遅まきながら、「決勝トーナメント1回戦」屈指の好カードを振り返ります。
○ドイツ 4-1 イングランド
得点)クローゼ、ポドルスキー、ミュラー2 / アップソン
ドイツ)
クローゼ
ポドルスキー ミュラー
エジル
シュバインシュタイガー ケディラ
ボアテング ラーム
フリードリヒ メルテザッカー
ノイアー
イングランド)
デフォー
ルーニー
ジェラード ミルナー
バリー ランパード
A・コール ジョンソン
テリー アップソン
ジェームズ
ドイツの試合の入り方が素晴らしかったです。
特に輝いていたのは、右サイドのミュラー。
正確なタッチ、角度と緩急をつけられるドリブル、豊富な運動量、カウンター時に見せるスピードは脅威で、イングランドは防ぎようがないといった感じでした。
彼とSBのラーム、そして中央のエジルが絡む右サイドの攻撃は小気味よくパスが繋がり、観ていて魅力的でした。
試合の行方を分けたのが、ランパードの“幻のゴール”であることは間違いありません。
あの瞬間、W杯の歴史を知るファンならば誰しもが、1966年イングランドW杯決勝、同じ「イングランド対西ドイツ」でのジェフ・ハーストの疑惑の決勝ゴールを思い出したはず。 現地コメンタリーも、瞬時にその話題とテクノロジーの導入についての議論が始まりました。
ただ、あの時のハーストのゴールは今観ても真偽の判断が難しいですが、今回のランパードは明らかラインを割っていました。
あのシーンを観て、テクノロジーの導入に否定的なプラティニとスタジアムにいたブラッターの両者はどう感じたでしょうか。
「サッカーは人間が行うスポーツで、誤審もサッカーの醍醐味である」
という意見は理解できますが、当事者の感情を考えた時の不公平感、その後の選手達の運命を思うと、この意見は納得感を欠きます。
もちろん、ランパードのゴールが認められていれば試合は別のものとなったと思いますが、ドイツが総合力で上回っていたことは疑いの余地がありません。
動きの連動性、ボール止める技術・蹴る技術を比較した際は大きな差がありました。 特に、4点目が決まって以後は練習のようなボール回しを披露していたように、中盤の選手達の構成力が違いました。
逆にイングランドは、トッテナムのレドナップ監督が、
「イングランドにはエジルのような選手が必要。」
と語ったことが全てで、トップクラスの強豪国と対峙するには、ゲームメーカーが不足していました。
FAはカペッロの留任を発表。 しかし、これまでのイングランドを支えてきたテリー、ファーディナンド、ランパード、ジェラードらの高齢化が進んでいます。
今後は、アーセナルのウィルシャーやマンチェスター・シティのジョンソンといったテクニカルな選手の台頭を期するため、彼らにチャンスを与えていくことが必要となるでしょう。
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