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2006-11-28 | プレミアシップ・FA杯

マンチェスター・ユナイテッド 1-1 チェルシー

得点)サハ / カルバーリョ

HOME)マンチェスター・ユナイテッド

                                         サハ
                 ルーニー

          ギグス                 C・ロナウド

               スコールズ
                         キャリック

       エインセ                         G・ネビル
               ビディッチ    ファーディナンド


                   ファン・デル・サール

交代)C・ロナウド → フレッチャー
        サハ → オシェイ


AWAY)チェルシー

                           ドログバ
                シェフチェンコ

                     バラック

           ランパード              エシァン

                     マケレレ

       A・コール                        ジェレミ
                 テリー     カルバーリョ


                    クディチーニ

交代)  ジェレミ → ロッベン
  シェフチェンコ → J・コール
      バラック → P・フェレイラ


主審)ハワード・ウェブ


<The Biggest Premier League Match (so far)>
「前半」はユナイテッド。 「後半」はチェルシー。 そして、
「引き分けは(ユナイテッドにとってより)我々にとっての方が良い結果だ。」
と試合後にモウリーニョが語ったように、試合全体としてはチェルシーがユナイテッドを押し込んだ印象が強かった。

「勝ち点差3」で背後に忍び寄る2連覇中の王者を迎えたとあって、やはりオールド・トラッフォードは「ノイズ」が違った。
立ち上がりこそ、いかにも「ビッグマッチ」らしい慎重な立ち上がりを見せた両チームだったが、前半はそのファンの大声援という後押しを受けたユナイテッドが完全に試合の主導権を握り、29分にルーニーのアシストからサハが先制ゴールを奪った。
チェルシーは、ロングボールをドログバに当て、そのこぼれ球を狙うぐらいしか攻め手がなく、シェフチェンコとバラックが相変わらずチームに馴染んでいない様子が露顕された前半だった。 ここまでは、首位のユナイテッドがその勢いをライバル相手にまざまざと見せ付けた格好だった。

しかし、モウリーニョは後半開始から動いてきた。 そして、流れは一気に変わった。
ジェレミに代えてロッベンを投入。 CLのバルサ戦他で高いパフォーマンスを見せ、モウリーニョからの信頼度が高いエシァンを「右SB」に移すと、この采配が見事に的中。
エシァンの「右」での果敢な攻め上がりによって、ユナイテッド全体のディフェンスラインがズルズルと下がり始め、前半はほとんど出て来られなかった「左」のアシュリー・コールまでもが、積極的にオーバーラップを仕掛けられるようになった。
ユナイテッドは今度は逆に、カウンターを試みるようになったが、やはりチェルシーの勢いが勝り、69分にCKからカルバーリョがヘディングで決めて同点。 カルバーリョはユナイテッド戦2試合連続ゴール。セットプレーの強さはさすがだ。


勝って勝ち点差を「6」にしたいユナイテッドと、勝って勝ち点差を「0」にしたいチェルシーの試合はその後、お互いが攻め合いとなって中盤に大きくスペースができるようになったが、それは同時にお互いが「攻め疲れ」の色が濃くなり出したことも示していた。
そして、サハとロナウドが負傷退場したユナイテッドは攻撃陣の駒不足に陥り、フレッチャーとオシェイを入れて、引き分け狙いへ。 対するチェルシーも、ロスタイムにバラックに代えて右SBのパウロ・フェレイラを投入という「守備のメッセージ」をモウリーニョが選手達に向けて発し、スコアはそのままに試合終了。


何か、モウリーニョの最後の交代策には、
「勝負はスタンフォード・ブリッジまでお預けだ。」
といった意味合いが込められているようにも思う。 勝ち点3差で2位のチェルシーだが、彼らにとって、プレミア全38試合の中で最も「敗北」を覚悟しなければならなかったのが、このオールド・トラッフォードでのユナイテッド戦だったと思う。 その試合を引き分け、それも最後は相手を押し込んでの引き分け、というのは悪くない結果だろう。


それにしても、この試合は両チームがレベルの高さを見せ、緊迫感のあるおもしろい試合だった。
中でもおもしろかったのが、アシュリー・コールとロナウドの1対1。 コールは終始振り回されてはいたが、最後の場面では決して仕事をさせなかった。「チェルシーのアシュリー・コール」として初の大儀だったと思う。

そして、レベルが高かったのは、選手達だけでなく、主審もだ。
まだ若いハワード・ウェブにとっては、おそらくこれが「ビッグマッチ初体験」だったと思うが、全体的に素晴らしいジャッジを見せたと思う。 ただ、警告を与えるべきところも注意に留めてしまったのは、必要以上にビッグマッチを意識しすぎたせいだろう。 これが彼の基準であるなら、今回の試合だけでなく、是非他の試合でもこの基準を続けてほしいところだ。 審判にとって「試合の価値」に優劣はないはずなのだから。 どちらにせよ、ボルトン対アーセナル戦を担当したマイク・ディーンと比べれば、彼がどれほど有能な審判であるかがわかる。

 


Manchester United
Team Statistics Chelsea
       1 Goals 1
       1 1st Half Goals 0
       3 Shots on Target 3
       3 Shots off Target 8
       3 Blocked Shots 0
       3 Corners 2
       16 Fouls 14
       0 Offsides 3
       1 Yellow Cards 3
       0 Red Cards 0
      70.6% Passing Success 81.5%
       28 Tackles 27
      67.9% Tackles Success 81.5%
      41.2% Possession 58.8%
      50.9% Territorial Advantage 49.1%

 

 


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2 コメント

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Unknown (14boz)
2006-11-29 10:54:02
ユナイテッドは今季何試合か見てます。前半での連動した素早いプレスからの速攻は素晴らしいんですが、後半には弱まって下がり始め、攻撃はロナウドの比重が大きくなるように見えますね。そういえば9月に勝ったときもロナウドのボールを奪ってからの得点でしたし。その事と今のアーセナルの攻めとの相性を考えると、次あたるときは普通とは逆に、前半のうちに撃ち合い覚悟で攻めた方がいいのかもしれません。

しかしこの試合のバラックは、パスを簡単にはたけない、前線のスペースを消す、自陣でつまらないファールを取られる等、てんで駄目でしたね。いくら週給高いとはいえ、この大事な試合でも後半から変えなかったモウリーニョはある意味すごいと思いました。
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>>14bozさん (ピレス)
2006-11-30 19:38:39
そうですね~。ただ、アーセナルの戦いぶりと比較した場合、アーセナルは前半に集中してなくて失点することが多いので、ユナイテッドのように前半に勝負を決める勢いで猛攻をかけた方のがいいのかもしれませんね。 地力の劣るチームは、格上相手に先制されたら、相当気落ちするでしょうし。

バラックは得点こそ挙げてますけど、ダメダメですね。チェルシーではご法度の王様プレーが抜けてません。
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