NO FOOTBALL NO LIFE

国内、ヨーロッパ、南米のサッカー観戦ブログ! Jリーグ、3大リーグを中心に全世界を完全網羅!(予定)
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07/08CL決勝 雑感

2008-05-24 | チャンピオンズリーグ・UEFA杯

より“better”なチームは、チェルシーだったと思います。

しかし、チェルシーは、ここまでで“運”を使い果たしてしまい、大事な決勝にはその“運”を残していなかったようです。
ユナイテッドは、ゴールポスト、クロスバー、審判に助けられました。
主審のルボス・ミチェルの笛はC・ロナウドに対して非常に“過保護”であり、スコールズとテベスはいつ退場してもおかしくないほど、高いモチベーションが悪い方向に出ている部分があったと思います。

そして、最後は、雨でぬかるんだピッチにも助けられました。
ジョン・テリーのPK失敗。 チェルシー側の不運と言わずして何と言うでしょうか。

 

ユナイテッドの勝因は、苦しかったあの後半を耐えたことだと思います。
準決勝1st legのバルセロナ戦といい、守備網を完全に崩されるシーンが何度と重なり、決して「鉄壁の守備」という内容ではなかったとは思いますが、最後の最後のところでなんとか凌ぐことができていました。

この試合に限って言えば、ファーディナンドよりビディッチでした。
あのドログバを抑えるだけの高さとパワーは圧巻であり、怪我の影響で終始不安定だったファーディナンドのカバー役までこなしていました。

 

他に、この試合で印象的だったのは、両チームのGKの活躍です。
前半に、ファン・デル・サールはバラックのヘディングシュートをスーパーセーブ、
その直後には、今度はチェフが、テベスとキャリックのシュートをスーパーセーブ。
今回に限らず、カップ戦のタイトルを獲るためには、安定した守備陣の存在が不可欠であることを再確認しました。

PK戦の場面では、特にファン・デル・サールが上手かったです。
テリーのシーンでは、前に出てテリーに近寄ってプレッシャーをかけ、
カルーがボールをセットした時には、わざとゆっくりと時間をかけてゴールに向かい、“相手のタイミング”で蹴らせることを嫌いました。

 

「CL決勝」は、世界中のサッカー選手・ファンが憧れるステージであり、それに立つ選手達は羨望の的となります。
しかし、それに惜しくも立てなかった選手・ファンにとっては、“羨望”よりも“嫉妬”の念の方が強いはずでしょう。
あのユナイテッドの強さを目の当たりにして、来季の活躍(監督は補強)を誓わなかったチームは、もうその時点で来季も「敗者」であることは確定していると思います。

 

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「CL準決勝」1st leg 雑感

2008-04-29 | チャンピオンズリーグ・UEFA杯

いよいよ、「CL準決勝」2nd legが今日から行われますが、その前に遅まきながら、
1st legの感想を簡単に。

 

 

○ バルセロナ 0-0 マンチェスター・ユナイテッド


この2チームの試合で、
開始早々にアウェイのユナイテッドが「カンプノウ」でPKを獲得したことも、
それをC・ロナウドが失敗したことも、
バルセロナが内容でユナイテッドを圧倒したことも、
ユナイテッドが全くと言っていいほど攻撃できなかったことも、
最終的には“スコアレスドロー”で試合が終わったことも、
全てが予想外でした。


“チーム内のゴタゴタで一枚岩になれずに不調のバルセロナが、今季絶好調のユナイテッドを相手に完敗する”
というのが大方の予想でしたが(私はそう思っていませんでした 笑)、それが逆にバルセロナの選手達にとってモチベーションを上げる要因になったのだと思います。
内容や観客の雰囲気を含め、ここ最近の中ではかなりベストに近いパフォーマンスを見せました。


しかし、攻撃パターンの欠如に問題がありました。
細かいパスの崩しによる中央突破は、バルセロナというクラブの“アイデンティティ”であるのでしょうが、メッシの単独の突破とパスアンドゴーの一辺倒だけでは、人数をかけて中央を固めたユナイテッドを崩すことはできません。
そして最後は、

中央を崩せない → しょうがなくサイドに展開 → 単純なクロスを入れても、高さで勝てず
という、ユナイテッドからすれば非常に“守り易い”状況に自ら持ち込んでしまいました。
普通に考えて、「スペインのチーム」が「イングランドのチーム」を空中戦で崩すのは難しいですし、それがショートパス主体のバルセロナであれば尚更でしょう。

バルセロナは、もう少しミドルシュートやグラウンダーのアーリークロスを積極的に使うなどして攻めのパターンを増やす必要がありました。
そういった意味では、終盤に投入されたアンリは試合の流れを変える存在感を見せました。 “昨年までライバルだった”ユナイテッドを相手に意地を見せようとする気持ちも伝わりました。

 

2nd legも、まだまだ何が起こるかわかりません。
ユナイテッドはチェルシー戦の敗戦のショックと疲労が残っているはずです。
また、バルセロナ戦に続いて2試合連続でほとんど攻撃できずに守備に追われたことによる心労も大きいでしょう。
得点がほしいユナイテッドは攻撃に人数をかけてくるため、バルセロナにはカウンターという攻めの選択肢も増えます。

現状ユナイテッドの優位は揺るぎませんが、バルセロナにはリーガ全体を背負った“特別な気持ち”を持って挑んでほしいと思います。


最後に、「CL」とは離れますが、
チェルシー対ユナイテッド戦の試合後に、ファーガソンが2点目のPKのジャッジについて文句を言っていた件について一言。

「こういったビッグゲームであんな形のPKを認めるなんて…」
と恨み節を語っていましたが、それじゃあ、アーセナル戦のギャラスのPKは全く問題がなかったのでしょうか?
これでは、ユナイテッドの対戦相手に対してPKを与えることがまるで“社会悪”かのようです。

一般に、世間では、ヴェンゲルの方が「審判へのクレームが多い監督」というイメージを持たれていますが、実際はファーガソンの方がより直接的で乱暴な言葉を使って審判批判を繰り返しています。
両者の違いは、そのコメントに対して“マスコミが反応するかしないか”。
つまり、「Sir」は何を言っても批判されないのです。
ただ、今回は副審を“名指し”で批判。 いい加減、FAは動いた方がいいですよ。

 

 

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○ リバプール 1-1 チェルシー


同じステージでの過去2度の対戦と、「対戦の順序」が逆になったことから、私はチェルシーの勝ち上がりを予想していました。
今のところは、その予想が正解に向かいつつありますね。


「リバプールにとっては運がなかった、チェルシーにとっては運があった」
としか言い様がない結末でした。
しかし、実力が拮抗するCLのノックアウト・ステージでは、より運が試合を左右する部分は大きいと思います。

ただ、私は、運というのは「質量保存の法則」が当てはまると思っていて、アーセナルとの準々決勝でその運の総質量の大部分を使ってしまったリバプールは、今回はそのツケが回ってきた形だったのだと思います。

しかし、チェルシーも、クジ運を含めてかなりの質量の運を使いながら勝ち上がってきたチームです。
2nd legは、未だに露見していないチェルシーの不運が試合を動かす可能性も考えられます。

 

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「CL準々決勝」の組み合わせが決定!

2008-03-15 | チャンピオンズリーグ・UEFA杯

「CL準々決勝」の組み合わせ抽選会が14日にスイスのニヨンで行われ、アーセナルは同じイングランドのリバプールと対戦することが決まりました。

 

やはり、
「アーセナルはクジ運が悪く、チェルシーはクジ運が良い。」
という不公平感がさらに続くことになる抽選結果となりました(苦笑)
イングランド勢との対決は一番避けたかったですし、シャルケとフェネルバフチェが希望でしたが、そう上手くは行きませんね。


今回は、「1st leg」をホームで、「2nd leg」をアウェイで戦うことになります。
ここ数年のCLを見ていると、アーセナルは1st legをホームで戦う方が結果が出ており、リバプールは2nd legをホームで戦う方が結果が出ています。

これで、日程は、

・ 4月2日(水)   CL(H)
・ 4月5日(土)  プレミア(H)
・ 4月8日(火)   CL(A)

と、「リバプール3連戦」が続きます。
その週末には、ユナイテッドとのアウェイゲームも控えますし、アーセナルにとってはシーズン最大の山場を迎えます。


展開と結果は、今のところ予想不能です。
どちらの試合もゴールは入るかと思いますが、オープンな展開になるかどうかもわかりません。
間のリーグ戦がカギを握ると思いますし、現段階では、“CL1本”に絞れるリバプールの方が若干有利かと思います。

ただ、
「リバプールはCLに強く、アーセナルはCLに弱いから、リバプールが勝つ。」
という意見が聞かれますが、そのデータに関しては、もはや何の意味を持たないかと。
なぜなら、その論理が通じるなら、アーセナルはリバプール以上に「CLで強い」ACミランに負けているはずですからね。
それは、“歴史”や“経験”といった類の話も同じく当てはまります。


プレビューの記事は、その時が来たらまた是非。
それでは、他の試合を軽く一言ずつ。

 

○ フェネルバフチェ VS チェルシー

順当に行けばチェルシーでしょう。
ただ、フェネルバフチェにとってはホームで1st legを戦えるのは好都合だと思います。
トルコ人ファンが醸し出す独特且つ熱狂的なスタジアムの雰囲気に、チェルシーは苦しめられることでしょう。
今季も、フェネルバフチェはインテルとセビージャを、ベジクタシュはリバプールを破っているように、「ホームのトルコ勢」は無類の強さを発揮します。

 

○ ローマ VS マンチェスター・ユナイテッド

“ローマが昨季の精神的ショックを払拭できるかどうか”が全てです。
昨季の「7-1」は事故みたいなもので、本来の両チームの力の差は拮抗していると思います。
それだけに、ローマがユナイテッドに対し“苦手意識”を持たずに、ホームではいつもの力を発揮して、アウェイではレアル戦のような完璧な“アウェイの戦い”ができれば、十分ローマにも勝機はあるはずです。

 

○ シャルケ04 VS バルセロナ

バルセロナもまたしてもクジ運の良さを発揮。
個人的には、フェネルバフチェとチェルシーのカードよりも波乱は起きにくいかと。
メッシの離脱もさほど問題ないでしょう。
どうやら、アーセナルとバルサの両チームが決勝に進まない限り、アンリとの対戦はないようです。

 

最後に思ったことですが、
「シード制」が導入されるとされた今回の準々決勝の抽選会。 結局、その「シード制」はなくなったとの話でしたが、蓋を開けてみれば、その「シード制」でシードされるとされていたチーム同士での対戦はありませんでした。
また、今回の4試合では、「CL的に」格上のチームが全て(一般的に有利とされる)「2nd leg」をホームで戦います。

やはり、こういう結果になってしまっては、
「UEFAの色々な思惑が抽選結果に働いているのでは?」
との疑いは出てきますね。
W杯本選の予選組合せで開催国が例外なくその恩恵を受けているように、何かしろの“方法”はあるんだと思います。

 

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“健闘”からの脱皮を

2007-12-14 | チャンピオンズリーグ・UEFA杯

浦和はよく頑張りました。

リーグ戦全日程を終え、怪我人の続出によりベストメンバーが組めないなど満身創痍の浦和が、
ガッリアーニ副会長らクラブ首脳陣が、
「今季の最大の目標はクラブW杯のタイトル。」
と公言するなど、この大会に照準を合わせてきたACミランに対し、一歩も引かない戦いを見せました。

“地力”の差は感じたものの、決して守備一辺倒に終わることなく、カウンターや相手のミスを突いて、得点を決めてもおかしくはない程のチャンスを数多く作りました。
疑いなく、「Jリーグチャンピオン」が「ヨーロッパチャンピオン」を苦した試合でした。


試合内容は世界を驚かすに十分に値した。
だからこそ、健闘を見せたからこそ、「結果」が欲しかったと思います。

人々の記憶に残るのは「結果」のみ
いずれ、浦和ファン以外の人々が、
「浦和がACミランを苦しめた事実」を忘れ、「浦和がACミランに0-1で敗れた事実」のみを記憶するのです。

内容が伴っていたからこそ、
「結果」、そして、日本代表が世界のトップクラスの国と対戦した時に使われる“健闘”という言葉からの脱皮を見せてほしかった。

 

その日の夜、スカパーで契約しているイギリスBBCのスポーツニュースを観ました。
そこで報じられたのは、

『ヨーロッパチャンピオンのACミランが、セードルフのゴールにより日本の浦和レッド・ダイヤモンズを下しました。』

やはり、“世界を驚かす”には「結果」が必要だと思いました。

 

浦和レッズ対ACミラン戦の詳細は、blogランキングへ!!!
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07/08 CL開幕 !!!

2007-09-21 | チャンピオンズリーグ・UEFA杯

いよいよ、ヨーロッパ最高の舞台である「CL」の新シーズンが開幕しました。

今回は、きちんと90分観戦できた好カードの2試合をさらっと。
「アーセナル対セビージャ」戦は後日に。

 

 

(グループC)
○レアル・マドリード 2-1 ブレーメン

得点)ラウル、ファン・ニステルローイ / サノゴ

HOME)レアル・マドリード

                    ファン・ニステルローイ
                ラウル

                     グティ

           スナイデル           イグアイン

                     ガゴ

       マルセロ                    セルヒオ・ラモス
              メツェルダー   カンナバーロ


                   カシージャス


AWAY)ブレーメン

                  サノゴ
                        ローゼンベリ

                     ジエゴ

            D・イェンセン        ヴラニェス

                     バウマン

        トシッチ                       パサネン
                 ナウド   メルテザッカー


                     ヴィーゼ

 


試合の詳細(ランキング)


「uefa.com」(日本語)

 


<攻撃はスペクタクルに変化も、守備はまだまだのレアル>
リアリズム重視のカペッロから、攻撃のスペクタクル性を重んじるシュスターに監督が代わって、レアルの攻撃が観ていて非常に楽しいものになりました。
前線と中盤の選手のフリーランニングの質と量が向上し、チーム全体における「パスの選択肢」が増えたことで、個々の選手が持つことができる「アイデア」が豊富になりました。
名実共に「銀河系」だったあの頃に近い、第三者が観ていても心を躍らす攻撃のクオリティーを感じることができました。


しかし、守備にはまだまだ問題が見受けられます。
両サイド裏の広大なスペースが気になりますし、今回はセルヒオ・ラモスの裏をトシッチにうまく突かれてしまいました。
また、全体的にもディフェンスと前線の間隔が間延び気味。 ジエゴへのマークの受け渡しも不徹底で、かなり自由に動き回られました。
ただ、この辺は“新政権”には付き物のようなもので、まだこの時点では許容範囲の修正事項でしょう。


ブレーメンにも十分勝機はあった思います。
ナウドとメルテザッカーの高さと強さを合わせ持つ中央の2人は非常に強固で、アウェイながら大きなミスもほとんど無くよく守っていたと思いますが、最後は前線の選手の決定力が試合を分けました。


“攻撃志向のサッカーへの回帰”、“ラウルとグティの復調”は、現地マドリードのファンにとっては最高に嬉しい変化でしょう。

 

 

バルセロナ対リヨン戦に触れる前に、ちょっと一息(ランキング)
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(グループE)
○バルセロナ 3-0 リヨン

得点)OG、メッシー、アンリ

HOME)バルセロナ

                      アンリ
                                  メッシー
           ロナウジョーニョ

                  デコ        シャビ

                      Y・トゥーレ

        アビダル                       ザンブロッタ
                G・ミリート    マルケス


                    V・ヴァルデス


AWAY)リヨン

                     ベンゼマ

           ベラージ                 ゴヴ

              シェルストレム   ジュニーニョ

                     トゥララン

       レベイエール                    クレルク
                 ボドメル    スキラッチ


                    ヴェルクトル

 


試合の詳細(ランキング)


「uefa.com」(日本語)

 


<アンリのスタートはこれから>
ここ数年、代表戦を含めてアンリの公式戦のほぼ全てを観てきた自分としては、バルセロナ全体のパフォーマンスよりも、アンリ1人のパフォーマンスがどうしても気になってしまいました。
最後の最後に1(ごっつぁん)ゴールの結果を残しましたが、アンリ本人の出来はまだまだといったところでしょうか。


やはり、アンリは中央で構えていることが苦手なようです。
「1トップ(3トップの場合は、その中央の位置)」は、アンリにとってのベストシステムではありません。
アーセナル時代でも長らくそうでしたし、この試合でもそうでしたが、彼は、

(1)後方からのボールを、飛び出して来た2列目の選手へダイレクトで出すパスの精度が良くない
(2)188cmの恵まれた体格を持ちながら、ディフェンスに1度体を当てて足元にボールを収めるという“ポストプレーの基本”のプレーができない

という、「1トップ」を務める選手としては致命的な欠陥を持っています。
逆に言えば、(2)であるから(1)のプレーを試みるのですが、カンナバーロに代表されるような、“前に出てディフェンスをするフィジカルの強いCB”に先に体を当てられると、パスを受ける前に体のバランスを崩してボールを失ってしまい、その結果、チーム全体が前を向くことができなくなってしまいます。

やはり彼は、「2トップの左FW」として左サイドに張りながら“自分のペース”を作って行かなければ真の力を発揮できない、特殊な選手であると思います。
それに、試合中に1度ペースを崩してしまうと、その後なかなか乗り切れない選手でもあるので、「高額移籍金選手」、「エトーの代役」として誰もが納得の行くパフォーマンスを“1トップで”見せなければならない今の現状は、彼にとって酷なものでしょう。
ただあれでも、周りへの配慮からか、アーセナルで1トップを務めていた時よりは、“休んでいる時間”も短く、よく動いていた方だとは思います。


また、スピードの明らかな衰えも否定できません。
実況・解説の方達は、
「ベストの状態に戻れば、スピードも上がってくるだろう。」
というような話をしていましたが、スピードに関しては、アーセナルでのラスト2シーズンから下落傾向にあることは確実です。
もう若い頃のような爆発的なスピードは出せないでしょうから、彼は環境変化の適応と共に、新たなプレースタイルへの転換が求められている時期だと思います。


しかし、まだまだ周りとの呼吸が合っていないことを考えれば、今後のプレー内容の改善は可能でしょう。
FWとは1つのゴールを契機に劇的に変わるものです。 監督ライカールトの3点目の喜び方はそれを十分に知ってのことでしょう。
アンリの新シーズンは、ここからがスタートです。

 

リヨンは非常に厳しいですね。
マルダ、チアゴ、アビダルら主力が移籍した上に、クリスやクペら守備の要が離脱。 監督も交代。
中盤のゲームメイカー且つクラッシャーであるボドメルを、CBで使わなければならない台所事情は、もったいないと同時に苦しいところです。

 

 

(グループB)
○チェルシー 1-1 ローゼンボリ


最後に、驚いたのはこの結果とその後のモウリーニョ辞任のニュース。

プレミアシップに増え続ける外国人オーナーの弊害の第一の犠牲者が、その先駆者であるチェルシーになってしまったような気がします。
今後どうなるかはわかりませんが、このチームの野望を達成するために、モウリーニョ以上の適任者は見当たらないと思いますが、果たして。

 

 

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試合内容はリバースに、試合結果はリベンジに

2007-05-26 | チャンピオンズリーグ・UEFA杯

ACミラン 2-1 リバプール

得点)インザーギ2 / カイト

ACミラン)

                    インザーギ


                      カカ
           セードルフ             ガットゥーゾ

               アンブロジーニ   ピルロ

       ヤンクロフスキ                     オッド
                マルディーニ   ネスタ


                      ジダ

交代)ヤンクロフスキ → カラーゼ
      インザーギ → ジラルディーノ
       セードルフ → ファバッリ


リバプール)

                      カイト


                     ジェラード
           ゼンデン                 ペナント

                         シャビ・アロンソ
               マスチェラーノ

        リーセ                         フィナン
                  アッガー   キャラガー


                      レイナ

交代)  ゼンデン → キューウェル
  マスチェラーノ → クラウチ
      フィナン → アルベロア


主審)ファンデル(ドイツ)

 

2年前の「(リバプール側から見た)イスタンブールの奇跡」ほどではないにせよ、同じ対戦カードとなった今季のCL決勝は、サッカーの“恐さ”、“奥深さ”を改めて確認する試合となりました。

立ち上がりに緊張から硬くなっていたのは、より「大舞台での経験値」が高いはずのミランでした。
中盤以下の選手がリバプールのプレスに慌ててミスを繰り返し、リバプールが前日練習で再三繰り返していたというサイドチェンジの多用に、ミランの左SBヤンクロフスキと右SBオッドが、それぞれペナントとジェラードに裏のスペースを突かれるシーンが目立ちました。
攻撃でも、ピルロとセードルフのボールロストが多く、それ以前に、攻撃の起点となるピルロにボールがほとんど渡らず、カカのたまの個人突破に頼るしか攻撃の手立てが見つかりませんでした。

しかし、このような完全なリバプールペースの中で前半が終わろうとしていたロスタイム間際に、カカが突破によりFKを獲得、ピルロの直接FK、そしてインザーギの先制点が生まれたのです。

リバプールからすれば、試合を優勢に進め
“あとはボールをネットに入れるだけ”
という状況の中での、まさかの失点でした。
 2年前の「前半3失点」とはまた違った意味の、大きな精神的ダメージを受けたことでしょう。


そのダメージがもたらしたであろう混乱は、後半開始から明らかに見て取れました。
ディフェンス陣の意志疎通・連携ミスから、キャラガーがペナルティエリア手前でカカを倒して警告を受けたシーンが、それを顕著に表していたと思います。

また攻撃に関してですが、やはり、カイトとジェラードの「1トップ1シャドー」ではなく、カイトとクラウチorベラミーの「2トップ」にするべきだったと思います。
カイトは前線で動き回ったりスペースを作ったりするのが上手いFWですが、ゼンデンとペナントの両サイドがリーグ戦を含めて機能しているところが見られない今、ミラン守備陣が注意すべきは“ジェラードだけ”になってしまっていました。
ミランの守備陣からすれば、ジェラードがトップに近い位置にいて攻撃参加の回数が多くなることは脅威でしたでしょうが、彼に2列目・3列目から時折出て来られるよりは、“わかりやすく、捕まえやすかった”部分はあったと思います。
バルセロナ戦、チェルシー戦と、最大限以上の実力を発揮できた要因に、これまでの「4-4-2」システムの成功がありましたので、決勝でそれをいきなり変えるというのは、良い選択ではなかったと思います。

リバプールは、後半18分の、ジェラードがフリーで抜け出して放ったシュートをジダに止められたシーンで、運が尽きた感じがしましたね。 あれが決まっていれば、その後はまた別の展開試合になったと思います。
また、リバプールというチームは、総合的な戦力が他のクラブと比べて劣る中、「ラファリューション」と呼ばれるベニテスの神懸り的な采配によって乗り越えてきたチームですが、この日のベニテスは全体的に動きが遅く、特に、最後のフィナンからアルベロアの交代は、是が非でも得点を取りに行こうとする姿勢が見られるものではありませんでした。

全体的な試合内容で言えば、優勝した2年前よりもずっと良くなり、今回はむしろミランを上回っていたとさえ思いますが、結果は逆なものになってしまいましたね。

 

しかし、先制した後のミランの守備は優勝に値すべきものでした。
特にネスタは、マルディーニやヤンクロフスキが犯したミスを一人でカバーして、ジェラードやカイトに最後のところでの仕事をさせませんでした。

ガットゥーゾも、ユナイテッド戦同様に中盤で非常に効いていました。 前半にイエローカードをもらった後に主審に再三文句を言い続けていたところを見て、誰もが彼の“2枚目・退場”の想像を頭に過ぎらせたことと思いますが、後半はそういった気配を全く感じさせず、高い集中力を見せていました。
解説の川勝氏も言っていましたが、最近のガットゥーゾは、“気合い”や熱意”をそのままに、“冷静さ”が加わってきて、非常にクレバーな選手になったように思います。カカ、ジェラードと共に、「世界最高の選手の1人」として評価されるべき選手でしょう。

 

Milan Team Statistics Liverpool
 2 Goals 1
 1 1st Half Goals 0
 3 Shots on Target 4
 1 Shots off Target 10
 3 Blocked Shots 3
 4 Corners 6
 16 Fouls 26
 3 Offsides 3
 2 Yellow Cards 2
 0 Red Cards 0
74.8% Passing Success 70.2%
 21 Tackles 26
76.2% Tackles Success 80.8%
53.9% Possession 46.1%
36.5% Territorial Advantage 63.5%

http://home.skysports.com/matchreport.aspx?fxid=319172&channel=premiership&cpid=5

 

結局のところ、試合を分けたのは、両チームの「FWの決定力の差」ということになってしまいます。
途中、中盤でどんなに魅力的なサッカーをして試合を優勢に進めても、最後にFWが得点を決められなければ試合に勝つことはできませんし、歴史に名を残すのは、得点を決める力を持つFWがいる方のチームです。

 

今季も、カルチョス・キャンダルやファンの暴動、選手達のドーピング疑惑や賭博疑惑など多々問題があったイタリアですが、最終的には、「W杯優勝」と「ミランのCL優勝」という結果を残し、“イタリアに始まってイタリアに終わった1年”となりました。

 

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速報! ACミラン、CL優勝!

2007-05-24 | チャンピオンズリーグ・UEFA杯

ギリシャ・アテネのスピロス・ルイスで行われた、2006-2007シーズンのCL決勝戦は、ACミランがインザーギの2ゴールでリバプールを2-1と下し、4シーズンぶり通算7度目の優勝を果たしました!!!

 

試合レポート
http://jp.uefa.com/competitions/ucl
/fixturesresults/round=2361/match=300099/report=rp.html

 

いや~、2年前のトルコ・イスタンブールでの試合とはまた違った形の素晴らしい試合となりましたね~。

とにかく、ミラン優勝おめでとう!!!


詳しくは、明日の夜にでもアップします♪

 

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ビッグクラブの階段を登るセビージャ

2007-05-20 | チャンピオンズリーグ・UEFA杯

エスパニョール 2-2 セビージャ
        PK)1-3

得点)リエラ、ジョナタス / アドリアーノ、カヌーテ

エスパニョール)

                          タムード
                ルイス・ガルシア

          リエラ                     ルフェテ

               デ・ラ・ペーニャ
                         M・ウルタド

       D・ガルシア                      サバレタ
                  ハルケ    トレホン


                     イライソス


セビージャ)

                 カヌーテ
                        L・ファビアーノ

         アドリアーノ                   マレスカ

                 マルティ
                         ポウルセン

       プエルタ                        D・アウベス
              ドラグティノビッチ  J・ナバーロ


                     パロップ


主審)ブサッカ(スイス)

 

今季のUEFAカップ決勝の舞台は、「01-02シーズンCL決勝、レアル・マドリード対レバークーゼン戦」が行われた、スコットランドのハンプデン・パーク


序盤から両者共に“攻めの意識”が際立っていた試合は前半18分、CKのボールを捕球したセビージャGKパロップが素早く前線へ“スーパーロングフィード”を送り、左サイドを駆け上がったアドリアーノが、GKとの1対1を落ち着いてゴール右隅に流し込んで先制。

先制点で勢いづくセビージャでしたが、その得点からわずか10分後の28分、リエラがハーフウェイラインから左サイドをドリブルで突破して放った右足のシュートが、ダニエル・アウベスの足に当たり、それがそのままゴールに吸い込まれて同点。

前半は得点、内容とも互角の形で終わりましたが、後半の最初に攻勢だったのはエスパニョールでした。
しかし、後半23分にエスパニョールのモイセス・ウルタドがこの日2度目の警告を受けて退場すると、試合の流れは一変。 すぐに決勝点こそ生まれませんでしたが、延長戦を含めたその後は、数的有利になった上に攻撃的なヘスス・ナバスまで投入したセビージャが多くのチャンスを作り出し、延長前半終了間際、そのヘスス・ナバスのクロスをカヌーテが合わせて勝ち越し。

誰もが、もうセビージャの「連覇」が決まりと思った延長後半残り5分、デ・ラ・ペーニャとの交代で出場していたジョナタスが強烈なミドルシュート決めて、まさかの同点、そして、PK戦へ。

精神的なアドバンテージは完全にエスパニョールへと渡る中、ここで意地を見せたのがGKのパロップでした。
エスパニョールの1人目のダビド・ガルシア、同点ゴールを決めたジョナタスのPKを阻止すると、最後はトレホンのシュートもセーブ。

セビージャが、見事、UEFAカップの連覇を果たしました。

 

エスパニョールは、セビージャの右、つまりダニエル・アウベスを明らかに狙っていましたね。
左のリエラへとボールを経由し、前掛かりになって裏のスペースを空けることの多いダニエル・アウベスを意識的に突いていたと思います。 この日のアウベスは、その攻撃センスよりも、守備の軽さが目立ってしまっていたと思います。 相手がクロスを送る際に距離を開けすぎるのはエブーエと同じですね(笑)


しかし、とても「3位」と「12位」という、現在のリーガ・エスパニョーラでの順位差を感じさせないほどの好試合でしたね。

昨季はセビージャが同じ大会を優勝し、今季はベスト4に3チームが進出と、UEFAカップでのリーガ・エスパニョーラのクラブが躍進が際立っていますが、この試合だけを見ても、スペインの「中堅クラブ」のレベルが他のリーグのそれと比べても明らかに高く、また、その傾向は今後数年間も続いていくことが予想できるような試合でした。

そして、
セビージャは、「中堅クラブ」から「ビッグクラブ」への仲間入りをほぼ確実なものにしようとしています。
来季、CLでセビージャを見るのが楽しみです。

 

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イスタンブールからアテネへ

2007-05-04 | チャンピオンズリーグ・UEFA杯

◯リバプール 1-0 チェルシー
 AGGREGATE)1-1
        PK)4-1

得点)アッガー

HOME)リバプール

                  クラウチ
                           カイト

           ゼンデン                 ペナント

                          ジェラード
                マスチェラーノ

        リーセ                         フィナン
                  アッガー   キャラガー


                      レイナ

交代)  ペナント → シャビ・アロンソ
      クラウチ → ベラミー
  マスチェラーノ → ファウラー


AWAY)チェルシー

                     ドログバ

           カルー                 J・コール

               ランパード       ミケル

                     マケレレ

       A・コール                      P・フェレイラ
                  テリー    エシァン


                      チェフ

交代)J・コール → ロッベン
      カルー → ライト・フィリップス
     マケレレ → ジェレミ


主審)メフト・ゴンザレス(スペイン)

 

“アンフィールドの魔力”が、今回も発動されました。 非常に拮抗した勝負、最後はPK戦までにもつれ込んだ試合を分けたのは、他でもない、リバプールファンが作り上げたアンフィールドの雰囲気でしょう。

しかし、リバプールが勝つべくして勝った試合だとも思います。 2戦を通じて攻守に安定感を見せましたし、より魅力的な攻撃を見せていたのもリバプールだったと思います。 PKを2本止めたレイナも見事でした。

 

そして、監督の“人間力”の差も表れたかもしれません。
試合前から、リバプールやユナイテッドやリーグに対して挑発を繰り返してくだらないマインドゲームを仕掛けようとしたモウリーニョに対し、それを終始冷静にいなしていたのがベニテスでした。

また、試合後にモウリーニョは、
「我々の方が上だった。」
と言っていましたが、これは違うかと

なぜなら、彼は「結果」のみを追い続け、“勝負ごとの全ては結果”という哲学でここまでやって来たはずの監督だからです。 それを今更、試合中の内容はこちらの方が良かったと言うのはお門違いかと思います。
本当はオフサイドのゴールで勝っても、一方的に攻められながら最後になんとかカウンターをものにして勝っても、それは彼からすれば、「完全なチェルシーの勝利」なわけで、もちろん、その考えは間違いではありません。
しかし、そういった考えの持ち主だからこそ、今回のように敗戦後に、勝者であるリバプールを侮辱するような発言を繰り返すのは非常に見苦しい姿です。

優秀な監督であることは間違いないですが、これでは、他からの尊敬は得られないでしょう。

また、「攻めていた。」と言っても、攻撃は全てロングボールをドログバに当てているだけだったように見えました。

自分のサッカーを見つめ直し、“他者へ敬意”を持つことが、彼には必要だと思います。

 

 

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◯ ACミラン 3-0 マンチェスター・ユナイテッド
AGGREGATE)5-3

得点)カカ、セードルフ、ジラルディーノ

HOME)ACミラン

                    インザーギ


                      カカ
           セードルフ             ガットゥーゾ

               アンブロジーニ   ピルロ

       ヤンクロフスキ                     オッド
                 カラーゼ    ネスタ


                      ジダ

交代)インザーギ → ジラルディーノ
    ガットゥーゾ → カフー
        カカ → ファバッリ


AWAY)マンチェスター・ユナイテッド

                     ルーニー

           C・ロナウド               ギグス

                    スコールズ

               キャリック     フレッチャー

       エブラ                          オシェイ
                ビディッチ    ブラウン


                  ファン・デル・サール

交代)オシェイ → サハ


主審)デ・フリーケル(ベルギー)

 

ミランの素晴らしい勝利、完璧な勝利でした。
“ユナイテッドのキープレイヤーであるルーニーとロナウドを完封し、カカとセードルフが高い個人技から得点し、最後は得点力不足に悩んでいたジラルディーノがカウンターからダメ押し点。”
アンチェロッティとミラニスタにとっては、これ以上ないシナリオだったのではないでしょうか。

この試合のMVPには、カカ、セードルフ、そして、ガットゥーゾの3人を挙げたいです。 その中でも際立っていたのは、ガットゥーゾだったと思います。
ルーニー、ロナウド、スコールズにボールが渡った際のレスポンスの早さ、攻撃を遅らせる巧さは見事でした。 特に、ロナウドをサイドへサイドへと追い込んでいくプレッシャーの掛け方は、世界中の中盤の選手が学ぶべきところではないでしょうか。 1st legで、ガットゥーゾが負傷でいなくなってから、ミランが守備のバランスを崩して逆転を許してしまった理由が、この試合でも再確認されました。

また、セードルフの高い位置からのチェイスも、相手の攻撃の芽を早い段階から摘むという意味で非常に利いていたと思います。


ユナイテッドは、大雨降りしきるピッチに悩まされましたね。 ロナウドやギグスのような細かいタッチのドリブルを持ち味とする選手にとっては災難だったと思います。 途中のフレッチャーのシュートが入っていれば、試合はまた別の物になったと思いますが。

 

これで、決勝のカードは、
「リバプール対ACミラン」
という2シーズン前にイスタンブールで行われた決勝の再現となりました。
「トルコ」から「ギリシャ」へと、エーゲ海を挟んだリターンマッチを楽しみましょう。

 

 

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“ロースコアゲーム”と“ハイスコアゲーム”

2007-04-28 | チャンピオンズリーグ・UEFA杯

◯チェルシー 1-0 リバプール

得点)J・コール

HOME)チェルシー

                     ドログバ

           シェフチェンコ             J・コール

               ランパード       ミケル

                     マケレレ

       A・コール                      P・フェレイラ
                  テリー   カルバーリョ


                      チェフ

交代)シェフチェンコ → カルー
       J・コール → ライト・フィリップス


AWAY)リバプール

                          カイト
                  ベラミー

           ゼンデン                 ジェラード

                        シャビ・アロンソ
                マスチェラーノ

        リーセ                        アルベロア
                  アッガー   キャラガー


                      レイナ

交代)    ベラミー → クラウチ
   シャビ・アロンソ → ペナント


主審)マルクス・メルク(ドイツ)

 

戦術は、「ドログバ」でした。
ドログバのフィジカルと空中戦の強さが際立っていました。 途中、何度もリバプールに傾きそうになった流れを、ドログバが前線でボールをキープし、ロングボールに競り勝つことで、チェルシーのものへと引き戻していました。
細かな崩しはなくとも、前線にドログバが1人いるだけで、得点の可能性を感じさせます。 

また、チェフ、レイナら優秀なGKが試合を締め、試合全体のレベルをハイレベルなものへとしました。
チェフは後半開始早々のジェラードの左足ボレーを止めてアウェイゴールを防ぎ、レイナは序盤と後半にランパードが掴んだ決定機を止めて、チェルシーに2nd legに向けた大きなアドバンテージを渡すことを防ぎました。
ひょっとしたら、“ワンサイドゲーム”にも“ハイスコアゲーム”にもなっていたかもしれない試合を、「1-0」という“ロースコアゲーム”に抑えたのは、両チームの守護神の活躍が大きいでしょう。
やはり、CLで勝つには、何より優秀なGKが必要です。


試合全体を見れば、「手の内を知り尽くした者同士」の様子の窺い合いの印象が強かったです。
次はアンフィールドですので、まだまだどちらに転ぶのかはわからないと思います。

 


チェルシー、リバプール
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◯マンチェスター・ユナイテッド 3-2 ACミラン

得点)C・ロナウド、ルーニー2 / カカ2

HOME)マンチェスター・ユナイテッド

                      ルーニー
                         C・ロナウド

          ギグス                 フレッチャー

                スコールズ
                         キャリック

       エブラ                           オシェイ
                 エインセ     ブラウン   


                  ファン・デル・サール

AWAY)ACミラン

                   ジラルディーノ


                 セードルフ    カカ

          アンブロジーニ           ガットゥーゾ

                      ピルロ

       ヤンクロフスキ                       オッド
                マルディーニ   ネスタ


                      ジダ

交代)マルディーニ → ボネーラ
     ガットゥーゾ → ブロッキ
   ジラルディーノ → グルキュフ


主審)ヴァサラス(ギリシャ)

 

マンチェスター・ユナイテッドのロナウド、ACミランのカカ。
チェルシーのドログバを合わせた、現在世界最高の選手の3人のうち2人が、その評価に見合うだけの素晴らしい活躍を見せました。

しかし、ミランにとっては、
カカが3点目を取れるチャンスを2度逸し、後半の早い段階でルーニーに同点ゴールを許し、それまでは静まり返っていたスタジアムを蘇らせてしまったことが悔やまれます。
また、マルディーニとガットゥーゾの負傷退場も響きました。 マルディーニの代わりに入ったボネーラは終始混乱してネスタの“お荷物”になってしまいましたし、ブロッキはボールロストが多く、最後のルーニーの逆転ゴールはブロッキのミスが原因でした。

それと、ジラルディーノの“存在価値”という面でも疑問符がついた試合でした。 この試合に出場した選手の中で一番動けていませんでしたし、「エインセ、ブラウン」という、本来ならサブ組の守備陣を相手に、何1つ仕事をさせてもらえませんでした。
次戦は、インザーギが先発で出場することを期待します。


次はサンシーロですし、アウェイゴールを2つも奪ったミランにとっては、それほど大きな“ビハインドの意識”を感じないでしょうが、現在の「ミランの守備力」と「ユナイテッドの攻撃力」を考えれば、ホームと言えど、ユナイテッドの攻撃を無失点に抑えることは非常に難しいと思います。

ユナイテッドはリオ・ファーディナンド、ミランはガットゥーゾが、2nd legまでに戻ってくるかどうかが勝敗のカギを握りそうです。 

 

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上ではイングランド、下ではスペイン

2007-04-14 | チャンピオンズリーグ・UEFA杯

◯マンチェスター・ユナイテッド 7-1 ローマ
            AGGREGATE)8-3

得点)キャリック2、スミス、ルーニー、C・ロナウド2、エブラ / デ・ロッシ

HOME)マンチェスター・ユナイテッド

                                        スミス
                 ギグス

          ルーニー                C・ロナウド

                キャリック
                         フレッチャー

       エインセ                          オシェイ
                 ブラウン   ファーディナンド


                   ファン・デル・サール

AWAY)ローマ

                     トッティ

           マンシーニ            ヴィルヘルムション

                    ヴチニッチ

               デ・ロッシ       ピサロ

        パヌッチ                        カセッティ
                 キヴ       メクセス


                      ドニ


サッカーというスポーツにおいて、「7」というスコアが刻まれた要因・原因は、“得点を取った方の凄さ”よりも、“得点を取られた方の不甲斐なさ”にあると思います。
ペッロッタを出場停止で、タッデイを怪我で欠いたローマの“選手層の薄さ”と“経験不足”という以前からの不安要素が、ここに来て露呈されてしまいました。

ACミラン監督アンチェロッティの、
「この大会は、技術だけでなく、選手の経験やクラブの伝統が物を言う。
という言葉が、まさにそのまま結果となって表れた形です。

 


久々にベスト4進出のユナイテッドの最新情報は、
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◯バレンシア 1-2 チェルシー
 AGGREGATE)2-3

得点)モリエンテス / シェフチェンコ、エシァン


勝負強い。 この一言に尽きます。
ホームで“アウェイゴール”を献上し、さらにはモリエンテスに先制点を許しながら、最後は逆転勝利。

1st legのドログバのゴールと言い、今回のシェフチェンコのゴールと言い、“形”がなくても決められるところが、このチームの強さです。

 


今度こそ決勝進出を果たしたい
チェルシー
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◯バイエルン・ミュンヘン 0-2 ACミラン
        AGGREGATE)2-4

得点)セードルフ、インザーギ

HOME)バイエルン・ミュンヘン

                 マカーイ
                         ポドルスキ

           レル                      オットル

                         ファン・ボメル
               ハーグリーブス

       ラーム                        サリハミジッチ
              ファン・ブイテン    ルシオ


                      カーン


AWAY)ACミラン

                     インザーギ


                  セードルフ    カカ

           アンブロジーニ           ガットゥーゾ

                       ピルロ

       ヤンクロフスキ                       オッド
                 マルディーニ   ネスタ


                       ジダ


インザーギが、ジラルディーノとの違いを見せました。
最後は、バイエルンに雨霰の如くシュートを浴びましたが、“最終的に取られなければいい”というのがイタリア的発想であり、ミランとしては完璧な勝利でしょう。

八百長問題に揺れながら、結局は、3シーズン連続でCLベスト4進出。
これも、“選手の経験”と“クラブの伝統”によるものなのかもしれません。

 


イングランド以外のクラブから唯一のベスト4進出となった
ACミラン
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◯リバプール 1-0 PSVアイントホーフェン
 AGGREGATE)4-0

得点)クラウチ

 

これで準決勝には、
ミラン、チェルシー、ユナイテッド、リバプール
と、イングランドから3チームが進出。

しかし、興味深いのは、UEFAカップの方では、
ブレーメン、セビージャ、オサスナ、エスパニョール
と、スペインから3チームが進出していることです。


どちらがその国の“リーグのレベルの高さ”をより表しているかと言うと、個人的には、「後者」だと思います。

 


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準決勝に近づいた、“アウェイ”チーム

2007-04-07 | チャンピオンズリーグ・UEFA杯

◯ローマ 2-1 マンチェスター・ユナイテッド

得点)タッデイ、ヴチニッチ / ルーニー

HOME)ローマ

                     トッティ

           マンシーニ           ヴィルヘルムション

                ペロッタ     タッデイ

                     デ・ロッシ

        パヌッチ                        カセッティ
                 キヴ       メクセス


                      ドニ


AWAY)マンチェスター・ユナイテッド

                                      スールシャール
                 ルーニー

          ギグス                 C・ロナウド

                スコールズ
                         キャリック

       エインセ                          オシェイ
                 ブラウン   ファーディナンド


                  ファン・デル・サール


試合内容を考えれば、スコールズ退場で10人となったユナイテッドにアウェイゴールを決められたのは、非常に痛かったですね。 ローマとしては、得点はもっと取れた、失点は防げた試合だったと思います。

この試合で素晴らしかったのはパヌッチでした。 ロナウドを完封しましたね。 プレミアシップのピッチを縦横無尽に駆け回るロナウドがスピードに乗り切れず、攻撃を遅らされてしまうシーンが目立ちました。 ロナウドがボールを持った時には、常に選手が2人、3人と寄っていくなど、チームとしても「ロナウド対策」は完璧だったようです。


ただ、勝ちこそしましたが、オールド・トラッフォードでの2nd legは、まだまだユナイテッドが有利な気がします。
個人的に、ローマは、現在のヨーロッパで一番魅力的なサッカーしているチームだと思うので、是非頑張ってほしいところです。

 

アウェイゴールが気になるローマ、納得の帰国を果たしたユナイテッドの最新情報は、こちらから!!!(ランキングへ)

 

◯チェルシー 1-1 バレンシア

得点)ドログバ / D・シルバ 


チェルシーにとっては、“引き分けてしまった”とも、“なんとか引き分けることができた”とも言える試合だった思います。
アウェイのバレンシアにとっては、やるべきことがはっきりしていただけに、非常に取り組みやすい試合だったのではないでしょうか。

それにしても、ドログバの同点ゴールはもうメチャクチャです(笑) 中盤の連携とか全く関係ないですから。
それでも、ああいうゴールが決まってしまう辺りが、いかにもチェルシーであり、さすがチェルシーです。

 


最後に“らしさ”を見せたチェルシー、久しぶりのCLベスト4が見えてきたバレンシアの最新情報は、
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◯ACミラン 2-2 バイエルン・ミュンヘン

得点)ピルロ、カカ(PK) / ファン・ブイテン2

HOME)ACミラン

                   ジラルディーノ


                 セードルフ    カカ

          アンブロジーニ           ガットゥーゾ

                      ピルロ

       ヤンクロフスキ                       オッド
                マルディーニ   ネスタ


                      ジダ


AWAY)バイエルン・ミュンヘン

                 マカーイ
                         ポドルスキ

          シュバインシュタイガー       サリハミジッチ

                        ハーグリーブス
                 オットル

       ラーム                         サニョル
              ファン・ブイテン    ルシオ


                    レンジング

 

非常に不思議な試合でしたね。
大方はミランが試合の主導権を握っていましたが、セットプレーからCBファン・ブイテンが“足”での2ゴール。

試合がオープンプレーとなったことも意外でした。
明らかなグッドタックルをPKと取られた辺りは、バイエルンも運に見放されたかと思いましたが、1回戦のアウェイでのレアル・マドリード戦といい、最後の最後に貴重なアウェイゴールを決めるなど、現在のバイエルンには、土壇場での粘りと言った、古き良き“ゲルマン魂”が見られます。
そのレアル戦のファン・ボメル、今回のファン・ブイテンと、ゴールを決めた選手が、外国人選手というのはちょっとした皮肉ですが。。。

 


やっぱりFWが決定力不足の
ミラン
、何か神懸り始めたバイエルンの最新情報は、
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◯PSVアイントホーフェン 0-3 リバプール

得点)ジェラード、リーセ、クラウチ


なにか非常に悲しくなります…
しかし、PSVの実力と選手層を考えれば、このスコアは妥当なのかもしれません。

頼れる精神的支柱、決めるべきところをしっかりと決めるストライカー、
がいれば、PSV相手のこの結果は、何ら不思議なものではなかったのですね。

PSVはアーセナル戦で活躍したアレックスとコネとアフェライが離脱で、ファルファン、コクーらが怪我持ちのようで…

リバプールは早くもピークを迎えた感じですね。 あと1ヶ月もこの調子は続かないでしょうから、それをどう調整していくかが、“6度目”に向けたカギとなります。


 

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勝ち上がりはリバプール、バレンシア、ミラン

2007-03-09 | チャンピオンズリーグ・UEFA杯

◯リバプール 0-1 バルセロナ
AGGREGATE)2-2

得点)グジョンセン

HOME)リバプール

                          カイト
                  ベラミー

           リーセ                  ジェラード

                  シソッコ
                       シャビ・アロンソ

        アルベロア                       フィナン
                  アッガー   キャラガー


                      レイナ

AWAY)バルセロナ

                    ロナウジーニョ
           エトー
                                    メッシー

                       デコ

            イニエスタ               シャビ

                      マルケス


             プジョル    テュラム    オレゲル


                     V・ヴァルデス


主審)ファンデル(ドイツ)

 

もし自分がリバプールのファンなら、この試合のせいで寿命が縮まってしまったことは、間違いないでしょう。

前半の内容を見れば、リバプールが「3-0」や「4-0」で勝っていてもおかしくなかったと思います。 それだけに、この試合の結果は、解説の羽中田氏の言葉を借りれば、
「(バルセロナは)勝ったけれど、完敗。」
ライカールトの言葉を借りれば、
「勝ったけれど、運が良かっただけ。」
ベニテスの言葉を借りれば、
「不思議な試合。」
というものでした。

1st leg同様、リバプールの組織的な守備と、守備から攻撃に移り変わるときのチーム全体の意思統一が見事だったと思います。

前半はリーセが目立っていましたね。 彼の持ち味であるサイドでの突破力と強烈なシュート力が生きていました。
今季のリバプールは、この試合のような「4-4-2・フラット型」のシステムを使うことが多いのですが、まだこの左サイドハーフの位置に入る選手を固定できていません。
リーセの“あまりうまくない守備”と、あの“シュート力”を考えれば、守備を基本に、たまに上がってきてシュートを打つ「左SB」よりも、今回のように、長い時間前にいて攻撃参加の回数が多くなる「左MF」の方が、相手はより脅威に感じると思います。


結果で見れば、実は「アンフィールド2連敗」となりますが、それを忘れさせる素晴らしい内容だったと思います。


バルセロナ戦分析
http://news.bbc.co.uk/sport2/hi/football/europe/6425957.stm

 

Liverpool Team Statistics Barcelona
   0 Goals 1
   0 1st Half Goals 0
   6 Shots on Target 4
   7 Shots off Target 3
   3 Blocked Shots 0
   2 Corners 6
   12 Fouls 13
   3 Offsides 4
   4 Yellow Cards 1
   0 Red Cards 0
  61.9% Passing Success 79.9%
   30 Tackles 23
   90% Tackles Success 69.6%
  28.4% Possession 71.6%
  59.3% Territorial Advantage 40.7%

 

連覇を断たれたバルセロナ、2季前を思い出して意気揚々のリバプールの最新情報は、こちらから!!!(ランキングへ)

 

 

◯バレンシア 0-0 インテル
AGGREGATE)2-2

HOME)バレンシア

                        モリエンテス
                 ヴィジャ

          D・シルバ                  アングロ

                          バラハ
                マルチェナ

       モレッティ                         ミゲル
                 アジャラ    アルビオル


                    カニサレス

AWAY)インテル

              イブラヒモビッチ   クレスポ

         サネッティ                スタンコビッチ

                ダクール
                        ブルディッソ

      マクスウェル                       マイコン
               マテラッツィ    コルドバ


                   J・セーザル

 

もし自分がバレンシアのファンなら、この試合のせいで寿命が縮まってしまったことは、間違いないでしょう。

アウェイの1st legを「2-2」で引き分けたため、バレンシアは「0-0」でも「1-1」でも勝ち上がりが決まる条件、つまり、結果的には“狙い”がうまくいったことになります。
しかし、内容を見れば、「0-0」に“抑えた”と言うよりも、「0-0」で“なんとか逃げ切れた”という方が近い試合でしたね。 最後の10分間は、どちらも決定機を掴みましたが、よりヒヤヒヤものだったのは、バレンシアでした。


試合終了後の乱闘に関しては、UEFAが調査を開始するようです。 バレンシア、インテルの双方に処分が下されるでしょう。
一番重く罰せられるべきは、全く関係ないところでブルディッソを殴った、バレンシアのダビド・ナバーロだと思います。


それにしても、このメスタージャでは荒れる試合が多い印象がありますね。
つい最近のバルセロナとの試合もそうでしたし、2季前は、当時ブレーメンだったFWバルデス(現ドルトムント)が、「パター事件」を起こして、これもまた乱闘騒ぎにまでなりました。

勝っても、負けても、メスタージャではご注意を(笑)

 

またしても最悪の去り際を見せたインテル、久しぶりにCLベスト8に進出したバレンシアの最新情報は、こちらから!!!(ランキングへ)

 

 

◯ ACミラン 1-0 セルティック
AGGREGATE)1-0

得点)カカ


チャンスはありました。
後半、俊輔がペナルティエリアでアンブロジーニに倒されたシーンは、「セルティックパーク」なら確実にPKだったでしょう。
今季のCLで、“初めて、アウェイで90分間を引き分けた相手”がミランだったわけですから、セルティックは健闘したと言えます。

しかし、延長後半に中村を下げたのは、賢い選択ではなかったと思います。
セットプレーのチャンスが何度かあっただけに、残念です。 きっと、日本人だけでなく、“ミラニスタ”と“レンジャーズファン”以外のこの試合を観た全てのサッカーファンが、
「中村がいれば…」
と思ったことでしょう。 相手を崩してでの攻撃の可能性が見えなかっただけに、俊輔の正確なプレスキックやクロスが必要だったと思います。


もちろん、勝利チームに値したのはミランでした。
今後、さらに上を目指すには、“カカ以外の誰か”が点を取れるようにならないと、少し厳しいでしょうね。

 

 

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勝ち上がりはローマ、チェルシー

2007-03-08 | チャンピオンズリーグ・UEFA杯

◯   リヨン 0-2 ローマ
AGGREGATE)0-2

得点)トッティ、マンシーニ

HOME)リヨン

                     フレッジ

           マルダ                    ゴヴ

               ジュニーニョ     チアゴ

                     ディアッラ

        アビダル                     レベイエール
                  クリス     スキラッチ


                      クペ

AWAY)ローマ

                     トッティ

           マンシーニ               タッデイ

                     ペロッタ

               デ・ロッシ       ピサロ

        トネット                        パヌッチ
                 キヴ       メクセス


                      ドニ


主審)メフト・ゴンザレス(スペイン)

 

「古き良きイタリア」を見せてもらいました。
堅い守備。鋭いカウンター。巧妙なファウルの誘い方。相手を焦らせるような時間の使い方。
ローマは、見事にリヨンを術中にはめました。

GKドニとCBメクセスの働きは素晴らしかったです。 彼らの最終ラインでの踏ん張りが、試合を締めました。

やはり、1st legが「0-0」というのは、予測が難しいゲームになるものですね。
これだから、サッカーはわからない。
サッカーにおいて、「◯◯が勝つに決まっている」、「◯◯が優勝できるわけない」という断定ほど無意味で愚かなことはありません。 ベスト16に進出した全てのチームに優勝する可能性があるということを再確認させられた試合でした。

 

またもCLで結果を残せなかったリヨン、CL初のベスト8入りを決めたローマの最新情報は、こちらから!!!(ランキングへ)

 

◯チェルシー 2-1 ポルト
AGGREGATE)3-2

得点)ロッベン、バラック / クアレスマ


GKエウトンの、CL決勝トーナメントにふさわしくないレベルの凡ミスがなければ、大番狂わせの可能性もあり得たと思います。

スタンフォード・ブリッジの張り替えたピッチは、よりパスサッカーを好むポルトに有利に働きました。
ポルトは守備陣もよく頑張っていましたが、似たような試合展開で勝ち上がりを決めた上記のローマとの違いは、カウンターでチェルシーのディフェンスを常時脅かすだけの攻撃力が前線になかったことです。
先制され、勝つには「2点」が必要になったチェルシーはかなり前掛かりになったため、カウンターのチャンスは多くあったと思いますが、それを結び付けられませんでした。

それでも、やはり最後はチェルシーの強さが目立った試合だったと思います。


 

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正念場のバルセロナ、ポルト

2007-02-24 | チャンピオンズリーグ・UEFA杯

◯バルセロナ 1-2 リバプール

得点)デコ / カイト、リーセ

HOME)バルセロナ

                     サビオラ
                                  メッシー
           ロナウジョーニョ

                  デコ       シャビ

                       モッタ

        ザンブロッタ                       ベレッチ
                 プジョル    マルケス


                    V・ヴァルデス

交代)モッタ → イニエスタ
    シャビ → ジュリ
  サビオラ → グジョンセン


AWAY)リバプール

                          カイト
                  ベラミー

           リーセ                  ジェラード

                  シソッコ
                       シャビ・アロンソ

        アルベロア                       フィナン
                  アッガー   キャラガー


                      レイナ

交代)ベラミー → ペナント
    シソッコ → ゼンデン
      カイト → クラウチ


主審)バサラス(ギリシャ)


Well done !!! LIVERPOOL !!!
やはり、このチームは何か“不思議な力”を持っていますね。 優勝した一昨季のような「アウェイでの戦い方のうまさ」が蘇ったようです。 バレンシア時代に分が良かった実績からか、ベニテスからも自信の表情が窺えました。

ベラミーのパスからリーセが右足でシュートを決めた瞬間、スペイン独特の口笛が木霊していたスタジアムに、一瞬の静寂が包み込み、イングランドの男衆の野太い「Yeah !!!」という歓喜の叫び声が響き渡りました。

痛快でしたね。 これは、やはり、リバプールの“チームとしての勝利”であり、“守備の勝利”、“集中力の勝利”でしょう。
監督のプランを、交代選手を含めた選手全員がハードワークをして実行し、相手の攻撃に最後の最後まで喰らいついて、カウンターやセットプレーからチャンスをものにしました。 チーム全体の意識統一は、ほぼ完璧だったと思います。

個人面では、シソッコが秀逸でした。 彼の献身的な守備がなければ、前半で崩壊していた可能性すらあったと思います。 このシソッコといい、シャビ・アロンソといい、レイナといい、“リーガ経験者”がピッチで生き生きとしていましたね。

ただ、もちろん、この試合は両チームの「コンディションの差」も感じました。
バルサが直前のリーグ戦で強敵バレンシアと死闘を演じたのに対し、リバプールはカップ戦で試合がなかったため、ポルトガルでトレーニングキャンプを行って、コンディションは万全でした。
FAカップとカーリングカップでリバプールを下したアーセナルが、現在過密日程で苦しんでいますから、この辺りは素直に“勝って良かった”や“負けて駄目だった”とは言えませんね。 難しい問題です。

それにしても、バルサはパワープレーが下手でしたね(笑) 世界一華麗なサッカーを見せるチームかもしれませんが、パワープレーの下手さも世界一なチームであるかもしれません。 また、うまくいかなると全員がキレる癖があるのはダメですね。 特に、ロナウジーニョはいつもそう。 感情が表に出やすいせいか、非常に見苦しいです。


2nd legも、激しい試合となるでしょう。
リバプールは、昨季はリーグ戦でチェルシーに「1-4」、CLでベンフィカに「0-2」、今季はFAカップでアーセナルに「1-3」、カーリングカップで同じくアーセナルに「3-6」と、ホームで負けてしまっているので、アンフィールドと言えどまだまだ何があるかわかりませんが、絶対的優位であることは間違いありません。

リバプールがバルセロナを退けるには、2つの方法があると思います。
1つは、アンフィールドのコップスタンドの大声援を背に、序盤から勢いに任せて猛攻を仕掛け、先制点を奪って試合を楽にする方法。
もう1つは、ホームでも今回のような“アウェイの戦い”を突き通し、バルセロナを焦らしながら、1st legで得たリードを存分に生かす方法。
リバプールの本来のチームカラーを考えれば「前者」ですが、ベニテスは「後者」の方が得意な感じですね。 どちらにせよ、最終的にはバルセロナが押せ押せの展開になるでしょう。

 

苦しくなったバルセロナ、有利になったリバプールの最新情報は、こちらから!!!(ランキングへ)

 

◯ポルト 1-1 チェルシー

得点)R・メイレレス / シェフチェンコ


グループリーグで、アウェイのポルト戦がいかに難しい試合であるかを思い知らされましたが、アーセナル同様、チェルシーも苦戦したようです。
アーセナル戦でシュートを2度ポストに当てたクアレスマは、この日はクロスバーに当ててしまったようですね。 この選手はどうも不運なイメージがつきまといます。 何か“あと1歩”が足りない。
例えば、先のアーセナル戦と今回のチェルシー戦でゴールを決めていれば、彼の“市場価値”は大きく跳ね上がり、3大リーグのトップクラブからのオファーも夢ではなくなるはずです。 しかし、この“少しの差”が彼を苦しめている気がします。 まぁ、サッカー選手のキャリアとはそれだけ紙一重なものなのかもしれません。

シェフチェンコのコンディションがようやく上がってきたようですね。 これまでは、得点を重ねたと言っても、カップ戦で3部や4部の相手にゴールを決めただけでしたから。 しかし、今回は体のキレも感じさせました。

またこの試合で、テリーが負傷退場し、カーリングカップ決勝の出場は無理な様子。怪我から復帰したばかりなのに、辛いですね。癖になると危ないですよ。
「ディフェンスリーダー」が出てきては怪我、出てきては怪我を繰り返し、チームが不調に陥ってしまうサイクルは、アーセナルファンである自分はここ丸2年のキャンベルで経験していますから、現在のチェルシーファンの気持ちは痛いほどわかります(笑)

まぁ、カーリングカップ決勝に関しては、こちらはもっと多くの主力を休ませる予定なので、ご安心を(笑)

 

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