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CLグループリーグ組合せ決定 & Portsmouth戦 & Celtic戦

2009-08-30 | アーセナル

今週27日木曜日に2009/2010シーズン「CL」グループリーグの組合せ抽選会が行われ、結果は以下の通りに決まりました。

<グループH>
アーセナル(イングランド)
AZ(オランダ)
オリンピアコス(ギリシャ)
スタンダール・リエージュ(ベルギー)

かなり恵まれたと思います。
インテルやレアル・マドリードなどの強豪がポット2に入って激戦区に組み込まれることが予想されましたが、それは避けられました。

ポット2のチームとして入ってきたのはオランダのAZ。
熱狂的なファンを持つオリンピアコスも、ベルギー王者のスタンダール・リエージュも侮れませんが、今回の組合せで突破できなければ、何の言い訳もできませんね。


また、先週の「プレミアシップ」・ポーツマス戦、ミッドウィークの「CL予備予選プレーオフ2nd leg」のセルティック戦を簡単に振り返ると、どちらもホームで楽な展開の試合でした。
ポーツマス戦ではディアビーが開花。 相手のポーツマスがクラブの内部事情に問題を抱えていることが影響して迫力を欠いたこともありましたが、予想以上の完勝。
エドゥアルド、ラムジーら控え選手が良い活躍を見せたのも、選手層という意味でチームにとって朗報です。


セルティック戦は、相手と格の違いを見せ付けた内容での勝利でした。
セルティックは監督がトニー・モウブレイに代わって、繋ぐサッカーを志しているようで、アーセナルとしてはやりやすかったです。
ストラカン時代のように、ロングボールを多用されてのフィジカル勝負に持ち込まれた方が嫌でしたからね。
この試合ではエブーエが気合いの入った良いプレーを見せていました。
SBのファーストチョイスをサニャから奪うのはもう厳しいでしょうから、彼としては今回のウイングの位置で今後も安定したプレーが求められます。
しかし、試合の争点は何と言っても、エドゥアルドのダイブとその後の過熱した論争。
ヴェンゲルの“魔女狩り”との比喩は素直に頷けます。
確かにダイブは褒められたことではありませんが、なぜ彼だけ出場停止という話にまで及んでしまうのか。
これまで何度となくダイブをして恩恵を受けた選手は山ほどいますし、常習犯として有名な選手も出場停止の処分など下されてはいません。
これは明らかにUEFA会長の“見せしめ”であり、アーセナルへの嫌がらせでしょう。
もしも処罰が下されるのなら、今後全てのリーグ全ての試合でこの規定を明文化すべきです。


今日深夜にはユナイテッド戦を控えます。
セスクの負傷は痛いですが、なんとか引き分け以上の結果を残して欲しいです。
インターナショナル・ウィーク明けのシティー戦と併せて、この“マンチェスター遠征”を良い結果で乗り切れば、期待は更に高まることでしょう。

 

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Everton戦 Who writes off us ?

2009-08-21 | アーセナル

エバートン 1-6 アーセナル


得点)サハ / デニウソン、フェルマーレン、ギャラス、セスク2、エドゥアルド


HOME)エバートン

                    ジョー

                  フェライーニ
           ピーナール           オズマン

                ケイヒル
                      P・ネビル

        ベインズ                   ヒバート
                レスコット    ヨボ


                   ハワード


AWAY)アーセナル

                 ファン・ペルシー

         アルシャヒン             ベントナー

              デニウソン      セスク

                    ソング

       クリシー                      サニャ
              フェルマーレン  ギャラス


                  アルムニア


交代)  ベントナー → エブーエ
  ファン・ペルシー → エドゥアルド
        セスク → ラムジー


主審)マーク・ハルジー

 

「2009-2010シーズン」のプレミアシップ開幕戦。
アーセナルの相手は「CL出場権獲得争いのライバル」とされるエバートンでしたが、アウェイで6点の大勝。 誰もが予想しない結果となり、開幕前の低い前評判を覆す恰好となりました。


前半26分にデニウソンのゴールが決まるまでは、こういった結果になるとはとても思えない拮抗した展開でした。 形勢はむしろその逆で、少し前の時間帯にはエバートンが押し込んでいました。
セカンドトップの位置に入ったフェライーニが非常に厄介で、前線でポスト役になったり左右に開いたりとかき回されました。 そして、そこで空いたスペースをケイヒルに突かれるという最も警戒すべきシーンをも迎えました。

しかし、それもデニウソンの先制点により流れが変わりました。
この「4-3-3」システムは、デニウソンの持ち味が存分に発揮できるシステムであることがわかりました。
昨季のデニウソンは中盤の底でボールホルダーとなれずに、前任のフラミニとの比較に苦しみましたが、元々は守備よりもシンプルなパス捌きや2列目からの飛び出しを得意とする選手です。
「2センター」でセスクのカバー役に徹するよりも、「3センター」で守備の負担を軽くさせた方が彼は生きるようです。


この試合はいつもは“やられる方”であるセットプレーでも輝きを見せました。
フェルマーレンの2点目は非常に打点が高く美しいヘディングで、ギャラスの3点目は相手のマークを潜り抜けた彼らしいものでした。
そして、後半3分のカウンターで試合は決まりました。 起点となったアルシャヒンのデニウソンへのパス、アシストとなったファン・ペルシーのクロス、セスクのシュートは全て相手の股を抜いたものであり、個々の選手の技術力の高さが窺えました。


とにもかくにも、今回はほぼ文句なしの内容でした。
あとは、ロシツキー、ナスリ、ウォルコット、ディアビーらがフィットした時の中盤・前線の組み合わせがどうなるのかといったところでしょう。 また、ベントナーがサイドに位置することで、相手SBとの身長のミスマッチから、そこに目掛けてロングボールを入れればかなりの確率で勝てますが、逆にクロスの受け手が足りません。

 

ここ数シーズン毎年安定的に上位をキープしているエバートンですが、毎シーズン彼らはスロースターターです。 昨季も、ホームの開幕戦でデイビッド・ダンのスーパーゴールによりブラックバーンに敗れたのは記憶に新しいところ。 いずれ調子を取り戻すはずでしょう。

 

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プレシーズンマッチを終えて

2009-08-15 | アーセナル

最終戦バレンシア戦の敗戦を、監督ヴェンゲルはどう見て、どう感じたか。
今回のプレシーズンマッチ7試合で敗戦を喫したのはバレンシア戦だけでしたが、同等のステータスを持つクラブはこのバレンシアと、「エミレーツ・カップ」で対戦し辛勝したアトレチコ・マドリードだけでした。
またそのアトレチコ・マドリード戦でも、高いディフェンスラインの裏を再三突かれて崩される、目を覆いたくなるような守備を見せてしまいましたが。
バレンシア戦も含めて、アーセナルの特徴である高いディフェンスライン、オフサイドトラップが徒となって簡単にピンチを招くことが多く見られました。

また今回、ヴェンゲルが「4-3-3」のシステムにこだわり見せていることにも疑問が残ります。
高さとフィジカルには難のあるファン・ペルシーを中央で、ボールテクニックとパスセンスに難があり、決してスピードがあるわけではないベントナーをウイングで起用するシステムが機能していたとは思いません。

プレシーズンで得た収穫は、新戦力のフェルマーレンが常に次第点以上のパフォーマンスを見せていたことと、2シーズン目のアルシャヒンが開幕から爆発を予感させる活躍を見せていたこと、そしてウィルシャーの覚醒です。
特にウィルシャーの「エミレーツ・カップ」2試合での活躍は目覚ましいものがありました。まだ17歳ですが、視野が広く、ボールを持った時も冷静で、ゴールを目の前にしても慌てる様子が全くありません。

しかし、そのウィルシャーも、シーズンを通してとなれば、もちろん別です。
選手層の薄さについて聞かれたヴェンゲルは、
「ロシツキー、エドゥアルドはほとんど新戦力のようなものだから、決して薄くない。」
と語りましたが、怪我がちの2人、特に試合に出る度に必ず怪我を再発させるロシツキーを年間の戦力として期待はできません。

補強資金が足らないわけではないはずです。 少なくとも、アデバイヨールとトゥーレの売却資金4000万£はあるはず。 DFのトップリストであるフルハムのハンゲランの移籍金はトゥーレの移籍金でそのまま賄えます。


プレミアシップ開幕戦のエバートン戦を今日に控えます。
昨季5位のエバートンにもし敗れれば、メディアから“CL出場権獲得の危機”との批判が高まり、ミッドウィークの「CL予備予選プレーオフ」のセルティック戦にも影響が出るでしょう。
あと1人2人の新戦力の獲得を明言しているヴェンゲル。アーセナルには、高さのある屈強なCB、同じく守備的MF、アデバイヨールの穴埋めとなるFWのセンターライン3枚が足りません。


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