○パラグアイ 0-0 日本
(PK)3-5
パラグアイ)
バリオス
ベニテス サンタクルス
リベロス ベラ
オルティゴサ
モレル ボネ
アルカラス ダシルバ
ビジャル
交代) ベニテス → バルデス
オルティゴサ → バレト
サンタクルス → カルドーソ
日本)
本田圭佑
大久保嘉人 松井大輔
遠藤保仁 長谷部誠
阿部勇樹
長友佑都 駒野友一
闘莉王 中澤佑二
川島永嗣
交代)松井大輔 → 岡崎慎司
阿部勇樹 → 中村憲剛
大久保嘉人 → 玉田圭司
遅まきながら、一言。
日本代表は持てる力を全て出し切りました。
大会直前のテストマッチ4連敗という最悪の状況を考えれば、短期間でここまで持ち直したのは見事でしたし、そしてチームは大会中に大きく成長を遂げました。
今大会は、日本サッカーが目指すべき“形”が確立した大会だったと言っていいでしょう。
Jリーグ開設からの右肩上がりの急成長、中田英寿や中村俊輔ら世界の舞台で活躍する個人の台頭、日韓W杯での決勝トーナメント進出で、日本は世界と肩を並べたという“誤認識”を持ってしまいました。
その結果が、世界と“対等に渡り合おうとした”4年前のドイツW杯の失敗でした。
しかし、今大会の成功は、“対等に渡り合おうとする”ことを諦め、相手を格上と認めて自分達ができることをする“身の丈のあったサッカー”を心がけたからこそである他ありません。
そしてその結果、世界も日本の「組織的な守備」を称賛しました。
日本は4年後のブラジルW杯までに、この事実を忘れてはなりません。
“自信”とは違う“誤認識”を再び持つこととなれば、今後4年間の準備期間は空虚なものとなります。
しかし当然のことながら、守備だけでは勝てないのも事実であり、最終パラグアイ戦ではその限界が露呈されました。
今後4年間は、今大会で見出した“形”を維持・発展させながら、いかに個人の力を伸ばしていくかが重要となります。
今大会の躍進で、川島と長友が海外に出ることが確実視され、出れなかった内田と香川も、それぞれシャルケとドルトムントというドイツの強豪に移籍することが決まっています。
惨敗の後、「日本人選手」の株が大暴落した4年前とは大きく違いますが、既に4年後へのカウントダウンはもう始まっており、足取りを止めてはなりません。
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