NO FOOTBALL NO LIFE

国内、ヨーロッパ、南米のサッカー観戦ブログ! Jリーグ、3大リーグを中心に全世界を完全網羅!(予定)
随時更新!

キリンカップ コートジボワール戦

2008-05-27 | 日本代表

日本 1-0 コートジボワール


得点)玉田圭司


HOME)日本

                 玉田圭司
                         大久保嘉人

            遠藤保仁              松井大輔

                         長谷部誠
                 今野泰幸

        長友佑都                      駒野友一
                  闘莉王    中澤佑二


                     楢崎正剛


交代)玉田圭司 → 矢野貴章
    松井大輔 → 香川慎司


AWAY)コートジボワール

                      サノゴ


             アカレ               エブーエ
                  ティエヌ    ファエ

                      ゾコラ

          ボカ                       ドゥメル
                   メイテ    ゾロ


                      ゾクボ

 

 

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遅まきながら、「キリンカップ」初戦のコートジボワール戦を簡単に。


試合の立ち上がりから先制点を決めるまで、日本は、人もボールもよく動く観ていて楽しいサッカーを披露してくれました。 ワンタッチの繋ぎの正確さは見事だったと思います。

先制点のシーンでは、
シュートを決めた玉田、その玉田の前で潰れた大久保、クロスを上げた長谷部、その長谷部にアウトサイドキックで展開した今野、
の全てが完璧でした。

 

しかし、先制後は、運動量も落ち、ミスも続き、コートジボワールに押し込まれる時間帯へと変わりました。
この試合は、特に中盤低い位置でのパスミスが目立ちました。 アウェイ戦や本番ならば、あの時点でやられていたことでしょう。
アピールすべき立場にある今野にとっては致命的なミスが続いてしまいました。 オシムの頃から、鈴木啓太のポジションが絶対になりつつありますから、ここでしっかりと“内容”を残したかったですね。


また、この試合では、岡田監督の“腰の重さ”が改めて浮き彫りになりました。
明らかに劣勢の展開で、首の皮一枚のところでなんとか失点を防いでいるという時でも、「打開策を打とうとすらしない」のが残念でした。
バーレーン戦と違い、今回はベンチに駒を持ち合わせていなかったというわけではありません。

最終的には“守り切った”わけですが、これも、相手の前線に“違い”を起こせる特別な選手がいなかったことが幸いしただけと言えます。
サノゴも良い選手ですが、
ドログバ、カルー、ディンダン、ケイタあたりがいたら、全く別の試合になっていたでしょう。

 

好調のFC東京を支える長友の代表デビューと活躍は、日本にとって非常に喜ばしいことです。
オシム時代、もっと言えばフランスW杯の相馬直樹以降、日本は「左SB」の人材不足に悩まされてきました。
直近では、駒野、今野と本職ではない選手がコンバートされていた現状でしたので、今回は怪我で離脱した安田を含め、若い“本職”の左SBが出てきたのは好材料です。

 

アーセナルのエブーエは、パラグアイ戦に続いて「右ウイング」として出場。
アーセナルでの今季の出来と同じで、あのポジションでは真価を発揮できず、やはり彼は「SB」なんですよね。

トゥーレは2戦ともベンチ入りのみ。
怪我でもしているでしょうか? 6月にはアフリカ予選もあるそうですし、来季のためにも今は無理をしないでほしいです。

 

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07/08CL決勝 雑感

2008-05-24 | チャンピオンズリーグ・UEFA杯

より“better”なチームは、チェルシーだったと思います。

しかし、チェルシーは、ここまでで“運”を使い果たしてしまい、大事な決勝にはその“運”を残していなかったようです。
ユナイテッドは、ゴールポスト、クロスバー、審判に助けられました。
主審のルボス・ミチェルの笛はC・ロナウドに対して非常に“過保護”であり、スコールズとテベスはいつ退場してもおかしくないほど、高いモチベーションが悪い方向に出ている部分があったと思います。

そして、最後は、雨でぬかるんだピッチにも助けられました。
ジョン・テリーのPK失敗。 チェルシー側の不運と言わずして何と言うでしょうか。

 

ユナイテッドの勝因は、苦しかったあの後半を耐えたことだと思います。
準決勝1st legのバルセロナ戦といい、守備網を完全に崩されるシーンが何度と重なり、決して「鉄壁の守備」という内容ではなかったとは思いますが、最後の最後のところでなんとか凌ぐことができていました。

この試合に限って言えば、ファーディナンドよりビディッチでした。
あのドログバを抑えるだけの高さとパワーは圧巻であり、怪我の影響で終始不安定だったファーディナンドのカバー役までこなしていました。

 

他に、この試合で印象的だったのは、両チームのGKの活躍です。
前半に、ファン・デル・サールはバラックのヘディングシュートをスーパーセーブ、
その直後には、今度はチェフが、テベスとキャリックのシュートをスーパーセーブ。
今回に限らず、カップ戦のタイトルを獲るためには、安定した守備陣の存在が不可欠であることを再確認しました。

PK戦の場面では、特にファン・デル・サールが上手かったです。
テリーのシーンでは、前に出てテリーに近寄ってプレッシャーをかけ、
カルーがボールをセットした時には、わざとゆっくりと時間をかけてゴールに向かい、“相手のタイミング”で蹴らせることを嫌いました。

 

「CL決勝」は、世界中のサッカー選手・ファンが憧れるステージであり、それに立つ選手達は羨望の的となります。
しかし、それに惜しくも立てなかった選手・ファンにとっては、“羨望”よりも“嫉妬”の念の方が強いはずでしょう。
あのユナイテッドの強さを目の当たりにして、来季の活躍(監督は補強)を誓わなかったチームは、もうその時点で来季も「敗者」であることは確定していると思います。

 

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Cesc Fabregas Show !!!

2008-05-18 | アーセナル

今回は、アーセナルMFセスク・ファブレガスが出演している、ナイキCM動画をご紹介!!!
セスクの貴重な演技シーンが見られます♪

 

「No More Mr.NiceGuy」

少し棒読みっぽいですが、迫真の演技です(笑)

 

「Mind Games」

こちらは、仲良しチームメイトのセンデロスと共演(セスクとセンデロスは、トップチームデビュー前の寮で相部屋でした)。
少し“R指定”の内容かもしれないですね(笑)
ちなみに、監督役(?)のスキンヘッドのおじさんは、イギリスの国民的人気番組Little Britainに出演しているコメディアンのマット・ルーカス。 彼は大のアーセナルファンで、何度かセレモニーのゲストにも呼ばれています。
「Little Britain」は、以前のインタビューでセスクが“好きなイギリスのテレビ番組”の1つに挙げていました。

 

「Cool Under Pressure」

おいおい、ウチの貴重な選手に何やらせてんだよ(笑)

 

 

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「Take It To the NEXT LEVEL①」

こちらは、最近は日本国内でもオンエアーされているナイキCMのノーカット版。
ヴェンゲルとギャラスも出ていたとは知りませんでした。
選手視点のカメラのため、実際にスタジアムのピッチに立っているような迫力がありますが、ずっと見ていると気持ち悪くなりますね…

 

「Take It To the NEXT LEVEL②」

同じくナイキCM。
アーセナルからは、セスクの他に、ヴェンゲル、ギャラス、センデロス、レーマンらが出演しています。

 

「PEPSI」

こちらは、ナイキではりませんが、ペプシのCM(解説付き)です。
セスクは、ロナウジーニョ、メッシ、アンリ、ベッカム、ランパードと共演しています。

 

 

泊まり込みの研修も一段落しました。
とりあえずは、また自宅から通えるので、来週からはもう少し更新できそうです。
一週間も更新していないのに、このランキングを保てるのは非常にありがたいことです。 どうもありがとうございました。

来週再来週には、新選手獲得のニュースが入ることを期待しています♪

 

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フラミニの移籍について思うこと

2008-05-11 | アーセナル

アーセナルのMFマシュー・フラミニ(24)がACミランへ移籍することが決定しました。

この移籍は、来季のタイトルを狙うアーセナルにとって大打撃であり、
また、アーセナルというクラブが抱える問題点を浮き彫りにするものでもありました。
今回は、それらについて深く検証していきたいと思います。

 

<移籍の背景>
フラミニが移籍を決めた理由は大きく2つあると思います。
彼が求めたのは、「金銭」「名声」でしょう。


フラミニの移籍が決まった後、ヴェンゲルもユーベ関係者も、
「ミランの提示した額の方が多かった。」
と、口を揃えて移籍の決め手が金銭面であったことを語りました。

フラミニがその金銭に動いたのも事実でしょう。
年俸の額というのは、サッカー選手にとって“自分の価値”を表す尺度です。
また、1選手が、
「ミランよりも、アーセナルとユーベは財政面で劣る。」
などという事情は考慮にいれません。
だから、素直に、最も高い提示額を示してくれたところに行くのは当然の流れです。

つまり、フラミニを“金の亡者”などと批判することはできませんし、
これまでの4年間、今季以外は十分なチャンスを与えられなかった“外国人”の彼に、クラブへの“忠誠心”のようなものを求めるのは酷でしょう。

 

アーセナルには、
「wage structure」
というピラミッド型の給与体系が存在しています。
しかし、これが他のCL優勝を争う強豪クラブの基準よりも低くなっているのです。
経済学部出身のヴェンゲルは、常に収支に気を配り、それを壊さないと頑なな姿勢を貫いています。

確かに、これはクラブの長期的な展望を考えれば非常に健全であります。
しかし、こうやってクラブの年俸に不満を持ち、移籍を志願する選手が出てきていることを考えれば、少なくとも、それらのライバルクラブと同程度の基準に合わせる必要があるでしょう。

ヴェンゲルは、
「我々はチェルシーではない。」
と語りますが、アーセナルは、そのチェルシーと争わなければならない立場にありますし、そして、そのチェルシーに敗れて批判されるのも自分達なのです。

第一、「エミレーツ」移転後のアーセナルは、これまで“ジリ貧”だったアーセナルとは違い、マンチェスター・ユナイテッド、レアル・マドリードに次ぐ利益を稼ぐ金満クラブなのです(スタジアム建設の負債は残っていますが)。


アーセナルにとって一番痛いのは、フラミニほどの選手をタダで手放さなければならなかったことです。
例えば、
フラミニの年俸を2億円ほど上げたとしましょう。 4年契約として(当初の提示額から)8億円のプラスの支出になるわけですが、彼の代役を探す金額を考えたら、それでもまだ安く済んだと言えました。

1,2ヶ月ほど前に、セスクが、
「(「2014年」までと期間をたっぷりと残しながら)新たにアーセナルとの契約を延長したい。」
と語ったのも、チーム内でもトップレベルとは言えない自分の年俸を、契約更改によって上げることを意図した発言だったと思います。

 

 

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これは私の私見ですが、フラミニがアーセナルを去った理由のもう1つに、彼が、
「名声」を求めたことがあると思います。


アーセナルは、その美しいプレースタイルが各方面から絶賛される、いわゆる“旬の”クラブであります。
しかも、「プレミアシップ」は現在世界最高のリーグです。

対して、「セリエA」はカルチョ・スキャンダルやファンの暴動などで選手が落ち着いてプレーに集中できる環境ではありませんし、
ミランはアーセナルにCLで敗れ、高齢化から来季のCL出場権獲得も危ぶまれる、
“一時代が終わった”クラブであります。
しかし、彼らは「現欧州王者」であり、“腐ってもACミラン”なのです。
フラミニは、歴史と実績のあるミランでプレーできることを誇りに思ったのでしょう。

これが、「アーセナル」と「ACミラン」の現実的な“差”です。

 

アーセナルは、ビッグネームを獲得し、タイトルを獲得することで、
「クラブの価値」を上げる必要があります。

クラブの経営にとって重要なのは、企業と同じで「イメージ戦略」です。
このままでは、“育成型クラブ”、“タイトルを取れないクラブ”のイメージが定着して、今ならば取れるビッグネームも将来は取れなくなります。
また、現在の強化方針では、いずれアデバイヨールやセスクといった“現存のスター選手”も、ヴィエラやリュングベリのように、チームの方向性に疑問を持つはずです。

ヴェンゲルの口から出るのは、
「収支」、「将来」、「成長」
といった単語ばかり。
それよりも、もっと「現実」を見つめることの方が大事なのではないでしょうか?

今回のフラミニの移籍は、
「数年をかけて(痛みを伴いながら)成長させた選手が、ブレイクした途端に去って行った。」
という構図になっています。
これは、ヴェンゲルのポリシーに疑問符がつけられた機会だと思います。

 

 

<代役>
正直に言って、代役を見つけるのは難しいと思います。
フラミニほど、献身的であり、スタミナがあって、キープ力と展開力も持ち合わせている「アンカーマン」はいないでしょう。
また、彼のスタイルは、アンリ無き後のアーセナルのサッカーにフィットしていました。

しかし、個人的には、フラミニの代わりが“絶対に見つからないもの”とは思いません。
確かに、セスクの代わりなどいません。 ランパード、ジェラード、シャビ、イニエスタ、ピルロら世界的選手と比較しても、セスクのサッカー選手としての才能とセンスは図抜けていますし、彼以上にアーセナルのサッカーにフィットしている選手は存在しません。

しかし、フラミニはその類の選手ではない思います。

問題は、「ヴェンゲルがその候補達を取るか取らないか」です。
他のビッグクラブの監督であれば、
「フラミニが抜けた。ならば、それに代わる世界的ビッグネームを獲得しなければ。
という発想をするはずですが、

楽観的な彼は、
「フラミニが抜けた。しかし、ジウベルト・シウバもいる。デニウソン、ソング、ディアビーらにはチャンスを与えられる。
という発想をする人間なのです。

 

サンダーランド戦は放送はないようです。
せっかく、ギブスやランドールら“地元の生え抜き選手”らがプレミアシップデビューを飾るかもしれないという試合を観れないのは残念です。

移籍に関しては、シーズン終了後にでもまた詳しく。

 

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エバートン戦 ファンへの感謝を忘れるな

2008-05-06 | アーセナル

アーセナル 1-0 エバートン


得点) ベントナー


HOME)アーセナル

                 アデバイヨール
                          ベントナー

            ウォルコット              エブーエ

                 デニウソン
                       ジウベルト・シウバ

         クリシー                       トゥーレ
                  ソング     ギャラス


                    ファビアンスキー


交代)ファビアンスキー → レーマン
         トゥーレ → トラオレ
     アデバイヨール → センデロス


AWAY)エバートン

                     A・ジョンソン


                      オズマン
            ピーナール          M・フェルナンデス

                 カーズリー    P・ネビル

        レスコット                        ヒバート
                   ヨボ   ジャギエルカ


                      ハワード


主審)アラン・ワイリー

 

 

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「Arsenal.com」

 

 

“ホーム最終戦”となった、エバートン戦を簡単に。


“1%以下”とは言え、わずかに残っていた優勝の可能性が消えたアーセナル
前日にアストンビラが敗れたことで、「UEFAカップ」の出場権をほぼ手中に収めたエバートン、
という両チーム共にモチベーションの面で差し引かなければならなかった部分はあるにせよ、非常に残念な試合内容でした。
特に、アーセナルの選手達の中には、これが“ホーム最終戦”であることを理解していなかったような選手が何人か見受けられました。


ファン・ペルシー、ロシツキー、フレブ、セスク、ディアビーといったアーセナルが誇る“創造的”な選手を欠き、
おまけに、アデバイヨールとベントナーの前線では動き出しが少なく、コンビ間の連携も見られなかったことで、アーセナルらしいスピードアップがほとんど出来ませんでした。

また、これにはメンバー間の信頼と連携の問題もありました。
例えば、デニウソンにボールが入った時、
デニウソン個人もセスクのようにドリブルで前に運べないし、周りもデニウソンに全幅の信頼を置いておらず、そこには“阿吽に呼吸”も存在しないため、必然的に周囲の選手の動き出しがなくなるのです。
デニウソンは“チャンスを貰った”形なわけですから、もっとアピールしないと。
ただ、これはゴールを決めたベントナーについても同じことが言えました。

 

 

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今回、この緊張感を欠いた試合を変えてくれたのが、
最近はリザーブで「サイドハーフ」として新境地を開いていたトラオレです。
カーリングカップではレギュラー「SB」として出場し、その守備の軽さばかりが目立ち、敗退の批判の対象となっていましたが、「サイドハーフ」としてはその心配はありません。 むしろ、「サイドハーフ」としては守備意識は高いと言えるでしょう。
「トラオレの左からのクロスをベントナーが打点の高いヘディング」
というのは、カーリングカップ3回戦のニューカッスル戦と同じですね。
正直なところ、クロスはクリシーよりもトラオレの方が可能性を感じます。


ただ、そのクリシーをこの試合のMVPに挙げたいです。
左サイドの往復を繰り返し、時には右サイドまで駆け上がる。
全体的に気の抜けた試合の中1人“全力”で挑んでいたのが、クリシーでした。


途中出場したセンデロスに関して言うと、自信を失っているという報道はどうも事実なようで、わずか数分間の出場ながら何度か危ないシーンを作ってしまいました。
EUROで自信を回復できればいいですが、現段階では、「ソング>センデロス」でしょう。

 

最後に、フラミニのACミランへの移籍が決定したようです。
非常に残念であり、考えさせられるニュースであります。

今週から再び泊まり込みの研修が始まりますので、詳しくは週末にでも。
全てのコメントの返信もその際に。

 

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ダービー戦 6ゴールの裏に

2008-05-03 | アーセナル

ダービー 2-6 アーセナル


得点) マクエブリー、アーンショウ / ベントナー、ファン・ペルシー、ウォルコット、アデバイヨール3


HOME)ダービー

                         E・ヴィジャ
                  ステリョフスキ

            ルイス                 メアーズ

                    ガリ
                         サヴェージ

        マクエブリー                      トッド
                  スタッブス   D・ムーア


                      キャロル


AWAY)アーセナル

                  ベントナー
                        ファン・ペルシー

            ウォルコット              エブーエ

                   セスク
                         デニウソン

         クリシー                       トゥーレ
                  ソング     ギャラス


                    ファビアンスキー


交代)ファン・ペルシー → アデバイヨール
       デニウソン → ジウベルト・シウバ
         トゥーレ → ジュルー


主審)アンドレ・マリナー

 

 

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決めた6ゴールよりも、喫した2ゴールの方が気になります。

リバプール「2-1」、チェルシー「2-0」、マンチェスター・ユナイテッド「1-0」
と、内容も含めて意外なほど「トップ4」の他のチームが苦戦しているアウェイのダービー戦ですが、「プレミアシップ史上最小勝ち点」のチームに勝つのはもはや当然のこと。
内容と点差の両方に焦点があったのですが、内容が良くありませんでした


特に気になったのは、アデバイヨールが3点目を決めて2点差とした後の時間帯です。
その後は、3点差として試合を完全に終わらせる決定的チャンスが何度もあったものの、それらを尽く外し、挙句の果てに相手を舐めきった余裕のパス回しを始めました。
しかし、結局は高いディフェンスラインを破られるお馴染みの形で失点して1点差に。

あの自滅の流れは、忌まわしき「アウェイでのバーミンガム戦」と完全に同じものでした。

前半に同点に追いつかれた場面も、今季も最後まで改善を見せることのなかったセットプレーでの守備から。

“6ゴール快勝”の裏に、技術的・精神的な脆さが出た試合だったと思います。

 

 

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今回は、それが「相手がダービーだから」救われた気がします。

ベントナーが先制点を取るまでは、ダービーのゲームプラン通りに試合が運ばれていました。
ボール・ジュエルは、ウィガン時代と変わらず、前線から積極的にボールを追ってアーセナルの中盤を消す作戦に出て、アーセナルはそれに見事にハマってしまいましたが、ダービーのダレン・ムーアが信じられないミスを犯してくれたおかげで、逆にこちらがゴールを挙げることができました。
この辺りが、ダービーの今季の勝ち点を表している部分だと思います。

 

先制点の場面で興味深かったのは、ファン・ペルシーとベントナーの関係です。
ベントナーがボールを持った瞬間、
ファン・ペルシーが前線スペースに欲しがっていたのは、彼の差し伸ばしていた“手の向き”でわかりましたし、
ベントナーがリターンを欲しがっていたのは、彼が出したパスの“距離”でわかりました。
ファン・ペルシーは本当は自分でシュートまで行きたかったところでしょうが、それが無理とみるや即座にベントナーにリターンを返す方向に切り替えたのでしょう。
ファン・ペルシーが少し“大人”な部分を見せたシーンでした。


アデバイヨールは、後半だけでハットトリックを達成。
これで、ダービー戦はホーム・アウェイ共にハットトリックで、
「1シーズンで同じ相手にホームとアウェイでハットトリックを達成したプレミアシップ最初の選手」
となりました。
アーンショウのダンスを真似したシーンは痛快でしたね(笑)


ウォルコットは、フリーで抜け出したGKとの1対1のシーンを決めていれば、ほぼ完璧な試合だった思います。
少しずつプレミアで戦うフィジカルが備わってきましたし、シュートも上手くなっています。 ゴールシーンでの脚の振りの速さは特別な才能を感じさせます。
あとは、これが「連戦の中でできるかどうか」でしょう。


意外と良かったと思うのは、デニウソンです。
今季は“セスクの代役”として使われることが多かった彼ですが、活躍を見せた昨季は現在のフラミニの位置でプレーしていました。 やはり、本職はこの位置なのでしょう。

セスクも完全復活を果たしました。
ゴールやアシストはなかったものの、中盤では彼の独壇場とも言える存在感を見せました。


リーグデビューのファビアンスキーは“次第点”といった出来でした。
もう少し守備範囲を広げる必要がありますが、パンチングやキャッチングは良かったと思います。

 

この試合は、「タイトル争い」とも「降格争い」とも無縁の消化試合でありましたが、イングランドの審判のレベルの低さに改めて呆れさせられました。
中央からのパスを受けたエブーエがオフサイドを取られたシーンは、もはや意味がわかりません。

 

 

そろそろ来季に向けた話をしていきたと思いますが、今回は、そのさらに将来のアーセナルを背負って立ってくれると期待している選手をご紹介致します。
その選手とは、MFジャック・ウィルシャー(16)です。

http://www.youtube.com/watch?v=-wOgKUdVXQE

「ユーチューブ」で、彼が1アシスト1ゴールと活躍したリザーブマッチのウェストハム戦の動画があったので貼っておきます。

「ArsenalTV Online」では、最近は「U―18」の試合ハイライト(前後半含めて約20分)も放映していて、この試合だけでなく何度か彼のプレーを観ていて、その飛び抜けた才能に驚かされています。
醸し出す雰囲気は、“左利きのJ・コール”といったところでしょうか。

イングランドU―19代表のギブスもいますし、中途半端に海外の若手選手を補強するぐらいなら、クラブの生え抜きである彼らを是非使ってあげてほしいと思います。

 

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