NO FOOTBALL NO LIFE

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随時更新!

ニューカッスル戦 事がうまく運びすぎ?

2007-09-28 | アーセナル

アーセナル 2-0 ニューカッスル

得点)ベンドナー、デニウソン

HOME)アーセナル

                 ベンドナー
                         エドゥアルド

           ウォルコット               エブーエ

                 デニウソン
                         ディアッラ

        トラオレ                         ホイト
                 センデロス    ソング


                   ファビアンスキー

交代)エブーエ → ディアビー
  エドゥアルド → メリダ


AWAY)ニューカッスル

                          アメオビ
                 マルティンス

                     A・スミス

            エンゾグビア            ミルナー

                     A・ファエ

        J・エンリケ                       ベィエ
                 S・テイラー   ロゼフナル


                      ギブン


主審)ハワード・ウェブ

 


試合の詳細(ランキング)


「Arsenal.com」

 


イギリス国内ですら放送が全くなかったため、今回はネット観戦もできず。

ということで、試合は「Arsenal TV Online」での音声中継とハイライトを観ただけですが、若手中心メンバーのアーセナルが、ほぼレギュラーメンバーのニューカッスルを相手に大方の時間帯で試合を支配し、ベンドナーとデニウソンの「公式戦初ゴール」により勝利を収めました。

 

・ゴール動画

 

マッチレポートによると、かなりエンターテイニングな試合だったとのことです。
守備では、マルティンスに3度危ない場面(2度はセンデロス絡み)を作られましたが、初出場のGKファビアンスキーの好セーブと、最後はこの試合中ずっと危なっかしかったというセンデロスのゴールライン寸前でのクリアにより、無失点に抑えることができました。

観戦した現地のファンの話によると、ゴールを決めたベンドナーとデニウソンの他では、ディアッラ、トラオレ、ソング、途中出場のディアビーらが非常に良かったそうです。
その中でも、ディアッラとトラオレの活躍を称賛する声は多かったです。
リザーブゲームのハイライトを観ても、今季のトラオレはかなり良いですね。 クリシーが離脱した場合の穴を埋めるのは、トラオレで決定かもしれません。

 


ここ2ヶ月のアーセナルの総括に触れる前に、ちょっと一息
よろしくお願いします!

 


正直なところ、さすがにこのメンバーでは苦戦するだろうなと予想していたんですが、心配は全く無用だったようです。
チームの現在の勢いは、既にファンの(予想ではなく)期待の範疇を超えてしまいました。

そして、この現在の勢いというのは留まることを知らず、ピッチ内外の全てにおいて、余りにも“うまく行きすぎている”のが怖いところです。

 

果たして、現在のアーセナルの好調さとスタートダッシュを、開幕前に誰が予想できたでしょうか?

昨季末から続いていた“買収騒動”“副会長ディーンの辞任によるヴェンゲルの契約更新問題”、“アンリやリュングベリら中心選手の移籍”、“それにも関わらず消極的なものに終わった選手補強”、“潤沢な資金によるライバルチームの積極的な補強”
により、今季のアーセナルは、
「4位以内に入ることすら無理。」
という悲観的な意見が、ファンや専門家の間で多勢を占めていました。
さらに言えば、

絶対的エースであるアンリの移籍により、プレミアとCLで苦戦

ヴェンゲルが監督の契約延長をせず

セスクらヴェンゲルを慕う優秀な若手が後を追い、クラブを離れる

クラブの戦力が大きくダウンし、デポルティボやラツィオのような“苦難の時代”を今後迎えることに

という、“最悪のシナリオ”まで頭の隅に描かれていました。


私自身はここまで悲観的には考えていませんでしたが、この上の状況の打開策としては、
昨季浮き彫りになった課題の改善として、セスクやロシツキーやフレブら「中盤の選手達の決定力の向上」と、
アンリ移籍の“プラス面”として期待した「若手選手達の責任感の向上」という、
方や“理想論”、方や“精神論”である凡庸なものしか挙げることができませんでした。

・「今季のアーセナルを占う(2)」

 

しかし、今やその“理想論”と“精神論”が、目に見える形と結果になって表れています。

まずは、セスクに代表されるように、ロシツキーやフレブら中盤の選手達が「ミドルシュートの意識」を持つようになり、彼らの決定力が格段に上がりました。

また、彼らの「責任感の向上」も明らかで、特に2トップのアデバイヨールとファン・ペルシーはそれが顕著に表れ、結果も出ています。

そして、追い討ちをかけるかのように、セスクが“アンリ時代”の「マイナス面」を指摘。 アンリ批判とも取れる発言(後にセスクはこれを批判ではないと否定)で、アンリの要求が重荷であったことを明かしています。
セスクが言うように、アンリはチームに欠かせない素晴らしい選手であったことは確かですが、同時に彼の存在がチーム全体に弊害をもたらしていたことも、予想通り事実だったようです。

これに関連して、今季のアーセナルは、「オーバーパス」の課題が改善されてきました。
以前なら、
「もっとシュートを打て!」、「何でそこで打たないんだ!?」
と試合中に何度もヤキモキさせられたことが、今季はそれがほとんどなくなりました。 見受けられたのは、開幕戦のフルハム戦ぐらいでしょうか。


そして、好調なチーム状況に気持ちをよくしてか、ヴェンゲルの契約更新問題もあっさりと決着。

ファンの間で賛否両論だった外国人投資家による買収話も、最新の収支決算レポートの成果と、お隣チェルシーの“お家騒動”を目の当たりにし、このままのクラブ体制で進んでいくのが一番という意見でほぼ一致。

「年間の総収入は2億ポンド、前期比46%増。
営業利益は5120万ポンド、前期比274%増。」

イギリスで最も裕福なクラブに、世界でも、あの金満クラブとして有名なレアル・マドリードに次ぐ「世界第2位」のお金持ちクラブに変身を遂げました。 クラブの財政状態は超優良です。


そして現在は、プレミアシップで試合消化数で不利ながら単独で首位に立ち、“選手層の薄さ”という心配も、「2~3軍」の面子で、「ほぼ1軍」のニューカッスルを相手に快勝、それもFWのベンドナーが結果を出したことで、その心配が全くの杞憂、もっと言ってしまえば、ファンの大きな勘違いであったことを証明。

ここ数年、いわゆる「ビッグ4」と言われるクラブは、カーリングカップでは若手選手を起用するポリシーを続けて採用してきましたが、今回、
リバプールは、アウェイでのレディング戦とあってか、トーレスらレギュラーメンバーを大方起用、
チェルシーは、監督交代でそのような余裕はなく、
アーセナル同様に思う存分に若手を起用したマンチェスター・ユナイテッドは、ホームのオールド・トラッフォードでチャンピオンシップ(2部相当)のコベントリーを相手にまさかの敗北を喫しています。 これでユナイテッドは2年連続でカーリングカップ3回戦敗退。

もはや、「若手」を使ってこのコンペティションで結果を出せるのは、アーセナルだけになりました。

 


ここまで、今季のアーセナルの出来事を振り返ってきましたが、今はやはり、
“何もかもが「うまく行きすぎている」奇跡の状態”
と考えるのが、今後のためには良いのかと思います(笑)

 

今回は、このブログにしては珍しく良い事ばかりを書いて来たので、最後ぐらいは冷静に、悲観的に行きますか(笑)

1つの敗戦で、この勢いが一気に崩れる気がします… 年齢が若いだけに…
そして、まだまだシーズンは始まったばかり。
今季は、シティやアストンビラやエバートンらも非常に力をつけており、「4位以内」に入るのはまだまだ困難な道になりそうです。
まずは、相性最悪のウェストハム戦です。

 

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セビージャ戦、ダービー戦 Who can stop Fabregas?

2007-09-24 | アーセナル

○アーセナル 3-0 セビージャ

得点)セスク、ファン・ペルシー、エドゥアルド

HOME)アーセナル

               アデバイヨール
                        ファン・ペルシー

          ロシツキー                 フレブ

                 セスク
                         フラミニ

       クリシー                          サニャ
                センデロス    トゥーレ


                    アルムニア

交代) ロシツキー → ディアビー
  アデバイヨール → エドゥアルド
  ファン・ペルシー → ディアッラ


AWAY)セビージャ

                 カヌーテ
                      ルイス・ファビアーノ

          D・カペル              ヘスス・ナバス

                 マルティ
                         ポウルセン

       ドラグティノビッチ                  D・アウベス
                 エスキュデ   ファシオ


                     パロップ


主審)フロジュフェルト(スウェーデン)

 


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「Arsenal.com」


「uefa.com」(日本語)

 


<アウェイ戦が思いやられる大勝>
良く考えようと思えば、いくらでも良く考えられる
悪く考えようと思えば、いくらでも悪く考えられる、試合でした。


まずは、事を良く考えてみましょう。
プレミアからの好調を維持し、UEFAカップ2連覇中の王者を相手に「3-0」の快勝。

セスクが、決定力の高さをまたしても証明。 ミドルシュートの正確性が試合毎に上がっています。

“強いチーム”の象徴であるセットプレーからの得点。

ここ最近不調だったファン・ペルシーが久々のゴール。

途中苦しい時間帯がありましたが、それでも無失点。

さらに、相手が前掛かりなったところで、相手のミスを突いて追加点を取る勝負強さ。


つまり「UEFAカップ王者」を相手に「CLトップシード」の“経験値の違い”を見せ付けた格好と言えます。

 


次は、事を悪く考えてみましょう。

「3-0」の大勝ながら、スタメンの中で合格点(次第点)を挙げられない選手がいました。

センデロスはクリアが2度ほどゴール前にいる相手に渡り、相手クロスボールにヘディングが何度もかぶってしまうなど、相変わらずの不安定さを露呈。

サニャは、攻撃ではダイナミックな攻め上がりを見せ、2点目のアシストも記録しましたが、前半は左のカペルに再三ドリブル突破を許したことがマイナス要因。
SBはまずは守備の安定が基本です。

ロシツキーは前半に良い動きを見せながら、後半開始早々に負傷交代。 怪我の多さを何とかしないと。

アデバイヨールはフィジカル勝負に負けてボールを失うことが多く、シュートが雑、パスも雑、ポストプレーも雑。
もの凄い突破を見せたかと思えば、ほとんどプレッシャーがない状況で、利き足である右足のシュートがあさっての方向へ。

また、後半からロシツキーに代わって入ったディアビーも最悪でした。
後半からの出場にも関わらず、明らかに運動量が少なく、75分以降は、“スタメンの選手がハードな試合の中で迎えたロスタイム”のように疲れ切った様子を披露。

後半は、ほとんどの攻撃がディアビーとは逆の「右サイド」から作られたものでした。

 

そして、言ってしまえば、セスクのシュートもエスキュデに当たってコースが変わったラッキーなもので、3点目も相手のミス絡み。
相手を崩した形での得点はありませんでした。

さらに、後半の半分以上の時間帯でセビージャにボールを支配されたことも、「ポゼッション・サッカー」が信条のアーセナルとしては不甲斐ない出来です。
決して「ボールを持たせていた」わけではなく、あの時間は完全に「試合を支配されていた」のでした。


つまり、セビージャの決定力不足に助けられた、これも運が良かっただけということになります。

 

 

以上のように、この試合を楽観的・悲観的に振り返ってみましたが、共通して言えるのは、「CL」という舞台では、少しのミス、少しの運が勝負を分けるということです。
この試合は、総合的な内容でアーセナルが上回っていた上に、アーセナルの方がミスも少なく、運もありました。
CL初出場のセビージャは、この勝負の厳しさを学んだのではないでしょうか。 この経験は今後の彼らに生きることでしょう。

しかし、今回の内容を見ると、アウェイでは非常に厳しい戦いになることを覚悟しなければなりません。
今回指摘したほんの少しの差が、アウェイでは今度はセビージャに有利に運ぶでしょうから。

 

しかし、今回の「CL第1節」の中で、
「アーセナル対セビージャ」というカードのは、贔屓目なしに、「バルセロナ対リヨン」に次いで注目度の高かったカードだと思うのですが、そういった注目度の高い試合で、アーセナルが内容を伴った快勝を収めたことに、大きな嬉しさと誇らしさを覚えます。

また、見る人が見れば試合の印象は180度全く異なるようで、セビージャのラモス監督は、試合後、

「アーセナルは守備もしっかりしていたし、チャンスもしっかりとモノにするなど、最高のパフォーマンスを見せた。
我々の調子はそこまで悪いものではなかったが、アーセナル相手になす術がなかったよ。」

と、完敗であったことを認め、
また、「バレンシアサッカーライフ」でお馴染みの小澤一郎さんによる携帯サッカーサイトのコラム(つまりスペイン側の目線)では、

「アーセナルが1枚も2枚も上だった。
(中略)
アーセナルのサッカーは今のCLの舞台で勝つための全ての要素が入っていたのではないだろうか。
守備におけるアプローチスピードとプレッシングの連動性はとにかくハイレベル。 技術の高いセビージャの選手があれだけボールを持たせてもらえないのを初めて見た。 90分間そのプレッシングや守備を継続できるフィジカルや気持ちの強さも目立っていたし、攻撃においても、スピードあるカウンターは勿論、特にセットプレーを武器に出来る点はヴェンゲル監督のチームらしく現代的。」

と、アーセナルを大絶賛しています。


わたくし管理人はこのような感想に少し違和感を覚えてしまいますし、今回の試合もそれほど良い出来ではなかった様に思うのですが、私が余りにも悲観的すぎるだけでしょうか?(笑)

しかし、もしそうなら、アーセナルの今後にとっては最高なことですね。

 

 


ダービー戦に触れる前に、ちょっと一息(ランキング)
よろしくお願いします!

 

 


○アーセナル 5-0 ダービー

得点)ディアビー、アデバイヨール3(1PK)、セスク

HOME)アーセナル

                アデバイヨール
                         エドゥアルド

          ディアビー                ウォルコット

                  セスク
                         フラミニ

       クリシー                          サニャ
                センデロス    トゥーレ


                    アルムニア

交代)  セスク → デニウソン
  ウォルコット → ディアッラ
     フラミニ → ソング


AWAY)ダービー

                           ミラー
                  S・ハワード

            ルイス                 ティール

                  ピアソン   オークリー

        グリフィン                      メアーズ
                 C・デイビス  リーコック


                    バイウォーター


主審)アトキンソン

 


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「Arsenal.com」

 


<少し出来すぎ???>
インターナショナル・ウィークの連戦とCLのビッグ・マッチによる疲労の蓄積、
ロシツキーとフレブの故障による不在、
昨季のアーセナルが苦手とした、ロングボールを多用する格下相手との試合、
ダービーが、前節、強豪ニューカッスルを相手に今季初勝利を収めた勢い

が心配されましたが、何の問題もありませんでした。


トッテナム戦とセビージャ戦でダメダメだったディアビーがこの日は絶好調。

セスクのミドルシュートは、もはや「打てば入る」状態。止まりません。

アデバイヨールはまさかの初ハットトリック
なんだかんだでプレミア3試合連続ゴールに、4試合6得点で現在プレミアシップの得点王。

守備でも、危ない場面は全くなし。
今季一番余裕を持って観れるゲームでした。

欲を言えば、動きの良かったエドゥアルドとウォルコットに「プレミア初ゴール」を獲って欲しかったところ。


そして、今回このチームの可能性を一番感じたのは、
彼らが、守備でも攻撃でも最後の最後まで手を抜かず、常に点を取りにいく姿勢を見せてくれたことです。 また、最後まで“個人主義”に走らず、チームプレーを意識できていたところも特筆すべきことだと思います。

「セビージャに3-0」「ダービーに5-0」では、
前者の方が明らかに価値が高いことは当然ですが、主力数名が不在且つ過密日程の状況下で、これだけ集中力を高く保った好パフォーマンスを見せてくれたということに、私は後者の方により大きな可能性を感じました。

 

これで、アーセナルは今節も首位キープです。
しかし、来週からが本当の「テスト」だと思っています。

まずは、カーリング・カップのニューカッスル戦。
ホームですが、相手は強敵。しかも、監督はボルトン時代にアーセナルの“ウィーク・ポイント”を執拗に突いて来たサム・アラダイス。
こちらは、FWベンドナーやSBトラオレら若手選手を試すことでしょうから、若手への期待と共に、経験不足故の苦しい戦いが予想されます。
もし負けて、「今季公式戦8勝1分け」の勢いが止まるようなことがあっては悲劇ですし、この試合はその点が懸念されます。

そして、週末は、ここ2年の戦績が「1分け3敗」と相性最悪のウェストハムとアウェイで。
翌週ミッドウィークはこれまたアウェイでCLを控えますし、この3戦が、現在好調の彼らの“真価”を問われる試合となるかもしれません。

 

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07/08 CL開幕 !!!

2007-09-21 | チャンピオンズリーグ・UEFA杯

いよいよ、ヨーロッパ最高の舞台である「CL」の新シーズンが開幕しました。

今回は、きちんと90分観戦できた好カードの2試合をさらっと。
「アーセナル対セビージャ」戦は後日に。

 

 

(グループC)
○レアル・マドリード 2-1 ブレーメン

得点)ラウル、ファン・ニステルローイ / サノゴ

HOME)レアル・マドリード

                    ファン・ニステルローイ
                ラウル

                     グティ

           スナイデル           イグアイン

                     ガゴ

       マルセロ                    セルヒオ・ラモス
              メツェルダー   カンナバーロ


                   カシージャス


AWAY)ブレーメン

                  サノゴ
                        ローゼンベリ

                     ジエゴ

            D・イェンセン        ヴラニェス

                     バウマン

        トシッチ                       パサネン
                 ナウド   メルテザッカー


                     ヴィーゼ

 


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<攻撃はスペクタクルに変化も、守備はまだまだのレアル>
リアリズム重視のカペッロから、攻撃のスペクタクル性を重んじるシュスターに監督が代わって、レアルの攻撃が観ていて非常に楽しいものになりました。
前線と中盤の選手のフリーランニングの質と量が向上し、チーム全体における「パスの選択肢」が増えたことで、個々の選手が持つことができる「アイデア」が豊富になりました。
名実共に「銀河系」だったあの頃に近い、第三者が観ていても心を躍らす攻撃のクオリティーを感じることができました。


しかし、守備にはまだまだ問題が見受けられます。
両サイド裏の広大なスペースが気になりますし、今回はセルヒオ・ラモスの裏をトシッチにうまく突かれてしまいました。
また、全体的にもディフェンスと前線の間隔が間延び気味。 ジエゴへのマークの受け渡しも不徹底で、かなり自由に動き回られました。
ただ、この辺は“新政権”には付き物のようなもので、まだこの時点では許容範囲の修正事項でしょう。


ブレーメンにも十分勝機はあった思います。
ナウドとメルテザッカーの高さと強さを合わせ持つ中央の2人は非常に強固で、アウェイながら大きなミスもほとんど無くよく守っていたと思いますが、最後は前線の選手の決定力が試合を分けました。


“攻撃志向のサッカーへの回帰”、“ラウルとグティの復調”は、現地マドリードのファンにとっては最高に嬉しい変化でしょう。

 

 

バルセロナ対リヨン戦に触れる前に、ちょっと一息(ランキング)
よろしくお願いします!

 

 

(グループE)
○バルセロナ 3-0 リヨン

得点)OG、メッシー、アンリ

HOME)バルセロナ

                      アンリ
                                  メッシー
           ロナウジョーニョ

                  デコ        シャビ

                      Y・トゥーレ

        アビダル                       ザンブロッタ
                G・ミリート    マルケス


                    V・ヴァルデス


AWAY)リヨン

                     ベンゼマ

           ベラージ                 ゴヴ

              シェルストレム   ジュニーニョ

                     トゥララン

       レベイエール                    クレルク
                 ボドメル    スキラッチ


                    ヴェルクトル

 


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<アンリのスタートはこれから>
ここ数年、代表戦を含めてアンリの公式戦のほぼ全てを観てきた自分としては、バルセロナ全体のパフォーマンスよりも、アンリ1人のパフォーマンスがどうしても気になってしまいました。
最後の最後に1(ごっつぁん)ゴールの結果を残しましたが、アンリ本人の出来はまだまだといったところでしょうか。


やはり、アンリは中央で構えていることが苦手なようです。
「1トップ(3トップの場合は、その中央の位置)」は、アンリにとってのベストシステムではありません。
アーセナル時代でも長らくそうでしたし、この試合でもそうでしたが、彼は、

(1)後方からのボールを、飛び出して来た2列目の選手へダイレクトで出すパスの精度が良くない
(2)188cmの恵まれた体格を持ちながら、ディフェンスに1度体を当てて足元にボールを収めるという“ポストプレーの基本”のプレーができない

という、「1トップ」を務める選手としては致命的な欠陥を持っています。
逆に言えば、(2)であるから(1)のプレーを試みるのですが、カンナバーロに代表されるような、“前に出てディフェンスをするフィジカルの強いCB”に先に体を当てられると、パスを受ける前に体のバランスを崩してボールを失ってしまい、その結果、チーム全体が前を向くことができなくなってしまいます。

やはり彼は、「2トップの左FW」として左サイドに張りながら“自分のペース”を作って行かなければ真の力を発揮できない、特殊な選手であると思います。
それに、試合中に1度ペースを崩してしまうと、その後なかなか乗り切れない選手でもあるので、「高額移籍金選手」、「エトーの代役」として誰もが納得の行くパフォーマンスを“1トップで”見せなければならない今の現状は、彼にとって酷なものでしょう。
ただあれでも、周りへの配慮からか、アーセナルで1トップを務めていた時よりは、“休んでいる時間”も短く、よく動いていた方だとは思います。


また、スピードの明らかな衰えも否定できません。
実況・解説の方達は、
「ベストの状態に戻れば、スピードも上がってくるだろう。」
というような話をしていましたが、スピードに関しては、アーセナルでのラスト2シーズンから下落傾向にあることは確実です。
もう若い頃のような爆発的なスピードは出せないでしょうから、彼は環境変化の適応と共に、新たなプレースタイルへの転換が求められている時期だと思います。


しかし、まだまだ周りとの呼吸が合っていないことを考えれば、今後のプレー内容の改善は可能でしょう。
FWとは1つのゴールを契機に劇的に変わるものです。 監督ライカールトの3点目の喜び方はそれを十分に知ってのことでしょう。
アンリの新シーズンは、ここからがスタートです。

 

リヨンは非常に厳しいですね。
マルダ、チアゴ、アビダルら主力が移籍した上に、クリスやクペら守備の要が離脱。 監督も交代。
中盤のゲームメイカー且つクラッシャーであるボドメルを、CBで使わなければならない台所事情は、もったいないと同時に苦しいところです。

 

 

(グループB)
○チェルシー 1-1 ローゼンボリ


最後に、驚いたのはこの結果とその後のモウリーニョ辞任のニュース。

プレミアシップに増え続ける外国人オーナーの弊害の第一の犠牲者が、その先駆者であるチェルシーになってしまったような気がします。
今後どうなるかはわかりませんが、このチームの野望を達成するために、モウリーニョ以上の適任者は見当たらないと思いますが、果たして。

 

 

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トッテナム戦 「新ダービー男」アデバイヨール

2007-09-17 | アーセナル

トッテナム 1-3 アーセナル

得点)ベイル / アデバイヨール2、セスク

HOME)トッテナム

                ベルバトフ
                      ロビー・キーン

          ベイル                マルブランク

               ハドルストーン
                         ジーナス

       イ・ヨンピョ                      シンボンダ
                 カブール   ドーソン


                    ロビンソン


AWAY)アーセナル

               アデバイヨール
                        ファン・ペルシー

          ディアビ ー                 フレブ

                 セスク
                         フラミニ

       クリシー                          サニャ
              ジウベルト・シウバ   トゥーレ


                    アルムニア

交代)  ディアビー → ロシツキー
  ファン・ペルシー → デニウソン
        フレブ → ソング


主審)クラッテンバーグ

 

 

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「Arsenal.com」

 

 

昨季の、同じホワイト・ハート・レインでの「ノースロンドン・ダービー」は、アーセナルが1点をリードしながらロスタイム3分表示の“3分目”でトッテナムに同点とされ、
「2-2」の引き分けに終わりました。
しかし今回は、そのロスタイムで逆に追加点を決めて「1-3」としたところに、チームの成長の跡が見えます。


ただ、内容は、守備に不安定さを見せた決して褒められない出来でした。
戦術的には、チームの高いライン設定が気になります。
セスクの逆転ゴールから何度かピンチを招きましたが、原因はいずれも中盤以下からの簡単なロングボールでディフェンスラインを破られたことによるもの。
リードしている状況で、ラインを下げずにリスクを冒して更に点を取りに行こうとする姿勢は良いのですが、このチームはそのリスクを必要以上に冒しすぎる傾向にあります。
少し心臓に悪いですね。

 

 


個人個人の評価に触れる前に、ちょっと一息(ランキング)
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また、この試合はCBに入ったジウベルトがあまり良くありませんでした。
先制点の場面のきっかけとなったFKも、ジウベルトが我慢しきれずにゴール前で犯したファウルがきっかけでしたし、全体的にボールロストが多すぎました。
元々パスミスの多い選手ですが、この日はサイドチェンジのためのロングレンジのパスがほとんど相手に渡ってしまいました。

やはり、代表でのアメリカ遠征の疲れがあるのでしょう。
“水曜に試合をして、木曜の夜に帰ってきて、金曜1日だけ調整をして、土曜の昼間に試合”
では、コンディション不良も当然です。


代表戦での疲労ということでは、ファン・ペルシーも同じです。
ファン・ペルシーはこの試合はほとんど見せ場がありませんでしたが、これもしょうがないかと。
ネットで、先々週末と先週ミッドウィークに行われたオランダのユーロ予選2試合を観ましたが、彼はどちらもフル出場。
1試合目こそ良かったものの、2試合目は酷く、疲労の影響でこの試合はスタメンから外れるのではと思ったほどです。

彼は8月のフレンドリーマッチでもフル出場しており、CL予備予選もあって、プレミア開幕からずっと「週2試合」のペースが続いています。
今が、疲れの“第1のピーク”かもしれません。
疲労困憊のファン・ペルシーを使うより、フレッシュなカイトを使う方が、「オランダ、ファン・ペルシー、カイト」の3者にとって良策なのは明らかなので、ファン・バステンにはその辺をしっかりと考えてもらいたいところです。

 

他に良くなかったのは、ディアビーアルムニアでした。
ディアビーの前半のシュートミスは致命的。 負けていれば、“戦犯”にされてもおかしくありませんでした。
彼のボールを持ちすぎる癖は、緊迫したアウェイでの試合では怖いです。運動量とスピード不足も気になります。 


アルムニアも良くありませんでした。
試合前、レーマンが、
「これまで、アルムニアは重要な試合では勝っていない。」
と批判していましたが、これは単なる“負け惜しみ”でもありますが、事実でもあります。
レーマンが主張したかったことはこのことなんだろうなというのが分かるように、大事なこのビッグゲームで、飛び出しやパンチングに不安定さを見せました。

しかし、だからと言って、レーマンならビッグゲームは安心とは全く思いません。
セットプレーでの失点は大抵がレーマンの判断ミスによるものですし、アルムニアよりももっと目の当てられないミスを彼は犯していますからね。
他のチームのファンが試合前に、
「頼むからレーマンが出て来てくれ。」
と言っていたのを聞いたこともありますし、やはり今のレーマンは他チームから“狙い目”にされていると思います。
現時点では、まだアルムニアでいいかと。


逆に、休養十分のクリシーフラミニ、代表戦であまり出番のなかったセスクトゥレは良かったです。
特に、この日のクリシーはMVP級の活躍。
後半のゴールライン上での胸クリアには助けられました。
 また、アウェイであそこまで攻め上がりを見せたのはお見事。 非常に頼もしいSBに成長しました。


そして、良かったのか良くなかったのかよくわからないのがアデバイヨール
前線では当たり負けして簡単にボールを奪われ、サニャのクロスからの絶好機を外すなど、相変わらずの粗雑さを見せましたが、最終的には、同点ヘッドとダメ押しスーパーボレーの2得点の大活躍(笑)
2点目はまさに本能で打ったという感じですかね(笑) とりあえず、今季のプレミアシップ全体のベストゴールの1つに数えられるでしょう。

インプレー中は散々な内容のアデバイヨールでしたが、なんとなくゴールを決めてくれそうな予感はしていました。
というのも、それは彼がピレスに代わる新たな“スパーズ・キラー”だから。

昨季の同じ試合でも得点を決めてくれましたし、これで彼のアーセナルキャリアの中で、スパーズ戦はカップ戦を含めて「5試合5ゴール」
ピレスもスパーズ戦では必ずと言っていいほどゴールを決めてファンから愛されていましたし、今度はそれがアデバイヨールになりそうですね。

ブラックバーン戦でファン・ペルシーが「5試合7ゴール」と驚異的な数字を残しているように、“対戦チームとの相性”というのはやはり存在するようです。

 

全体的にはあまり内容の良くなかった試合でしたが、ローカル・ライバル相手、それも敵地では、結果を出せたことが全てです。
それは相手も同様のようで、スパーズファンによる選手評点は、第3者(Skysports)が採点したものに比べて非常に厳しいものになっています。
おそらくは、憎きライバル相手に(結果的に)完敗した選手達への怒りがそうさせたのでしょう。


しかし、試合後、敵将マルティン・ヨルが、

「相手と我々との違いは、フィニッシュの決定力の差だった。
1-0で前半を折り返したが、2点目を取れたはずだった。そうしておけば、試合展開もより優位になっていたはずだった。
1-1とされたところでもまだ我々はゴールができた。2-1とされた後でもまだ我々には決めるべきチャンスがあった。」

と語り、加えて、

「相手はスーパーゴールを決めたが、我々は、ベルバトフのチャンスをトゥレに瀬戸際で阻止され、クリシーにゴールライン際でクリアされた。
このように、近いうちには我々もあのようなゴールを回避することができるようになるだろう。
ダレン・ベントのチャンスは単にタイミングを誤っただけだが、あのような小さなミスの積み重ねこそがフットボール(の結果)を決めるのものだ。」

と、試合を分けた要因が“細部の違い”であったことを強調しました。
これはまさにその通りでありますが、私はその“細部の違い”こそが実は一番“埋められない差”であるとも思います。


アジアカップの日本がそうだったように、昨季のアーセナルが信じられないような決定機の数を外したように、“細部の違い”とはまさに“勝ち点の違い”に直結します。

そして、不思議なことに、その“細部の違い”を埋めようと40億円を叩いてダレン・ベントを獲得したスパーズがそれを埋められずに苦しみ、逆に40億円でアンリを失ったアーセナルが、セスクやロシツキーの決定力の向上によりそれを埋めようとしています。
おそらく、アンリがいては、セスクの今季のこれまでのゴールはなかったでしょう。
やはり、フットボールとは奥が深く、
“ビッグプレーヤーを獲ったからプラス”“ビッグプレーヤーを失ったからマイナス”
という単純なものではありませんね。

 

 


スパーズの評価に触れる前に、ちょっと一息(ランキング)
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ただ、
「高額な無駄金を叩いた。」
と、現地メディアから批判されているスパーズへのフォローを行っておくと、私は決してそうは思っていません。

ゴールを決めたベイルは1試合目からチームにフィットしていますし、すでに代表でもクラブでも欠かせない選手となっています。
彼はまだ18歳。 決定力と突破力を兼ね備えた末恐ろしい選手です。

ベントも今はまだ真価を発揮していませんが、継続的な出番を与えさえすれば、必ず結果は出すでしょう。
今季は、「=アンリ」とどこかで見られているという呪縛が、彼を苦しめているような気がします。

また、今、マルティン・ヨルを解任しては過去に逆戻りだとも思います。
彼は、中位以下の“古豪”に成り下がっていたスパーズを2季連続で5位に導いた優秀な監督です。
レノン、キングらの怪我人がベストの状態に戻ってくるまでは我慢でしょう。
「4位以上」を目標にしながら「下から4番目」の順位に甘んじている現在のスパーズですが、最終的には、エバートン、ブラックバーン、ニューカッスル、シティーらと共にUEFAカップ出場権を争う“落ち着くところに落ち着いた”順位まで盛り返していることと思います。

それに、スパーズはイングランドの中では“名門”とされるクラブですが、後任候補として噂されている(スパーズファンの希望?)リッピやカペッロの母国イタリアでは、“その他のチーム”といった程度のネームブランドでしょうし、彼らが監督の仕事を引き受けるとはとても思えません。
ヨルのまま、昨季後半戦のような躍進に期待することがベストだと思います。

 

スパーズがアーセナルに勝てない原因は、上に述べたような“相性”の問題と、“(アーセナルへの)対抗意識が強すぎること”にあると思います。

実は、この2つは重なっています。
スパーズは、アーセナルへの敵対心・ライバル意識が強く、特に今季は、内外の評価から、“対等以上”の面持ちで勝負をしてしまったことが、結果に繋がらない原因なのです。

つまり、80年代の栄華を引きづった、いわゆる“トッテナム・スタイル”は、現在の“アーセナル・スタイル”の廉価版であり、それでいては勝てません。
ライバル意識が強すぎることが原因で、自らの力を相手と“対等”と過信し、(アーセナルが苦しむ傾向にある)ブラックバーンやボルトンのような、ある種の“プライドを捨てた戦い方”ができない。

スパーズがアーセナルに勝つためには、パスサッカーで互角に渡り合おうとするのではなく、自らを“格下”と認識し、スペースを消し、ロングボール中心のフィジカルな戦い方で挑もうとする“気構え”が必要だと思います。

これは、「4強」以外の全てのチームに言えることであり、現在は、その他の「3強」と「スパーズ」を除いた全15チームが、アーセナルに対してはそういった戦い方で勝負を挑んで来ており、昨季のアーセナルはそれに苦戦しました。

 

 

次はCLのセビージャ戦です。
コンディション的に厳しく、強敵相手ですが、ホームなので是非勝ちたいところ。
また、その次がダービー戦ですので、そこでメンバーを少し休ませられるかもしれません。

 

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カタール戦 薄氷の勝利

2007-09-14 | ユース全般

日本U―22 1-0 カタールU―22

得点)梶山陽平

HOME)日本U―22

                     森島康仁

           家長昭博              水野晃樹

                     柏木陽介

                          梶山陽平
                本田拓也

       伊野波雅彦                      内田篤人
                 水本裕貴   青山直晃


                      山本海人

交代)梶山陽平 → 青山敏弘
    水野晃樹 → 小林祐三
    森島康仁 → 李忠成

 

 

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“不甲斐ない出来、この先の将来を絶望させる内容ながら、チーム全体が今までにない気迫を見せて勝ち取った試合”といったところでしょうか。
煽り気味のテレビ朝日の実況と解説が、珍しく試合にマッチした後半の内容でした。


カタールの監督が言うように、本来なら「引き分け」が妥当な試合内容だったと思います。
残念だったのは、開始早々の先制点により、水野のオープニングシュートに始まった日本の積極性が失われたこと。
おそらく、日本の若き選手達がこれまでのキャリアの中でも最大のプレッシャーを感じていたであろうこの試合。 早すぎる先制点が、そのプレッシャーからの幾分かの解放感と安堵の気持ちを生み、2点目を取りに行こうとする気力を弱めてしまいました。
そして、必然的にバックラインでボールを回す時間が長くなり、カタールにペースを握られることに。


結局、得点はベトナム戦と同じセットプレーからのヘディングのみ。
今回は、ベトナム戦で通じた
「相手が前に出て来なかったから。」
という言い訳は通じません。 相手は日本以上にリスクを冒して積極果敢に前に出て来てくれました。 決定力不足は深刻です。


カタールの選手達は、
「ホームなら絶対に勝てる。」
という確固たる自信を得て、10月の再戦を待っていることでしょう。

 

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スイス戦 珍しく大味な試合

2007-09-12 | 日本代表

スイス 3-4 日本

得点)マニャン、ヌクフォー(PK)、ジュルー / 中村俊輔2(2PK)、巻誠一郎、矢野貴章

HOME)スイス

                    ヌクフォー


                   マルガイラズ
          シュパイヒャー         フォンランテン

                 フゲル
                         インレル

       マニャン                       ベーラミ
               センデロス  フォン・ベルゲン


                    ベナグリオ


AWAY)日本

                    巻誠一郎

                    松井大輔      

          遠藤保仁               中村俊輔

                        稲本潤一
               鈴木啓太

      駒野友一                         加地晃
                闘莉王    中澤佑二


                    川口能活

交代) 松井大輔 → 山岸智
    巻誠一郎 → 矢野貴章
    遠藤保仁 → 佐藤寿人
    中村俊輔 → 中村憲剛

 

 

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「uefa.com」

 

 

日本代表が久しぶりに“第三者が観ても楽しめるゲーム”を演じました。
この試合は前半と後半で展開が全く別のシーソーゲームとなりました。


前半は、失点は立ち上がりのセットプレー2つによるもののみでしたが、何かそれ以上に“内容の差”と“チームとしての完成度”の差を感じてしまいました。

スイスの、人とボールが連動した組織的な守備、攻守の切り替えの早さ、チーム全員が手を抜かずにハードワークを惜しまない姿勢は圧巻でした。
また、一番感じたのは、ボール扱う技術や身体能力といった個々の能力の差ではなく、“ドリブルをすべきところ”と“パスを出すべきところ”といったその場その場での最適な選択肢を見つけ出しそれを実行するスピードと精度の違い、つまり“状況判断力”“試合を読む眼”の差です。

日本はこの部分で明らかに劣っていました。
例えば、左SBの駒野がほぼフリーで(利き足の)右足でクロスを上げられる場面で、わざわざ(利き足ではない)左足でしかクロスを上げれない状況(相手ディフェンスがしっかりとチェックしてきたため)で背後からオーバーラップしてきた鈴木啓太にパスを送ったシーンに代表されるように、“より可能性の高い選択肢”を自ら放棄してしまうプレーが多々見られました。
この場面、結果は鈴木の左足クロスがアウトにかかってゴールラインを割ってゴールキックに。 
駒野が右足でクロスを上げた方がより“可能性”があったのは明らかでした。

 

後半、日本が2点差を逆転するまでに展開を引っ繰り返すことができた“特別な要因”というものはありません。
ピッチにいる11人の顔ぶれ、試みるサッカーは変わりませんでした。

何が一番変わったかと言えば、先に挙げた“状況判断のスピード”と、“1つ1つのプレーのスピードと精度”でしょう。
全く歯が立たないように見えた前半も、日本は再三有効なサイドチェンジを繰り返し、“通ればチャンス”、“オフサイドでなければチャンス”のシーンをいくつか作りました。
後半は、その“惜しかったプレー”がおもしろいように的確にチャンスへと繋がるようになったのです。


しかし、日本が逆転できた本当の要因は、スイスの「油断」でしょう。
前半で日本が“大人と子供の差”をスイスに見せてしまったことが、逆にスイスの油断を誘い、日本の優勢に繋がりました。
ハーフタイム後、これがベストの選択と(2点ビハインドながら)メンバーを代えずに勝負に挑んだ日本に対し、スイスは2人の選手を代えてきました。
「2点リードのチームがハーフタイムに2人の選手交代を行うこと」は真の公式戦ではあり得ないことです。
もし、日本が前半にスイスをもっと脅かし、同等のレベルとして太刀打ちすることができていたなら、スイスの後半のアプローチも変わっていたことでしょう。

 

後半のMVPには闘莉王中村俊輔を挙げたいです。
闘莉王は、自らのミスで壊しかけた試合を取り戻そうと奮起していました。 ああいった精神力の強さはお見事でした。

中村のボールキープ力と展開力もさすがの一言。
こういったアウェイのヨーロッパの舞台、それも激しいチェックを仕掛けてくる相手にあれだけボールを奪われずに前を向いてプレーできるのは彼だけでしょう。
逆に、彼がいなかった場合のこの試合を想像するとゾッとします。


FW以外はほぼメンバーが固定しつつあり、その他の選手が入り込む余地のないように見えるオシム・ジャパンですが、その余地があるとしたら「左SB」でしょう。
駒野は左足でクロスで上げることができません。 本来なら入れるべきタイミングでどうしても右足に持ち替えてしまい中の選手との呼吸が合わず、たまに左足でクロス上げればボールはGKの正面に行ってしまいます。
「左SB」としてなら、同じ広島の服部公太の方が良いと思います。
駒野の左右のSBをこなせるユーティリティー性は代表にとって非常に貴重ですが、いち早くこのポジションのスペシャリストを見つける必要があります。


この試合では、松井稲本がオシムの今後の人選を悩ませるようなパフォーマンスを見せたのが良かったですね。
稲本が代表であれだけいい試合をしたのは本当に久しぶりな気がします。

 

個人的に注目のセンデロスでしたが、やはり安定感は感じませんでした。
中村のパスから抜け出した巻を背後から倒したシーンは、カヌを倒してレッドカードを受けた先日のポーツマス戦を思い出してしまいました。
ところで、試合後はオシムと2人で何かを話していましたが、どんなことを話し合っていたのか会話の内容が気になります(笑)

ジュルーはレンタル先のバーミンガムでボランチとして出場機会を得ているようで、この試合も途中からボランチとして入り、ゴールを決めました。


最後に、この試合の主審についてですが、ボールにぶつかりすぎです。
1度だけならまだしも、1試合で3度も4度もぶつかってしまうというのは決して偶然ではなく、ポジショニングが悪い証拠でしょう。
しかし、その全てが日本にうまく転がったという事実を考えれば、彼に助けられました(笑) PKのジャッジも含めて。

 

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日本代表“2世代”決戦

2007-09-10 | 日本代表

○オーストリア 0-0 日本
       (PK)4-3


AWAY)日本

                        矢野貴章
               田中達也      

         遠藤保仁                 中村俊輔

                        稲本潤一
               鈴木啓太

      駒野友一                         加地晃
                闘莉王    中澤佑二


                    川口能活

交代)田中達也 → 松井大輔
    稲本潤一 → 中村憲剛
    矢野貴章 → 巻誠一郎
    駒野友一 → 今野康幸

 

 

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アジアカップと同じ課題が見られた試合でした。
ピッチの最後の4分の1ところでのアイデアとチャレンジが足りず、ボールを支配するものの遅攻になることが多くなってしまう。

大方の時間帯で試合を支配していたのは日本でしたが、“決定機”と言えるのは田中達也がポストに当てたシーンと、中村俊輔がGKとの1対1でのシュートを止められたシーンぐらいでした。

結局、積極的にミドルシュートを放っていたのも中村俊輔のみ。中村憲剛も惜しいシュートが1本ありましたが。
山瀬のような「ゴールへの意識」があるMFを投入すべきだったと思います。


もう海外組とのコンビネーションを試す時間と試合は用意されていないので、遠藤などの、ある程度力を把握していて今後も出場機会が見込める選手ではなく、松井や三都主ら限定された出場機会しか得られない選手をスタメンで試すべきだったと思います。
稲本はコロンビア戦に引き続き良くなかったので、次のスイス戦で挽回しないと、国内組(鈴木、阿部、中村憲)への信頼が高いオシムに早々と“見切り”をつけられるかもしれません。


個人的に、次のスイス戦は、センデロスジュルーが日本相手にどういうパフォーマンスを見せるのかも楽しみにしています。

 

 

 

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○サウジアラビアU―22 0-0 日本U―22


AWAY)日本U―22

                     森島康仁

           家長昭博              水野晃樹

                        梶山陽平
                 本田拓也

      本田圭佑                        内田篤人

            水本裕貴   伊野波雅彦   青山直晃


                     山本海人

交代)水野晃樹 → 柏木陽介
    梶山陽平 → 青山敏弘
    森島康仁 → 平山相太

 

 

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「アウェイでサウジアラビアに引き分け」
は、悪くない結果だと思います。

しかし、それは相手のサウジアラビアが、「グループCの日本の最大のライバル」であるということが前提の下でのこと。

思えば、3年半前のアテネ五輪最終予選では、当初はUAEが日本の最大のライバルと考えられていたものの、蓋を開けてみれば、最終節に五輪出場権を争うライバルとなっていたのはバーレーンでした。

カタールがホームでサウジアラビアに勝ち、得点差でグループ首位を行く今、もしカタールが日本の最大のライバルであるならば、この試合は是が非でも勝ちに行くべきだったのかもしれません。
しかも今回、サウジアラビアに退場者が出たことを考えれば、その思いは尚更強くなります。


収穫は、試合後、日本の選手達が一様に“勝ち点を2つ失ったこと”に対しての悔しさを表し、その表情も少し“大人”なものへと変わっていたことです。

 

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ヴェンゲル、アーセナルとの契約を更新

2007-09-07 | アーセナル

アーセン・ヴェンゲルが、今季末に切れるアーセナルとの契約を3年間延長することが決まりました。


・「Arsenal.com」


・「BBC」


・「Yahoo!」(日本語)


また、同じく「BBC」では、元イングランド代表&アーセナルのDFで、現在は「アーセナルU-18」のコーチを務めているマーティン・キーオンが、今回のヴェンゲルの契約更新についてのコラムを書いています。

 

・ヴェンゲルのアーセナルでの全戦績(「Arsenal.com」)


・ヴェンゲル、インタビュー(「Arsenal.com」)


・写真特集  (「Arsenal.com」)

 

 

今回は、とりあえずこの報道のみで。
ヴェンゲルの契約更新はアーセナルにとって嬉しいニュースでありますが、その“弊害”も存在します。

それについてや、アーセナルの買収騒動については、
「今季のアーセナルを占う(3)」( (1)(2) )
で書いて行きたいと思います。

 

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ポーツマス戦 中盤の得点力の向上

2007-09-04 | アーセナル

アーセナル 3-1 ポーツマス

得点)アデバイヨール(PK)、セスク、ロシツキー / カヌ

HOME)アーセナル

               アデバイヨール
                        ファン・ペルシー

          ロシツキー                 フレブ

                 セスク
                      ジウベルト・シウバ

       クリシー                         フラミニ
                センデロス    トゥーレ


                    アルムニア


交代)     フレブ → デニウソン
  ファン・ペルシー → ディアビー
   アデバイヨール → エドゥアルド


AWAY)ポーツマス

                       ウタカ
                  カヌ

          M・テイラー               ラウレン

                ムンタリ  S・デイビス

       フレイダルション               G・ジョンソン
                ディスタン   パマロ


                   ジェームズ


主審)マーク・ハルジー

 

 

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「Arsenal.com」

 

 

インターナショナル・ウィーク突入前の最後の試合は、前半8分、ファン・ペルシーがGKジェームズに倒されて得たPKを、マンチェスター・シティ戦で失敗したファン・ペルシーではなくアデバイヨールが決めて先制。
珍しくエミレーツで早い時間帯に先制したアーセナルは、35分、ロシツキーのCKをジウベルトがヘディング。これがセスクの体に当たってこぼれたところを、セスク自らが素早く反応して押し込み追加点。

前半を「2-0」で折り返し、久しぶりに気持ちのゆとりを持って後半を丸々観れるかと思いましたが、49分、センデロスが背後からカヌを倒して一発レッドで退場。
10人と1人少なくなったアーセナルは一気に形勢不利となりますが、59分、セスクのリスタートからロシツキーがシュートを放ち、これがグレン・ジョンソンの股下をうまく突き抜けてゴールへと吸い込まれ、ダメ押しの3点目。
直後の60分に、ウタカのクロスから古巣対決のカヌに1点を返されましたが、アルムニアの好セーブなど守備陣の活躍により逃げ切り、昨季は同じホームで「2-2」と引き分けてしまった相手に勝利を収めました。

 

 

 

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チーム・スピリットがよく表れた収穫の多い試合でした。よく守り切ったと思います。

この試合を分けたポイントは、センデロスの退場、その後の相手FKのピンチをアルムニアが防いだ場面、そして「10人 VS 11人」となった段階でロシツキーが追加点を上げたところです。
もし、センデロスのファウルにより与えてしまったFKで失点して「2-1」となっていたら、試合は全くわからなくなっていたと思います。


センデロスのレッドは少し厳しい気もしますが、ルールに則れば妥当ですね。
スピードのあるウタカならともかく、カヌなら十分に前に回りこめる時間があったはず。 「経験不足」と言うか「判断力不足」と言うか「スピード不足」と言うか。
退場するまでは悪い試合はしていませんでしたが、このように他のチームメイトに迷惑をかけていてはダメですね。 昨季もレッドカードを貰いましたし、もうセンデロスの退場には慣れてしまいました。
個人的に、ローンで経験を積ませるべきはジュルーではなくセンデロスだったと思います。

失点はカヌの個人技でもあり“ラッキー(アーセナルにとってはアンラッキー)ゴール”でもありますが、あれはクリシーの個人的なミスによるものだと思います。
前へ出てボールをインターセプトしようとしたチャレンジが失敗に終わり、ウタカをフリーにさせてしまいました。
クリシーはその他の場面でも、右サイドに移ったウタカとグレン・ジョンソンに1対1の局面で振り回されてしまいましたし、ディフェンスは少し軽い部分が見えます。

ただ、彼の攻撃面での貢献は見事でした。
先制点のPKとなったチャンスメイクもクリシーから。 また、ディアビーに最高のクロスを入れましたが、GKの目の前でフリーのヘディングのチャンスをディアビーが外してしまいました。
ホーム・アウェイに限らず、安定して前へ出ることができるようになりましたね。 スピードに乗れば、彼を止めることができる右SBの選手はそう多くないと思います。


ディアビーはテクニックは非凡なのですが、こういったラストの部分の精度がまだまだです。
「ボールキープができる」「球離れが悪い」は紙一重で、まだ彼はその日調子によりどちらにも転ぶ可能性と危険性を含んでいます。 もっと安定感をつけないと。


ラストの部分の精度というところではアデバイヨールも同じです。
抜ければチャンスの場面でフィジカルの弱さを露呈しますし、トラップミスなどの細かいところでチャンスを逃すことも多い。
また、あれだけ身長があるにも関わらず、CKのシーンで全く出て来ないのも疑問です。

彼の1つ1つのプレー精度の低さを顕著に表していたのが、前半の、左サイドから右足アウトで中に送ったクロスが遠くに逸れたシーンです。
左足で軽く横に出せばいいものを、毎度毎度右足アウトで出してしまうから精度を欠くのです。
「ウイニングイレブン」で言う「逆足頻度」が「1」なんですよね、彼は。
今後もっと「フィジカル」と「左足のシュート精度」を高めていかないと、得点を重ねることは難しいでしょう。

 

この試合のMVPには、フラミニ、セスク、ロシツキーの3人を挙げたいです。
フラミニはもう右SBのレギュラーとして出てもおかしくないほどの貢献と安定感を見せました。
セスクはマンチェスター・シティ戦、スパルタ・プラハ戦、今回と3試合連続ゴールここ5試合で4得点です。
ロシツキーもスパルタ・プラハ戦と今回で2試合連続ゴール
3人共に共通するのは、スタミナと運動量が豊富でタフな選手であり、ゲームを作れることです。 1人少なくなってスペースができてしまいましたが、攻撃時にはこの3人がそれをうまく生かしていました。


先日、「今季のアーセナルを占う(2)」の記事で、「中盤の選手の得点力」が課題と書きましたが、すでにセスクは昨季の全ゴール数と並びました。
アンリが抜けても、そしてアデバイヨールやファン・ペルシーら前線の選手が決められなくとも、ロシツキーやフレブやセスクら攻撃的な役割を担う選手がチャンスを確実に生かすことができれば、何の問題もありません。
決して誰か1人の個人に頼るわけではない、チームとしての戦い方ができていると思います。
今は、それが“青写真”通りに少しうまく行き過ぎているのが怖いところですが。

 

インターナショナル・ウィーク明けは、アウェイでトッテナムとの「ノースロンドン・ダービー」が控えています。
勝てば首位に踊り出るチャンスがありますし、トッテナムの今季の希望を奪うチャンスでもあります。
ここはダービーに相性の良いアデバイヨールの活躍に期待します。

その前に、各国代表戦でこれ以上の怪我人が出ないことを祈りましょう。

 

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ラッサナ・ディアッラ獲得

2007-09-02 | アーセナル

アーセナルは、チェルシーのフランス代表MFラッサナ・ディアッラ(22)を長期契約(具体的な年数は不明)、移籍金非公開で獲得しました。
背番号は、これまではリュングベリが付けていた「8番」です。

 

「Arsenal.com」

 

現地のアーセナルファンの反応を見ても、

「これ以上、中盤センターの選手は必要なのか?」

「余剰戦力。 他に強化すべきポジションがあるはず。」

という、獲得に否定的な意見が大多数でした。
もちろん、自分もその1人ですが。


おそらく、フラミニが来年の夏こそ本当に出て行くであろうこと、ジウベルトの残りの契約期間が2年(?)と少なくなったことを見越した、“来季以降を考えての補強”だと解釈しています。
フラミニのように、SBも中盤もこなせるユーティリティーな選手は貴重ですので、フラミニがクラブを離れた後に初めて、彼を獲得した重要性が理解できるのでは、と考えています。

しかしそうなってくると、成長著しいデニウソンや、ユース上がりのホイトの処遇が心配になってきますね。
特にホイトは、エブエ、サニャ、ディアッラに次ぐ「第4右SB」となってしまう可能性があります。
これ以上、イングランド人選手がクラブから離れるのは歓迎できません。

 

31日は移籍期間最終日でしたが、それほど大きな動きありませんでしたね。
結局、アンリのバルセロナへの移籍がこの夏最大のニュースだったと思います。

最終日になって、アーセナルがブレーメンのブラジル代表MFジエゴの獲得に動いた、なんていう噂がありましたが、噂にしては結構的を得た噂かもと思ってしまいました(笑)
彼は闘える選手ですし、技術も高くドリブルで前を向けますし、その上得点力もありますから、アーセナルやプレミアのスタイルに素早く順応できるのでないか、とまで深く考えてしまいました。
彼こそ、“ポスト・リュングベリ”に近い選手、ヴェンゲル好みの選手かと思います。
まぁ、来季以降に期待しましょう。

 

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