遅まきながら、先週金曜日に行われた「CL」準々決勝の組合せ抽選について。
決定した対戦カードは以下の通りです。
・ ヴィジャレアル(スペイン) vs アーセナル(イングランド)
・ マンチェスター・ユナイテッド(イングランド) vs FCポルト(ポルトガル)
・ リバプール(イングランド) vs チェルシー(イングランド)
・ バルセロナ(スペイン) vs バイエルン・ミュンヘン(ドイツ)
アーセナルの対戦相手は、スペインの強豪ヴィジャレアル。
アーセナルが準優勝した05-06シーズンの準決勝と同じカードです。
あの時と違うのは、ホームとアウェイの対戦順が逆になること。
あの時は、1st legをホームで戦いましたが、今回は1st legをアウェイで戦います。
そしてヴィジャレアルには、当時はアーセナルに所属していた彼がいます。
ロベール・ピレスです。
たまにヴィジャレアルの試合を観ても、彼がボールを持った時の独特な“間”は健在。 ヴェンゲルも、
「“違い”を生み出せる選手」
と語るように、彼には苦しめられそうです。
しかし、多くのアーセナルファンは温かい声援を持って彼を迎えることでしょう。
ここでのピレスとの再会は複雑ですね。 いつかはやって来ると思いましたが、それが予想していた以上に早かったのは、監督であるペジェグリーニの手腕です。
決して豊富ではない資金で、有能な南米系選手とスペイン代表クラスの選手を上手く融合させています。
目指しているクラブの方向性とスタイルは、ヴェンゲルと共通するところが多いと思います。
バルセロナやイングランド勢との対戦は避けられたものの、難しく侮れない相手です。 今季、グループステージでヴィジャレアルはユナイテッドと同じグループに入り、2試合2分け。 ホームの「エル・マドリガル」はどのチームにとっても難しい場所ですし、実際に3年前の対戦では記憶に残るような苦戦を強いられました。
あれほど何もさせてもらえなかった試合というのも記憶にありません。
その他のイングランド勢2試合についても触れておくと、
ユナイテッドとポルトはユナイテッドで間違いなし。
ポルトは、アウェイの1st legを引き分けで終えたとしてもまだユナイテッドが有利と言えるほど、2チームの間には地力の差があるかと思います。
リバプールとチェルシーは、「CL」決勝トーナメントではお馴染みのカード。
準決勝で対戦した過去3回は、「2nd legをホームで戦ったチーム」が必ず次に進出しています。
チェルシーは、ヒディングの監督就任、エシァンの復帰、ドログバとランパードの復調といった要素が大きいです。
リバプールは、まさに今がコンディションのピークかのような好調ぶり。 この後どれほど今の調子を維持できるかがカギでしょう。
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