浦和レッズ 2-0 大宮アルディージャ
得点)ワシントン、永井雄一郎
HOME)浦和レッズ
ワシントン
小野伸二 山田暢久
三都主 平川忠亮
長谷部誠
鈴木啓太
坪井慶介 闘莉王 堀之内聖
都築龍太
交代)都築龍太 → 山岸憲宏
平川忠亮 → 永井雄一郎
小野伸二 → 内館秀樹
AWAY)大宮アルディージャ
桜井直人 森田浩史
久永辰徳 小林大悟
小林慶行 純マーカス
土屋征夫 波戸康広
冨田大介 トニーニョ
荒谷弘樹
交代)森田浩史 → グラウ
久永辰徳 → 西村卓朗
純マーカス → 佐伯直哉
<新たな因縁 さいたまダービー>
今季初の「さいたま」ダービー!!!
試合は、当然の如く浦和が攻め、大宮が守る展開に。
前半32分、小野のロングボールをトニーニョが処理を誤り、入れ替わったワシントンが強引に持ち込んで流し込み、先制。
前半終了後に三浦監督が語ったように、大宮の守備の出来は決して悪くなかった。
「個」で敵わない分、大宮得意のゾーンディフェンス、つまり「組織」でしっかりと守っていた中でのもったいないミスだった。 あのようなミスを浦和相手に犯しては直接失点に繋がってしまう。
その後、大宮は攻められながらも小林大悟を中心に攻撃を組み立て、惜しいシーンを作るが、シュートが当たらない。 セットプレーも不発。
最後はパワープレーに出たが、終了間際にカウンターから永井に決められ、「浦和サポーターにとっては最高な、大宮サポーターにとっては最悪なエンディング」を迎えた。
大宮はチャンスがなかったわけではないが、浦和にうまく守られた。
ワシントン、小野、長谷部ら派手な攻撃陣に注目が集まりがちだが、今季の浦和の快進撃を支えているのは攻撃よりもむしろ守備だろう。
この試合、大宮は中盤で何度もインターセプトされた。 浦和は何より一人一人の守備意識が高い。 鈴木が攻撃を遅らせ、三都主と平川が中に絞り、最終ラインの闘莉王、坪井、堀之内ら「高さ」と「速さ」を併せ持つ3枚が前で勝負を仕掛け、ボールを奪う。 一人一人の運動量も多かった。
「個」に大きな差がある相手に「運動量」をも上回られてしまっては「お手上げ」だ。
昨季はアルパイに始まり、闘莉王と、守備陣が精神的セルフコントロールに失敗し、自滅するパターンが多かったが、今季はそれもない。 エスパルス戦の失点と敗戦は「事件」のようなもので、この安定感は当分揺るぎそうもない。
今回のさいたまダービー、少し穿った見方で注目していたのは、今季柏レイソルから大宮に移籍してきたDF土屋に対する反応。
昨季、田中達也に対する危険なタックルで田中達也の「W杯」の夢を絶たせ、浦和サポーターから恨まれた彼が、柏の降格で「さいたま市」のライバルチーム・大宮に移籍。 移籍決定のニュースから、ダービーでの彼に対する反応が気になっていたが、結果はやはり、大ブーイング。 試合中もそのボリュームは衰えることなかった。それを受けた土屋はさすがに応えたらしく、消極的なバックパスが目立ち、前を向くことができなかった。
しかし、このレッズサポーターの行為はサポーターとして当然のこと。
リバプールのファンは、シャビ・アロンソを骨折させたチェルシーのランパードに対してブーイングを浴びせる。
バルセロナのファンは、憎きレアル・マドリードに移籍したフィーゴに対してブーイングを浴びせる。
ポーツマスのファンは、ダイビングでPKを取ったピレスに対して何年経っても忘れずにブーイングを浴びせる。
この試合、レッズの土屋に対するブーイングの声量はそれらに負けないものだった。
自分はアルディージャサポーターであるが、このレッズサポーターの「敵意剥き出しの雰囲気」を作り上げる「たくましさ」を誇らしくさえ感じた。
現在の浦和は、「世界基準」の選手と「世界基準」のファンがいるスーパーなクラブになりつつある。
その他のJ1第7節の試合結果と試合レポートは、
人気blogランキングへ
最新のサッカーブログランキングはこちらをクリック!(登録中!! モチベーション維持のためご協力お願いします!)
は、こちらへ!!!