NO FOOTBALL NO LIFE

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ローマは晴れ。ミラノは雨。

2006-11-12 | セリエA

ACミラン 1-2 ローマ

得点)ブロッキ / トッティ2

HOME)ACミラン

             ジラルディーノ    オリベイラ

                     カカ

          セードルフ              ブロッキ

                     ピルロ

      ヤンクロフスキ                     シミッチ
               マルディーニ    ネスタ


                     ジーダ


AWAY)ローマ

                     トッティ

           マンシーニ               タッデイ

                     ペロッタ

               デ・ロッシ       ピサロ

       トネット                        パヌッチ
                  キヴ     メクセス


                      ドニ


<終戦間近>
2連敗で首位インテルとの勝ち点差が「17」にまで離され、自信喪失気味のミラン。
試合は立ち上がりからアウェイのローマに支配される展開となった。

ローマは自らの持ち味である小気味よいダイレクトパスの交換がうまく回り、マンシーニ、タッデイ、ペッロッタ、デ・ロッシがトッティを追い越していく「0トップシステム」が完成度の高さを見せていた。
そして開始7分、前節2ゴール好調タッデイの右サイドからの浮き球のパスをトッティがダイレクトボレー。ジャストミートこそしなかったものの、ボールはゴール左隅に吸い込まれ行き、ローマが先制。

「ホーム2連敗」、そして「リーグ戦3連敗」だけは避けたいミラン。 この失点で目を覚まし、徐々にペースを掴み始めたが、セードルフの右足ミドル、オリベイラの左足ミドルはどちらもクロスバーに直撃。
前半の内に追い付くことができず、運にも見放されていたミランだったが、後半11分、ガットゥーゾの負傷離脱によって先発出場のチャンスが回ってきたブロッキが放った強烈なミドルが、アウト回転がかかってゴール右隅に決まり、ミランが同点。

逆転を狙ってさらに攻め込むミランだったが、ジダのキックミスから試合の流れが徐々に変わっていく。
そして後半38分、トネットがセードルフからカットしたボールがアクイラーニに渡り、アクイラーニがこれをダイレクト、それも「ラボーナ」キックで左サイドのマンシーニへ。 そのマンシーニが上げたクロスを、後方から飛び込んできたトッティが頭で合わせて、勝ち越し。

試合が中断される場面はほとんど見られなかったが、ロスタイムはなぜか「4分」。 このロスタイム4分を生かして途中出場のインザーギがヘディングでゴールネットを割るも、これはオフサイド。 このままローマが守り切り、19年ぶりにサンシーロで勝利を収めた。

 

ローマの攻撃は美しかった。
大黒柱のトッティが好調。 しかし、挙げた2ゴールはどちらとも、各選手の高い個人技と連携、献身的姿勢によって生まれた、「チームで勝ち取った」ゴールだった。
それを如実に示しているのが2点目。
「左SB」のトネットが相手陣内バイタルエリア付近まで上がっていってボールを奪い、アクイラーニの秀逸なラボーナが生まれた。 あの場面、もしアクイラーニが「ダイレクト」で左に叩いていなければ、マンシーニはミランのディフェンスに詰められ、得点機には至らなかったことだろう。
そのラボーナパスをマンシーニが受け、ここぞの場面で動き出したトッティがマンシーニのクロスを合わせた。 まさに、4人の呼吸の波長が見事に合わさった瞬間だった。 

ローマが織り成すの攻撃の美しさは、もはやバルセロナやアーセナルのそれと同等以上のものとなっている。


対するミランは、未だにシェフチェンコの幻影に苦しんでいる様子。 「決定力不足」は深刻で、2トップの組合せにアンチェロッティも悩まされている。
これで、リーグ戦3連敗。 もし今日行われるパルマ戦にインテルが勝利すれば、勝ち点差は「20」となる。
どこをどう肯定的に捉えても、ミランのスクデットは絶望的になった。

 


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