NO FOOTBALL NO LIFE

国内、ヨーロッパ、南米のサッカー観戦ブログ! Jリーグ、3大リーグを中心に全世界を完全網羅!(予定)
随時更新!

デンマーク戦 完璧な勝利

2010-06-26 | W杯

<グループE>
○デンマーク 1-3 日本

得点)トマソン(PK) / 本田圭佑、遠藤保仁、岡崎慎司

デンマーク)

                     ベントナー

           カーレンベルグ         ロンメダール

                      トマソン

               ヨルゲンセン   C・ポウルセン

       S・ポウルセン                   ヤコブセン
                 アッガー   クロルルップ


                    ソーレンセン


交代)ヨルゲンセン → J・ポウルセン
    クロルルップ → ラーセン
  カーレンベルグ → エリクセン

 

日本)

                     本田圭佑

            大久保嘉人           松井大輔

                遠藤保仁    長谷部誠

                     阿部勇樹

        長友佑都                      駒野友一
                 闘莉王     中澤佑二


                     川島永嗣


交代)松井大輔 → 岡崎慎司
  大久保嘉人 → 今野泰幸
    遠藤保仁 → 稲本潤一

 

理想的な展開での完勝でした。
チームの中で悪かった選手を見つけるのが難しいというぐらい、選手達はほぼ完璧なパフォーマンスを見せました。

この試合の勝利の要因は、5つあります。
1つは、言うまでもなく、本田と遠藤のFKです。
本田と遠藤のFKは完璧でしたが、1試合に2本もFKからのゴールが生まれる試合はそう多くありません。 この辺りからも、今大会の日本の勢いを感じさせます。

そして次に、その2本のFKからのゴールによって、デンマークのゲームプランを完全に崩せたことが挙げられます。
元々はデンマークも、今大会の日本のように組織的な守備が売りのチームで、それほど攻撃的なチームではありません。 得点を獲りに行かなければならない状況というのも、首位通過したヨーロッパ予選を含めて、それほど多くは経験していないはずであり、この試合もロースコアゲームでの勝利に持ち込みたかったはず。
それが、前半に2失点を喫したことで、前への焦りを生み、1つ1つのプレーの精度を欠くこととなりました。

3つ目は、日本のサイドでの守備です。
特にキーマンであるロンメダールへの対応はチームとして連携できていました。
長友1人で見るのではなく、人数をかけて突破を許しませんでした。
そうなると、
デンマークはセンターからロングボールを放り込むしか手立てがなくなりました。
もちろん、これは高さで劣る日本にとっては非常に怖い攻撃でしたが、そこで
中澤と闘莉王が全く負けなかったことも、4つ目の勝因として忘れてはなりません。
アーセナルファンとしては、ベントナーの冴えの無さには残念でしたが。。。

最後は、日本が終始攻めの姿勢を失わなかったことです。
後半途中から足が止まり始め、デンマークのロングボールの対応に苦しむ時間帯が続きました。
そして、トマソンのPKで1点を返され、なおも劣勢の展開。
残り10分を切っていたため、引き分けでもいい日本はそのまま守り切ることを選ぶのが、精神的には楽な選択だったはずです。
しかし、彼らはそうはせずに、カウンターから3点目を狙いに行きました。
3点目が生まれて試合を決めた後も、4点目を狙いに行きました。

この“英断”とも言うべき終了間際の攻撃を可能としたのも、本田の高い個人能力があってこそ。
彼の相手を背にしてのボールキープ能力や、タッチが正確なポストプレー、常にパスを受けられる位置に動く読みの鋭さ、前線からボールを追う献身ぶりが、後ろの味方に“前へ出る勇気”を与えたことは間違いありません。

 

このチームからは、短期決戦を勝ちぬく上で必要な“団結心”と“勢い”を感じます。
しかし、「W杯ベスト4」という目標は、決してチーム内で意識統一されたものではないはず。
自国開催以外で初の勝ち点3、初の決勝トーナメント進出という快挙は、何人かの選手達に安堵感と満足感を与えていることでしょう。
しかし、今のチームならば、更なる新しい歴史を開くことができるはず。
今一度気持ちを切り替えて、心の中にあった“真の目標”を定め直し、パラグアイ戦に備えてほしいところです。
パラグアイに敗れたとしても、日本代表にとって、この大会は既に“成功”と言えるのですから。

 

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オランダ戦 善戦の評価

2010-06-24 | W杯

<グループE>
○オランダ 1-0 日本

得点)スナイデル

オランダ)

                   ファン・ペルシー

          ファン・デル・ファールト            カイト
                     スナイデル

             ファン・ボメル       デ・ヨング

     ファン・ブロンクホルスト           ファン・デル・ヴィール
               マタイセン     ハイティンハ


                   ステケレンブルク


交代)ファン・デル・ファールト → エリア
           スナイデル → アフェライ
         ファン・ペルシー → フンテラール

 

日本)

                    本田圭佑

           大久保嘉人           松井大輔

               遠藤保仁    長谷部誠

                    阿部勇樹

       長友佑都                      駒野友一
                闘莉王     中澤佑二


                    川島永嗣


交代)松井大輔 → 中村俊輔
    長谷部誠 → 岡崎慎司
  大久保嘉人 → 玉田圭司
     

遅ればせながら、オランダ戦について少しだけ。

一言で言って、“評価すべき敗戦”でした。

当然のことながら、相手との地力の差は感じた。
日本はそろそろ「世界を相手に善戦した。」から抜け出さなければいけないのもわかる。
しかし、それらを差し引いても、やはり日本代表の健闘を称えなければならないほど、今回の日本代表は全員が1つになって頑張っていた。
監督も打つべき手を打ち尽くした。
W杯直前に蔓延していた停滞感を思えば、すがすがしいとさえ感じられる敗北だった。

日本を含めた世界の論調が、おおよそこのようなものになっています。

しかし、このある種の“高評価”は、決勝トーナメントに進めないことが決まった途端に全く別のものへと変わることでしょう。
“大事なところでまだまだ勝負弱かった。”
“守備は頑張ったが、やはり決定力不足。”
“真剣勝負の場での世界との差は大きい。”と。

日本が今現時点で得ている高評価は、カメルーン戦で勝利した“結果”によるものであり、優勝候補のオランダを最小得失点差に抑えた“結果”によるものです。
だからこそ、デンマーク戦では、とにかく“結果”を出してほしい。
自分達のプライドにかけて。
南アフリカW杯における日本代表の評価は、全てデンマーク戦で決まります。

 

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グループH第1節 グループB・C第2節

2010-06-20 | W杯

<グループH>
○スペイン 0-1 スイス

得点)フェルナンデス

スペイン)

                      ビジャ

           イニエスタ                シルバ

               シャビ・アロンソ     シャビ

                     ブスケツ

       カプテビラ                   セルヒオ・ラモス
                 プジョル     ピケ


                    カシージャス


スイス)

                 ンクフォ  デルディヨク

          フェルナンデス            バルネッタ

                 インレル    フッゲル

       ツィーグラー                  リヒトシュタイナー
               グリヒティング  センデロス


                     ベナリオ

 

世界中からの称賛に値すべきスイスの守備でした。 4年前の「ドイツW杯」グループリーグからの無失点記録はいまだ続いています。

確かに、スペインが本調子でなかったことを含めてスイスには運もありましたが、最後はスペインのパス回しが単調で得点の可能性を感じさせないものに見えるほどまでに完璧に抑え込んだことは、スイスの戦略・戦術の勝利である他ありません。

ンクフォとデルディヨクによる前線からの献身的な守備、インレルとフェルナンデスの攻守に渡るハードワーク、リヒトシュタイナーの1対1の強さは見事でしたし、GKベナリオもキャッチングにパンチングに非常に安定していました。
そして、スイスが攻めの姿勢を最後まで失わず、あわよくば「2-0」として試合を決めようとした戦略が、結果的に自身の守備の負担も軽くさせました。
“しっかりとした守備からのカウンター”というのは、強国から勝ち点を奪うための基本です。
日本とスイスを比較してはスイスに失礼かもしれませんが、日本がオランダと対戦する際に非常に参考になったであろう試合だったと思います。

スペインでは、シャビ・アロンソが利いていました。 彼のロングフィードの精度と軌道の美しさは、それだけでサッカーというスポーツの魅力の1つを体現しています。
この試合を観て、失ったものの大きさを改めて知ったリバプールファンは多かったことと思います。

 

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<グループB>
○アルゼンチン 4-1 韓国

得点)OG、イグアイン3 / イ・チョンヨン

アルゼンチン)

                 イグアイン
                          テベス

                      メッシ

             ディ・マリア        M・ロドリゲス

                   マスチェラーノ

        エインセ                    グティエレス
                サムエル    デミチェリス


                      ロメロ


韓国)

                    パク・チュヨン

            ヨム・ギフン          イ・チョンヨン
                     パク・チソン

                キ・ソンヨン  キム・ジョンウ

        イ・ヨンピョ                   オ・ボムソク
                イ・ジョンス  チョ・ヨンヒョン


                    ジョン・ソンリョン

 

「対・強国」という意味で、先のスイスが非常に良いお手本ならば、逆にこの試合の韓国は悪いお手本となってしまいました。
韓国は全体的に頑張っていましたし、前半を「1-2」で折り返した後半序盤は同点に追いつく気配も感じました。 「1-4」という大差での敗戦は不公平に思いますが、前半の早い時間帯にオウンゴールで失点という展開が良くありませんでした。
また、その後に同じような位置でのセットプレーから失点を重ねたこと、イグアインのように固め取りできる選手を勢いに乗らせたこともよろしくありません。
“序盤に失点しないこと”、
“失点後に集中を切らさないこと”
“勢いに乗ると怖い選手に仕事をさせないこと”
は、「対・強国」という意味ではより重要な要素となることを改めて感じました。

 

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<グループC>
○イングランド 0-0 アルジェリア


イングランド)

                         ヘスキー
                   ルーニー

            ジェラード                レノン

                  バリー   ランパード

         A・コール                    ジョンソン
                   テリー   キャラガー


                     ジェームズ


アルジェリア)

                     マトムール

            ジアニ                ブトゥブズ

                   ラセン   イェブダ

         ベルハジ                     カディル
                ヤヒア   ハリシェ   ブゲラ


                       ンボリ

 

イングランドの異常なまでのコンディション低下の原因の何なのかが気になります。
ルーニーが運動量を欠いていることは明らかですが、他誰1人として好調を感じさせる選手がいません。
また、かつてのマクラーレン体制下のイングランドであるかのように、世界的スター選手達がそれぞれに遠慮が見られ、チームとしての機能が見られません。
それが顕著だったのが、後半9分にアルジェリアの中盤でのパスミスからランパードが拾ってジェラードにパスを出した場面。
もしリバプールで同じ状況下であれば、ジェラードは迷うことなくファーサイドに強いシュートを打ったことと思いますが、ニアに走りこんだランパードとファーで待つルーニーを意識した結果、中途半端な折り返しとなってチャンスを逸しました。

そして、試合後にはルーニーがファンに対して暴言を吐いた結果、この試合の後味は余計悪いものになり、メディアからのプレッシャーもより大きなものになってしまいました。
イングランドが心配です。

 

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3つの勝因 カメルーン戦

2010-06-16 | W杯

<グループE>
○日本 1-0 カメルーン

得点)本田圭佑

日本)

                    本田圭佑

           大久保嘉人           松井大輔

               遠藤保仁    長谷部誠

                    阿部勇樹

       長友佑都                      駒野友一
                闘莉王     中澤佑二


                    川島永嗣

交代)松井大輔 → 岡崎慎司
  大久保嘉人 → 矢野貴章
    長谷部誠 → 稲本潤一


カメルーン)

                     ウェボ

           チュポ・モティング           エトー

                エノー      マクーン

                     マティプ

       アスエコト                        ムビア
                 バソング     ンクル


                     ハミドゥ

交代)    マティプ → エマナ
       マクーン → ジェレミ
 チュポ・モティング → イドリス

 

日本にとって、4大会目のW杯参加にして、今回ほど期待されずに迎えた初戦というのは初めてでした。
しかし、結果はW杯アウェイの地で初めての勝利。 余りにも期待されなかっただけに、それを裏切る結果になった時の驚きと、それに伴う今後への期待は大きくなります。


“W杯初戦”としてはほぼパーフェクトな展開だったと思います。
そして、その勝因としては主に3つを挙げたいです。

まずは、組織的な守備を最後までやり切れたこと。
親善試合イングランド戦で機能した阿部勇樹のアンカー役が、中盤と最終ラインの距離間を絶妙に保ちました。 長友はエトーを自由にさせず、闘莉王と中澤は最後まで空中戦での支配権を相手に譲りませんでした。
そして、4年前のオーストラリア戦と違い、集中力と体力を最後まで切らさなかったところも重要な鍵でした。


2つ目は、日本国内では岡田監督の迷走ぶりの象徴として伝えられていた本田圭佑の1トップ。 この試合に限って言えば、素晴らしく機能していたと思います。
1トップというよりは、スパレッティ政権下のローマで採用されたトッティの「0トップシステム」に近いイメージだったと思います。
本田はサイドに広がってタメを作り、松井と大久保や遠藤が上がるスペースを作っていました。 フィジカルも強く、屈強なカメルーンのディフェンスを背にして足でボールをトラップする姿は、他の日本人FWでは真似できなかった芸当でしょう。


最後は、日本以外の各国メディアが評するように、カメルーンの自滅が挙げられます。
カメルーンが試合立ち上がりに日本を必要以上にリスペクトしてくれたおかげで、日本は落ち着いて試合を運べるようになりました。 日本も立ち上がりは非常に硬かったのですが、カメルーンもそれにお付き合い。 もし序盤からカメルーンが一斉に前がかりに攻撃を仕掛けてきていたら、それを冷静に対処し乗り切るだけの経験を日本は持ち合わせていなかったと思います。

また、終盤に攻め込まれた日本は、普段のJリーグの試合であれば同じ状況下でも余裕で繋ぐところを、ボールを目一杯に大きくクリアすることしかできませんでした。
しかし、カメルーンも、その追い込まれた日本に対して、左右に揺さぶるような攻撃ができず、単調にロングボールを蹴りこむだけで、焦りが明らかでした。

彼らのこの試合にかけるそもそものモチベーションも疑問でした。
ソングを起用しなかった決断、エトーを終始サイドに張るよう出した指示は、全てル・グエン監督の思いつき。
リヨンを3連覇に導いたものの、その後はレンジャーズとパリ・サンジェルマンで失敗を経験したル・グエン。 今回のこの大舞台で、彼の世界的な評価はさらに下がりました。

 

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グループD・E 第1節

2010-06-15 | W杯

<グループD>
○ セルビア 0-1 ガーナ

得点)ギャン

セルビア)

                         ジギッチ
                 パンテリッチ

          ヨバノビッチ               クラシッチ

                スタンコビッチ
                          ミリヤシュ

        コラロフ                     イバノビッチ
                 ルコビッチ  ビディッチ


                    ストイコビッチ


ガーナ)

                      ギャン

            アユー                  タゴエ
                     アサモア

                 ボアテング
                           アナン

        サルパイ                      パントシル
                 ボルサー    メンサー


                     キングソン

 

メンバーの国際舞台での経験値や実績を考えると、セルビアの優位は揺るがないというのが大方の予想でした。
しかし、アフリカの土地と空気がもたらすパワーがそれを覆した。
一言で言うと、そんな試合でした。

ガーナはシンプルにギャンを目掛けて攻撃を仕掛けていきました。
そのギャンの身体能力の高さに驚かされましたが、それよりも彼らの組織的な守備に驚かされました。
アナンとボアテングのセンターも非常に丁寧で利いていましたし、ヨーロッパリーグ決勝を経験したパントシルは終始冷静な対応を見せました。

セルビアは、エースのクラシッチとヨバノビッチが期待外れで、インテルでCLを制したスタンコビッチも中盤の攻防でイニシアチブを握れませんでした。
ルコビッチの退場も然り、そして途中出場のクズマノビッチはキャリアを通じて後悔するであろうハンドを犯してしまいましたね。 あのハンドは状況と場面を考えれば全く不要なハンドでした。

この両チームには、「プレミアシップ」所属の選手が多く含まれていました。
特にDFとGKはスタメン10人中6人がそれ。
しかし、勝利したのは、“ユナイテッドのビディッチとチェルシーのイバノビッチ擁する”セルビアではなく、“サンダーランドのメンサーとフルハムのパントシル”のガーナ。
やはり、サッカーは“チームスポーツ”です。

 

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<グループE>
○ オランダ 2-0 デンマーク

得点)OG、カイト

オランダ)

                   ファン・ペルシー

          ファン・デル・ファールト            カイト
                     スナイデル

             ファン・ボメル       デ・ヨング

     ファン・ブロンクホルスト           ファン・デル・ヴィール
               マタイセン     ハイティンハ


                   ステケレンブルク


デンマーク)

                     ベントナー

           エネフォルトセン         ロンメダール

                   カーレンベルグ

               ヨルゲンセン   C・ポウルセン

       S・ポウルセン                   ヤコブセン
                 アッガー     ケアー


                    ソーレンセン

 

両チームとも非常に硬い立ち上がりでした。
特に、オランダの前半はロッベン不在の影響が大きく、ボールは動くも人が動かず攻め手に苦しんで、逆にデンマークに惜しいカウンターをくらいました。
しかし、先制点後はファン・ペルシーを中心にしてオランダらしいパス回しが出始め、途中から左ウイングに入ったエリア(HSV)はスピードある突破を繰り返し、オランダ代表のウイングポジションの層の厚さを示す活躍を見せました。

デンマークは完全に崩されたというシーンも少なかったですし、また主力のベントナーとケアーがコンディション不良で途中交代するなど、ツキもなかったと言えるでしょう。
オウンゴールしたポウルセンも、それまでは攻守にサイドを運動量豊富に駆け回り、対人でも粘り強い対応を見せていた選手でした。
「0-2」というスコアはデンマークにとって少し不運でした。

しかし、このグループはオランダが圧倒的優位であるため、日本にとってはオランダがライバルチームを倒して独走してくれた方が可能性が広がります。

 

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グループB・C 第1節

2010-06-14 | W杯

<グループB>
○ 韓国 2-0 ギリシャ

得点)イ・ジョンス、パク・チソン

韓国)

                    パク・チュヨン

            ヨム・ギフン          イ・チョンヨン
                     パク・チソン

                キ・ソンヨン  キム・ジョンウ

        イ・ヨンピョ                   チャ・ドゥリ
                イ・ジョンス  チョ・ヨンヒョン


                    ジョン・ソンリョン


ギリシャ)

                      ゲカス

             サマラス         ハリステアス

                 カラグニス  カツラニス

                     ツィオリス

         トロシディス                セイタリディス
                パパドプロス   ヴィントラ


                     ツォルバス

 

韓国が前評判通りのパフォーマンスを発揮して快勝収めました。
運動量とスピードでギリシャを凌駕していましたね。
現在の韓国には、もはや説明不要のパク・チソンを中心として、イ・チョンヨン(ボルトン)、パク・チュヨン(モナコ)、キ・ソンヨン(セルティック)ら海外で活躍する20代前半の若手が多数います。 先月の親善試合の内容を考えても、今後当面日本は韓国の後塵を拝す歴史を強いられるかもしれません。

ギリシャは2点目を奪われてからは、ゲカスを目掛けたパワープレーで攻勢し、特にセイタリディスのアーリークロスからチャンスを作れるようになりましたが、仕掛けるのが遅かったですね。
この敗戦で、グループ突破の可能性はほぼなくなったと言っていいでしょう。
メンバーの中心はまだまだ2004年のEURO優勝メンバーが多数。 韓国とは逆に、こちらは今後の世代交代に苦労しそうです。

 

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○ アルゼンチン 1-0 ナイジェリア

得点)エインセ

アルゼンチン)

                 イグアイン
                          テベス

                      メッシ

             ディ・マリア           ベロン

                   マスチェラーノ

        エインセ                    グティエレス
                サムエル    デミチェリス


                      ロメロ


ナイジェリア)

                   ヤクブ
                        オビンナ

            O・オバシ              カイタ

                  ハルナ    エトゥフ

         タイウォ                     オディアー
                  シットゥ      ヨボ


                     エニェアマ

 

ナイジェリアは序盤にアルゼンチンをリスペクトしすぎた感があり、結果的にそれが勝敗を分けてしまいました。 引き分けてもおかしくはない内容を演じましたが。

アルゼンチンは一言で言えば、メッシ頼み。
イグアイン、テベス、ミリート、アグエロら世界一厚い選手層を誇るFW陣を始めとして豪華な攻撃陣を擁しますが、メッシがボールを受けてドリブルを仕掛けてから初めて“クリック”される攻撃は、ある種単調であり、相手がもっとトップクラス且つ組織的に守られた時にどうなるかが気になります。
チームの各選手がコメントで否定していますが、このメッシ依存は深刻です。
しかし、それでもどうにかなってしまうかのようなオーラがありますね、今のメッシには。

 

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<グループC
○ イングランド 1-1 アメリカ

得点)ジェラード / デンプシー

イングランド)

                         ヘスキー
                   ルーニー

            ミルナー                レノン

                  ジェラード  ランパード

         A・コール                    ジョンソン
                   テリー    キング


                      グリーン

交代)ミルナー → ライト・フィリップス
     キング → キャラガー
    ヘスキー → クラウチ


アメリカ)

               アルティドール ファインドリー

           デンプシー              ドノバン

                ブラッドリー   クラーク

        ボカネグラ                  チェルンドロ
                 オニュー   デメリット


                     ハワード

 

優勝候補イングランドの唯一の弱点と言われていたGK。
ジェームズ、ロビンソン、カーソンと続く歴史を、グリーンが繰り返してしまいました。

しかし、グリーンのミスを抜きにしても、アメリカが良く攻め、上手く守った試合と総括できるでしょう。
オニューとデメリットのCB2枚は対人に強く、センターのブラッドリーは繋ぎが非常に丁寧でした。
イングランドの中盤でのプレスは悪くなかったと思いますが、そのブラッドリーと、デンプシー、ドノバンらのミスが少なく、彼らがボールを保持することによりイングランドは徐々にラインが下がってしまってペースを掴み損ねました。

イングランドの攻撃は創造性を欠いていました。
ルーニーも怪我明けでまだまだ本調子でないにしても、攻撃の負担が彼にかかる割合が多いだけに、イングランドは攻めのオプションを増やす必要があります。

 

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南アフリカW杯 グループA第1節

2010-06-13 | W杯

お久しぶりです!!! 前回から約2週間の更新間隔というのも、最近にしては珍しく短い間隔だと思えてしまいましたが(汗)

さて、4年に1度のW杯がいよいよ昨日から開催されました。
そこで、最近はほぼアーセナル関連ばかりの更新となっていたこのブログですが、ここで少し原点回帰して、久々にマッチレポートっぽいこと(とは言っても、ほんの一言。雑感や感想といった類のものを書き残すぐらいですが。。。)をやっていこうかなと思います。
W杯期間中、できる限り多くの試合を振り返っていきたいと思いますので、よろしくお願いします!

 

<グループA>
○ 南アフリカ 1-1 メキシコ

得点)シャバララ / マルケス

南アフリカ)

                ムフェラ
                        ピーナール

          シャバララ               モダイス

              ディクガコイ  レトショロニャン

       ツワラ                         ガクサ
                 クマロ    モコエナ


                     クーン


メキシコ)

                     フランコ
             ヴェラ          G・D・サントス

                  トラド    フアレス

                     マルケス

         サルシド                   アギラール
                F・ロドリゲス    オソリオ


                      ペレス


“開幕戦”としては非常に面白い試合内容だったかと思います。
大方の時間帯で地力に勝るメキシコが支配する展開でしたが、綺麗なカウンターから“ホスト国”が先制し、同点に追いつかれた後の試合終了間際にはポストをかすめるシュートを放った展開を見ると、今後の日程の盛り上がりを予見させるには十分なシナリオでした。

アーセナルのヴェラはそれ程目立った活躍は見せず。 同世代のD・サントスの方がチームの攻撃の中心としてずっと機能していましたね。
ここ最近は怪我もあってちょっと伸び悩み気味かもしれません。。。 シャマフも加わる来季、ファン・ペルシーやウォルコットらが怪我なくシーズンを過ごしたら、果たしてどれだけの出場機会を得られるのでしょうか。 彼の奮起に期待します。

それにしても、南アフリカのファンが使う「ブブゼラ」は厄介ですね。。。
観客の歓声すら打ち消すため、スタジアがの劇場としての音声の抑揚を欠き、試合全体のスリルを減少させます。 せめて、南アフリカ戦以外の使用をなんとかやめてほしいものですが。。。

 

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○ ウルグアイ 0-0 フランス


ウルグアイ)

                 フォルラン
                         スアレス

                    I・ゴンザレス

          A・ペレイラ              M・ペレイラ
                 アレバロ  D・ペレス

              ゴディン   ルガノ   ビクトリーノ


                     ムスレラ

交代)I・ゴンザレス → ロデイロ
      スアレス → アブレウ
      D・ペレス → エグレン


フランス)

                     アネルカ

             リベリー               ゴヴ

                     グルキュフ

                 ディアビー    トゥララン

          エブラ                      サニャ
                  アビダル   ギャラス


                       ロリス

交代)アネルカ → アンリ
   グルキュフ → マルダ
       ゴヴ → ジニャク


ウルグアイがほぼ「5バック」に近い「3バック」1を採用したことで、両チームともに非常に手堅い試合運びになってしまいました。 ルガノを中心とした守備陣はタフでした。
ウルグアイは、フォルランとスアレスの2トップを残し、中盤からゴールエリアへ飛び込んで来る選手もいなかったため攻め手に欠きましたが、それでもカウンターはフォルラン1人でも十分に怖さがあったと思います。 裏への抜け出しのタイミングやファーストタッチで前へ向く正確性が秀逸でした。

フランスは、個々の集合体というか、全くもって攻撃の連動性が見られませんでした。
自分のプレーエリアから離れてリスクを冒しに行くチャレンジも少なかったですし、シュートこそ多く打っていましたが、本当にゴールを脅かしたシーンは序盤のゴヴのシュートぐらいでした。
アーセナルから選出のギャラス、ディアビー、サニャの中では特に、驚きの先発だったディアビーが良かったと思います。 凡ミスも少なく、彼の独特なタッチとドリブルが、グルキュフが機能しなかったフランスの中盤において、唯一のアクセントとなっていました。

 

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