエ

                 デニウソン
                         ディアッラ

        クリシー                          サニャ
                  ギャラス    トゥーレ


                     アルムニア

交代)エブーエ → エドゥアルド
  ウォルコット → ベントナー


AWAY)ウィガン

                  M・ベント
                          クーマス

           オレンベ                M・ブラウン

                 ランツァート
                         シャーナー

       キルバーン                         ボイス
                 ブランブル  グランクヴィスト


                      ポリット


主審)ピーター・ウォルトン

 

 

試合の詳細(ランキング)


「Arsenal.com」

 

 

リーグでのウィガン戦は2年間で「4戦全勝」ながら、どの試合も接戦となって楽な展開にはなりませんが、やはり今回も苦戦しました。


まずは、インターナショナル・ウィーク明けの試合の難しさを痛感しました。
レディング戦の良い流れを断ち切られたということも関係しますが、まだどこか悲喜こもごもだったEURO予選の後遺症が抜け切れていないのか、集中力を欠いているようで、体も重く、フレッシュさが感じられませんでした。

そして、アーセナルとは逆にインターナショナル・ウィークの疲れがほとんどないウィガンがこちらを良く研究していて、前線から激しくプレッシャーをかけてスペースを作らせないディフェンスをしてきたことも、攻撃を遅らされた大きな要因の1つです。

また、セスクとフレブが不在の中では、中盤からの展開力が乏しく、特に前半はセンターのデニウソンとディアッラのところからのパス出しが合わず、これまでのような流れる攻撃が出来ませんでした。

前線でも、FWとしてスタメン出場したウォルコットが、スラヴィア・プラハ戦の前半同様、サイドとは度合いの異なるトップでのプレッシャーに戸惑い、また1人1人のボールを持つ時間が長く、フリーランニングや前線へ飛び出す動きも見られませんでした。


それが、後半になって大きく変わりました。
こういった試合では毎度お馴染みの展開ですが、前半から走りに走ってボールを追い掛け回したウィガンの運動量が落ちてきたことで、こちらに詰めてくるタイミングが遅れ始め、アーセナルの選手達が容易に前を向いてプレーできるようになり、1人1人のボールを持つ時間も短くなって、パスが上手く回るようになりました。

こうなると、もう、あとはウィガンとの“我慢比べ”。
こちらが数あるチャンスを決めるか、ウィガンが耐え切るか、といった戦況となり、最後はまたしても「残り10分」でゴールを決め、苦しい試合を制することが出来ました。

今後も、ホームのエミレーツでは、こういった我慢の試合が続くでしょう。
試合全体を通して苦しんだとしても、今回のように「勝ち点3」を着実に積み重ねることが何より重要ですし、それをできることが、“王者の兆し”であります。

 

 

選手個々の評価に触れる前に、ちょっと一息
よろしくお願いします!

 

 

MVPは先制点を取ったギャラスです。
あのゴールで試合は決まりましたし、ユナイテッド戦のロスタイムでのゴール同様、勝負どころでの攻め上がりは効果抜群です。
チーム内で、最も“勝利への意欲”が感じられる選手でした。

ロシツキーは、セスクとフレブが不在の中、中盤で唯一“違い”を加えられる存在でした。
後半は中央気味に位置して、右に左に自由に動き回り、ウィガンの守備陣を混乱に陥れていました。 彼の存在がなければ、攻撃はより単調なものになっていたことでしょう。
2点目のシュートも冷静に決めました。 ポストに当たってどうかと思いましたが、うまく入りましたね。 昨季はあれが全部外れていました(笑)

ディアッラは守備で非常に利いていました。 マケレレと同じタイプで、ボール奪取が上手いです。
また、この日はドリブルの妙も披露。 デニウソンよりも攻撃面で貢献していたかもしれません。

ベントナーが途中出場で得点に絡んだのも良かったです。
ウォルコットの怪我という非常事態での出場でしたが、「アデバイヨールとベントナーの2トップ」という、“ヴェンゲルの通常時の構想にはないオプション”が見られ、それが不可能な選択肢ではないことが証明されました。

 

逆に、アデバイヨールまだまだ。 こういう苦しい試合で決めてくれるのが「エース・ストライカー」なのですが。
一刻も早いファン・ペルシーの復帰が待たれます。 順調に行けば、次節のアストンビラ戦には戻って来れるでしょう。

エブーエは、「右サイドハーフ」でのパフォーマンスが上がりません。
ここ2年、いつも思っていることですが、彼はドリブルで相手を抜く時のパターンが少ないです。
持っているのは、右足アウトでボールを縦に出してスピードで突破するパターンのみ。 あれだけドリブルの技術もスピードもあるのだから、縦だけでなく横への突破や中に切れ込んでの左足シュートという選択肢も身に付けないと。
「右SB」でなく、「右サイドハーフ」のポジションなら得点への期待もありますから、尚更です。
昨季はそれでも抜くことが出来ましたが、今季は全くドリブルで抜けなくなりました。完全に読まれている、もしくは研究済みのようです。
誰かがアドバイスをして、練習させるべきです。 クロスの精度が高いサニャに、「右SB」のレギュラーを明け渡しています。

左のクリシーは、守備やオーバーラップのタイミングは良かったのですが、クロスの精度が壊滅的でした。
ピンポイントとは言わなくても、せめて“可能性”を10%でも感じさせるクロスを出して欲しいところ。
また、いつもは「その距離から右足で打ってどうするんだよ!」という可能性のないシュートを放つのに、今回は前が完全に開いて且つ至近距離の打つべきシーンで打たなかったりと、状況判断にも難がありました。

トゥーレは、相変わらずロングボールに対する処理と高さが不安です。
この日は終始落ち着きがなかったのですが、もうベテランに近い年齢ですので、もう少し落ち着いて周りに安心感を与えて欲しいと思います。
攻め上がり等のダイナミックさは彼の長所であり、それは失わないので欲しいのですが、ディフェンス時のドタバタ感が気になります。

 

 

その他の不満に触れる前に、ちょっと一息
よろしくお願いします!

 

 

それにしても、この日の主審を務めたピーター・ウォルトンは最悪でした。
ベントのデニウソンへの後方タックル、ヘスキーのウォルコットへの後方タックルは、選手生命を脅かす悪質なもの。 何故レッドカードを出さなかったのでしょうか?
それに、ベントのデニウソンへのタックルは、彼のすぐ側約1~2m付近で起きたことなのに、何故それを見ておらずにアシスタント・レフリー、それも2人に相談することになったのか?
無駄にさんざん時間をかけて協議した結果、出したのはイエローカードのみ。

選手に対する注意にやたらと時間をかける、カードを提示する時間もゆっくり。
そして、提示したロスタイムは「3分」
(勝っていたからいいものを)。
乱闘が起きて、自身の不注意によりアシスタント・レフリーと数分間協議することになって、その後選手が担架で運ばれる事態があったのに、どうしてロスタイムが「3分」だったのか?
もし「0-0」の状況だったなら、スタジアムは大ブーイングに包まれていたことでしょう。
初めて名前を聞いたのも頷ける、どうしようもない試合裁きの主審でした。
彼の試合では、今後も怪我人が出ることを確信しています。


ヘスキーも、相手選手に怪我をさせること、ただむやみに乱闘を起こすことを意図してピッチに立っているなら、さっさと引退してください。 フットボールの弊害です。
ウィガンの他の選手は頑張っていましたが、彼はただ揉め事を起こしに出て来ただけです。
特にプレミアの下位チームの選手の中に、アーセナルの“若さ”につけこんで、意図的に揉め事を起こすことでこちらの集中力を削ぎ、パスサッカーのリズムを崩そうとする輩が多いことが気になります。


また、主審やヘスキー同様に、この日は現地のアーセナルのファンにもフラストレーションを溜めさせられました。
ウィガンがああいったゲームプランで来ることはわかっていましたし、セスク、フレブ、ファン・ペルシーを欠いては我慢の試合になることもわかっていたはずですので、前半のブーイングは良くないと思います。
ホームで格下相手と言えど、全ての試合で快勝は期待できません。 
ミッドウィークにイングランドがEURO出場を逃した怒りや不満が続いていたのかもしれませんが、あれではチームに不必要なプレッシャーがかかって、ムードが悪くなります。
スペインやイタリアのファンのように、前半45分がうまく行かなかっただけでブーイングをするのは、望ましい姿ではありません。

 

リーグ戦の次節は、アウェイでのアストンビラ戦です。 アウェイでは非常に手強い相手ですが、ウィガン戦よりもスペースはあるかと思います。
そして、ミッドウィークには、アウェイでのセビージャ戦も控えます。

また心配なことに、怪我人が多くなってきました。
フレブ、ディアビー、ウォルコットを欠いては中盤の駒が少なくなります。
今季初めてと言うか、「また今年も始まったか…」という感じですね。
フレブは代表戦での怪我で3週間離脱。 ファン・ペルシーも代表戦で失いましたし、もういい加減にして欲しい。
連戦が続く中、ターンオーバーは必須で、ディアビーなどは絶好のアピールのチャンスでしたが…。

 

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セスク・ファブレガス、インタビュー

2007-11-24 | アーセナル

イングランドのスポーツ紙「The Daily Mail」に、
アーセナルMFセスク・ファブレガスの私生活が知れる興味深いインタビューが掲載されていたので、ご紹介しておきます。

 

・ セスク・ファブレガス、インタビュー①


・ セスク・ファブレガス、インタビュー②


・ セスク・ファブレガス、インタビュー③

 

インタビューでは、セスクのスペインでの生活や、ロンドンに来るまでの経緯、ロンドンでの生活、アーセナルでの練習など、様々な事柄について語られています。


特に、60~70年代のアーセナルの伝説的名選手チャーリー・ジョージとの、“当時のサッカー選手の生活”との対比が非常に面白いです。

チャーリー・ジョージの世代の選手は、
ロッカールームでタバコを吸い、ワインを飲み、試合後はファンと一緒にパブに行ってビールを飲み、食生活はステーキやチップスが中心、賭けもやる、
という、現在のトップ選手では考えられないような破天荒な生活を送っていたのに対し、
セスクは、
タバコは人生に1度(家族内行事として)ふかしただけ、お酒は飲まない、食生活はトマトソース・パスタと魚が中心(無駄な食事は、試合後に食べるドーナッツのみ)、休みはスペインの大学の通信科目を勉強
と、模範的な生活を送っています(笑)

 

日本のプロ野球選手でもサッカー選手でもそうですが、半ば“豪快エピソード”として語られている彼らの不摂生な生活というのは、科学的トレーニングが発達している現代では、もはやそれは選手キャリアの終わりを告げる行為なんでしょうね。
トップ選手の摂生ぶりには頭が下がります。

 

話は変わって、
EURO2008の出場権を逃したイングランド代表については、アーセナル対ウィガン戦の記事の後にゆっくりと書きたいと思います。

 

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サウジアラビア戦 国立生観戦

2007-11-22 | ユース全般

日本U-22代表、北京オリンピック出場権獲得おめでとう!!!

 

国立競技場まで観に行って来ました!
「ホーム側ゴール裏」
からの観戦だったため、試合全体の流れを観るにはあまり適さない環境であり、テレビで観るのとは異なった印象を持ったかと思いますが、感想を少しだけ。

 

<“ゴール裏”からの感想>
ゴールと勝利が挙げられなかったことは残念でしたが、「引き分け」という求められていた最低限の結果を出してオリンピック出場を決めてくれたことには感謝です。


試合全体としては、“チャンスらしいチャンスがなかった前半”、“ピンチらしいピンチがなかった後半”といった感じを受けました。 引き分けは妥当な結果でしょう。

前半は、中盤にスペースがなく非常にタイトになっていて、その窮屈なスペースの中でボール回しのテクニックの差が出てしまったと言うか、点を取りに行かねばならない状況にあったサウジアラビアに試合の主導権を許しました。

しかし、ここで失点をしなかったことが、試合を分けた要因でしょう。
青山敏弘が“ヒップ・ブロック”により至近距離のシュートを防いだあの場面は、私の目の前で起きたためにかなり肝を冷やしました(汗)

前半はサイドを全く使えていなかったですね。 サウジアラビアの水野に対するチェックは厳しかったです。


しかし後半は、本田の左サイドを使えるようになったことで流れは日本へと傾き、“決定機”と言えるまでのチャンスを作るに至りました。


テレビではどう映ったか憶測し難いのですが、ゴール裏から観ていて、終盤でも「選手交代」をするのは難しい状況だったと思います。
・あの時間帯、何よりも防がねばならなかったのは失点であり、守備は上手くいっていた。
・右サイドの水野のところでボールが繋がらないシーンが見受けられるも、彼の存在が「サウジアラビアの左サイド」の攻撃を抑えていた部分があったので、動かしにくかった。
・前線の選手を1人下げ、システムを「1トップ」にして守りを固めるのは危険だった。

こういったところから、代えられるとしてもFWからFWへの交代のみだったでしょう。
疲れが見えていた李に代えて森島を入れても良かったかとは思います。 私の目の前で行われていたウォーミングアップは、結局試合の最後まで続きました。

 

 

選手個々の評価に触れる前に、ちょっと一息
よろしくお願いします!

 

 

まず良かったのは、青山敏弘と細貝のセンター・コンビ。
2人が相手の攻撃の芽をうまく潰していたと思いますし、どちらもPA内では素晴らしいシュートブロックを見せました。 「0-0」の立役者でしょう。

サウジアラビアは単純に前線にロングボールを入れてくる攻撃も多かったため、その処理をほぼ完璧にこなしたということで、水本と青山直亮の2人も目立ちました。
「ゴール裏」からでは2人の頑張り様が特に目に入りましたし、テレビでは映らないところでの水本の気の利いたカバーリングやポジション修正が見れておもしろかったです。

ただ、この試合のMVPは、やはり柏木でしょう。
彼の運動量は凄かった。 とにかくピッチを縦横無尽に走り回り、DF陣の負担を相当分軽くしていたと思います。
また、ほとんどのチャンスは柏木が絡んでいました。
 もし彼がいなければ、サウジアラビアに日本の攻撃面での脅威を与えることができなくなり、より一層サウジアラビアが攻撃に人数をかけて来てピンチを招いたことでしょう。

 

<このチームのこれから>
ひとまず、オリンピック出場を決められたことに一安心です。

「オリンピックに出ること」は、そのオリンピックの試合で得られる経験はもちろんこと、“チームの解散を免れたこと”、つまり、一部を除く多くの選手にとって「日本代表」が縁遠い存在となって国際舞台でのステップアップのチャンスから遠ざかることが、少なくとも来年の夏までは「日本代表」として戦えることで無くなることが大きいと思います。
そして、「オリンピックに出る」という良いモチベーションと緊張感を持ってJの試合と普段の練習に臨めることも、若い彼らにとって大きなことでしょう。


反町監督も、試合後、
「もっと訓練して頑張りたいと思います。」
と抱負を語っていましたが、オリンピック出場が決まった以上は、今よりもっと強くならなければ話にならないのは当然のことです。

今予選の守備陣は優秀であり、GK西川、DF水本、青山直晃らは近い将来はフル代表の主軸選手として戦うべき逸材であると思うので、もし「オーバーエイジ」を使うとしたら、やはり攻撃陣になるでしょう。
個々人がレベルアップを達成して、使わなくていいものなら使わないのがベストですが、今のままでは厳しいかと。


ただ、今から本番までの期間は、「U―20組」にとっては大きなチャンスだと考えることができます。 同じ期間なら、伸びしろは上の世代よりも多いはず。
内田、安田には、もっとJで経験を積んで安定したパフォーマンスが出せるようになってもらって、このチームに「本職4バック」のオプションを加えて欲しいですし、
青山敏弘や梅崎にはそれぞれ、今後復帰するであろう梶山と、未だ代表では真価を発揮できていない本田を脅かしてもらいたいところ。
そして、前線では森島康仁に期待。

逆に、今後は、平山が“復活”を遂げるにとっても十分な時間がありますし、オリンピック期間にはシーズンオフとなる森本の招集も可能になります。


以上のように考えてみると、このチームが持っている可能性は決して小さくないと思えます。
それを生かすも殺すも、監督の人選・手腕と選手達の頑張り次第。
今後の選手達の成長ぶりを楽しみ、期待しましょう。

 

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ベトナム戦 オシムへの報告はまだ早い

2007-11-19 | ユース全般

ベトナムU―22 0-4 日本U―22


得点)李忠成2、本田圭佑(PK)、細貝萌


AWAY)日本U―22

                 李忠成   岡崎慎司

          本田圭佑               水野晃樹

                柏木陽介
                        青山敏弘

       伊野波雅彦                    内田篤人
                水本裕貴   青山直晃


                    西川周作


交代)伊野波雅彦 → 梅崎司
     青山敏弘 → 細貝萌
     岡崎慎司 → 興梠慎三

 

 

試合の詳細(ランキング)

 

 

決して、「4-0」の試合ではありませんでした。
内容は五分五分か、後半はそれ以下の試合だったと思います。


前半、今予選を通じて初めて、このチームから“積極的な前への意識”が見られ、これまでのように手数をかけて非効率的に陥ることなく、プレーの1つ1つがゴールを意識できたものでありました。


それだけに、後半の失速ぶりは残念でした。
これには、
“「0-3」の状況でも、一歩も怯むことなく攻撃を続けたベトナムの精神力を評価すべきか”、
“格下相手に「3-0」の状況でも、いっぱいいっぱいのサッカーに終始してしまった日本の未熟さを嘆くべきか”
という問題があります。


それでも、結果は(得失点差で有利に立つ上で)理想的なものでありましたし、もはや残り1戦となったこの段階では、課題をいちいち羅列することはナンセンスになってきているのかもしれません。

そして幸いなことに、サウジアラビアがカタールに勝ったため、日本は「引き分け以上」で自力通過を決められることになりました。

ただ、このチームはどこか“後ろ向き”な性格が見られますから、「引き分けでも良し」と考えては非常に危険でしょう。
この日は今予選で初めて試した「2トップ」が機能し、これまではサイドからクロスを上げられる状況でも中に1人しかいないことが多く、チャンスをみすみす潰していましたが、この日はクロスに対して常に中で2人以上が待ち受けている状況ができていたので、サウジアラビア戦も「2トップ」で臨むことを推奨したいです。
守備のバランスを考えて「1トップ」で臨むのは、上記のシナリオの前兆となり得ます。

 

最後に、テレビ朝日のインタビュアーについて。

選手・監督皆が口を揃えて、
「(喜ぶのは)五輪出場が決まってから。」
と返答していたのに、なぜ馬鹿の一つ覚えのように
「帰って、オシムさんにいい報告ができますね?」
と同じ質問を繰り返したのでしょうか?

私には、その質問をして、わざと選手達から沈痛な面持ちを引き出すことを意図しているようにしか受け取れませんでした。

亀田戦の実況を担当したTBSのアナウンサーもそうですが、(本来、そのスポーツの魅力を伝えるべき)実況・インタビュアーが、視聴者を不快な気持ちにさせて、そのスポーツ自体の魅力を減らしてしまっていることを非常に残念に思います。

 

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イングランドU―21代表、その他国際試合を

2007-11-17 | ユース全般

イングランドU―21 2-0 ブルガリアU―21


得点)アグボンラホール、ミルナー(PK)


HOME)イングランドU―21

                ダービシャー
                       アグボンラホール

           ミルナー                ウォルコット

               ハドルストーン
                         キャタモール

       マトック                        C・ガードナー
                ウィーター   S・テイラー


                     J・ハート


交代) ダービシャー → ムアンバ
  アグボンラホール → リードビター
    ハドルストーン → A・ジョンソン

 

 

試合の詳細(ランキング)


「TheFA.com」

 

 

2009年に行われる「U-21ヨーロッパ選手権」の予選グループ3。

イングランドのホーム(ミルトン・キーンズ、MKスタジアム)で行われた試合は、開始からブルガリアがボール・ポゼッションを高める展開となるも、前半40分、左サイドのミルナー(ニューカッスル)の右足クロスをアグボンラホール(アストンビラ)が頭で合わせて先制。

前半に試合を上手く運べなかった反省からか、後半開始からFWダービシャーを下げてMFムアンバを投入し、

                  アグボンラホール

          ミルナー                 ウォルコット

              ハドルストーン  キャタモール

                    ムアンバ

と、システムを変更。
そして、試合の主導権を握り返したイングランドは後半36分、ウォルコットがペナルティエリア内でドリブル突破を試みたことで、GKに倒されてPKを獲得。
あまり自己主張するタイプではないウォルコットが、珍しくボールをペナルティ・スポットに自らセットしに行って得点への意欲を見せましたが、監督スチュアート・ピアースからの指示でこれを断念。
このPKをミルナーが決め、イングランドが「5試合5勝無失点」で、本大会出場に向けて好位置をキープしました。

 

試合は金曜日深夜にネット観戦しました。
注目のウォルコットは、ドリブルのキレとスピードの段違いぶりを披露。
得点こそなりませんでしたが、全選手中最も印象的な活躍を見せて、試合中に発表されるこの試合のMVPに選ばれました。
特に、前半に見せたハーフライン付近からの“4人抜きドリブル”からのラストパスは圧巻で、現地コメンタリーも、
「フル代表に値する。 今のフル代表に足りないのはこのスピードだ。」
と絶賛していました。


ウォルコット以外で個人的に注目していたのは、一部メディアからアーセナルが獲得を狙っていると報道された、FWアグボンラホール。
先制点のヘディングを含め、シュートはウォルコットよりも上手いですけれど、サイドプレーヤーとしてのドリブルもスピードもウォルコットの方が断然上で、積極的に今欲しいとは思いませんね。
もちろん、伸びしろは大きい選手だと思いますし、アーセナル待望の「イングランド人」ではありますが、アーセナルのパスサッカーに馴染むかどうかという疑問があります。

他に良かったのは、攻撃陣ではミルナー。 守備陣では、後半から出場した元アーセナルのMFムアンバ(バーミンガム)と、CBウィーター(ミドルズブラ)です。
ムアンバは、持ち前のボール奪取能力の高さとフィジカルの強さを見せました。

ブルガリアでは、GKミハイロフが良いセーブを連発して目立っていると思っていたら、実はリバプールが今夏に獲得した選手であったことが判明(笑)
ビッグクラブのスカウト陣はお見事の一言。

 

 

またこの日は、イングランド代表がアウェイでオーストリアと対戦。
クラウチのゴールで「1-0」の辛勝を収めました。
しかし、イングランドは本当に突破が厳しくなりましたね。 水曜日のクロアチア戦でエドゥアルドが決めて、イングランド中から目の敵にされなければいいですけど…

 

また、フランスはホームでモロッコと対戦。
アーセナル所属選手では、ギャラスがCBとして後半途中まで。
ディアッラはマケレレと組んで中盤センターの位置でフル出場。
そして、残り約10分のところでフラミニが途中出場を果たしました。

試合は、開始早々にモロッコに先制されるも、直後にナスリ(マルセイユ)のパスからゴヴ(リヨン)が決めて同点とすると、後半、先制点をアシストしたナスリが今度は自分で決めて逆転。 しかし、残り5分のところでモロッコに同点に追いつかれ、
「2-2」の引き分けに終わりました。

まさかディアッラが中盤のスタメンで使われるとは思いませんでした。
終盤から出場のフラミニは、何故か左サイドの高い位置に入りました(???)

それと、現地コメンタリーの声がどこかで聞いたことのある声だと思っていたら、なんとヴェンゲルがゲスト解説として来ていました(笑)
アーセナルの選手(ギャラス、ディアッラ、フラミニ)らのプレー1つ1つに実況がコメントを求めていたので、さぞかし大変だったでしょう(笑)
ヴェンゲルはロンドンに帰って、是非ウォルコットの活躍ぶりも見てあげて下さい♪

 

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浦和レッズ、ACL優勝

2007-11-16 | Jリーグ

浦和レッズ優勝おめでとう!!!

 

大宮アルディージャファンの私としては、「ローカル・ライバル」が歴史的な快挙を成し遂げたことに幾許かの複雑な気持ちもありますが、それよりも、
賛否両論だった世界クラブW杯の「開催国枠」が初めて設けられた今年に、日本のクラブが「アジア王者」として出場できることを素直に祝う気持ちの方が強いです。
ちょうど、日韓W杯前のフランスW杯に初めて自力で出場を決めて、「W杯初出場の開催国」になることを免れた1997年の日本代表と境遇が重なります。


1999年にレッズが2部に降格した時から既に埼玉県の大宮に住んでいた私としては、周りのレッズファンの降格に悲しむ姿を間近で見てきたので、そこからのクラブのこの奇跡的な躍進に驚きを隠せません。

しかし、その奇跡を起こすことができたのも、サポーターの力があってこそ。
「サポーターが強くさせたクラブ」の、世界中を探しても稀に見ない代表格のクラブになりました。
サポーターが熱心にスタジアムに足を運んでクラブの財政面をサポートし、フロントが的確な補強を続け、その選手達が期待に応えるべく努力すれば、クラブは成長・進化するもののようです。

もちろん“言うは易し、行うは難し”ですが、それを実現させたレッズには敬意を表したいです。

そして、ワシントンポンテといった、
この試合の重要性を理解し、チームのためクラブのためにハードワークを惜しまない“外国人助っ人”を抱えていることに対する羨望の気持ちも強いです。
彼ら抜きには、この快挙もあり得なかったことでしょう。

 

セパハンは、中盤と前線にスキルフルな選手達が揃っており、浦和の守備陣は彼らのキックフェイントの多用に悪戦苦闘していました。 “巧かった”のはセパハンの方だったと思います。
試合を決めた浦和の2点目は、DFのバックパスをGKがトラップミスしたことで喫したCKからで、それまではセパハンが良い形で攻めていただけに、彼らとしては悔いが残るでしょう。

もし私がセパハン関係者なら、レッズにまず思うことは、
「リーグ優勝しなかったら承知しねぇぞ!」
ということでしょうかね(笑)
レッズのJリーグ優勝が決まれば彼らもクラブW杯に出場できることを、既に織り込み済みのことと思います。

 

さて、我が「大宮アルディージャ」の当面の目標は、
この「アジア・チャンピオン」と“年間最低2試合を戦うことができる権利”をどうにかして得ることになります(笑)

 

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レディング戦 アウェイで見せた我慢と余裕

2007-11-14 | アーセナル

レディング 1-3 アーセナル


得点)ショーリー / フラミニ、アデバイヨール、フレブ


HOME)レディング

                     ドイル


          キットソン                コンベイ
                 A・ハント
                        ハーパー
                   グンナルション

       ショーリー                      マーティー
               インギマルション  ソンコ


                    ハーネマン


AWAY)アーセナル

                 アデバイヨール
                           フレブ

           ロシツキー                エブーエ

                  セスク
                          フラミニ

        クリシー                          サニャ
                  ギャラス    トゥーレ


                     アルムニア


交代)    フレブ → ディアッラ
     ロシツキー → ウォルコット
  アデバイヨール → ベントナー


主審)ロブ・スタイルズ

 

 

試合の詳細(ランキング)


「Arsenal.com」

 

 

開始3分に得た、ディフェンスラインの裏へフリーで抜け出したGKとの1対1の絶好機をアデバイヨールが外し、昨季の悪い時のような、“攻めれども、ボール支配率を高めども、シュートが少ない”という嫌な流れになりましたが、前半44分に決めたフラミニの先制点により、楽に試合を運ぶことができました。


前半は難しい試合でした。
レディングがドイル1人を残してディフェンスラインをかなり深く下げて守ってきたため、スペースがほとんどなく、またアーセナルが悪い癖で、これを意地でもパスでこじ開けようとしたので、展開が短く窮屈なものになってしまいました。
シュートを打てる場面でもシュートを打つシーンが少なく、ファンにとってはイライラの募る、そしてレディングにとってはゲームプラン通りの試合展開だったと思います。


今後もこういった類の試合は続くでしょう。
今回は、レディングが痺れを切らして時折攻撃に出て来てくれたことで、素早いカウンターを仕掛けることができましたし、先制点もそのカウンターから生まれました。

レディングは我慢の時間帯として、人数をかけてボールと人を追い回して守備に奔走していましたが、あそこはアーセナルにとっても我慢の時間帯でした。
粘り強くあの攻撃を続けていくことで、“(今回はできませんでしたが)あの深いディフェンスを強引にこじ開けるか”、“相手が出てくるのを待つか”、といった「手押し相撲」のような試合展開が、今後も待っていることと思います。

 

 

選手個々の評価に触れる前に、ちょっと一息
よろしくお願いします!

 

 

アデバイヨールは、珍しく前線でボールがよく収まっていましたし、今回はドリブルも加えてアクセントをつけてしました。
ただ、シュートを打てる場面で打たないことが、これらの攻撃が非効率に終わることに繋がり、打ってもフィニッシュが非常に雑であったりと、まだまだな部分がたくさんあります。
収穫は、9月のダービー戦以来となるゴールを決めたことでしょう。
また、チーム全体による素晴らしいカウンターから決めただけに、オフサイドの誤審で取り消されたゴールは非常に残念でした。

サンダーランド戦でも、ディアビーのゴールがオフサイドで取り消されたので、これで「2点」を損していることになります(またサンダーランド戦では、ディアビーのゴールが認められて「3-0」になっていれば、その後の2失点もなかったことでしょう)。
2位のユナイテッドとは「勝ち点」だけでなく、「得失点差」の争いも熾烈なので、こういった誤審で得失点差の数を損することは非常に困ります。
このアデバイヨールとディアビーのゴールは、どちらも高速カウンターからの得点でしたが、そのどちらも副審がスピードに追い付けずに判断を下していることに、ジャッジの質の面で疑問を感じます。
ディフェンスラインに追い付けずに“右斜め”の視線で攻撃側の選手を見てしまえば、それは必ずオフサイドになります。


ロシツキーも全体的には良かったのですが、シュートに消極的でした。
フリーランニングの質が高く、セスクとフレブと彼の3人による“free-flowing”なパス回しは現在のアーセナルの攻撃で肝になっています。
しかし、ロシツキーもフレブも、最後のところで余計なパスやドリブルが加わってチャンスをふいにしてしまう癖があるのがもったいないところ。
と思ったら、いきなり角度のない厳しいところでシュートを打ったりと、少しわからない部分がありました。


チーム全体の昨季と今季の決定的な違いは、単純に
「積極的にシュートを打っていること」
だと思います(もちろん、他にもたくさんありますが)。
昨季も決してサッカーの質自体が悪かったわけではなく、プレミア38試合の内33,4試合以上で中盤を支配できていました。
ただ、開始早々の失点が異常なまで多かったり、シュートを打たなかったりで、非常に苦戦していたのです。

そういった意味でも、これまでのサッカーを続けながらも、積極的にシュートを打っていくことが重要になります。
特にここ最近は、他チームにアーセナルに対するリスペクトの念が戻ってきたのか、相手はかなり引いて来てくれますし、パスを回そうと思えばいくらでも回せる状況にありますが、こういった状況に驕ることなく、1つ1つの試合を冷静に、そして時に残酷に決めに行くことが、長いシーズンを戦って行く上でのカギになると思います。


ディフェンスではトゥレが1人心配でした。
ドイルやキットソンとのロングボールの競り合いでかなりの確率で負けていました。
ギャラスが無理に高さで勝負しようとはせずに、体を当てて相手がフリックオンしたこぼれ球を確実に拾って完勝していた姿とは対象的でした。


個人的なMVPはフラミニです。
先制点はフラミニのインターセプトから自身が決めたもの。 それ以外でも、鋭いスルーパスを通したり、ミドルシュートを放ったりと攻撃面での貢献が顕著でしたし、守備も安定していました。
ジウベルトのスタメン復帰を更に遠ざける活躍だったと思います。

 

レディングが正面からまともに来てくれたことに感謝と言うか、中堅クラブにありがちなロングボール勝負には来なかったので、守るのは非常に楽でした。
他のチームと比べて、セスクへのマークが非常に甘かったように思えるのですが、あれは無謀かと。
ただ、こういった試合でもレディングのファンというのは、コッペルに攻撃的なサッカーを期待しているようで、こうした批判に対し、FWキットソン(スパーズファン)は、
「なぜ2トップにしなかったかって? していたら、8-0で負けていたよ。」
と反論しています。
いわゆる「2年目のジンクス」に苦戦しているレディングですが、あまりファンと選手・監督の考えが一枚岩にはなっていないようです。

 

そして、インターナショナル・ブレイクに入ります。
怪我人が出ないことを祈りましょう。 前回はこれでファン・ペルシーを失いました。

そのファン・ペルシーは、次節のホームでのウィガン戦に復帰予定。
代わりにと言ったら変ですが、セスクがイエロー累積で出場停止です。
終盤に、非常に“わざとらしい”反則をしてイエローを貰いに行ったように見えましたが、「リーグ戦アウェイ3連戦(CLのセビージャ戦を含めるとアウェイ4連戦)」のスケジュールの中、次のホームのウィガン戦が最も勝ち点3が“濃厚”な試合ですから、「他の3試合のどれかで抜けるよりは良い」という彼なりの“計算”だったのでしょう。

この辺りは評価が分かれることかもしれませんね。
スペインやアルゼンチンといったラテン系らしい発想ですが、イングランドでは好まれないだろうと思います。 

 

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ニュースを色々と

2007-11-12 | アーセナル

アーセナル戦のない週末というのは、どこか気が抜けたものになります。
(その上、先週は大宮が“杮落し”の試合で不甲斐ない敗戦を喫しました…)

毎週土日は、アーセナル戦を観る期待と不安が入り混じった感情とその余韻を楽しんでいるのですが、今節のレディング戦は、「土日の夜」ではなく、なんと
「火曜の朝」(笑)

これも何か不思議な感じがします♪

 

その、アーセナルに関して、これまた不思議なニュースを1つ。
アーセナルの右SBのレギュラーに定着した感のあるバカリ・サニャと、今節対戦するレディングのDFイブラヒマ・ソンコが、実は親戚関係(いとこ同士)にあったことが発覚。
しかも、まだ2人は面識がないらしく、初対面が今日行われる試合になるとのことです(驚)


以下は、ソンコのインタビューの全訳を。


「サニャは僕の従兄弟らしいんだ。」

「僕の兄が彼を知っているんだけれど、僕は1度も会ったことがないよ。
彼もフランスで育ったわけで、彼の両親はセネガル人だ。」

月曜日に彼と初めて会うことになるよ。
奇妙な話だってことはわかっているし、僕も本当に驚いたんだ。」

「“サニャ”っていう名前の従兄弟がいることは知っていて、その一人がイングランドでプレーしている選手だってことも聞かされていたんだ。」

「バカリもそのことを知ってるようだから、とても面白い出会いになるだろうね。」


出典:http://www.skysports.com/story/0,19528,11670_2870510,00.html


これぞ、“フットボールが生んだ奇跡”というか、何か不思議且つ複雑な話ですね~。
“島国”日本で「従兄弟」っていったら相当近い関係ですけど、ヨーロッパやアフリカでは、ひょっとしたら結構ある話なのかもしれませんね。
試合終了のホイッスルが鳴った後の2人に是非注目してみましょう!

 

話変わって、現在好調のアーセナルですが、各方面でもその好調の理由が分析されているらしく、おもしろい記事があったので、それをご紹介しておきます♪

・ アーセナル、ローマの“0トップ”サッカー


・ 理想のサッカーなんだけど……。


とまぁ、こんな感じです。
読んだ印象としては、やっぱり、観る人によって感じ方は様々なんだな~ということでしょうか。

また、この前本屋で久々にサッカー雑誌を読んでみたら、今季の開幕前と比べて、アーセナルに割かれるページの数がえらく違っていました(笑)
開幕前は、

<プレミアシップ>
「マンU、チェルシー、リバプール、その他(アーセナル、トッテナム、エバートン)」

みたいな扱いだったんで(苦笑)


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スラヴィア戦 サブ組のアピールは失敗

2007-11-09 | アーセナル

スラヴィア・プラハ 0-0 アーセナル


AWAY)アーセナル

                      ベンドナー

                      ディアビー
           エドゥアルド             ウォルコット

                 デニウソン
                      ジウベルト・シウバ

        クリシー                       ディアッラ
                  ギャラス    ソング


                     アルムニア


交代)ベントナー → アデバイヨール
   エドゥアルド → エブーエ


主審)ラエク(フランス)

 

 

試合の詳細(ランキング)


「Arsenal.com」


「uefa.com」(日本語)

 

 

非常にフラストレーションの溜まる試合でした。


「監督の采配」にも「選手達のパフォーマンス」にもガッカリでしたが、何よりも、
チャンスを与えられた立場であるはずのサブ組、いわゆる
「アーセナル・カーリングカップ・チーム」
に、ここで活躍してレギュラーの座を脅かしてやろうという気迫が全く感じられなかったことに憤りを覚えました。
逆に気迫を感じたのは、現時点でレギュラーが保証された立場のアルムニア、ギャラス、クリシーの3人からのみでした。


しかし、一番納得が行かなかったのは、この試合の布陣です。

“なぜ、ディアビーを前線に、エドゥアルドを左サイドに置いたのか?”

ヴェンゲルはユナイテッド戦の試合後、リバプール戦とユナイテッド戦の2試合でアデバイヨールが前線で孤立していたことを受けて、自ら反省するコメントを出していたにも関わらず、また、カーリングカップでベントナー・エドゥアルドのコンビ間の連携が既に構築され、結果を出しているにも関わらず、どうしてこのような布陣を敷いたのか?
一向に機能を見せないこの布陣を終盤まで引っ張ったことにも疑問です。

エドゥアルドは、エブーエと代わって引き下がる前の最後の約10分間でようやくFWとしてプレーしましたが、あの境遇ではエドゥアルドが余りにかわいそう。
正当な評価を下すことができません。

この責任の全てはヴェンゲルにありますし、全く理解できません。 ユナイテッド戦後の反省コメントは何だったのでしょうか?
(また、試合中、エドゥアルドがFWとしてプレーしているものとして話を進め、ハーフタイムのシステム紹介でもそのままエドゥアルドをFWとして表記していたスカパーのスタッフ、実況・解説にも呆れました。
エドゥアルドが、前線ではなく常にサイドにいたことに全く気付かなかったでしょうか?)

ディアビーを前線で使うのなら、ユースのバラザイトを使った方がまだ期待できるはずです。

ここまで1トップに固執するヴェンゲルの姿は、
“アンリの1トップ、ファン・ペルシーの左サイド”の「4-1-4-1」システムが原因で得点力の低下を招いて勝てる試合を落とし続けた、昨季のちょうど同じ時期を思い出させました。

 

 

選手個々の評価に触れる前に、ちょっと一息
よろしくお願いします!

 

 

上で述べた通り、良いところを見せたのはスタメンの3人だけです。

ベントナーは前線で孤立してしまいました。
これには周りのサポートの無さという不運もありましたが、彼からディフェンスラインの裏へ抜け出す積極的な動きが見られなかったのも原因であり、反省点。
同タイプと言われるアデバイヨールとの決定的な違いはそこでしょう。 中盤の選手からすれば、彼へのパスを出しにくい状況だったと思います。


ディアビーは本当に最悪でした。
ドリブルを試みても、パスをするわけでもシュートをするわけでもなく、ただただボールを失うのみ。 おそらく、90分間で20回以上は奪われたのではないしょうか?
自らのボールロストでピンチを招くも、それを追うこともしない。 もはや、存在自体がマイナスと言っても過言ではない出来でした。


そのディアビー以上に消えていた存在だったのが、ウォルコット。
結局最後まで何もできず、ドリブルのスピードと歩幅が合わない悪い癖が再発。
スラヴィア守備陣の早い寄せとフィジカルに完全に屈していました。
なぜか右のCKを蹴っていたのですが、あれも止めにした方がいいでしょう。 まともなボールが1つとして入りません。 元々クロス精度の高い選手ではないですし、あれではチャンスをふいにしているようなものです。


デニウソンは、ミスパスを連発。 彼は以前、
「カーリングカップでは既に十分に自分の価値を示したので、他のコンペティションに出たい。」
と語っていましたが、この出来では「カーリングカップ要員」を抜け出せません。
ボール扱いの以前に、フリーでボールを貰うための動きの質が低い。
これは、この試合のアーセナルの選手のほとんどに言えることですが、
「フリーのスペースを見つける動き」、
「相手に追い込まれて苦しい状況のチームメイトが簡単にパスを出せる位置に移動する、サポートの動き」
が決定的に足りませんでした。
これらの動きの無さは、自らがボールを要求してアピールしようとする気持ちの低さが全ての原因かと。
今回は、特にデニウソンからそれを感じました。
ジウベルト・シウバとのパス交換が少なく、中盤でパスのリズムを形成することができなかったのです。


ソングに関しては、元からミスをすることや危なっかしいことは織り込み済みだったので、驚きや不満はないです。

 

 

確かに、ユナイテッドとのビッグゲームを終えた後、しかも相手は前回「7-0」の大勝を収めたスラヴィアということで、
「さぁ、勝ちに行くぞ!」
というモチベーションを作っていくことは難しかったことと思います。
また、ピッチはアーセナルが苦手とする長さの長い芝。 さらに、後半からは豪雨の影響でそれが尚更厳しかったことでしょう。 チェコの寒さも運動量に響いたと思います。

しかし、それらを差し引いても、非常に残念なパフォーマンスでした。
もしスラヴィアに勝てていれば、アウェイでセビージャに負けたとしても、グループ1位での突破がほぼ決まっていたので、自分で自分の首を絞めたことになります。
セビージャ戦は「負けられない戦い」になるでしょう。

ただ、こうなったら、アーセナルと引き分けたスラヴィアには、最終戦のホームでのセビージャ戦でも頑張ってもらわないと(笑)
アーセナル戦同様、(攻撃的に行くと、まんまとセビージャに捕まってしまうので)守備的に戦って「勝ち点1以上」を目指して頂きましょう♪

 

リーグ戦の次戦は、今週末ではなく来週月曜日にアウェイでレディングと。
このCLでの不甲斐ない内容が、チーム全体の好調ぶりに悪い影響がないことを願いたいです。

 

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ユナイテッド戦 クローズド・ゲーム

2007-11-06 | アーセナル

アーセナル 2-2 マンチェスター・ユナイテッド


得点)セスク、ギャラス / OG、ロナウド


HOME)アーセナル

                 アデバイヨール
                           フレブ

           ロシツキー                エブーエ

                  セスク
                          フラミニ

        クリシー                          サニャ
                  ギャラス    トゥーレ


                     アルムニア


交代)エブーエ → ウォルコット
     フレブ → ジウベルト・シウバ
  ロシツキー → エドゥアルド


AWAY)マンチェスター・ユナイテッド

                                    ルーニー
                  テベス

           ギグス                 C・ロナウド

                アンデルソン
                       ハーグリーブス

        エブラ                          ブラウン
                ビディッチ   ファーディナンド


                   ファン・デル・サール


交代) ブラウン → オシェイ
  アンデルソン → キャリック
      テベス → サハ


主審)ハワード・ウェブ

 

 

試合の詳細(ランキング)


「Arsenal.com」

 

 

「勝てなくて残念だった。」とも、「負けなくて良かった。」とも言える、やはり試合内容を考えれば、「引き分け」が両チームにとって最もフェアな結果だったと言える試合でしょう。


せっかく試合前にプレビューの記事を書いたので、今回はそのプレビューで取り上げたポイントに沿いながら試合を振り返りたいと思います。

 


・ 前線の組み合わせ


アデバイヨールは、得点こそ決められなかったものの、この日は批判に値する内容ではなかったと思います。
後半は、アデバイヨールが前線で孤立する場面が目立つ、彼にとっては厳しい状況でしたが(試合後にヴェンゲルが、「これは自分に責任がある。」と語っています)、よくボールを収めていた方だと思います。 ファーディナンドとビディッチを背に1人で頑張りました。

やはり、フレブに「ストライカー」の役割を求めるのは酷だと、この試合で感じました。
ファン・ペルシー不在の影響の大きさは、プレビューでは
「マンチェスター・ユナイテッドにとってのスコールズの離脱よりも大きい。」
と書きましたが、実際は、ユナイテッドにとってのルーニーとスコールズの離脱よりも大きかったかもしれません(笑)
それ程、現在のアーセナルの前線ではファン・ペルシーが肝になっています。
今更ながら、4試合連続ゴール中での離脱は痛かったです。

 

・ 「右サイドハーフ」と「右SB」


セスクの同点弾は、サニャがライン際でよく粘ってクロスを上げたことによるものでしたが、それ以外の場面では、エブーエとサニャの「アーセナルの右サイド」が、攻撃でも守備でも、ギグスとエヴラの「ユナイテッドの左サイド」を相手に掌握権を握っていたとは思えませんでした。
ユナイテッドの右サイドの攻撃をロシツキーとクリシーが上手く抑えていた分、それは余計に目立ちました。
エブーエに、昨季の「右SB」時でのような大胆さが消えているのが気にかかります。

 

・ 「セスク」 VS 「ハーグリーブス」


セスクが自由なれたのは、同点ゴールの場面ぐらい。
それ以外では、ハーグリーブスとアンデルソン、特にアンデルソンの執拗なマークが厄介で、あまり重要な働きは出来ませんでした。

アウェイのリバプール戦もプレッシャーは厳しかったですが、ユナイテッドはそれ以上。 さすがですね。
今季のエミレーツの試合で、アーセナルが本来の自分達のサッカーをするのに最も苦しんだ試合だったと思います。

 

・ユナイテッドの攻撃陣への対応


失点シーンは、ユナイテッドお得意のサイド攻撃から崩されたものですが、それよりも苦労したのは、GKファン・デル・サールとファーディナンドから送られてきたロングボールの対処でした。
ユナイテッドは意外にも早い段階からロングボールを放り込んできて、それがルーニーやテベスに綺麗な形で落とされてしまい、そこからチャンスを作られてしまいました。
完璧に崩された2失点目も、実はGKからのロングボールをルーニーに競り負けてボールをサハに渡してしまったところから始まりました。

この辺りは、ギャラスとトゥーレの責任です。
ルーニーとテベスの2人に競り負けていたのだから情けない。 もちろん、彼らは“普通の170cm前後のFW”ではありませんが、ギャラスとトゥーレ程の身長差のアドバンテージがあれば、確実に競り勝たないと。
ロングボールの対処と高さの無さに不安を覚えました。

 

 

選手個々とチーム全体の評価に触れる前に、ちょっと一息
よろしくお願いします!

 

 

アーセナルで悔やむべきは、前半ロスタイムの失点はもちろんのこと、後半開始3分にセスクが同点にした後の約10分間の圧倒的攻勢の時間帯で逆転できなかったことです。
明らかに混乱が生じていたユナイテッドの守備陣に、落ち着きを取り戻す余裕を与えてしまいました。


そして、ヴェンゲルの采配にも疑問が。
勝ちに行くため、エドゥアルドの投入はわかりますが、フレブに代えてジウベルト・シウバの投入は理解不能でした。
ジウベルトに“気を使った”としか思えない采配です。 
もしヴェンゲルがジウベルトに気を使うなら、次のスラヴィア・プラハとのアウェイ戦に彼を先発させれば良かったのではないでしょうか?
ジウベルトの投入でシステムが、

                  アデバイヨール


                    セスク
         エドゥアルド              ウォルコット

               フラミニ
                    ジウベルト・シウバ

という、未だかつて試したことのない訳のわからないものになってしまい、その直後に失点を招きました。


アルムニアは、トッテナムとのアウェイ・ゲームに続き、ビッグゲームでミスを連発。
1点目はギャラスに当たって少しコースが変わったものですが、トップレベルのGKなら弾き出しているはず。
2点目は飛び出しが問題外。
終始、自信が無さそうにプレーしていましたね。

同じくスパーズ戦で指摘したように、レーマンが、
「アルムニアは重要な試合では勝っていない。」
と批判しているのは哀しいかな事実で、またしてもそれを証明した形になってしまいました。

かと言って、レーマンに戻しても問題は解決しませんし、安定感や、レーマンがチームに与える悪影響を考えれば、アルムニアで継続することに異論はありません。
しかし、やはり、上のステージを目指すならGKの補強は必要でしょうね。

 

これで、リバプールとユナイテッドの連戦を「勝ち点2」で終えることになりました。
「勝ち点4以上」を期待して、アンフィールドでリバプールに引き分け、エミレーツでユナイテッドに勝つという目論見を立てていましたが、どちらかと言えば、リバプール戦の方が勝ち点3に近い内容でしたね。

ユナイテッドにホームで引き分けてしまったと言っても、決して悲観する必要はなく、むしろアウェイのオールド・トラッフォードでの試合の方が、アーセナルの本来のサッカーが展開できるのではないかと思います。
ユナイテッドが今回のように中盤をタイトに形成することは考えられず、今回よりも攻撃の意識を強くするはずですから、その分のスペースを生かせれば、アーセナルお得意の高速カウンターが見せられるはず
ということを、試合中の後半に考えてしまったぐらいですから、今回はユナイテッドの試合巧者ぶりが目立ったというか、彼らにとってこれが「アウェイ・ゲーム」であったことが逆に功を奏してしまったのかなと思います。

 

 

2人の監督への怒りを語らせてもらう前に、ちょっと一息
よろしくお願いします!

 

 

最後に、
コメントを聞いて腹が立った2人の監督(元監督)への個人的な怒りに、お付き合い下さい。


<黙れ、ファーガソン>
ユナイテッドのファーガソン監督が、またまた“権力者”の顔を見せています。
試合後、主審を務めたウェブに対して、

「ハワード・ウェブはプレミアシップの最高の主審になる機会を持ったし、今回は彼にとってのビッグゲームだった。
だが、彼は時々アーセナルを贔屓にした。
(ギャラスの)2点目は、サハへのファウルを取らなかったことによるものだ。

と語っていましたが、何様なんでしょうか?
ヴェンゲルを含めて、試合後に主審への文句をぶちまける監督はプレミアにも山ほどいますが、

「I think Howard Webb has a great chance to be the top referee.」

という、明らかな上目線の物言いで審判を語るのは、彼だけでしょう。
それが「Sir」の爵位号に与えられた特権なのでしょうか?

それに、サハへのファウルを言うなら、それよりも先に、先制点の前のシーンでブラウンがフレブを腕で突き飛ばしたシーンこそファウルです。
サッカーの世界には、手を使って相手の体を押さえていい「ハンドオフ」という、ルールブックには掲載されていない暗黙上のルールがありますが、あれはハンドオフを超えて単なる突き倒しでしょう。

また彼は、エミレーツの警備についても問題視するコメントを出しましたが、
ベンチのすぐ傍にいた記者が語るには、

「普通だった。 どのスタジアムでもよくある程度。」

との話。
また同じく試合を観戦していた元主審のデルモット・ギャラガーも、
「おそらく、終了間際に同点されたことによる怒りがそういうコメントを出したのだろう。」
と語っています。

もちろん、この気持ちはわかりますが、1つ忘れて欲しくないのは、
「ユナイテッドも前半のロスタイムに点を取ったこと」
です。
自分達だけがアンラッキーと思うなら、こちらもアンラッキーであったことをお忘れなく。

そして、
“favoured”という直接的な言葉を使って主審を侮辱したファーガソンに対し、FAが調査に乗り出すようです。
過去の判例を見れば、罰金処分は間違いありませんが、果たして。
確実に言えるのは、ヴェンゲルなら間違いなく処分を受けています。

 

<よく考えてから物を言え、ヨル>
そして、もう1つは、トッテナムを解任されたマルティン・ヨルに向けての怒りを1つ。
彼は、ヴェンゲルと比べた場合の与えられた時間の短さを嘆き、

「ヴェンゲルはここ何シーズンもリーグ4位だ。 2004年のリーグ優勝以来何かタイトルを取ったか?」

と、まるでここ3年のヴェンゲルの成績が酷く、他のクラブなら解任されているとでも言いたげな言い草ですが、彼は大きな勘違いをしています。


まず、アーセナルは2005年のFAカップで優勝しています(ちなみに、モウリーニョもいつもこれを忘れて語っています)し、その年はリーグでも「2位」でした。

その翌シーズンが、スパーズと最後まで争ってのリーグ「4位」でしたが、ここでヴェンゲルは「CL準優勝」を果たしているのが大きな違いです。
個人的には、「カーリングカップ優勝」よりも「CL準優勝」の方が価値あることで、クラブ首脳陣が監督を評価・査定する場合にも、後者の方が考慮されるべきことであり、CL決勝に勝ち進んだヴェンゲルがマイナス評価を受けて解任されるはずがないと思うのですが。

何も成果を残せなかったのは昨季だけで、それでもカーリングカップでは決勝に行き、その前の準決勝ではスパーズに勝利しています。


ヨルは、他の監督を批判し羨む前に、自分が残した成果をよく見直すべきしょう。
まず、彼はここ3年間、ホームでのチェルシー戦1試合を除いて「ビッグ4」のクラブに全く勝っていないわけで、
「ビッグ4の牙城を崩そう。」
というモチベーションを持つ首脳陣が、この戦績を疑わないわけがありません。


そしてまず何よりも、彼は、「アーセナルに1度も勝てなかったこと」を反省するべきだと思います。
ボカ・ジュニオルスとリーベル・プレートの「スーペル・クラシコ」で敗れた方のチームの監督が解任される事例が多いように、「ローカル・ライバル」相手に結果が出せないことは、ファンの怒りと失望を招き、監督の評価・査定が致命的になるのは必然の流れでしょう。
昨季のカーリングカップ準決勝でアーセナルに勝って決勝に行っていれば、ヨルの評価も違っていたかもしれません。

その重要なことを、彼は忘れています。
彼がヴェンゲルを羨むのはお門違い、“wide of the mark”なことです。

 

 

今週水曜には、CLのスラヴィア・プラハ戦があります。
しかし、アーセナルにとっては来週月曜のレディング戦の方が勝ちに行くべき重要な試合であり、このスラヴィア戦は多少のメンバー変更をした方がいいのかと思います。
フレブかロシツキーを休ませて、エドゥアルドやウォルコットを試しましょう。

 

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ユナイテッド戦、プレビュー

2007-11-03 | アーセナル

いよいよ今日3日夜9時半から、アーセナルとマンチェスター・ユナイテッドが直接対決を迎えます。
この10年間のプレミアシップを支えてきた2チームが、“天王山決戦”の名目で対戦する久々の試合とあって、現地も異様な程の盛り上がりを見せています。

そこで今回は、この世界中が注目する大一番のポイントを箇条書きで整理しようと思います。
もちろんそれは、“アーセナル目線”から。

 

 

・ 前線の組み合わせ


アーセナルにとってのファン・ペルシーの離脱は、ユナイテッドにとってのスコールズの離脱よりもずっと大きいと思います。

アデバイヨールのパートナーが、
ボルトン戦ではエドゥアルド、スラヴィア戦ではウォルコット、リバプール戦ではフレブ、
と毎試合変わっていますが、今季の開幕当初のゲームとリバプール戦での活躍を見れば、この試合もフレブがトップの一角を務めるのが妥当でしょう。
しかし、カーリング・カップでのエドゥアルドの2得点がヴェンゲルの選考をより難しくさせました。

ウォルコットは、やはり、途中から入って試合を変える“ジョーカー”としてベンチに置いておきたいところです。

 

・ 「右サイドハーフ」と「右SB」


現行のエブーエとサニャの右サイド・コンビがあまり上手く行っていません。
守備時のマークの受け渡しや、2人のパス交換での崩しが見られないなどの連携面が不安材料の1つです。

エブーエが「右サイドハーフ」、サニャが「右SB」、
というチョイスは、フレブが前線に入る場合となりますが、仮にエドゥアルドがスタメンで入った場合は、攻撃陣4人の組み合わせが、


                 アデバイヨール
                         エドゥアルド

           ロシツキー                フレブ


となり、
サニャとエブーエのどちらを「右SB」に置くのかという問題が出てきます。

現時点で「右SB」のレギュラーを務めているのはサニャですが、ロナウドやギグスやナニといったドリブラーとの1対1の守備の時間が多くならざるを得ないことを考えると、エブーエの方がこの試合には適しているのかと思います。
サニャは、運動量が豊富且つフィジカルも強いファイターで、ここまで非常に安定したパフォーマンスを見せていますが、相手の左右の揺さぶりの動きへの対応に軽い部分が見られます。
また、ホームのエミレーツでの試合は、アーセナルにとって“勝たなければならない試合”であるため、攻撃力を考えれば、エブーエが「右SB」に入る方がより勝機は高まると思います。

 

・ 「セスク」 VS 「ハーグリーブス」


この2人のどちらが中盤を制するかに、勝負がかかっています。
これには、ユナイテッド側がハーグリーブスのパートナーを、アンデルソンとフレッチャー(コンディション次第でキャリック)のどちらで組んでくるかも影響するかと思います。

アーセナル側の「アンカー役」を務めるフラミニには、クリシーとサニャ(エブーエ)との連携により、ユナイテッドの攻撃を遅らせることが求められます。

 

 

目線をユナイテッドのポイントに移す前に、ちょっと一息
よろしくお願いします!

 

 

・ユナイテッドの攻撃陣への対応


ユナイテッドの攻撃で一番気をつけなければならないのが、カウンターアタック。
こちらのセットプレーもしくは中盤でのミスから奪われたボールが、サイドのロナウドやギグスに渡り、そこから爆発的なスピードに乗って繰り出されるカウンターは脅威です。
その次にボールが渡るルーニーとテベスの2トップの連携も試合毎に良くなっています。

また、ユナイテッドで他に恐いのが、ビディッチとファーディナンドによるセットプレーからのヘディング。
こういったビッグマッチというのはセットプレーで試合を分けることが多いものですから、彼ら、特にビディッチには注意が必要です。
まずは、セットプレーを与えないこと。

 

・これまでの直接対決


「アーセナル対マンチェスター・ユナイテッド」
と言えば、プレミア屈指の好カードであり、ヴェンゲルとファーガソンによる舌戦や、ヴィエラとロイ・キーンによるキャプテン同士のプライドのぶつかり合いで、当時からとにかく“熱くなる試合”として位置づけられ、どちらかと言えばアーセナルがユナイテッドを苦手にしていた印象(対戦戦績は、ヴェンゲル・アーセナルがわずかに有利)がありましたが、
今思えば、試合前の時点でアーセナルは負けていたのかもしれません。

過去の「アーセナル対ユナイテッド」を端的に言えば、中盤でのせめぎ合いが非常に激しく、両チーム共に危険なタックルを試みる“喧嘩試合”でした。
しかし、過去も現在も、アーセナルはこういったタイプの“自分達のサッカーが披露できない試合”には弱さを見せます。

やはり、彼らの最大の長所は、そのテクニカルなパス回しであるため、
ボルトン戦のように、「ボールが動いている時間」、「ボールが芝の上にある時間」が短くなればなるほど、彼らは自分達のリズムを見失って苦戦を招いてしまいます。

そういった意味では、ファウルが多くなって試合が止まることの多かったここ数シーズンの対戦で苦しみ、
揉め事らしい揉め事もなく、どちらも比較的“クリーンに”試合をした昨季の対戦で、アーセナルがホームとアウェイの両方で勝利を収めたことは、自然な成り行きだったのかもしれません。

 

以上これまでのポイントをまとめると、
アーセナルは、

・ “喧嘩試合”にしないこと

・ 頭を冷静に(試合前にこうなってはダメです)保ち、これまで通りの自分達のテクニカルなサッカーをすること

・ ウォルコットら交代選手を入れる時間帯とタイミングを間違えない

・ 相手のカウンターとセットプレーに注意

ということです。


ユナイテッドとしては、「引き分け」でも悪くない結果かもしれませんが、アーセナルとしては、勝って心理的優位に立ちたいところ。

ただ、1つ言えるのは、
「どちらが勝ってもタイトルを決める試合にはならない」
ということです。
もし痛み分けに終わって、チェルシーとリバプールが共に勝てば、「ビッグ4」の名に相応しい、4チームによる優勝争いが今後も繰り広げられることでしょう。


最後に、
ガンバ大阪、優勝おめでとう!!!

 

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シェフィールド戦 Unstoppable Young Guns

2007-11-01 | アーセナル

シェフィールド・ユナイテッド 0-3 アーセナル


得点)エドゥアルド2、デニウソン


AWAY)アーセナル

                         ベンドナー
                 エドゥアルド

           ディアビー              ウォルコット

                 デニウソン
                      ジウベルト・シウバ

        ギブス                        ディアッラ
                   ホイト   ソング


                    ファビアンスキー


交代)ウォルコット → ランズベリー
    エドゥアルド → バラザイト
     ディアビー → メリダ


主審)マイク・ディーン

 


試合の詳細(ランキング)


「Arsenal.com」

 


「カーリングカップ4回戦」をネット観戦(視聴環境が整わず、前半残り10分からの観戦となりました)。


相手は、チャンピオンシップ(2部相当)のシェフィールド・ユナイテッド

シェフィールドがプレミアに在籍していた昨季の同じ場所での対戦は、
劣悪なピッチと危険なタックルの応酬、ロングボール中心のフィジカルな戦いに苦しんだ結果「0-1」の敗戦を喫し、降格クラブを相手に“昨季のアーセナルの典型的な負け試合”を演じてしまいました(シェフィールド・ファン暦50年以上のご老人にとっては、彼のサッカー観戦史上ベスト・ゲームだったそうですが…)。


その忌まわしき記憶が蘇る「ブラモール・レーン」での試合で、アーセナルはいつもの通り若手を積極起用。
「3回戦」のニューカッスル戦メンバーを基本に、若干の変更を加えた構成となりました。

2トップは、エドゥアルドとベントナー。
センターには、デニウソンと、中盤では今季初先発のジウベルト・シウバ。
トラオレがフランスU―19代表の遠征に帯同していることで抜けた左SBには、プレシーズンの「エミレーツ・カップ」で印象に残る活躍を見せたギブスを。
右SBには、中盤が本職のディアッラ。
CBには、それぞれ右SBと中盤が本職のホイトとソングを。
GKには、ニューカッスル戦に引き続きファビアンスキーが入りました。


試合は、開始直後にシェフィールドにチャンスを作られる悪い立ち上がりとなりましたが、これをファビアンスキーが好セーブで防ぐと、8分、ベントナーのパスを左サイド・ゴール前約25mの位置で受けたエドゥアルドが、そのまま利き足の左足を振り切ってボールがネット左隅に強烈に突き刺さり先制。
その後もアーセナルがゲームを支配しました。

後半5分には、ギブスのロングパスからディフェンスラインの裏へ抜け出したエドゥアルドが、GKとの1対1を冷静に決めて2点目。
そして、24分、相手エリア付近でのパス回しでシェフィールド守備陣を左右に振り回し、センターでボールを受けたデニウソンがドリブルから放ったミドルシュートが相手に当たってコースが変わって入って3点目。
その後の20分間はアーセナルがパス回しを楽しむ時間となり、後半を全く危なげなく終え、ベスト8進出を決めました。

 

 

選手個々とチーム全体の評価に触れる前に、ちょっと一息
よろしくお願いします!

 

 

若手選手が“フィジカル勝負”に屈してしまわないかという不安が過ぎりましたが、それも杞憂に終わりました。
内容面でも、レギュラークラスの選手達が披露するものと大差のない質の高いサッカーを見せて、快勝を収めました。

ベンチメンバーを含めた平均年齢は「20.2歳」。
31歳のジウベルト・シウバがいなければ、20代を軽く切っていたことでしょう。


試合の最後には、週末のマンチェスター・ユナイテッド戦を睨んで、出場可能性のあるウォルコット、エドゥアルド、ディアビーの3人を下げ、
リザーブチームで活躍している、
イングランドU―17代表MFヘンリー・ランズベリー、
オランダU―17代表FWナセル・バラザイト、
スペインU―17代表MFフラン・メリダ

の3人を投入する余裕も見せました。

短い時間でほとんどプレー機会のなかった3人ですが、その状況下でも、FWバラザイトは、ベルカンプ → ファン・ペルシーと続く「アーセナルのオランダ人FW」特有のボールタッチの柔らかさと、“大人”相手に囲まれてもボール奪われないキープ力を示しました。
非常に余裕のある試合展開で、且つディアビーは少し自信過剰なボールの持ち方が見えていたので、メリダにもう少し早い時間帯から出番を与えて欲しかったところです。

また、スタメン出場したイングランド人MFキーラン・ギブスは、おそらくリザーブでも経験したことないであろう「左SB」での出場ということで、どうしても守備の意識が先に行ってしまったせいか彼の持ち味である攻撃面での良さがあまり出ませんでしたが、それでも、エドゥアルドの2点目のアシストとなったロングパスの精度と状況判断はお見事。
個人的には、現段階で最もトップチームに近い位置にいる若手ではないかと思います。

ちなみに、アーセナルで3人のイングランド人選手が先発をしたのは今季初めて。
ランズベリーを含めると、この試合には4人のイングランド人選手が出場したことなります。
あと数年後には、これがトップチームでも見られることでしょう。

 

ファビアンスキーが先発したことは、レーマンにとってはより不満の募る状況になったかもしれません。
しかし、これでレーマンの1月の放出が確定的になったと言えるでしょう。
構想外の“ベテラン問題児”に気を使うより、将来ある若手選手に出場経験を積ませようという、ヴェンゲルの賢明な判断です。


約3年ぶり(?)となったホイトのCBでの出場にも驚きでしたが、また、彼がこの位置で非常に安定した働きを見せたことも嬉しい驚きでした。
文句1つ言わずに、出る試合出る試合で悪くない活躍を見せている彼には、良い報いがあって欲しいと願いたいです。 CLグループリーグの最終戦やFAカップでも出番をあると思います。


ディアッラの右SBも良かったです。
守備のイメージがある彼ですが、フランス代表でも積極的な攻め上がりを見せていますし、ドリブルもボール扱いも丁寧でした。


デニウソンは、ニューカッスル戦に続きカーリングカップ2戦連続ゴール。
12~2月の過密日程時に来たるべき“セスクの休息日”に彼の代わりを務めるのは、ディアビーではなくデニウソンではないかと思わせるようなプレーぶりでした。
ホームとは言えニューカッスルの主力相手に、2部とは言えアウェイで難しい相手に、あれだけのプレーが披露できるのは心強い限りです。


エドゥアルドは、2得点を挙げる素晴らしい活躍を見せました。
以前から感じていたことですが、いわゆる“オールラウンド”なFWが多かったこれまでのアーセナルの中で、彼は点を取ることのみに長けた“古典的なセンターFW”としての資質を持っていると思います。
もちろんそれだけでなく、彼はよく走るチームプレーヤーでもあり、守備の意識も高く、パスセンスもあるのですが、
“試合中の流れの中ではあまり目立たないけれど、いつの間にか点を取っている”
という感覚を持ち合わせている珍しいタイプの選手
であると思いますし、この試合でもそういった感じを受けました。

2点目のフィニッシュの冷静さなどはアデバイヨールに教えてほしいところですし、
逆に、“エドゥアルドにアデバイヨールのダイナミックさがあれば、アデバイヨールにエドゥアルドのゴール感覚があれば、どれだけ素晴らしい選手であるか”という想像までしてしまいます。
ユナイテッド戦では、少なくともベンチには入って来るでしょう。

 

 

この試合では、若手選手の潜在能力の高さとチームの選手層の厚さを改めて示しました。
そして何より、好調のチームの流れを壊さずに主力を休ませられたことが大きいです。

チェルシーを見ても、リバプールを見ても、このカーリングカップ4回戦ではランパードやジェラードを始めとしたほとんどの主力選手を使っての(ホームでの)辛勝ですし、
この、「前の試合から11人替え」、「レギュラーメンバー0」で公式戦で完勝するという芸当ができるのはアーセナルだけかと。

しかし、このある種の敬意を欠いた行為は、相手にとっては非常に屈辱的なようで、シェフィールドの1人のファンが試合後、不甲斐ないチームに抗議する意味でベンチにスカーフを投げた、という話を聞きました(笑)
相手からすれば、
「“平均年齢20歳の控え組”に負けたくない、負けられない」
という余計なプレッシャーを感じてしまうところもあるんでしょうね。

 

週末土曜日のランチタイムには、マンチェスター・ユナイテッドとの大一番を迎えます。

 

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