日本U-22代表、北京オリンピック出場権獲得おめでとう!!!
国立競技場まで観に行って来ました!
「ホーム側ゴール裏」からの観戦だったため、試合全体の流れを観るにはあまり適さない環境であり、テレビで観るのとは異なった印象を持ったかと思いますが、感想を少しだけ。
<“ゴール裏”からの感想>
ゴールと勝利が挙げられなかったことは残念でしたが、「引き分け」という求められていた最低限の結果を出してオリンピック出場を決めてくれたことには感謝です。
試合全体としては、“チャンスらしいチャンスがなかった前半”、“ピンチらしいピンチがなかった後半”といった感じを受けました。 引き分けは妥当な結果でしょう。
前半は、中盤にスペースがなく非常にタイトになっていて、その窮屈なスペースの中でボール回しのテクニックの差が出てしまったと言うか、点を取りに行かねばならない状況にあったサウジアラビアに試合の主導権を許しました。
しかし、ここで失点をしなかったことが、試合を分けた要因でしょう。
青山敏弘が“ヒップ・ブロック”により至近距離のシュートを防いだあの場面は、私の目の前で起きたためにかなり肝を冷やしました(汗)
前半はサイドを全く使えていなかったですね。 サウジアラビアの水野に対するチェックは厳しかったです。
しかし後半は、本田の左サイドを使えるようになったことで流れは日本へと傾き、“決定機”と言えるまでのチャンスを作るに至りました。
テレビではどう映ったか憶測し難いのですが、ゴール裏から観ていて、終盤でも「選手交代」をするのは難しい状況だったと思います。
・あの時間帯、何よりも防がねばならなかったのは失点であり、守備は上手くいっていた。
・右サイドの水野のところでボールが繋がらないシーンが見受けられるも、彼の存在が「サウジアラビアの左サイド」の攻撃を抑えていた部分があったので、動かしにくかった。
・前線の選手を1人下げ、システムを「1トップ」にして守りを固めるのは危険だった。
こういったところから、代えられるとしてもFWからFWへの交代のみだったでしょう。
疲れが見えていた李に代えて森島を入れても良かったかとは思います。 私の目の前で行われていたウォーミングアップは、結局試合の最後まで続きました。
・選手個々の評価に触れる前に、ちょっと一息
よろしくお願いします!
まず良かったのは、青山敏弘と細貝のセンター・コンビ。
2人が相手の攻撃の芽をうまく潰していたと思いますし、どちらもPA内では素晴らしいシュートブロックを見せました。 「0-0」の立役者でしょう。
サウジアラビアは単純に前線にロングボールを入れてくる攻撃も多かったため、その処理をほぼ完璧にこなしたということで、水本と青山直亮の2人も目立ちました。
「ゴール裏」からでは2人の頑張り様が特に目に入りましたし、テレビでは映らないところでの水本の気の利いたカバーリングやポジション修正が見れておもしろかったです。
ただ、この試合のMVPは、やはり柏木でしょう。
彼の運動量は凄かった。 とにかくピッチを縦横無尽に走り回り、DF陣の負担を相当分軽くしていたと思います。
また、ほとんどのチャンスは柏木が絡んでいました。 もし彼がいなければ、サウジアラビアに日本の攻撃面での脅威を与えることができなくなり、より一層サウジアラビアが攻撃に人数をかけて来てピンチを招いたことでしょう。
<このチームのこれから>
ひとまず、オリンピック出場を決められたことに一安心です。
「オリンピックに出ること」は、そのオリンピックの試合で得られる経験はもちろんこと、“チームの解散を免れたこと”、つまり、一部を除く多くの選手にとって「日本代表」が縁遠い存在となって国際舞台でのステップアップのチャンスから遠ざかることが、少なくとも来年の夏までは「日本代表」として戦えることで無くなることが大きいと思います。
そして、「オリンピックに出る」という良いモチベーションと緊張感を持ってJの試合と普段の練習に臨めることも、若い彼らにとって大きなことでしょう。
反町監督も、試合後、
「もっと訓練して頑張りたいと思います。」
と抱負を語っていましたが、オリンピック出場が決まった以上は、今よりもっと強くならなければ話にならないのは当然のことです。
今予選の守備陣は優秀であり、GK西川、DF水本、青山直晃らは近い将来はフル代表の主軸選手として戦うべき逸材であると思うので、もし「オーバーエイジ」を使うとしたら、やはり攻撃陣になるでしょう。
個々人がレベルアップを達成して、使わなくていいものなら使わないのがベストですが、今のままでは厳しいかと。
ただ、今から本番までの期間は、「U―20組」にとっては大きなチャンスだと考えることができます。 同じ期間なら、伸びしろは上の世代よりも多いはず。
内田、安田には、もっとJで経験を積んで安定したパフォーマンスが出せるようになってもらって、このチームに「本職4バック」のオプションを加えて欲しいですし、
青山敏弘や梅崎にはそれぞれ、今後復帰するであろう梶山と、未だ代表では真価を発揮できていない本田を脅かしてもらいたいところ。
そして、前線では森島康仁に期待。
逆に、今後は、平山が“復活”を遂げるにとっても十分な時間がありますし、オリンピック期間にはシーズンオフとなる森本の招集も可能になります。
以上のように考えてみると、このチームが持っている可能性は決して小さくないと思えます。
それを生かすも殺すも、監督の人選・手腕と選手達の頑張り次第。
今後の選手達の成長ぶりを楽しみ、期待しましょう。
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