NO FOOTBALL NO LIFE

国内、ヨーロッパ、南米のサッカー観戦ブログ! Jリーグ、3大リーグを中心に全世界を完全網羅!(予定)
随時更新!

Jリーグ第10節 浦和レッズ VS 大宮アルディージャ

2006-04-30 | Jリーグ

浦和レッズ 2-0 大宮アルディージャ

得点)ワシントン、永井雄一郎

HOME)浦和レッズ

                   ワシントン


               小野伸二   山田暢久
         三都主                  平川忠亮
               長谷部誠
                        鈴木啓太


            坪井慶介  闘莉王  堀之内聖


                   都築龍太


交代)都築龍太 → 山岸憲宏
    平川忠亮 → 永井雄一郎
    小野伸二 → 内館秀樹


AWAY)大宮アルディージャ

              桜井直人    森田浩史

         久永辰徳               小林大悟

              小林慶行    純マーカス

      土屋征夫                     波戸康広
              冨田大介    トニーニョ


                   荒谷弘樹

交代)森田浩史 → グラウ
    久永辰徳 → 西村卓朗
    純マーカス → 佐伯直哉


<新たな因縁 さいたまダービー>
今季初の「さいたま」ダービー!!!
試合は、当然の如く浦和が攻め、大宮が守る展開に。
前半32分、小野のロングボールをトニーニョが処理を誤り、入れ替わったワシントンが強引に持ち込んで流し込み、先制。

前半終了後に三浦監督が語ったように、大宮の守備の出来は決して悪くなかった。
「個」で敵わない分、大宮得意のゾーンディフェンス、つまり「組織」でしっかりと守っていた中でのもったいないミスだった。 あのようなミスを浦和相手に犯しては直接失点に繋がってしまう。

その後、大宮は攻められながらも小林大悟を中心に攻撃を組み立て、惜しいシーンを作るが、シュートが当たらない。 セットプレーも不発。
最後はパワープレーに出たが、終了間際にカウンターから永井に決められ、「浦和サポーターにとっては最高な大宮サポーターにとっては最悪なエンディング」を迎えた。

大宮はチャンスがなかったわけではないが、浦和にうまく守られた。
ワシントン、小野、長谷部ら派手な攻撃陣に注目が集まりがちだが、今季の浦和の快進撃を支えているのは攻撃よりもむしろ守備だろう。
この試合、大宮は中盤で何度もインターセプトされた。 浦和は何より一人一人の守備意識が高い。 鈴木が攻撃を遅らせ、三都主と平川が中に絞り、最終ラインの闘莉王、坪井、堀之内ら「高さ」と「速さ」を併せ持つ3枚が前で勝負を仕掛け、ボールを奪う。 一人一人の運動量も多かった。
「個」に大きな差がある相手に「運動量」をも上回られてしまっては「お手上げ」だ。
昨季はアルパイに始まり、闘莉王と、守備陣が精神的セルフコントロールに失敗し、自滅するパターンが多かったが、今季はそれもない。 エスパルス戦の失点と敗戦は「事件」のようなもので、この安定感は当分揺るぎそうもない。


今回のさいたまダービー、少し穿った見方で注目していたのは、今季柏レイソルから大宮に移籍してきたDF土屋に対する反応。
昨季、田中達也に対する危険なタックルで田中達也の「W杯」の夢を絶たせ、浦和サポーターから恨まれた彼が、柏の降格で「さいたま市」のライバルチーム・大宮に移籍。 移籍決定のニュースから、ダービーでの彼に対する反応が気になっていたが、結果はやはり、大ブーイング。 試合中もそのボリュームは衰えることなかった。それを受けた土屋はさすがに応えたらしく、消極的なバックパスが目立ち、前を向くことができなかった。

しかし、このレッズサポーターの行為はサポーターとして当然のこと。
リバプールのファンは、シャビ・アロンソを骨折させたチェルシーのランパードに対してブーイングを浴びせる。
バルセロナのファンは、憎きレアル・マドリードに移籍したフィーゴに対してブーイングを浴びせる。
ポーツマスのファンは、ダイビングでPKを取ったピレスに対して何年経っても忘れずにブーイングを浴びせる。

この試合、レッズの土屋に対するブーイングの声量はそれらに負けないものだった。
自分はアルディージャサポーターであるが、このレッズサポーターの「敵意剥き出しの雰囲気」を作り上げる「たくましさ」を誇らしくさえ感じた。
現在の浦和は、「世界基準」の選手と「世界基準」のファンがいるスーパーなクラブになりつつある。

 

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アーセナル、CL決勝進出!!!

2006-04-27 | アーセナル

ヴィジャレアル 0-0 アーセナル
AGGREGATE) 0-1

アーセナルがクラブ史上初のCL決勝進出!!!

HOME)ヴィジャレアル

                 フォルラン    フランコ

                      リケルメ

            ソリン                  マルコス・セナ

                       ホシコ

        アルアバレーナ                   ハビ・ベンタ
                キケ・アルバレス   ペーニャ


                      バルボサ


交代)    ホシコ → ホセ・マリ
  アルアバレーナ → ロジェール


AWAY)アーセナル

                      アンリ

            レジェス
                                   フレブ

                リュングベリ
                            セスク

                   ジウベルト・シウバ

        フラミニ                        エブーエ
                 キャンベル    トゥーレ


                      レーマン


交代)フラミニ → クリシー
    レジェス → ピレス


<Gunners go to Paris !!!>
苦しかった…

試合前の大方の予想では、
「1st legで敗戦したホームのヴィジャレアルが攻め込む展開になる。
そして、ヴィジャレアルが攻めることで1st legにはなかったスペースが生まれ、アーセナルにも得意の高速カウンターを披露するチャンスが巡ってくる。」
というものだった。

しかし、予想は外れた。 いや、正確に言えば、予想の「2文目」だけが大きく外れた。

アーセナルは先週末のダービーで負傷したセンデロスに代わってキャンベルが入り、左SBのフラミニが開始早々に負傷してクリシーと交代するアクシデント。 またも守備陣に故障者が出てしまった。
立ち上がりこそ「らしさ」は見せたが、このフラミニの交代あたりから様子が変わってきた。

ボールをヴィジャレアル陣内まで運べない…

ボールを受けては、取られる。またはパスミス。
中盤でのパス回しに妙があるヴィジャレアルに一度ボールを取られることは、その後しばらくの間はボールの「追いかけっこ」に体力を奪われることを意味した。
その「追いかけっこ」も、先月末から続く「週2試合」の過密日程の疲れで、レアル戦、ユーベ戦のようにはうまくいかない。

アンリは、最初は周りのサポートの無さに苦労しているのかと思ったら、アンリ自身の出来が良くなかったことが判明。 運動量が少ない。 攻撃で活躍できるならいいが、できないならできないなりに守備でチームに貢献して欲しかった。
レジェス、フレブはボールを持てばすぐに取られる。 エブーエも押し上げられない。ジウベルト・シウバは守備面での貢献が目立ったが、ボールロストが多すぎる。 キャンベル、トゥーレはいっぱいいっぱいの守備。
CL仕様の「4-1-4-1」システムは崩壊寸前のところでなんとか持ち堪えている状態だった。


正直なところ、何度もテレビを消したくなった。
ヴィジャレアルの決定力の無さに助けられ、首の皮一枚残していたが、点を取られるのは時間の問題。 ボールを支配されている時間も、下の「61.9%」にはとても思えず、実質「85%」ぐらいの感覚に陥った。 アーセナルは決して、好んで守りに入ったわけではなく、守らざるを得なかったのだ。

それでも、最悪の時間は後半も40分を過ぎていた。 ここまで来るのだから、やはり今年のアーセナルには「運」もある。

しかし、終了間際にその考えが崩された。

クリシーがペナルティエリア内でホセ・マリを倒したとして、PK…
「運」は存在しなかった。 クリシーの接触は贔屓目なしにノーファウル。 どころか、ホセ・マリのシュミレーションだった。
延長に入れば、アーセナルには得点を奪いに行く気力も体力も残っていない。 同点・延長戦突入は実質的な敗北を意味していた。

しかし、

レーマンがGreat save!!!

試合後のクリシーのインタビュー。
「最後の1分、何かが変わって、僕にとって悪い事が起きてしまった。僕は彼(ホセ・マリ)に触れていなかったし、あれはPKではなかった。テレビで見てもらえばわかるよ。僕は彼に触れていない。
チームとしては最悪の出来事になったかもしれなかった、だから僕はイェンス(レーマン)にはお礼を言ったよ。 けど彼は、『俺に感謝する必要はない、悪いプレーはしてないじゃないか。』って僕に言ってくれたんだ。 今、誰かが僕に世界で好きな選手は誰か? って聞いたら、僕はイェンス・レーマンって答えるね。」 



 

PKの判定で世界が終わりを迎える気持ちになり、PKストップで驚きと歓喜、決勝進出を決めてただただ感動、と数分間で大きな感情の起伏が自分にはありました。
そして、反省点や今後に向けての展望を書こうと思ったんですけど、書いている途中で、この決勝進出を素直に喜びたいと思い始めてしまったので止めにします。

このクリシーのインタビューに象徴される「チームで勝ち取った決勝へのチケット」が手元にあることを実感し、それに向けて心の準備をすることは、自分にはまだ時間がかかりそうです。

「悲願」はもうすぐそこに。
決勝は休養十分で臨める。 「アーセナルのサッカー」を見せよう!!!

 

Villarreal Team Statistics Arsenal
  0 Goals 0
  0 1st Half Goals 0
  5 Shots on Target 1
  6 Shots off Target 3
  2 Blocked Shots 1
  3 Corners 3
  16 Fouls 15
  4 Offsides 3
  0 Yellow Cards 0
  0 Red Cards 0
 81.3% Passing Success 73.6%
  21 Tackles 28
  81% Tackles Success 75%
 61.9% Possession 38.1%
  53% Territorial Advantage 47%

 

 

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速報! アーセナル、CL決勝進出!!!

2006-04-26 | アーセナル

ヴィジャレアル 0-0 アーセナル


1st legの1点を守りきって、初の決勝進出!!!!!


即時性とは程遠いこのブログですが、初の速報です!!!
試合内容にはめちゃめちゃ不満ありますよ… もちろん後で詳しく書きますけど…

今はこの勝利を喜びたい!!!
レーマン、ありがとう!!!


詳しくは今夜♪
 


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サッカークラブの原点 マインツFC

2006-04-25 | ブンデスリーガ

マインツ 2-2 バイエルン・ミュンヘン

得点)M・ジダン、フリードリヒ / マカーイ2(1PK)

HOME)マインツ

                  M・ジダン

                   ケイシー

                  テュルク
           ダ・シルバ          ババツ

                  ペコビッチ

       ローゼ                    デミルタス
               ノベスキ  フリードリヒ


                  ヴェトクロ


AWAY)バイエルン・ミュンヘン

               マカーイ     ピサロ

                   バラック

         ゼ・ロベルト           シュバインシュタイガー

                 ハーグリーブス

       ラーム                        サニョル
               デミケリス    ルシオ


                    カーン


マインツFC
「ブンデスリーガで応援しているクラブはどこですか?」

この質問に即答できる人はサッカーファンといえど少ないのではないだろうか?
日本において、ドイツ・ブンデスリーガの扱いは大きくない。
年間の観客数ではヨーロッパ最多を誇るブンデスリーガだが、「三大リーグ」と比べると、どうしても選手個々のレベル、試合内容で見劣りする。
スペインのようなスペクタルさもなければ、イタリアのような高度な守備戦術もない。 「ウリ」である当たりの激しさやダイナミックさをとっても、上にはイングランドがいる。
そして、バイエルン・ミュンヘンが強すぎてリーグ戦の盛り上がりも欠けている。

「強い」リーグであることは間違いないが、何か「魅力に欠けている」リーグであることも間違いない。

しかし、自分は上の質問に答えられる。

「マインツ」

と。

昨シーズン、クラブ史上初めて1部に昇格したこの小さなクラブには「サッカークラブの原点」とも言うべき魅力が詰まっている。 これを一言で説明するのは難しいが、あえて言うなら、マインツのホーム、ブルヒヴェーク(1万8700人収容)が醸し出す「牧歌的な雰囲気」だろう。

「選手はファンのためにファイトする。 ファンは選手のために声援を送る。」
この至極当たり前な「選手とファンの関係」が、実は素晴らしいものであることを再認識させてくれる。 そんな試合が繰り広げられてるのが、ブルヒヴェークでのマインツの試合だ。

その素晴らしいファンが作り上げる熱狂的な雰囲気から、ブルヒヴェークには「魔力」が宿ることがある。
試合は前半9分、ブラジル人MFダ・シルバのサイドチェンジを受けたエジプト代表モハメド・ジダンが、ロナウジーニョお得意の「エラシコ」フェイントでドイツ代表左SBラームを軽くかわし、同じく代表GKカーンのニアサイドを射ぬくファインゴールで先制!! 解説の金子達仁さん曰く、
「彼の体の中に存在していたジネディーヌ(ジダン)液を使ったことで生まれたゴール」(笑)

ブルヒヴェークの魔力とバイエルンの混乱は続く。
12分のマインツのFK。 そのまま見送ればゴールキックとなるミスキックだったが、カーンが判断ミスでボールに触れてしまいCKに。 このCKをダ・シルバが蹴り、CBフリードリヒが打点の高いヘッドで合わせて2点目!!!

バイエルンは前日に2位のハンブルガーがホームでレバークーゼンに負けて優勝をほぼ手中に収めたことで気の緩みがあったとはいえ、「個々の能力差、選手キャリア」を考えれば、バイエルンからマインツが開始15分で2点を取るのは壮大な夢物語に近い!!

そう夢物語だった(笑)

おとぎ話の世界でもディズニー映画の世界でも「魔力」はエンディングまで続かないもの。
29分、サニョルのロングボールからマカーイが決めて1点差。 GKヴェトクロは飛び出しさえすれば確実に取れたボール。 惜しい1点を失うと、37分、またもGKの守備範囲でヴェトクロが飛び出せず、カバーに入ったDFがファウルを犯してPK。 これをマカーイが冷静に決めて同点…
一時は「ジネディーヌ」にトランスしたジダンも「モハメド」に逆戻り(笑)
しかし後半、マインツはなんとかバイエルンの猛攻を守り切り、スコアはそのままに試合終了。 マインツが「残留」に向けて大きな勝ち点1を獲得した。


マインツはクラブにとっても、ドイツ国内にとっても「歴史的」となる勝利を逃してしまった。 この小さなクラブの目標はあくまで「残留」。 しかし、アウェイでの試合はとても見れたものではないが、このブルヒヴェークでは「何か」期待させてくれる雰囲気がある、見ていて楽しい、応援せずにはいられないクラブだ。
ドイツに行く機会があるなら是非、「スタジアムツアー」に行ってみたいのは、バイエルンのホームでありドイツW杯開幕戦の舞台となる、アリアンツ・アレーナ
しかし、「観戦」したいのはこのマインツのホーム、ブルヒヴェークだ。

 

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Last North London Derby at Highbury

2006-04-23 | アーセナル

アーセナル 1-1 トッテナム

得点)アンリ / ロビー・キーン

HOME)アーセナル

              ファン・ペルシー
                       アデバイヨール

          レジェス                     ピレス

                 ディアビー
                       ジウベルト・シウバ

       フラミニ                         ジュルー
               センデロス    トゥーレ


                     レーマン


交代)   センデロス → エブーエ
   ファン・ペルシー → アンリ
       ディアビー → セスク


AWAY)トッテナム

                デフォー    ロビー・キーン

          ダービッツ                 A・レノン

                タイニオ
                         キャリック

        イ・ヨンピョ                   スタルテリ
                ガードナー    ドーソン


                    ロビンソン


交代)A・レノン → マーフィー


<ハイバリーに残った遺恨>
まともに試合レポートを書く気にはなれない。 タイトルのように「ハイバリー最後のノースロンドン・ダービー」といった感傷に浸る気にもなれない。
なぜなら、この試合が「まともに」、そして、スポーツマン精神・フェアプレー精神に則って行われた試合ではなかったからだ。

アーセナルの「失点シーン」を振り返ってみよう。
ハーフウェイライン付近でエブーエとジウベルトが交錯。 どちらも起き上がれず、倒れたままだった。
確かに、これはアーセナルの味方同士の接触であり、この場面でスパーズがチャンスを迎えていたら、プレーを続けてもそれは当然のこと。

しかし、この場面はスパーズのチャンスでもアーセナルのピンチでもなかった。 たとえ味方同士の接触でも、ここはボールを外に出すのが「常識」だ。
ここで問題なのは、「常識」を遵守しなかっただけでなく、ボールを受けたキャリックが倒れた2人を確認したにも関わらず、ボールを出す「フリ」をして、パスを選択したことだ。
つまり、欺いたのだ。
これをフリーで受けたダービッツがロビー・キーンにクロスを送り、ゴール。


日本のファンはこれを、
「ずる賢さ」、または、ポルトガル語として浸透した「マリーシア」と呼んで解決、もしくは「日本代表が見習うべきプレー」としてスパーズを称賛すらするかもしれない。
しかし、この試合が行われた場所はロンドンのハイバリー、つまり「フットボールの生地・イングランド」国内だ。

イタリアのファンように「結果」を求めるではない、スペインのファンのように「華麗なパス回し」を求めるではないイングランドのファン。
彼らが求めているのは、「正々堂々とファイトすること」であり、シミュレーションの類の人を欺くプレーはたとえ味方の選手が行っても嫌うところ。
何物でもない、これはこの土地に根付いた「文化」なのだ。 その「文化」に反したプレーを、イングランドの名門であり、現在は英国系の選手が多く在籍するトッテナムが行ったのだから残念だ。

しかし、彼らが批判されることはないだろう。
なぜなら相手が在籍する選手が「外国人」ばかりのアーセナルだからだ。 もし逆なら、今頃国内中から大きな批判を浴びていることが容易に予想つく。


このプレーへの「怒り」が、アンリの同点ゴール後のセレブレーション、そして試合後の審判やスパーズの選手達に向けた、普段ではあり得ない「頭を深く下げての握手」に表れていた。

これでアーセナルの「自力4位」はなくなった。 ボルトンとウェストハムの「他力」に頼る他ない。 ただ、どちらもUEFA杯を目指す順位にいるチーム。 奮起を期待したい。

アーセナルには、
「CL優勝 → ストレート・イン」
という裏技も残されているが、そのためには火曜のヴィジャレアル戦になんとしても勝たねば(勝ち上がらねば)ならない。

 

Arsenal Team Name Tottenham
  1 Goals 1
  6 Shots on Target 6
  3 Shots off Target 3
  0 Blocked Shots 0
  5 Corners 4
  10 Fouls 9
  2 Offsides 5
  1 Yellow Cards 0
  0 Red Cards 1
 45% Possession 55%


 

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エキサイト、W杯特集!!!

2006-04-23 | その他

この度、4月から~7月末まで約3ヵ月にわたって、ポータルサイトのエキサイトさんの方で行われるサッカー日本代表を応援する特集
「エキサイトW杯特集」
の1コーナー、「日本代表応援ブログRSSポータル」のコンテンツの1つとなる、という誠に光栄なお話を頂いたので、お受けしました!!!


まぁ、今年は日本代表の試合は少なく、アーセナル中心となっているのこのブログですが、W杯期間中は「全試合レポート」を目指して頑張ります!!


ということで、そのリンク先は、

http://www.excite.co.jp/wcup2006/

http://www.excite.co.jp/wcup2006/rssportal/


これからは、以下の「人気ブログランキング」へのリンクの下に、今回の「エキサイトW杯特集」へのリンクを張っておきます♪
スペックを用意したんですけど、それが表示される時と表示されない時がありますが、その辺はご愛嬌で、気にせず横の「こちら」をクリックしてください(笑)
あ、それと「人気ブログランキング」へのクリックの方もよろしくお願いします(笑)

あ、もう1つ、この「エキサイトW杯特集」では、
「我がブログこそ日本代表に力を与える!」という、熱いブログをお待ちしているそうなので、掲載ご希望の方は是非、上記のリンクからメールを送ってみて下さい♪


 

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CLラスト・ハイバリー CL準決勝1st leg

2006-04-21 | アーセナル

アーセナル 1-0 ヴィジャレアル

得点)トゥーレ

HOME)アーセナル

                      アンリ

           リュングベリ
                                   フレブ

                 ピレス
                            セスク

                   ジウベルト・シウバ

        フラミニ                        エブーエ
                 センデロス    トゥーレ


                      レーマン


交代)   フレブ → ベルカンプ
   リュングベリ → ファン・ペルシー


AWAY)ヴィジャレアル

                 ホセ・マリ    フォルラン

                      リケルメ

            ソリン                  マルコス・セナ

                     タッキナルディ

        アルアバレーナ                   ハビ・ベンタ
                キケ・アルバレス   アルソ


                      バルボサ

交代)ホセ・マリ → フランコ
      ソリン → ホシコ
    フォルラン → カジェーハ


<不完全燃焼 CLラスト・ハイバリー>
試合結果、試合内容、チャンスの数ではアーセナルの勝ち。
しかし、プラン通りだったのはヴィジャレアル。 監督の采配はヴィジャレアルの勝ち。  審判のジャッジはどちらにとっても最悪。
ハイバリーでのCLラスト試合は、アーセナルファンにとって、「勝利」という結果以外は実に後味の悪い試合だった。

立ち上がりは、どちらもこれがCL初の準決勝とあって表情、動きが硬く、アーセナルは序盤から不用意なパスミスが目立った。
レアル・マドリードやユベントスといったヨーロッパトップの名門を相手にしても臆せずプレーしたイレブンが怯んでいたのは、相手チームのヴィジャレアルではなく、「CL準決勝」という舞台だった。

それでも、ベテランのレーマンやジウベルト・シウバ、ピレスらが試合を落ち着かせ、徐々にアーセナルペースになっていった。 そして、ヴィジャレアルのまずいセットプレーの守備も手伝ってゴールまであと一歩のチャンスを多く掴むようになったが、喉から手が出るほど欲しい先制点が奪えない。
うまく守られていたホームでのユベントス戦とは異なる展開で前半を終えようとしていたが、41分、CKの跳ねかえりをキッカーのアンリが拾うと、ハビ・ベンタとの1対1からフレブにパス。 オフサイドぎりぎりで受けたフレブの左足クロスをトゥーレが合わせて先制!!! トゥーレは今季初得点!!

なんとかリードをして前半を終え、2nd legに向けての大きなアドバンテージとなる追加点が期待された後半だったが、アーセナルは攻めあぐんだ。

原因はいくつか考えられる。
まずは、ヴィジャレアルが失点後も、「アウェイゴール」を取りに攻めてこなかったこと。
「1st leg、アウェイで0-1なら良し。」と考えたのか、自陣でパスを回し続けた。 「時間を稼ぐボール回し」をさせたら、さすがは「南米」のチーム。 アーセナルは取りに行けず、攻撃の機会が減った。

また、アーセナル選手全体の運動量が少なかったことも挙げられる。
アーセナルはリーグ戦とCLでシステムを使い分けている。
リーグ戦では従来の「4-4-2」。 CLでは中盤を厚くした「4-1-4-1」
これまでのレアル戦ユーベ戦で機能してきたこの「CL専用システム」だが、このシステムは従来の「4-4-2」よりも各自の「集中力」と「運動量」、そして全体の「意思統一」が要求される、チーム全体のコンディションが良くないと機能しないシステムだ。
前線で張る人数が少ないぶん、「中盤での早いチェック」と「素早い攻守の切り替え」が求められ、個人面では「1トップのアンリと両ウイングのレジェス(この試合ではリュングベリ)とフレブの守備参加」、「セスクの積極的な飛び出し」が重要なポイントとなっているこのシステムだが、それを完遂するだけの十分なコンディションがこの試合に持ち合わせていなかった。 

そして、得点が奪えなかった原因のもう1つはヴェンゲルの采配ミスだろう。
チャンスの数を考えれば、この試合で勝ち抜けを是非決めておきたかったし、実際にそれは可能だった。
疑問なのは、なぜベルカンプとファン・ペルシーをなんともバカ正直に、そのまま退いたフレブとリュングベリの位置に入れたのか?
サッカーにおいて、ゲームの均衡状態を打破する方法は2つ。
1つは「選手交代」。 そしてもう1つは、それ以上に変化を与えることが可能な「システム変更」だ。
あの何も起きそうにない試合状況では、慣れ親しんだ「4-4-2」に形にするべきだったし、「4-1-4-1」のままで行くなら、せめてピレスの位置にベルカンプ、フレブの位置にピレスを置いて、アンリとベルカンプの「縦関係」を作るべきだったのではないか? ベルカンプはサイドに張って生きる選手ではない。
また、その交代自体も遅すぎた。


そして、そのまま試合は終了。
ハイバリーでのヨーロッパ・コンペティション最後の試合は、ヴィジャレアルのファンが吹くラッパの音が虚しく響いた。


Arsenal
Team Statistics Villarreal
  1 Goals 0
  1 1st Half Goals 0
  5 Shots on Target 3
  7 Shots off Target 4
  4 Blocked Shots 1
  5 Corners 2
  17 Fouls 17
  8 Offsides 7
  0 Yellow Cards 5
  0 Red Cards 0
 76.8% Passing Success 73%
  25 Tackles 30
  76% Tackles Success 80%
 54.4% Possession 45.6%
 51.5% Territorial Advantage 48.5%


このまま終わっては、この文章も後味が悪いので、明るく2nd leg展望を(笑)
まぁ、とにかく心配なのはコンディション。
なにせCLに匹敵する大一番、ハイバリー最後の「ノースロンドン・ダービー」がありますからね。 これが厄介なことに土曜の正午キックオフ…
なんで!?
CLの疲れの影響は免れませんし、ここで怪我人が出たりするのは勘弁です…
両チーム(特にトッテナムが)気合が入る試合ですが、アーセナルはできるだけテクニカルな戦いにもっていくことを心がけるべきでしょう。 無理かな… アドレナリンですぎんなよ…

ヴィジャレアルに関しては正直、セットプレーと自らが招くミスから以外は点を取られる気がしないんですけどね?
注意するのは戦前にも書いたように、やっぱリケルメとマルコス・セナのミドルですかね。 攻撃に特別怖さはないよなぁ~。

てことで、アーセナルはユベントス戦2nd legのような、
「慎重な守りからの大胆なカウンターアタック」
で1点を取りましょう!!
 1点を取れば、3点取られなければ負けません。 つまり、勝ち抜け決定です!!
安心はできませんが、怖がる必要のない2戦目です。

 

 

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CL準決勝 1st leg ACミラン VS バルセロナ

2006-04-19 | チャンピオンズリーグ・UEFA杯

ACミラン 0-1 バルセロナ

得点)ジュリ

HOME)ACミラン

             シェフチェンコ   ジラルディーノ

                     カカ

          セードルフ             ガットゥーゾ

                     ピルロ

       セルジーニョ                     スタム
                カラーゼ     ネスタ


                     ジーダ


交代)   ピルロ → マルディーニ
   ガットゥーゾ → アンブロジーニ
      スタム → カフー


AWAY)バルセロナ

                      エトー
                                  ジュリ
           ロナウジョーニョ

                イニエスタ     ファン・ボメル

                     エジミウソン

        ファン・ボロンクホルスト               オレゲル
                  プジョル    マルケス


                     V・ヴァルデス


交代)    ジュリ → ベレッチ
      オレゲル → モッタ
  ロナウジーニョ → マキシ・ロペス


<個人の差、そして監督の差>
CLもいよいよ準決勝!!! まずは「世間的に」大注目のACミラン対バルセロナの試合!!(個人的に、「もう1つの試合」の方がもっと大注目なぶん、他のサッカーファンの方よりこの試合に対する興味は薄いかもしれません 笑)

まずはミランのホーム、サンシーロで行われた1st leg。
ミランはインザーギが発熱で欠場。 バルセロナはメッシーとラーションを負傷で、デコを累積警告で欠いた。

リーグ戦ここ数試合、両チームともここにコンディションを合わせていくことを意識した戦いぶりが目立っただけに、序盤から動きが良く、特にミランの守備が機能し、試合の主導権を握った。
ミランは中盤をコンパクトにして早めにチェック。 バルセロナのFWにくさびのパスを入れさせず、前線でのボール回しを封じ、そこからカウンターでサイドバックの裏のスペースを使おうとする意図が見て取れた。
このように立ち上がりから積極的に仕掛けたミランは前半13分にスローインからジラルディーノがDFを背負いながらシュートを放つがこれはポスト。 直後にはシェフチェンコがヘディングシュートを放つも、GKヴァルデスの正面。

もちろんバルサも黙っておらず、各自がミランの守備を外すように動き、パスを回し、徐々に流れを掴み始めた。 そして27分にFKを得て、30分にはロナウジーニョの突破からチャンスを作ったが、スコアは動かずそのまま前半終了。

後半、前半の終盤にペースを掴んだバルセロナが開始から積極的に仕掛けた。
さらにミランが中盤でのチェックが遅れ始めたことで、前線から最終ラインまでの全体のディフェンスに混乱が見えるようになった。
そして試合の全てを決めたのは後半12分、ロナウジーニョがガットゥーゾの寄せを弾き飛ばすと,ノーステップでGKジーダが出られない絶妙な位置にフライスルーパス! これをカラーゼとネスタの間をダイアゴナル・ランで走り込んできたジュリが受け、左足でニアサイドに豪快に蹴りこんで先制!!

ミランにとっては、
「ホームの1st leg、アウェイゴールの先制を許した。」
という事実以上に精神的ショックを受けるような、個の能力をまざまざと見せつけられた、あまりに美しいゴール。

さらに追い討ちをかけるように、5分後にはロナウジーニョがドリブルでディフェンスをあれよあれよとかわしてポスト直撃のシュート。
その後は、ここがカンプノウであるかのようにバルサがパスを回してミランを全く寄せつけず、試合終了。


ミランはポストに嫌われ、主審の判定にも泣かされ、と運がなかった。 しかし、それ以上に個々の能力の差、チームとしての完成度の差を見せつけられた。
結果は内容に則したフェアなものだったと思う。

そして、気になったのは両監督の采配。
ミランのアンチェロッティが先制点を喫した後に行った交代策は、リヨン戦と同じ、「セルジーニョを1つ上げて、中盤にアンブロジーニを入れる」というもの。

策がない…

もちろん、この采配はバルサのライカールト監督にとっては「予習済み」のものだ。 そのセルジーニョを見る形で「ジュリに代えてベレッチを投入」。 これはリヨンのウリエ監督が準々決勝で、「攻撃的なゴヴに代えて守備的なレベィエールを入れた采配」と全く同じ意図だろう。
ここで疑問なのは、ベンチにいたルイ・コスタやアモローゾといった攻撃的な選手をなぜ使わなかったのか? ということだ。 アンチェロッティのホームでの消極的すぎる采配が目に付いた。

これでバルサはかなり優位になった。 カンプノウでバルサが負けるとは考えにくい。 ミランも攻撃に出てくる。 今回以上に攻めの余裕はできるだろう。

とは言え、何が起こるかわからないのがサッカー、そしてCL。
ミランには、昨季決勝で被害を受けた大逆転劇を、今度は自らが演じるよう期待したい。

 

Milan Team Statistics Barcelona
 0 Goals 1
 0 1st Half Goals 0
 3 Shots on Target 4
 8 Shots off Target 7
 2 Blocked Shots 3
 4 Corners 1
 22 Fouls 20
 5 Offsides 2
 1 Yellow Cards 2
 0 Red Cards 0
73.% Passing Success 77.4%
 24 Tackles 31
70.8% Tackles Success 77.4%
44.9% Possession 55.1%
47.3% Territorial Advantage 52.7%

 

 

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Check the Villarreal

2006-04-18 | リーガ・エスパニョーラ

バルセロナ 1-0 ヴィジャレアル

得点)エトー

HOME)バルセロナ

                      エトー
                                  ジュリー
            ラーション

                   デコ     ファン・ボメル

                      イニエスタ

        ファン・ボロンクホルスト               オレゲル
                  プジョル    エジミウソン


                     V・ヴァルデス


交代)  ラーション → エスケーロ
     エスケーロ → マキシ・ロペス
   ファン・ボメル → ベレッチ


AWAY)ヴィジャレアル

                ホセ・マリ    フランコ

          ロジェール               カソルラ

                 アルソ     ホシコ

       アルアバレーナ                    ホセミ
                ペーニャ   G・ロドリゲス


                     バルボサ

交代)G・ロドリゲス → キケ・アルバレス
     ロジェール → グアイレ
       カソルラ → H・フォント


<ライバル視察!!!>
我がアーセナルが水曜日にCLで対戦するヴィジャレアルの試合をチェック!!!
観戦したのは先週金曜日に行われたバルセロナ戦。 両チームともにCL準決勝に進出し、スペイン国内やWOWOWでは、
「CL決勝の前哨戦か!?」
と勝手に盛り上がっていた試合(笑)

まぁ、結論から申し上げますと、全く参考にならなかった試合でしたね~。 CLのインテル戦の再放送見たほうが参考になりましたね。
バルセロナは「優勝をほぼ手中にしているため」、ヴィジャレアルは「もうCL出場圏内の順位に届くことが困難なため」、どちらも主力を休ませてくることが予想されましたが、より露骨にメンバーを落としてきたのは、「CLしか残されていない」ヴィジャレアルの方でした。
タッキナルディ、マルコス・セナ、ソリン、リケルメといった中盤のレギュラー全員とエースのフォルランが休養。 これじゃ参考にならんわ…

試合は、序盤にファン・ブロンクホルストのロングパスを受けたエトーがボリビア代表CBペーニャを軽くかわし、右足を振り抜いて先制!!
その後はどちらとも言えないようなペースが続き、終始盛り上がりを欠いたまま試合終了。

バルサは優勝に向けてホームでしっかり勝ち点3を取れた。 ヴィジャレアルは残されたCLに向けて主力を休ませられ、控え選手に試合感も与えられた
しかし、両者の思惑と逆となってしまったのは、バルセロナはラーションとエスケーロ、ヴィジャレアルはG・ロドリゲスとペーニャの2人ずつ怪我人を出してしまったことでしょう。
まぁここではバルサの話は置いといて、ヴィジャレアルに注目すると、やはりG・ロドリゲスとペーニャの離脱はアーセナルにとって大きい!!! 特にG・ロドリゲスがいないのはめちゃめちゃデカい!!! 

気性が荒く、スピードに難のあるキケ・アルバレスと全体的にプレーが軽いペーニャをうまく引っ張っていたロドリゲスがいなくなることで、最終ラインは一気に崩壊の恐れも考えられる。 アーセナル戦ではキケ・アルバレスのパートナーは果たして誰が務めるのか? ユーティリティーなセサル・アルソのコンバートも考えられるけれど、誰が務めるのか全く浮かんでこない状況。 加えて、正GKのヴィエラも累積で初戦は欠場する。  アーセナルは2nd legでも十分に得点の可能性がある。

ということで…
1st legで勝負を決めよう!!!
これを今回の対戦の合言葉としましょう♪ 理想はユーベ戦のような展開です。


とまぁ、今回もプラス思考かつ独りよがりな希望的観測を書いてきましたが、ここからは少し真面目に展望を。
おそらく、
「アーセナルが攻めて、ヴィジャレアルが守る」
という大方の予想通りの展開となることは間違いないでしょう。 ただ、ヴィジャレアルはグループリーグでリケルメ不在ながらも(当時、調子は最悪だったとはいえ)ユナイテッドを相手にオールド・トラッフォードで完璧な「アウェイの戦い」を演じて引き分けた「イングランド免疫」があります。 アーセナルは主導権を握る時間帯を多くしていくことが重要です。

個人的に注意すべきと思うのは、リケルメはもちろんのこととして、左SBアルアバレーナと中盤のマルコス・セナ、そしてFWのフォルランです。
アルアバレーナのタイミングよい飛び出しとボカ時代から育まれたリケルメとの連携は注意。 エブーエは若さと速さだけで太刀打ちを試みては危険です。
マルコス・セナに関しては中盤での組み立てと守備はもちろん、彼のミドルシュートに注意。 アーセナル同様パス回しを好むチームスタイルの中で、隙あらば打ってくるセナの意外性あるミドルシュートは意識しておく必要があります。
フォルランはアーセナルが苦手な「ベラミー」タイプのFW。 ボールをもらいに中盤まで下がってきたと思ったら、今   度はいつの間にかサイドに。 そして、猛スピードで駆け抜ける。 このタイプのFWにアーセナルは弱い。 飛び出し得意なフォルランに対し、ラインコントロールも慎重なものが求められるでしょう。

アーセナルにとって頭が痛いのは、これら全員がバルサ戦を休んでトップコンディションで臨んでくること。 「コンディション」が成功へのキーとなっているこの大会で、主力が完全休養を取れたことはヴィジャレアルにとって大きい。 アーセナルはユーベ戦よりはずっと守備に回る時間は多くなるでしょうね~。

でも、やっぱり…

1st legで勝負を決めよう!!!

 

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プレミアシップ第31週 アーセナル VS ウェスト・ブロムウィッチ

2006-04-16 | アーセナル

アーセナル 3-1 ウェスト・ブロムウィッチ

得点)フレブ、ピレス、ベルカンプ / クアシー

HOME)アーセナル

                アンリ
                       ファン・ペルシー

          レジェス                   フレブ

                ディアビー
                       ジウベルト・シウバ

       フラミニ                         エブーエ
               センデロス    トゥーレ


                     レーマン


交代)      アンリ → アデバイヨール
         フレブ → ピレス
   ファン・ペルシー → ベルカンプ


AWAY)ウェスト・ブロムウィッチ

                カヌー    D・カマラ

         グリーニング                 ゲラ

                クアシー  ウォールワーク

      P・ロビンソン                 アルブレヒトセン
               クレメント   C・デイビス


                   クスチャク

交代)     カヌー → キャンベル
          ゲラ → 稲本潤一
   ウォールワーク → D・カーター


<ベルカンプ・デー!!!>
4月15日、ハイバリーで行われたウェスト・ブロムウィッチ・アルビオン(WBA)戦は、今季限りで引退するベルカンプの在籍11年間での活躍を功労する、
「Dennis Bergkamp Testimonial Day」
スタジアムに来たファンや、警備員がオランダ代表のユニフォームカラーであるオレンジ色の衣服を身にまとい、出身クラブであるアヤックスのファンも招待された。
その記念試合で、「主役」が最高の活躍を見せた!!!

試合は序盤からアーセナルの低調なパフォーマンスが目についた。 ただでさえ連戦の疲れでコンディションが思わしくないのに加えて、翌週はCL準決勝を控えているため、「心ここにあらず」の集中力を欠いたプレーが目立った。
しかし、前半はスコアレスのまま終了かと思われた44分、ゴール前でアンリとのワンツーから抜け出したフレブが左足でニアサイド天井に突き抜けるシュートを決めて先制!!(写真下)

前半をなんとかリードして終えることができたアーセナルだったが、後半も攻めあぐみ追加点を奪えない。
そして、WBAは稲本、アーセナルはベルカンプとピレスを投入後の後半27分、ロングボールからクアシーに豪快に決められて同点 ベルカンプとピレスが投入されてわずか1分後の出来事だった。

「4位」奪取のためには、降格濃厚のWBAなどに引き分けてはいられない。このままでは水曜のCLにも大きく響く…
そんな考えがスタジアムの多くのファンの頭を過ぎり、異様になったハイバリーの雰囲気を一変させたのは、途中出場のベルカンプとピレス!!!
同点にされてわずか4分後の31分、ピレスのシュートをGKが弾いたボールをベルカンプが詰め、「ゴールエリア」内狭いスペースの中、寄せてきたディフェンス2人の間を通すパス! これを受けたピレスが再びシュート! これもまたブロックされたが、弾かれて浮いたボールを冷静に右足ループで流し込んで勝ち越し!!

ベルカンプにしか見えないスペースとベルカンプにしかできないパス、そしてピレスのアーセナル一の高い技術が生かされた最高のゴール!!!

そして、この日最高の瞬間は44分、エブーエの強引なまでのドリブル突破からベルカンプに渡り、これをベルカンプがインフロントキックでゴール右隅に「置きに行く」得意のゴールを決めてダメ押し!!!(写真下)



「Dennis Bergkamp Testimonial Day」は、主役ベルカンプがスーパースターたる所以を見せつけ、「大団円」で幕を閉じた!!!

 

と、プラスの側面ばかりフィーチャーして書いてきましたが、この試合はどちらかと言えば悪い面ばかりが目立った試合でした…
攻撃面ではアンリとファン・ペルシーがイマイチ。 特にアンリは動き出しにラストパスにフィニッシュに精度を欠き、いつもは彼が作るはずのチーム全体の攻撃のリズムを、この日は彼自身が乱してしまいました。 ドリブルでもイングランド期待の若手カーティス・デイビスに完璧に抑えられた。 アデバイヨールとの交代は「休息」の意味でも「お灸を据える」意味でも正解だったかな~。
また、どの世界でも愛する人物と言うのは「いなくなってから」その大切さがわかるもの。 ディアビーは突破力でその非凡さを見せるものの、中盤でのゲームメイクと守備力という点ではセスクと雲泥の差がある。 アーセナルが「アンリのチーム」であると同時に、徐々に「セスクのチーム」にもなりつつあることがわかりました。

そして、一番の問題は守備。
「ゴール前で、ボールをワンバウンドさせてはいけない。」
ディフェンスがロングボールを処理するにあたって至極当たり前のことが守れなかった。 後半から嫌な予感、と言うよりはダイレクトに失点の予感はしてました。 案の定、WBAの無味無策なロングボールを跳ね返せず、失点。 終わってみれば、唯一の枠内シュートをゴールに結び付けられた。
トゥーレ、センデロスはいったい何度フリック・オンしてしまったことか… ヴィジャレアルがロングボールを放り込んでくるとは思えないけれど、空中戦の守備で大きな不安を残したことは間違いないでしょう。
特に気になるのが、トゥーレの疲れ。 アフリカ・ネーションズ決勝からここまで休みなしで来ている。 トゥーレのことだからどこかで一度休めば復活するはず。 そのためにはキャンベルの一刻も早い「完全」復帰が待たれます。

  

Arsenal Team Name West Bromwich Albion
  3 Goals 1
  8 Shots on target ( Inc Goals ) 1
  5 Shots off Target (inc woodwork) 7
  3 Blocked Shots 1
  5 Corners Won 1
  9 Total Fouls Conceded 6
  7 Offsides 5
  2 Yellow Cards 1
  0 Red Cards 0
 62 % Possession

38 %

ま、固いことは抜きにして、ベルカンプのゴールを喜びましょう!!!

今までありがとうございました!!!
でも、「お疲れ様」を言うのはまだ早い。 残りのシーズンもよろしくお願いします!!! そして、将来のアーセナルにもあなたが関わっていてほしい!!!

選手生活ラストゴールは「パリ」で。

そんなことを思うアーセナルファンはきっと多いのではないでしょうか?

 

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セリエA第34節 ACミラン VS インテル 

2006-04-15 | セリエA

ACミラン 1-0 インテル

得点)カラーゼ

HOME)ACミラン

             シェフチェンコ   ジラルディーノ

                     カカ

          セードルフ             ガットゥーゾ

                     ピルロ

       マルディーニ                     カフー
                カラーゼ     ネスタ


                     ジーダ


AWAY)インテル

                    アドリアーノ


                     ピサロ
          スタンコビッチ               フィーゴ

               カンビアッソ    ザネッティ

      ブルディッソ                      サネッティ
               ミハイロビッチ   コルドバ


                    J・セザール


<白熱しない、ミラノ・ダービー>
勝ち点2差で迎えた2位のACミランと3位のインテルミラノ・ダービー!!!
前回の対戦では、インテルが珍しく「チームとしてのまとまり」を見せて勝利したが、今回インテルはそれと全く逆のチーム状態でダービーを迎えた。
アウェイ扱いのインテルは、CLヴィジャレアル戦の敗戦のショックから、チーム内での雰囲気やファンとの関係が悪化。 何よりも「チームとして戦うこと」が求められるダービーマッチは、最悪の時期にやってきてしまった形だ。
対するホーム扱いのミランは、翌週ミッドウィークに控えるCL準決勝バルセロナ戦を意識して、ターンオーバーを敷いてくることが予想されたが、来季CL本戦ストレートインが可能な「2位」を」確保するため、そしてライバルであるインテルに勝ってその勢いのままCLを迎えよう、というアンチェロッティ監督の意図からか、ベストメンバーで臨んできた。

重要な試合に向けて、「選手を休ませる」ことは過密日程をこなしていく上で非常に有益なこと。 しかし、もしメンバーを落としてチームが敗れるようなことがあれば、その重要な試合に少なからず悪影響を及ぼす、ハイリスクを伴う。 だから、今回のミランのように重要な一戦の直前の試合で「ベストメンバーで臨むか」、「メンバーを落として臨むか」はビッグクラブの監督にとって永遠の課題だろう。

試合は序盤は、前回同様にインテルペース。
ここ最近不調だったアドリアーノにキレが戻った。 また、ベストメンバーで臨んだミランではあったが、やはりどうしても「CLへの意識」が頭の中に見え隠れするのか、セードルフやピルロのコンディションが悪く、チームとしても精彩を欠いた。
しかし、前半も終盤を迎えると、逆に一方的なミランペースに。 何があったのかはわからないが、中盤でピルロを起点によくパスが回りだすようになった。

そして後半、試合の均衡を破ったのは、今季CBとして堅実かつ安定した動きを見せるカラーゼ
セードルフの左サイドからのクロスを巧みにコントロールし、左足で豪快にシュート叩き込んで先制!!
昨夏には放出要員とも言われたカラーゼだが、守備陣の相次ぐ負傷によってCBを任されることとなった「ミランにとっての緊急事態」「自分にとっての最高のチャンス」に変え、現在ではCBのレギュラーの地位を不動のものとした。

インテルも反撃を試みたが、そのまま逃げ切ったミランが勝利。 3位インテルとの勝ち点差を5に広げ、スクデットを再び射程圏内に捉えた。


と…
偉そうに語ってきましたが、実は後半は全く見てません…(汗)

その日はけっこうな量飲んでたので、椅子の上で爆睡… 前半はちゃんと見てたんですけど、耐え切れませんでしたね~。。。

まぁ、ミランにとっては最高の結果インテルにとってはただでさえ悪いチーム状態に追い討ちをかけるような最悪の結果だったことは間違いないでしょう。

それにしても、今回のダービーは盛り上がりを感んじませんでしたね~。
インテルに関しては、「ファン・首脳陣・現場」のトライアングルが分裂してダービーどころの雰囲気ではなかったはずですし、ミランも「バルサ戦あるから、ダービーどころじゃないんじゃないの?」といったメディアの報道もありました。
そして、いつもは日曜の夜に行われるゲームが、
「金曜の夕方、明るいうち」
に行われたことも盛り上がりに欠けた原因の1つかもしれませんね~。

あ、ミラニスタにとってはそんなこと関係なく最高の一夜だったかな??(笑)

 

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アルゼンチン前期リーグ18節 ボカ・ジュニオルス VS インデペンディエンテ

2006-04-13 | 南米サッカー

ボカ・ジュニオルス 2-0 インデペンディエンテ

得点)パレルモ、インスア

HOME)ボカ・ジュニオルス

              パレルモ    パラシオ

                   インスア

          ビロス               バタグリア

                    ガーゴ

      クルポビエサ                    イバーラ
              D・ディアス    スキアビ


                 アボンダンシエリ


AWAY)インデペンディエンテ

               アグエロ   B・モントージャ

                  アルメンテロス

          プシネリ                オルテマン

                    ビグリア

       ドミンゲス                     アルバレス
                カセレス    アブラハム


                    ウスタリ


<久々のアルゼンチンサッカー!!!>
え~、もうとっくに「後期リーグ」は始まって終盤戦を迎えておりますが、けっこう前に見た試合レポを完成させてなかったことに気づいたので、今更ながら更新。。。

てことで取り上げたのは、この試合を含めて残り2試合となった「前期リーグ」(国内20チームが総当たり戦を行うアルゼンチンリーグは、2年前までのJリーグのような前期・後期の2ステージ制。 前期リーグを「Apertura」、後期リーグを「Clausura」と呼ぶ。)、2位のボカ・ジュニオルスが3位インデペンディエンテをホーム、ボンボ・ネーラに迎えた試合!!

試合は、ボカが終始主導権を握り、インデが堅い守備からカウンターを狙う展開に。前半はインデがなんとか無得点に抑えるが、後半にパレルモが先制点を奪うと、試合終了間際にはインスアが決めて勝負あり!!
内容・結果共にボカが圧倒し、インデを優勝争いから引きずり降ろした。
そして、この日、首位のヒムナシア・ラプラタが敗れてボカと順位が入れ替わり、最終節に勝利したボカが前期優勝!!!

昨季のコパ・リベルタドーレス決勝以来、南米サッカーを観戦したのは実は久々(汗)。
この試合を見ようと思った動機はなんと言ってもインデペンディエンテの17歳のFWセルヒオ・アグエロ
現在、アルゼンチン国内で最も注目されている若手であるアグエロはバルセロナでレギュラーポジションを掴んだメッシーに続き、「世界トップレベル」での活躍が期待されている選手。
確かに、メッシーが「左利き」で中に切れ込むタイプのドリブラーであるのに対し、アグエロは「右利き」で体を開いて中に切れ込むタイプのドリブラー。 どちらも小柄でスタイルは似ている。 ただ、この試合のアグエロは老練なボカ守備陣から徹底マークを受けていたため、思うように活躍できず。
どっちにしろ、この先アルゼンチン国内でプレーする期間はそう長くないでしょうから、今後も今のうちに要チェックですね♪

それにしても、ここのリーグは本当に当たりが激しい…
トラップが少しでもずれた瞬間にはタックルが飛んでくる。 これから先、ヨーロッパのトップレベルで活躍する日本人は出ても、アルゼンチンのトップレベルで活躍する日本人は出てこないんじゃないか、とまで思った。


インデペンディエンテ 選手紹介>
◯GK ウスタリ

昨年のワールドユース優勝メンバー。 いいGKですね~。 反応がよく、ロングボールの対応もなかなか。 そして、驚かされたのは守備範囲の広さ!!! 彼はペナルティエリア全てが守備範囲ですね(笑) 4,5点は防いだんじゃないでしょうか?

○DF ドミンゲス
「あれ、リーベルのドミンゲス移籍したの!?」
と思ったら、その「お兄さん」の模様。 当たり前だけど似てるなぁ~。

◯MF オルテマン
「ヴェロンのクローン」オリンピア(パラグアイ)時代に呼ばれていた選手。 容姿とプレースタイルが確かに似ている。
オリンピアと言えば、2002年にトヨタカップで来日して、レアル・マドリードと戦ったクラブ。 自分はその試合を観戦しに行ったので、高校3年当時を思い出し、個人的に感慨に耽った選手(笑)


ボカ・ジュニオルス 選手紹介>
◯DF スキアビ
ボカの古参CB。 トヨタカップでお馴染みでしょう。
典型的なハードマーカー。 長いことボカでトップを維持してるのに、代表とは全く縁がないですねこの人。

イバーラ
一昨季のCL決勝に元ポルト所属のモナコの選手として出場し、注目された右SB。 この日はコンディションが良かったのか、攻めに守りに獅子奮迅の活躍でしたね~。先入観と知識を抜きにしてこの試合を見て、「世界一の右SBは誰?」と聞かれたら、「イバーラ」と即答できる活躍♪

○MF バタグリア
2003年のトヨタカップ、ミラン戦で活躍。 その後移籍したヴィジャレアルではホームシックにかかり帰国。 心なしか、この試合では生き生きとした表情でプレー(笑) アルゼンチン人があんなに多いヴィジャレアルでホームシックにかかるようじゃ、もうヨーロッパでのプレーは無理でしょ…

インスア
この日の対戦相手、インデペンディエンテの英雄で今季からボカに移籍。
左利きのパサー。 ボカは中盤のゲームメイカー(カーニャ、カッシーニ)が高齢になってきたんで、この補強は正解ですね。

○FW パラシオ
前期リーグ得点王。 スペースへ抜けるのがうまいですね~。 ドリブルもいい。 代表にも選ばれてますけど、本戦メンバーに選ばれるのは少しキツイかな?



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プレミアシップ第30週 マンチェスター・ユナイテッド VS アーセナル

2006-04-11 | アーセナル

マンチェスター・ユナイテッド 2-0 アーセナル

得点)ルーニー、パク・チソン

HOME)マンチェスター・ユナイテッド

             ファン・ニステルローイ
                         ルーニー

        パク・チソン                C・ロナウド

                ギグス
                         オシェイ

      シルベストル                      G・ネビル
               ビディッチ   ファーディナンド


                 ファン・デル・サール


交代)ファン・ニステルローイ → サハ
          パク・チソン → エブラ


AWAY)アーセナル

              ファン・ペルシー
                       アデバイヨール

          ピレス                     フレブ

                 セスク
                       ジウベルト・シウバ

       フラミニ                         エブーエ
               センデロス    トゥーレ


                     レーマン


交代)ファン・ペルシー → アンリ
          セスク → ディアビー
          フレブ → リュングベリ


<必然だった敗戦>
試合放送開始10分前、アーセナル公式ホームページでスタメンを確認した瞬間に敗戦を覚悟した。 そこにエースのアンリの名前が無かったからだ。
おそらく、これからの過密日程を考慮してのことと思うが、なぜこの大一番で最も欠いてはいけない選手を休ませたのか? すぐ水曜にはアウェイでポーツマス戦が控えている。 休ませるのはこの試合ではなく、ポーツマス戦だったのではないか? ヴェンゲルの決断には大きく疑問が残る。

試合を分けたのは、コンディションとモチベーションの差だろう。 水曜にイタリア・トリノでCLを戦ったアーセナルに対し、ユナイテッドは休養十分。 精神的負担のかかるCLを戦って心身ともに疲れていたアーセナルに対し、優勝の希望がかすかながら見えてきたユナイテッドはモチベーションの面でも大きく上回っていた。
その違いが、接触プレーを怖がるピレス、フレブと、守備に攻撃に動き回るルーニー、パク・チソンに代表されて表れていた。
そして、この試合で感じたのがシュートに対する意識の差。 それはシュートの「数」ではなく、シュートの「威力」だ。
アーセナルは練習でのアンリの影響からか、インサイドキックでコースを狙うシュートを打つ選手ばかり。 もちろんコースをしっかりと狙って打つのはいいことだし、やみくもに強く打とうとすることよりも評価できる。決して否定はしない。
しかし、今回の試合を見ると、ルーニーが打ったような「威力のある」シュートを打たない限りは、ファン・デル・サールのようなGKは打ち破れない。 前半に何度も掴んだシュートチャンスを「当てられなかった」、もっと言えば、「当てようとしなかった」ことも敗因の1つだろう。

この試合のパク・チソンは素晴らしかった。 今や完全にユナイテッドの中心選手。 日本人でこのレベルに達している選手はいない。
そしてパク・チソンなら、もしボルトンにいても、監督のスタイルに文句1つ言わずに結果を出すのではないか、とも思った。 その選手に能力戦術的適応性があればどこでもやっていけるはずだ。


話はそれたが、アーセナルにこの敗戦のショックを引きずる時間はない。 次はアウェイで息を吹き返したポーツマス戦が待っている。 この時期に一番当たりたくなかった相手だ。
結局はアウェイで敗戦。 CLとリーグ戦の(ホームでの)快勝続きに忘れそうになるが、いまだ「リーグ戦、アウェイの弱さ」は改善されていない。

 

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Jリーグ 第7節

2006-04-09 | Jリーグ

○大宮アルディージャ 2-1 横浜F・マリノス

得点)桜井直人、小林大悟 / 久保竜彦

HOME)大宮アルディージャ

              桜井直人    森田浩史

         藤本主税               小林大悟

              片岡洋介    純マーカス

      土屋征夫                     波戸康広
              奥野誠一郎   トニーニョ


                   荒谷弘樹


AWAY)横浜F・マリノス

              マルケス    久保竜彦

                   吉田孝行

        ドゥトラ                  田中隼磨

              マグロン
                       上野良治


           中澤佑二  栗原勇蔵  松田直樹


                   榎本達也


<ありがとう大悟!!!>
なんだかんだで、今シーズンのアルディージャ戦初観戦!!!
ロンドン留学で開幕から2試合は見れませんでしたし、その後も週末は日中家にいなかったんで、見れませんでした…
「全世界のサッカーを網羅」と言っておきながら、最近はどうもアーセナル関係しか見れなかったことに猛省(汗) でも、この日はゆっくりしてたんで、久々にJの試合をフルで見ることができました♪

試合は前半32分、左サイドを突破した小林大悟のパスを桜井が決め先制!!
しかし5分後、田中のクロスを久保が豪快なヘディングシュートで決めて同点!! 戻りながらの万全ではない体勢の中であのヘッド… さすがドラゴン… 恐ろしい背筋力… その後はどちらとも言えないペースのまま試合は続いて迎えた後半31分、小林大悟がゴールまで約25~30mの位置から無回転のロングシュートを放ち勝ち越し!! このリードを守り切り、強豪マリノス相手に大きな大きな勝利!!!


苦しい試合でしたけど、まさかの金星♪ ってか、実はアルディージャは昨シーズンもマリノスの1勝1分け。分がいいんですね~(ただ、ナビスコでは惨敗…)。
アルディージャは完全に「小林大悟のチーム」になってます。 これで大悟は7試合で4点目。 昨季は中盤でゲームを作れるのが藤本しかいませんでしたけど、これで2枚看板ができました。 また控えには、大悟の兄の小林慶行やこの日途中出場してアシストを記録した吉原宏太もいます。 そして、両SBは土屋波戸のレイソルコンビ。 いつの間にか「J1」な戦力になってます(笑)
てか、土屋って昨季終盤はレイソルで右SBやってましたし、大宮では左SBやってます。それもけっこう無難にこなしてるし、攻撃力もまぁまぁ。 完全に「CBの選手」ってイメージでしたけど、実はかなりユーティリティーですね。 てことで、「大宮のギャラス」と命名(笑)
その戦力の中で今年も三浦監督の「堅実な采配」は継続。 大崩れする感じはありませんね~。 今年の目標は大きく、8位以内だ!!!(夜のスポーツニュースではどこもやっぱドラゴンの得点を主に流してましたね。 大悟のシュートのがすごいんだけど… 悲しきかなマイナーチームの現実…)

 

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◯ガンバ大阪 1-0 鹿島アントラーズ

得点)遠藤保仁(PK)

HOME)ガンバ大阪

             マグノ・アウベス   前田雅文

                フェルナンジーニョ

        家長昭博                  加地亮

               遠藤保仁
                        橋本英郎


           山口智    宮本恒靖   シジクレイ


                  藤ケ谷陽介


AWAY)鹿島アントラーズ

              本山雅志    A・ミネイロ

                  小笠原満男

          フェルナンド           増田誓志

                   青木剛

       新井場徹                   内田篤人
                大岩剛    岩政大樹


                   小澤英明


同じ時間帯に放送していた「めちゃイケスペシャル」とどっち見ようか迷いましたけど、スペシャルはCMが多いだろう、との予測から録画。こっちを見ました♪

昨シーズンは優勝を争う天王山として注目された万博での鹿島戦。 互角の戦いを演じ、波乱にも飛んだドローでしたけど、今回はガンバのペースで試合は進む。
終盤、鹿島は手堅く「勝ち点1」狙い。 しかし、スコアレスドロー濃厚と思われたロスタイム、フェルナンジーニョがペナルティエリアで倒されてPK獲得!! これを遠藤がしっかり決めてガンバが勝利!!

おもしろかったのは、「家長 VS 内田」の若い2人と、「加地 VS 新井場」の経験ある2人の両サイドの攻防。 特に前者は今後の日本代表を確実に担っていくだろう逸材。 前半は家長、後半は内田に分がありましたかね。
内田はまだ17歳。 と言っても、世界では17歳でレギュラーを取っているのはそんなに珍しくないわけで、これからどんどんこのぐらいの若い選手が出てきて欲しいです。 それにしても、鹿島は伝統的に若い選手をどんどん使っていきますね。 好感が持てる♪ でもちょっと気になったのは、鹿島が少し守備的すぎること。 確かに、ガンバの流れるような攻撃は素晴らしかったですけど、完全に受けるだけでしたからね。
アウトゥーリオ監督と言えば、12月にはサンパウロを率いて世界一になった監督。 決勝のリバプール戦で「守らせたらうまい」ことを知らしめましたけど、少し守備的すぎるなぁ。 やっぱ鹿島は攻撃せんとね~。

 

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CL準々決勝2nd leg ユベントス VS アーセナル

2006-04-07 | アーセナル

  ユベントス 0-0 アーセナル
AGGREGATE)0-2        アーセナルが初の準決勝進出!!!!

HOME)ユベントス

              イブラヒモビッチ   トレゼゲ

          ネドベド                     ムトゥ

                 エメルソン
                          ジャンニケッタ

        キエッリーニ                    ザンブロッタ
                カンナバーロ   R・コバチ


                     ブッフォン


交代)    ムトゥ → サラジェタ
   キエッリーニ → バルザレッティ


AWAY)アーセナル

                      アンリ

            レジェス
                                   フレブ

                 ピレス
                            セスク

                   ジウベルト・シウバ

        フラミニ                        エブーエ
                 センデロス    トゥーレ


                      レーマン


交代)レジェス → ピレス
     フレブ → ディアビー


守れるアーセナル>
「したたかさ」、「手堅さ」。
CLを勝ち抜いていくための「必須の要素」であり、これまでのアーセナルに足りなかったものがこれだ。

「CLで勝つために。」
そう言って、アーセナルに見切りをつけ、CLタイトルへの可能性がより高いと考えたユベントスに移籍したヴィエラ
その前キャプテンがいなくなり、大幅に若返ったアーセナルはゆっくりと成長を遂げ、2シーズン前、無敗優勝時の「完成形」ですら成し得なかった新記録を打ち立てた。
当時には持ち合わせていなかった「したたかさ」と「手堅さ」を兼ね備えて。


1st legはホームで2-0の完勝。 2nd legでは「2点まで」の失点なら許され、逆に1点を取ればユベントスは勝つために4点が必要になる、という圧倒的有利な条件。
ユーベはヴィエラ、カモラネージ、デルピエロが欠場。テュラムもコンディション不良のためベンチスタート。
対するアーセナルは先週末のアストンビラ戦で怪我をしたセスクとエブーエがどちらも間に合って1st legと全く同じ布陣で臨んだ。

前半、ユーベはプレミアのボルトンを思わせるロングボール・ロングスロー攻勢に出た。 イブラヒモビッチに合わせてこぼれ球を拾ってシュートまで行こうとする狙いは明らかだった。 さらに序盤は、アーセナルがジウベルト・シウバとフレブのボールロストが非常に目立ち、ユーベに付け入る隙を与えてしまった。
しかし、この日はCBセンデロスとGKレーマンが安定。 ここ最近のアーセナルの守備の安定は、不安視されていたセンデロスの成長とレーマンの覚醒にある。特に大きいのは前者だ。 この日は、イブラヒモビッチとトレゼゲを完封した。

そして、「守る」アーセナルは徐々にカウンターが決まり始めた。
アンリの反転トラップからのシュート、エブーエのペナルティエリア内でのドリブル突破(ワンテンポ前にパスを選択すれば1点もの)と、チャンスは掴んだが前半は結局0-0のまま終了。

ボール支配率は圧倒的にユーベ。 しかし、シュートの「総数」も「枠内本数」もアーセナルが上回り、攻守に効率の良さを見せた。


後半に入っても状況は変わらなかった。
カペッロ監督も攻撃的に出たかったはずだが、アーセナルのカウンターの恐怖、それに攻撃に出ようともトレゼゲとイブラヒモビッチ不調の度合いが色濃く、控えもここのところ冴えないサラジェタだけと、「動きたくても動きようがなかった」というのが本音かもしれない。
それでも、ネドベドを中心にリズムを掴むが、思うようにいかないイライラからか、ネドベドがエブーエへの悪質な後方タックルでこの日2枚目の警告を受けて退場!!!

リーグのローマ戦でもレッドカードを浴びていたネドベドは、これで2試合連続退場。試合後、ヴェンゲルが語ったように、ユーベの攻撃の全権を握っていたネドベドいなくなったことで、「試合は終わった。」

そして、準決勝進出!!! 「CL連続無失点試合数8」の新記録!!!

 

 

 

見てるこちらは苦しかったですけど、若い選手達は余裕の試合運びを見せてくれました。
状況や展開といい、相手の守備の堅さといい、ユーベは昨季CL準々決勝リバプール戦を思い出したことでしょうね。
「ホームでの攻撃力」
これが未だ勝ち抜いているミランとの差じゃないかな?
最後は余裕だったんで、個人的にはウォルコットを出してほしかったな~。 残り2、3分じゃ何もできませんけど、
「CL準々決勝、アウェイ、ユベントス」
という舞台に立つだけで16歳のウォルコットにとっては非常に大きな経験になったでしょうからね♪

さぁ、準決勝の相手はヴィジャレアル!!!
最初はインテルの方が嫌だなと思ってましたけど、準々決勝2nd leg見てるとヴィジャレアルの方が嫌なチームですね…

試合は見たんで近々、プレビューも兼ねてアップします!!

 

    

Juventus Team Statistics Arsenal
  0 Goals 0
  0 1st Half Goals 0
  2 Shots on Target 5
  3 Shots off Target 3
  0 Blocked Shots 1
  1 Corners 8
  21 Fouls 14
  13 Offsides 0
  1 Yellow Cards 2
  1 Red Cards 0
 69.8% Passing Success 66.6%
  36% Tackles 18%
  75 Tackles Success 83.3
 55.7% Possession 44.3%
 52.3% Territorial Advantage 47.7%

 

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