NO FOOTBALL NO LIFE

国内、ヨーロッパ、南米のサッカー観戦ブログ! Jリーグ、3大リーグを中心に全世界を完全網羅!(予定)
随時更新!

韓国戦 同情できなかった羽生の涙

2007-07-29 | 日本代表

韓国 0-0 日本
 (PK)6-5


韓国)

                   チョ・ジェジン

         ヨム・ギフン               イ・チョンス

              キム・ドゥヒョン
                        オ・ジャンウン

                   キム・ジョンウ

      キム・チウ                      オ・ボムソク
              キム・ジンギュ  カン・ミンス


                   イ・ウンジェ


日本)

                    高原直泰

          山岸智                 中村俊輔

               中村憲剛    遠藤保仁

                    鈴木啓太

       駒野友一                       加地晃
               阿部勇樹    中澤佑二


                    川口能活

交代)中村憲剛 → 羽生直剛
     山岸智 → 佐藤寿人
    高原直泰 → 矢野貴章

 

 

・試合の詳細(ランキング)


・AFC
「オシム監督、運のなさを嘆く」

「ファーベク監督、勝利するも辞任」

 


試合に触れる前にちょっと一息(ランキング) よろしくお願いします!

 

 

もはや“皮肉”としか言い様がなかった。
利権に塗れた政治家や企業の経営陣と同じように、日本の悪しき慣行である“責任のなしりつけ合い”を今大会の日本代表にも当てはめるなら、その責任を負うべきは、監督であるオシムの“連れ子”で、その親の期待を裏切った羽生だった。
“キッカーが誰かとわかった時点”で、あそこまで確信を持って外すことを予想できたPKは久々だった。 試合中に乗れ切れなかった選手がPKを蹴るべきではないと思う。


高校球児が敗戦の悔しさで流す涙も然り、日韓W杯でトルコ戦敗退後に市川が流した涙も然りで、
日本のスポーツにおいて、それがアマチュアであるかプロであるかに関わらず、「敗戦後の選手の涙」は観ているこちら側の胸を熱くさせ、素直に、

「選手達は良く頑張った。」 「残念だった。失敗した選手は可哀想だ。」

という慰めの気持ちを引き起こすものだが、今回はその気持ちが全く感じられなかった。
“運が悪かった”と言うよりは、“(120分間で決着をつけられなかった)罰が当たった”と言う印象に近く、大会を通してチャンスを生かせなかった選手がPKを外すという、ある種100%納得が行く結末に終わった。

「まぁ、そりゃそうだろ。」
と。


PK戦までもつれた時点で、この試合は敗北に値した。

“1人少ない相手に攻め切れない”、“リスクを冒さない”、“シュートが打てない”というのはオーストラリア戦と全く同じ展開であり、サウジアラビア戦と全く同じ課題の浮き彫り。

非効率な横パスが続く局面を打開しようと早めにクロスを上げても、中でヘディング合わせられる選手がいない。
そして今度はドリブルで突っ掛けようとしても、相手に止められる。
シュート数が少ないからとミドル打てば、大きく枠を外れる。

もはや絶望的。
「決められなかった」と言っても、得点の手立てがなかったのだから仕方が無い。
これまで大会5試合で「11得点」の日本と「3得点」の韓国だが、どちらが本当の意味での決定力不足かは明らかだった。

 

「このままで本当にいいのか」(セルジオ越後)

 

オシムの采配にも問題があったことは、もはや指摘するまでもないだろう。
スタメンは機能しているとは思えなかったカタール戦とほとんど同じメンバー。 5試合連続出場で満身創痍の遠藤より、他のフレッシュな選手がどうしても代えられない程に劣るとは思えない。 また、矢野の交代が遅すぎたことは、オシム自身も認めている。
1つの「トーナメント」を戦うと、それまでのフレンドリーマッチではわからなかった監督の“ボロ”が出るものだが、オシムのそれは今大会で露呈された。

 

しかし、オシムを解任するべきという結論に至るにはまだ早いと思う。
オシム・ジャパンがアジア勢相手に見せた“内容”は、3年前と比べて格段に向上しており、全ての試合で主導権を握ったことは特筆すべきことだろう。 運がなかったのも事実だ。
羽生ら“千葉勢”を二度と招集するな、とも思わない。 羽生は交代出場すれば必ず“決定機”は作り出す。彼ほど確実に試合の流れを変えられる選手もいない。

ネガティブな結果に終わった今大会だが、結果程、見た目程、ネガティブに受け取るような大会でもなかった。 “準備期間1年”であったことを考えれば、次第点付近の評価に値するとは思う。 今大会で、日本の方向性と課題も見えた。
あと必要なのは、ほんの少しのマイナーチェンジだ。 「大舞台での選手層の薄さ」も、大久保や小野らJリーグで結果を出していて且つ実績のある選手を、オシムが選り好みせずに呼べば解決するはずである。

そして、日本にとって、選手達に必要なのは“リスクを冒すことのできるメンタリティーの強さ”であり、監督にとって必要なのは“(固定化されたオプションを捨てた)発想の柔軟性”であると思う。
どちらも共通するのは、それが「意識改革」であること。 日本が韓国より劣っていたのはその部分でしかない。


ただ、
「あとは決めるべきところで決めるだけ。」、「もっと自信を持って戦っていかなくては。」
とは、選手からよく聞かれる話だが、その“フィニッシュの精度”と“メンタリティーの強さ”を上げる術は、誰にも分からないという深刻な問題が存在するのも事実だ。 

 

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サウジアラビア戦 “王者”になってしまった日本

2007-07-27 | 日本代表

日本 2-3 サウジアラビア

得点)中澤佑二、阿部勇樹 / Y・カフタニ、マレク2

日本)

               高原直泰    巻誠一郎

         遠藤保仁                 中村俊輔

                         中村憲剛
               鈴木啓太

      駒野友一                         加地晃
               阿部勇樹    中澤佑二


                    川口能活

交代)巻誠一郎 → 佐藤寿人
    遠藤保仁 → 羽生直剛
    中村憲剛 → 矢野貴章


サウジアラビア)

                Y・カフタニ    マレク

          A・カフタニ                ジャセム

                 アジズ
                          ハリリ

       K・アル・ムーサ                     バハリ
                ジャハダリ   ハウサウィ


                    ムサイリム

 

 

・試合の詳細(ランキング)


・AFC
「オシム監督、選手の努力を称える」

「準決勝の勝利は皮肉屋たちを黙らせた、とサウジ監督」

 


試合に触れる前にちょっと一息(ランキング) よろしくお願いします!

 

 

「何かおかしい。」
「こんなはずじゃない。」

試合中に日本の選手達が抱いていたであろうこの感情は、結局最後まで消えることなく、日本の3連覇の夢は潰えました。

日程面で明らかに有利に立っていた日本。 しかし、この日の彼らは体が重く、UAE戦やオーストラリア戦で見せた気持ちの強さも感じられなかった。

“グループを首位で突破した、優勝を争う最大のライバルと思われたオーストラリアに勝利した、相手のサウジアラビアは移動を強いられ調整が少ない”、
厳しいことを言えば、これらが、日本を試合前から“王者”になったつもりにしてしまったのかもしれません。
オーストラリア戦後に指摘した、ビッグマッチを制した後にくる“安堵感”の排除ができませんでした。

 

・ISM
「主将川口が指摘した闘争心の欠如」

 

敗因は、各方面で言われている通り、「攻撃の非効率性」と「集中力の欠如」でしょう。 「前者」を顕著に表していたのが序盤。ボール支配率で圧倒しながら、攻撃に手数をかけすぎました。
クロスを上げるべきところで上げない、シュートを打つべきところで打たない。 そして、時間が経つにつれて、それまではできていた中盤の繋ぎでミスが出るようになり、そこから攻守全体のリズムを崩して、セットプレーから失点。
パスサッカー主体のチームが陥りがちな“負のスパイラル”です。

終盤、羽生のクロスバー直撃のミドルシュートが、試合の流れと日本の選手達のシュートへの意識を変え、この試合の中で最も得点の可能性を感じさせる時間帯を迎えましたが、遅すぎました。

それに対して、サウジアラビアはプレーが非常にシンプルでした。
守備から攻撃の切り替えが早く、バイタルエリア付近までボールを運べば、必ずクロスやシュートとフィニッシュに繋がって終わる。 こういったサウジアラビアの効率的且つゴールに直結する攻撃が、ずっとボールを支配している日本からすれば脅威に映るのです。


「後者」の問題の原因として、オシムは、選手達の疲労を言い訳にしましたが、日程面で明らかな有利に立っていたのは日本です。
そして問題は、この集中力の欠如を、
“選手個人の問題”と取るのか、“チーム(監督)の問題”と取るのか、ということです。
確かに、選手達は油断から集中力を欠くプレーを見せた。 しかし、(日程面で有利に立っていた中で)疲労に原因があったとするなら、それはオシムの「トーナメントの戦い方」に問題があったと言わざるを得ません。
スタメンとベンチの間には、実力の乖離があったのかもしれない。けれど、オシムはグループリーグから終始同じメンバーでサッカーをしてしまった。
快勝のベトナム戦で唯一過ぎった不安は、選手達の疲労の蓄積でした。
「引き分け以上」で首位突破を決めることができる、しかも相手は「ベトナム」という中で、怪我がちだった高原を佐藤に、鈴木啓太を今野に、阿部を坪井に代える余裕すらなかったのか?、という疑問が心の中に残りました。 そして、そのベトナム戦でフル出場した3人はサウジアラビア戦で酷く低調なパフォーマンスを見せた。

「休息から得るものは何もない。」
と語り、飛行機での移動後もすぐにハードな練習を課すことで有名なオシム。 これを“オシム流”として疑問を持たずに続けて支持していると、3年後のW杯も、ピーキングに失敗した昨年のドイツW杯と同じ過ちを犯すのではないかと不安になりました。

 

「1点差の完敗」(セルジオ越後)

 

準決勝もう1つの試合は、韓国がイラクにPK戦で敗れる結果となりました。
120分間のうち半分程しか観れませんでしたが、試合は、韓国が一方的に攻めながら、イラクに時折チャンスを作られるという展開でした。 韓国としては嫌な相手だったでしょう。

そして、「3位決定戦」の相手は韓国に。
これは、長き歴史に渡るライバル同士の誇りをかけた一戦であると同時に、オシム、ピム両監督にとっては“名誉挽回”の最大のチャンスとなる試合です。
「絶対に負けられない戦い」とは、この両監督のために用意された言葉かもしれません。
明日の決戦を見守りましょう。

 

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リュングベリ、ウェストハムに移籍

2007-07-26 | アーセナル

アーセナルのフレドリック・リュングベリが、同じイングランド・プレミアシップのウェストハムへ移籍することが決定しました。


「Arsenal.com」(正式発表)

 

残念です…
先日、ヴェンゲルが、
「彼がアーセナルに残る確率は90%だ。」
と語っていたのを聞いた時点、そして、補強の必要性がないと思われた「右SB」のポジションに新加入選手サニャを獲得した時点で、彼の放出は覚悟していました。
“移籍する、しない”の確率で「90%」なんてありません。 「10%」の含みを持たしている時点で、実際の確率は五分五分以下となります。

おそらく、穴埋めとしての補強はないでしょう。
昨季の終盤戦で何度か試していたエブーエの「右サイドハーフ」をオプションとして、その分空いた「右SB」のポジションをサニャが埋める、ホイトが引き続きサブで、
という考えがヴェンゲルの中にはあると思います。

 

リュングベリは、“テクニックで秀でながら少し軟弱な選手”が多いアーセナルの中で、運動量と気持ちで勝負する珍しいタイプの選手で、攻撃の中で良いアクセントになってくれました。
移籍の噂はほとんどなく、長くアーセナルへの忠誠を誓ってくれたことで、ファンからの人気も絶大でした。

 

「さようなら、フレディ」①(記録)

「さようなら、フレディ」②(写真)

 

しかし、その彼も、ここ2年は慢性的な怪我に悩まされ、満足の行く活躍ができませんでした。
現地「Sky Spors」では、ここ2年の低調な記録から、彼の衰えを指摘しています。


「リュングベリの衰え」

 

確かに、一昨季は、プレミアシップで1ゴール、CLで1ゴールのみ、
今季は、プレミアシップで無得点、FAカップで1ゴールのみ
、と数字上の貢献は皆無に等しいものでした。
また、データとしては出ませんが、一昨季のリュングベリが、“昨季のセスク”のように打っても打ってもなかなか入らないという“不運”な印象が目立ったシーズンであるのに対し、昨季は、個人突破も減り、ゴールの匂いや可能性をほとんど感じさせない“全くうまくいかなかった”印象のシーズンであったことから、数字上だけでない明らかな衰えも見えました。

彼の移籍は全てのアーセナルファンにとって残念なニュースですが、ここ最近のチームへの貢献を冷静に振り返れば、リュングベリにとってもアーセナルにとっても、今回の移籍は“ベスト・タイミング”だったのかもしれません。 「Sky Sports」もそう結論付けています。

しかし、「移籍金約7億円」は、彼の実績を考えれば安すぎるでしょう。彼は未だスウェーデン代表のキャプテンです。
ここでも、“アーセナル・プライス”、アーセナルというクラブの商売下手が露呈されてしまいました。

 

クラブの今後の展望は、アジアカップが終わったらまた書きます。
サウジ戦は、また明日に。

 

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オーストラリア戦 川口と高原に救われたオシム

2007-07-22 | 日本代表

日本 1-1 オーストラリア
 (PK)4-3

得点)高原直泰 / アロイージ

日本)

               高原直泰    巻誠一郎

         遠藤保仁                 中村俊輔

                         中村憲剛
               鈴木啓太

      駒野友一                         加地晃
               阿部勇樹    中澤佑二


                    川口能活

交代)加地晃 → 今野康幸
  巻誠一郎 → 佐藤寿人
  中村憲剛 → 矢野貴章


オーストラリア)

                ヴィドゥカ
                         アロイージ

                   ブレシアーノ

        カーニー                    エマートン
                         クリーナ
                 グレッラ


             ミリガン    ニール     ビシャンプ


                  シュウォーツァー

交代)ヴィドゥカ → キューウェル
  ブレシアーノ → ケイヒル
   アロイージ → カール

 


・試合の詳細(ランキング)


・AFC
「川口: チームのため」

「アロイージ: オーストラリアにとって良い経験」

「シュワルツァー: 誰のせいにもしない」


・BBC
「Japan and Iraq reach semi-finals」 
(どうやら、中村俊輔を見るために観戦していた現地のセルティックファンが多かったようです。 サイト内にある掲示板(Give your reaction)には、
「中村はどうしてベンチに下がった後にPKを蹴れたんだ???」
「日本には中村が2人いるらしいよ。」

という、日本人からすれば微笑ましい書き込みがあります 笑)

 

試合に触れる前にちょっと一息(ランキング) よろしくお願いします!

 


前大会に引き続き、「アジアカップ準々決勝」は今回も川口に救われました。
彼のPK戦における集中力の高さは“さすが”の一言です。 彼のセーブを見ていると、それはもはや“奇跡”でも“神懸り”でもなく、彼の“実力”であると感じます。

そして、とりあえずの勝利を収めたことで、1年前の雪辱を果たすことにも成功しました。


しかし、この試合は同時に、1年前と同じ“やり場のない憤りが”蘇った試合でもありました。
1年前、指揮官が戦況を読み外したことによる選手交代の遅れからオーストラリアに敗退した日本は、危うく今回も同じ過ちを犯すところでした。


この試合、監督として「選手交代」を図るタイミングは、「4つ」あったと思います。
その4つというのは、
①キューウェルの投入で明らかにオーストラリアへと流れが傾いた時間帯での、対応策としての選手交代
②先制点を喫した直後の、点を取りに行く策としての攻撃的な選手交代
③高原の同点ゴールとグレッラの退場で引き寄せた日本の流れを生かすべく、“勝負に出る”策としての選手交代
④数的有利をうまく生かせない現状の中での、攻撃を活性化させる意図としての延長戦開始時の選手交代、です。


その中でも、③番、同点後、グレッラの退場で数的有利を得た後から延長戦終了までの約45分間の戦い方、何もアクションを起こそうとしなかったオシムの采配には不満が募ります。
攻撃のテンポが単調で、そのテンポを変化させる選手がピッチにおらず、ベンチにいたスピードある選手の投入もなかった。
1人少なくなったオーストラリアが延長戦且つPK戦を望んでいたことは確実ですが、あの消極的な戦いぶりでは、日本も同じくそれを望んでいたようにしか見えませんでした。 相手はセットプレーに頼るしか攻撃の手立てがない中で、必要以上にリスクを恐れすぎました。 オシムは“交代しなかった”のではなく、“交代できなかった”のです。

実際、スピードある佐藤が入ったことで攻撃の糸口が1つ増えたことからわかるように、グレッラの退場の影響で疲弊し切ったオーストラリアの守備陣に有効だったのは、佐藤であり羽生でありの“走れる選手”でした。
確かに、今大会、羽生や山岸ら“切り札として期待した千葉勢”がその期待を尽く裏切っていることから、彼らを使いにくい現状であることはわかります。 しかし、本来ならそういう時こそ、代表に招集した監督が彼らを信頼するべきだったのではないでしょうか。

より試合を支配していたのは日本でしたが、よりプラン通りに試合を運んだのはオーストラリアの方だったと思います。
運に左右されるPK戦とは言え、敗退していれば批判にさらされたであろうオシム。
彼は、エース高原のゴールと、中澤の相手攻撃陣に対する完璧な対応、守護神川口のセーブに救われました。

 

しかし、この試合に関しては「勝ったこと」に意味があります。 内容では圧倒して勝利を収めた日本の選手達の健闘を、私も本来は手放しで喜んでいます。
勝因は、川口のPK戦での活躍はもちろんのこと、中澤の対人プレーでの強さと阿部のカバーリングの妙、体の強さと高さで勝る相手に対してチーム全体で行った“挟み込み”の守備の機能、そして、失点後すぐに高原がワールドクラスのゴールで同点に追い付いてくれたことに尽きます。

延長戦を戦った疲労は今後に影響するでしょうが、短期間の大会においてはそれよりも、苦しい試合を勝ち抜いたことで得るチームの団結力や勢いの方が大きいものです。

準決勝を戦う日本にとって必要なのは、ビッグマッチを制した後にくる“安堵感”の排除と、ゴールをこじ開ける勇気です。

 

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内容の向上と新加入選手のお目見え

2007-07-21 | アーセナル

不覚です…
現地時間夜7時からの試合開始と思って、日本時間深夜の3時に大学の期末試験の勉強を中断してパソコンを開いたのですが、この試合は、慣れ親しんだ「イギリス時間」の7時ではなく、「ヨーロッパ時間」の7時だったようで、時差でちょうど1時間のズレが生じてしまい、後半からしか観ることができませんでした…

試合開始早々の6分にウォルコットが先制点!…と思ったら、画面に映った表示は「51分」の「2点目」でした(笑)

ということで、前半は全く観れていませんが、とりあえずスタメンを。

 

○ゲンチェレルビリ 0-3 アーセナル

得点)ファン・ペルシー2、ウォルコット

アーセナル)

               アデバイヨール
                        ファン・ペルシー

          ランドール               ウォルコット

                 フラミニ
                         デニウソン

        クリシー                        サニャ
                  ソング    トゥーレ


                    アルムニア

 

試合の詳細(ランキング)


・「Arsenal.com」

 

相手は今季トルコリーグ6位のゲンチェレルビリ(と、イングリッシュ・コメンテーターが発音していました)。
知っている選手は1人もいませんでしたね。 オカンという名前の選手がいたので、あの元トルコ代表MFオカンかと思ったら、全くの別人(笑)


アーセナルのスタメンは、先日のバーネット戦から右SBがギルバートからサニャに変更されたのみ。 せっかく、新加入のサニャの初お目見えでしたが、結局見れず仕舞いで彼は前半45分間で退きました。

上記のマッチレポートによると、前半は、
序盤はゲンチェレルビリに押し込まれ、アルムニアのスーパーセーブ2本とポストに救われると、前半45分にウォルコットのクロスからファン・ペルシーが合わせてアーセナルが先制、という展開だったそうです。

丸々観ることができた後半は、ランドールに代えてロシツキー、サニャに代えてエブーエ、クリシーに代えてトラオレ、アルムニアに代えてファビアンスキーが開始から入りました。

そして、51分に前述のウォルコットのゴール
さらに、65分にはアデバイヨールのアシストからファン・ペルシーが右足でこの日2点目となるダメ押しゴールを決めると、その後はまさかの7人チェンジ(笑)

結局その後は追加点が奪えませんでしたが、FKのピンチをファビアンスキーの好守で防ぐなど無失点で試合を終えました。


後半だけの印象ですと、ウォルコットトラオレが非常に良かったです。
ウォルコットはファン・ペルシーのゴールをアシスト、2点目のゴールと結果を出しましたし、右サイドでのプレーが板についてきました。 終盤から登場したフレブがほとんどボールに絡めていなかったことを考えると、開幕レギュラーも十分にあり得ます。

トラオレは、「リザーブチーム」の選手の中で最も「トップチーム」に近い位置につけている選手ですね。
今回特に目を引いたのが、彼のボールを奪ってからのスピード。 クリシー同様、前に出てボールをインターセプトすることが出来ますし、そこからのスピードアップが凄まじいです。 ドリブルも巧く、簡単にボールを失うことがないので、SBに求められる安定したプレーが望めます。 昨季は守備に難がありました、その部分も着実に進歩している印象を窺えます。

また、終盤から新加入のFWエドゥアルドがアーセナルデビューを飾り、ブラジル人らしいボールタッチの柔らかさや、正確なクロスを見せてくれました。
わずか20分間の出場で、少なくともバチスタよりは活躍してくれそうな予感を感じさせました。 そのバチスタは、コパアメリカで優勝に貢献する大活躍を見せたようで…アーセナルでリーグ戦24試合出場で2点しか取れなかった男が、今大会だけで3得点ですか。。。
まぁだからと言って、バチスタが欲しい、もう1シーズン見たい、とは全く思いませんが。。。


チーム全体を見ても、先日のバーネット戦よりもコンディションが上がってきた感じがします。 内容もアーセナルらしい「パス&ムーブ」の観ていて楽しいサッカーができていました。 アデバイヨールとファン・ペルシーの2トップのコンビの連携も良くなってきています。


次戦の相手は、地元オーストリアのザルツブルグです。
ザルツブルグと言えば、宮本と三都主が所属するクラブ。 彼らが出場すれば、試合はより興味深いものになりそうです。

 

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アーセナル、プレシーズンマッチ開始!!!

2007-07-19 | アーセナル

アジアカップの日本戦が続き、ご紹介が遅くなりましたが、今季最初の試合ということなので一応。
試合は、このオフから加入した「アーセナルTVオンライン」にて観戦しました♪

 

 

バーネット 0-2 アーセナル

得点)アデバイヨール、バラジット

アーセナル)

               アデバイヨール
                        ファン・ペルシー

          ランドール               ウォルコット

                 フラミニ
                         デニウソン

        クリシー                       ギルバート
                  ソング    トゥーレ


                    アルムニア

 

試合の詳細(ランキング)


・「Arsenal.com」

 

今季も、プレシーズンマッチは毎年恒例のバーネット(実質3部)戦から。
スタメンには、1月のマンチェスター・ユナイテッド戦での同点ゴールを置き土産に怪我で離脱していたファン・ペルシーがようやくお目見え。 また、肩の手術で終盤戦を欠場したウォルコットも復帰しました。
そして、左の攻撃的MFには、リザーブの有望株ランドールが。 また、移籍がほぼ確定とされていて昨季終盤は全く出番がなかったフラミニがまさかのスタメン入り。
右SBには、昨季いっぱい1部のカーディフにレンタルされていたギルバートが、左CBには、冬の移籍でチャールトンにレンタルされていたアレクサンドル・ソングが入りました。


試合は、序盤からモチベーションに優れるバーネットのペースで始まりましたが、徐々にアーセナルがペースを取り戻し、ウォルコットのドリブルやランドールのディフェンスラインの背後へ送る精度の高いボールからチャンスを作れるようになりました。
そして迎えた18分、ファン・ペルシーのショートコーナーからウォルコットがクロスを上げ、トゥーレが前で潰れたことで転がってきたボールをアデバイヨールが押し込んで先制。

これで波に乗るかと思われましたが、プレシーズン最初の試合とあってかコンディションはまだまだのようで、その後はチャンスらしいチャンスも作れないまま前半は終了。

それどころか、見ていてヒヤヒヤさせられたのはアレクサンドル・ソングです。
彼の本職は守備的MFで、“中盤以下のポジションならどこでもできる”という話でしたが、「CB」はないですね。 ロングボールに全て競り負ける空中戦の弱さは壊滅的ですし、凡ミスから“アルムニアのスーパーセーブがなければあわや1点”のシーンを作ってしまいました。


攻撃陣では、
ファン・ペルシーは序盤は良かったのですが、試合感不足か、得点後の前半残りの25分はほとんどボールに絡めませんでした。

また、得点こそしましたが、アデバイヨールの出来にも不満です。 プレシーズンと言えどフィジカルプレーを怖がるシーンが多すぎましたし、ボールを持ちすぎてプレーの効率も悪かったです。 完全に“悪い時のアンリ”です。
アンリの移籍でレギュラーが安泰と勘違いさせないように、新加入のエドゥアルドやベンドナーには、彼に危機感を与えるような活躍を見せてほしいところです。

良くなかった前線の2人に対して、ウォルコットは鋭い動きを見せていました。
ドリブルのキレは昨季の好調だった頃を彷彿とさせました。 このまま怪我なく開幕を迎えてほしいです。

試合とは離れますが、気になるのはギルバートの今後です。
彼は一昨季にファーストチームでのデビューを飾り、怪我人続出だった一時はレギュラーの座を掴んだ期待のイングランド人DFですが、本職となる右SBは、エブーエとホイト、さらにはオセールからフランス代表のサニャまで加入した激戦区です。
出場機会を考えれば、“また他のローン先に出るか”、“完全移籍か”になりますが、イングランド人不足のアーセナルにとって、ユースから育ってきた選手を手放すのは惜しいところです。

 


後半前にちょっと一息(ランキング) よろしくお願いします!

 

 

後半は、開始から大幅にメンバーを入れ替えて臨みました。


アーセナル)(後半開始時)

                アデバイヨール
                         バラジット

           ギブス                 ウォルコット

                 フラミニ
                         デニウソン

        トラオレ                        G・ホイト
                ノルトヴァイト   トゥーレ


                   ファビアンスキー

交代) デニウソン → ランズベリー
      トゥーレ → ロジャーズ
      フラミニ → メリダ
     ウォルコット → シンプソン
  アデバイヨール → フォント


新加入のGKファビアンスキーがアーセナルデビュー。 同じく、ノルウェーのユース代表CBノルトヴァイトもアーセナルデビュー。
また、昨季のカーリングカップで頭角を表し準優勝に貢献したフランス人SBトラオレ、先日プロ契約を結んだばかりのオランダユース代表FWバラジット、イングランド人MFギブス、DFガヴィン・ホイト(ジャスティン・ホイトの実弟)らが入りました。


アーセナル・リザーブの選手達についてはこちら


後半もなかなかペースを掴めないでいましたが、分、バラジットが単独突破から放ったシュートが相手GKのミスとなり2点目を得ると、前半から出場していたメンバーを全員下げて、アーセナルは若手の「リザーブチーム」に様変わり。
この後はバーネットの猛攻を受ける結果となりましたが、ファビアンスキーの活躍でなんとか無失点に抑え、プレシーズ最初の試合を勝利で飾りました。



仕上がりが良かったと言えるのは、トゥーレ、クリシー、フラミニ、アルムニアぐらいですかね。
特に、トゥーレは完璧でした。 後半、ゴールを決めた若手のバラジットに真っ先に駆け寄ったのもトゥーレでしたし、ベテランらしい風格も漂わせました。


普段のアーセナルと違い、「内容」がイマイチの試合でしたが、W杯明けでコンディションが酷くメンバーも整わなかった昨季はスコアレスドローでしたし、プレシーズン最初の試合としてはまぁこんなもんかなと思います。


今日木曜の夜には、キャンプ先のオーストリアでトルコのチームと試合が行われます。 新加入選手の活躍が見れるかもしれませんね。

 

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ベトナム戦 ほぼプラン通りの完勝でグループ首位通過

2007-07-17 | 日本代表

ベトナム 1-4 日本

得点)OG / 巻誠一郎2、遠藤保仁、中村俊輔

日本)

               高原直泰    巻誠一郎

         遠藤保仁                 中村俊輔

                         中村憲剛
               鈴木啓太

      駒野友一                         加地晃
               阿部勇樹    中澤佑二


                    川口能活

交代)中村俊輔 → 羽生直剛
    遠藤保仁 → 水野晃樹
    巻誠一郎 → 佐藤寿人

 

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・AFC
「オシム、強さが戻り満足」

「ベトナムのグループステージ突破にリードル監督満足」

 

まさかの開始早々の失点で序盤は難しい戦いとなりましたが、終わってみれば、最初の失点以外はほぼ完璧な内容の試合でした。

結果的に言えば、早い時間帯に先制されたことが、日本の選手達から余計な不安や思考を排除することになり、それがプラスに働いたと思います。
もし、ベトナムのペースのまま試合が続き、前半の中途半端な時間帯で失点をするか、もしくは、前半45分間を「0-0」のまま終えていたら、より難しい試合になっていたことでしょう。

サッカーというスポーツでは、「格下のチーム」が「明らかな格上のチーム」と対戦する場合、(格上のチームの“目が覚めて”怒涛の反撃が始まるため)“早すぎる先制点”はマイナスになることが多々ありますが、今回は、その「格下のチーム」にベトナムが、「明らかな格上のチーム」に日本が当てはまったようです。

やはり、失点のすぐ後にが同点ゴールを決めてくれたことが全てでしょうね。 彼のゴールは、この試合においてだけでなく、“高原頼み”だったチームの今後にとっても明るい材料です。

その巻がこの試合で挙げた2得点は、どちらも巻が空中戦に勝利したことによるものでしたが、日本はもっとこのエアバトルの掌握権を利用し、サイドからのクロスを徹底するべきだったと思います。
世界の中で身体能力に劣る日本にとって、高さは明白な「弱点」となりますが、前回アジアカップのタイ戦でも有効だったように、アジアの中ではそれはむしろ「強み」になります。 バイタルエリアまではこれまで通りの自分達が志向するサッカーをしながら、最後のフィニッシュの場面では、もっと高さを生かすべきでしょう。

 

「グループB」もう一方の試合はUAEがカタールを2-1で下し、結果、開催国のタイが2位で決勝トーナメント進出を果たすことになりました。
見せていたサッカーの“質”を考えれば、決勝トーナメントでも通じそうなのはカタールだと思いましたけどね。 FWセバスチャンやMFワリードの個人力や、日本をあそこまで苦しめたチーム力は見事でしたが。
“ホームの大観衆”と“地の利”というアドバンテージなしの、“素っぴん”のままのベトナムが決勝トーナメントを戦うことは厳しいでしょうが、“進化の歴史の過程”として考えれば、地元で開催されたアジアカップで決勝トーナメントに進出したこと自体に、ベトナムサッカーにとっては計り知れない程の大きな意義があるのでしょう。

 

日本の次戦の相手はオーストラリアとなりました。
ドイツW杯における日本とオーストラリアの最大の差、同時に、日本にとっての最大の不安要素が「監督の差」でした(ドイツW杯「オーストラリア VS 日本」)
そのW杯から1年が過ぎ、「監督力」では日本は上がり、オーストラリアは確実に下がりました。
選手個々の能力を考えればオーストラリアに少し分がありますが、チーム全体としては日本に分があり、また、今回オーストラリアが移動を強いられることで、ベトナムの気候とグラウンドは、日本にとっての“地の利”に変わります。

恐れることは何もありません。
アジア王者である日本が、文字通り「チャレンジャー」として戦える唯一の相手を歓迎しましょう。

 

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UAE戦 アジアのクオリティに失望

2007-07-15 | 日本代表

UAE 1-3 日本

得点)アルカス / 高原直泰2、中村俊輔(PK)

UAE)

                 マタル
                        M・サイード

           E・アリ               ダルウィッシュ

                         ジュマー
                H・サイード

        H・アリ                       ファヘル
                B・サイード   ラシード


                     ナセル

日本)

               高原直泰    巻誠一郎

         遠藤保仁                 中村俊輔

                         中村憲剛
               鈴木啓太

      駒野友一                         加地晃
               阿部勇樹    中澤佑二


                    川口能活

交代)高原直泰 → 羽生直剛
     中村俊輔 → 水野晃樹
    鈴木啓太 → 今野康幸

 

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・AFC
「高原、結果に満足」

「勝利に安心するオシム監督」

「メツ監督、早くに決まった大会敗退に悩む」


 

「真の実力差」が表れた試合だったかと思います。
その理由は、“勝たなくてはならない”UAEが、“引き分けで万々歳”だったカタールとは違って、日本に対して自陣に引き篭って守りを固めるような戦法を取らなかったことでしょう。 UAEは、センターのジュマーまでもが頻繁に攻め上がってきてましたからね。
決して、日本の出来が特別良かったというわけではないと思います。 相手がオープンプレーを仕掛けて来てくれれば、こういったスコアの試合になってもおかしくはありません。 それほど、今の日本とアジアの中堅国の間には「地力の差」が存在すると思います。

もちろん、日本の選手達が、カタール戦とは度合いの違う「危機感」を持ってプレーしたことも、勝因の1つでしょう。
カタール戦後のオシムの激怒は、チームを引き締めるための「演技」だったとは思えず、それはオシムの「本音」から来る本当の怒りだったと思いますが、結果的にチームに良い影響を与えたことは事実のようです。

 

日本とは離れますが、この試合で残念だったのは、「UAE」、もっと言ってしまえば、「アジア」全体における様々な面でのクオリティの低さです。
リードされて自分達が思うように試合を運べない苛立ちから、アフタータックルで相手選手を削りに来るUAEの選手達を見ると、アジアのサッカーがまるで成長していないことがわかります。 彼ら中東や東南アジアの選手達の成長を阻害してるのは、恵まれないサッカー「環境」ではなく、あのあきらめの早い「国民性」だと思います。

さらに、クオリティの低さで言えば、審判も同じです。
PKの契機となったシーンで遠藤が相手GKから受けたタックルよりも、その直後にペナルティエリアで巻が相手DFから受けたレイトタックルの方が、よりPKに値するものだったと思います。 “2本はPKをやれない”という審判心理から来たものでしょうが、危険なファウルに関しては、そういった“制御”を働かせてはいけないと思います。 鈴木の怪我も、審判のコントロールがしっかりとできていれば防げたはず。 審判には、選手を怪我から守る役割も求められます。

 

グループ最終戦の相手は開催国のベトナムです。
ホームの大観衆を背にして、彼らが引いて来るとは考えられないので、「東南アジアのアウェイ」の独特な雰囲気に飲み込まれず、相手の出方を冷静に受け止めることさえできれば、問題はないと思います。

それより気になるのは、日本が決勝トーナメントで対戦する「グループA」の動向です。
オーストラリアの1位突破は考えられませんが、彼らが2位で突破することとなった場合、日本と対戦する可能性が非常に大きくなります。
対戦を回避するためにオーストラリアのグループリーグ敗退を願うのも、W杯の雪辱を果たすべく2位で突破してもらうことを願うのも、どちらの考え方もありでしょう。
まずは、日本の首位通過が前提となりますが。

 

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妥当であり妥当でない敗北

2007-07-14 | ユース全般

日本U-20 2-2 チェコU-20
     (PK)3-4

得点)槙野智章、森島康仁(PK) / クデラ(PK)、マレシュ(PK)

日本U-20)

                森島康仁
                        河原和寿

                     柏木陽介
          梅崎司               田中亜土夢

                     青山隼

       安田理大                      内田篤人
                福元洋平   槙野智章


                     林彰洋


交代)河原和寿 → 青木孝太
   田中亜土夢 → 藤田征也
      梅崎司 → 香川真司

 

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「FIFA.com」

 

悔しい結果となりました。
「チーム力」では確実にチェコを上回っていたと思いますし、試合全体を通しても決して悪い出来ではなかったと思います。

だからこそ、2失点を喫した“後半中盤の戦い方”に、後悔の念が止みません。

しかし、敢えて「敗因」を挙げるなら、それはわずかな時間で一挙に2失点してしまった「守備」よりも、3点目を奪えなかった「攻撃」だったかもしれません。

特に悔やまれるのは、河原が左からのクロスをヘッドで地面に叩きつけてしまったシーンです。
“既に2点リード、その上試合の主導権も日本が握っている”状況の中であのシーンを見た時、個人的に心に感じたことは、
「今大会の河原は本当にゴールが遠いな。」
ということと、
「これを入れていれば勝負は決まっていたな。」
ということでしたが、後者の考えは薄かったのが正直なところです。


なぜならそれは、日本があそこまで崩れるとは予想だにできなかったからです。


解説者の風間氏が、
「自分達のサッカーを“していなかった”だけ。」
と指摘していた通り、チェコに退場者が出たことはあるにせよ、2失点後に我に返った日本は、しっかりと自分達のサッカーができていました。

そして迎えたのが、森島が右からのクロスをフリーで外してしまったシーンです。

強靭なフィジカルと絶妙な体の使い方を生かしたポストプレーで相手マークを引き付ける「動き」、豊富な運動量から相手ディフェンスを撹乱する「動き」、
と、世界に通用する素晴らしい“内容”を見せた日本のFW陣でしたが、結果論として言うならば、彼らが挙げた得点は、スコットランド戦で“相手GKのミスを突いて無人のゴールに押し込んだ1点”と、この試合で“PK”による1点の、森島が挙げた2点のみでした。


また、厳しいことを言えば、PK戦に関しては、“負けるべくして負けた戦い”だったと思います。
試合中のパフォーマンスを比べれば、林よりもチェコのGKが“乗っていた”ことは確かでした。 そして、チェコのGKがコースの予想に成功したキックを全て止めていたのに対し、林は2番手のキッカーのコースを完全に読みましたが、セーブに失敗し、ボールはゴールの中へと吸い込まれていきました。 GKとキッカーの間で「読み」の究極の勝負が行われるPK戦において、あそこまでコースを読んだキックをセーブできないと、試合に勝つことは難しいでしょう。
さらに、「蹴る前に審判をチラチラ見る選手は外す」とよく言われるものですが、それは一番手の安田に当てはまりました。 やはり、ボールへの集中が足りなかったと思います。 また、集中という意味では、相手の5番手のキッカーに対しボールの位置を直すように要求していた林もそうだったかもしれません。 ボール以外の部分で神経質になってはいけません。

 

敢えて批判を書き連ねてきましたが、このチームからは失望より希望を、そして大きな可能性を感じました。 同じ「ベスト16」と言えど、平山の高さ依存に終始してグループを1敗2分けの「勝ち点2」で奇跡的に突破した2年前の世代とは違います。
それだけに、もっとレベルの高い相手と戦う彼らの姿を見てみたかった。
本当の「格上」と戦う機会なくして大会を去ることになってしまいました。

日本に勝ったチェコが次に対戦する相手は、ブラジルとスペインの内の勝者、それはスペインになりました。 貴重な経験を逃してしまったと思います。

 

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試合を決める、攻守の“詰め”

2007-07-11 | 日本代表

日本 1-1 カタール

得点)高原直泰 / セバスチャン

日本)

                   高原直泰

          山岸智                中村俊輔

              中村憲剛    遠藤保仁

                   鈴木啓太

      今野康幸                       加地晃
               中澤佑二   阿部勇樹


                   川口能活

交代)山岸智 → 羽生直剛
  中村憲剛 → 橋本英郎


カタール)

                   セバスチャン

           ヤセル               メサード

                ワリード
                         タラル
                   ウェサム

       メシャル                      シャマリ
               ムスタファ   オバイド


                    サクル

 

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・AFC
「中村、オシムの苛立ちを明かす」

「カタール選手、引き分けに喜ぶ」

 

中国で行われた、4年前のアジアカップを思い出しました。

高温多湿という厳しい気候条件の中、日本の持ち味であるアジリティと運動量を活かしたサッカーがほとんどできず、“省エネ”としてパスで崩すことを試みるも、「前回王者」の肩書きを持つ日本を相手にした各チームは極端なリトリートをしてくる。
そして、日本も、“リスクを冒したくない”、“ワンチャンスで相手にやられてしまうことを防ぎたい”との気持ちから、消極的なサッカーが続き、オープンプレーで勝負すれば格の違いを見せ付けられるような相手に苦戦する。

前回大会と、全く同じ構図です。
やはり、アジアの舞台、そして、サッカーは難しいものです。

結果は、非常に“皮肉”なものでした。
“山岸が決定的なチャンスを外し、阿部が失点のFKのきっかけとなったファウルを犯し、最後は羽生が外す”
という、オシムが千葉で育て上げた教え子達が、教師の期待に背いた形となってしまいました。


カタールにボールを“持たされている”時間帯が長く続きましたが、あれは、もはや“しょうがない”ことでしょうね。
日本としてはあまり多くのリスクを冒すわけにはいけませんし、今後の対戦相手(韓国、中国、イラン、サウジ、オーストラリア以外)もきっとカタールと同じ戦い方をしてくるものと思われます。
「内容」の面では、今後もこれ以上のものを望むことは難しいでしょう。

しかし、「結果」は違います。
先制点は後半のいい時間帯に取れたと思います。そして、あの時間帯に1点を取れた場合、チームとしての方向性は、
「続けて2点目を取りに行くか」、「慎重にゲームを進めて守り切るか」
のどちらかであるべきですが、日本はそのどちらでもありませんでした。
先制点付近の時間帯で見せたペースを崩さずに積極的に2点目を取りに行くか、または、集中力を切らずに守り切りを意識していれば、「勝ち点3」は間違いなかった試合だと思います。

あとは、試合の「進め方」と「終わり方」です。これは改善の余地がありますし、それは十分に可能です。
先に挙げた3人も、試合全体を見れば悪い出来ではなかったと思います。 山岸はディフェンスラインの裏へ飛び出そうとする前半で唯一の選手でしたし、阿部も的確なカバーリングを見せていました。

と言うことは、やはり攻守の“仕上げの部分”が肝でしょう。
逆の発想で考えると、
もし、山岸が決めるべきところで決めて、阿部が要所を抑えて、最後は羽生が追加点を取ることができたら、こんなに強いチームはありません。


結果は悲観するようなものではありませんが、残念ながら、それはUAEとベトナムに勝つことが条件になりそうです。


カタールでは1トップのセバスチャンが際立っていましたし、日本は彼にやられてしまいましたね。
ウルグアイから帰化したとあって、柔軟な足元と強いフィジカルで“1トップの仕事”を完璧にこなしていました。

 

最後に、心配なのは、選手の怪我です。
特にディフェンス陣は酷いですね。
 ただでさえ、闘莉王と水本が脱落して欠く苦しい陣容の上に、今度は駒野まで欠き、残ったのは常時怪我がちな加地と坪井です。 阿部と中澤にかかる負担は大きくなるばかりです。
また、前線で1人で体を張っている高原の今後も心配です。
 今回対戦したカタールよりももっと悪質なファウルを仕掛けてくるアジアの国はたくさんあるので、果たして彼が最後まで持つのかどうかという不安が頭を過ぎりました。

 

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“役目”を果たしたサブ組

2007-07-09 | ユース全般

日本U-20 0-0 ナイジェリアU-20


日本U-20)

                ハーフナー
                        平繁龍一

                     香川真司
          梅崎司                藤田征也

                     森重真人

       太田宏介                      内田篤人
                福元洋平   柳川雅樹


                     武田洋平

交代)平繁龍一 → 青木孝太
     梅崎司 → 安田理大
    香川真司 → 柏木陽介



試合の
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「FIFA.com」によるマッチレポート
残念ながら、このマッチレポートでは、この試合は“ナイジェリアの試合”だったということになっています。ナイジェリアがチャンスを外したことで、試合は引き分けに終わってしまったと。
また、香川の「幻のゴール」については全く書かれていません。序盤にはハーフナー・マイクにも大きなチャンスがありましたので、決して“ナイジェリアの試合”というわけではなかったと思います。)

 

スコットランド、コスタリカに連勝して早々と決勝トーナメント進出を決め、主力を温存して「サブ組」中心の陣容で臨んだ日本代表は、
引き分け以上という「結果」と、次戦に繋がる「内容」を見せ、チームとしての団結力がさらに深まるような理想的な試合をしました。

前半序盤は日本が試合の主導権を握り、ハーフナーがいくつかの決定機を迎えましたが、それを外してしまうと、その後はナイジェリアのペースに。 前半の終盤までは、ほとんど“ハーフコートゲーム”状態となってしまいましたね。

コスタリカ戦同様、「運」にも助けられましたが、それでも、福元と柳川の両CBを中心に粘り強い守りを見せました。
そして、この試合でMVP級の活躍を見せたのが、第2GKの武田洋平です。
ハイボールの処理に関しては林に軍配が上がりますが、キャッチングも安定していましたし、何よりルーズボールに対する反応が非常に良かったですね。 久しぶりの実戦でこれだけの活躍ができるなら、今後も林と競わせることで、「第二の川口・楢崎」のようなライバル関係を築くことができる可能性を予感させてくれました。
川崎Fの川島、1つ上の世代である大分の西川と、若くて優秀なGKが徐々に育ってきています。


守備は合格点を見せたサブ組でしたが、攻撃面では物足りなさを感じました。
特に、ハーフナーと平繁の2トップから、森島と河原のような縦関係の連携が見られずに終わったのが残念です。
1つ納得がいかなかったのは、なぜ青木を先発で起用しなかったのかということです。 これまでの試合で青木が途中から良い動きを見せていたので、てっきり今回は青木が出場するものと思っていたのですが。
そして、実際、この試合も青木は良かったと思います。 彼のように、“今現在、何がチームに求められているか”を理解することができ、さらに、周りを生かしながら個人でも勝負ができるFWは非常に貴重です。

「チーム」としての結果を残しましたが、ディフェンスから前線の選手の「個人面」では、香川1人に合格点が挙げられるだけで、後は藤田と森重らがようやく次第点といったところでしょう。
残念ながら、
「森島 > ハーフナー」、「河原 > 平繁」、「安田 > 太田」
というチーム内順位を変えるだけのパフォーマンスを、サブ組の選手から見ることは出来ませんでした。

 

しかし、このチームの特筆すべきところは、「チーム力」です。
主力をほとんど残したナイジェリアを相手に引き分けられたこと、首位通過を決めて移動することなしに決勝トーナメントに臨めることを喜ぶべきでしょう。
これまで出番に恵まれなかった選手達が試合に出て結果を残したことで、チーム内の雰囲気はさらに良くなったはずです。

 

最後に、この試合を担当したメキシコ人主審について。
前に担当したスコットランド戦でもそうでしたが、彼にとって、「胸トラップ」はサッカーにおいて“許されざる行為”なのかもしれません。
この試合が「U-20」と言う注目度の低いカテゴリー、そして、ゴールを決めたのが「日本人」だったからこそ、論議にすら、ましてやマッチレポートにすら書かれませんでしたが、もしこれがW杯のような世界中の多くの人々が目にする試合だったなら、彼は主審として下した「誤審」の責任の重さを実感することになっていたでしょう。
今後、2度と国際試合では笛を吹かないでほしいです。 あれが“メキシコの基準”とは思えないですから。
 


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見事な2連勝

2007-07-06 | ユース全般

コスタリカU-20 0-1 日本U-20

得点)田中亜土夢

日本U-20)

                森島康仁
                        河原和寿

                     柏木陽介
          梅崎司               田中亜土夢

                     青山隼

       安田理大                      内田篤人
                福元洋平   槙野智章


                     林彰洋


交代)河原和寿 → 青木孝太
   田中亜土夢 → 藤田征也
    柏木陽介 → 森重真人

 

日本U-20代表、2連勝!!!
参加国中一番乗りで決勝トーナメント進出決定!!!

「FIFA.com」
http://www.fifa.com/u20worldcup/matches/round=249401/match=59205
/index.html#japan+book+early+passage



やはり、苦しい戦いとなりましたね。
スコットランドのような典型的な“剛”の相手と対する場合、日本の「アジリティー」、つまり“柔”の側面が、相性の観点で非常にマッチするものですが、コスタリカのような中南米の国は、日本と同じ“柔”の側面を特徴とするため、歴史的に見ても彼らとの対戦は苦戦を強いられてきました。

そして、それは今回も同じでした。 特に、前半は非常に苦しかったですね。

攻撃では、スコットランド戦であれほど見つけることができた「パスコース」をほとんど見つけられず、また、スコットランド戦と違って、梅崎と柏木のボールタッチの回数が制限されて、リズムに乗った攻撃が見せることができませんでした。
守備では、相手の身体能力の高さと中南米独特のドリブルの間合いにやられました。 
CBの福元は、コスタリカの1トップのFWに体を入れ替えられるシーンを前後半で何度も作られてしまいました。


しかし、
そういった状況、後半も苦しい時間帯が続いていた中で、コスタリカの疲れから来る“緩み”を突いて得点を奪ったことは、なおさら称賛に値します。
このチームは、苦しい状況に追い込まれても“崩れない”「精神的な強さ」と、チームとして「規律」が備わっていると思います。

 

課題はやはり、個々の精度を高め、状況判断をより「大人」なものに近づけることでしょう。
終盤、コスタリカと日本の“出来の差以上”にチャンスを作られてしまった原因に、右SBの内田の不振が挙げられます。
彼は、終盤まで運動量を落とすことなく非常に高い位置を取って積極的に攻撃参加をしていたのですが、肝心のドリブルやラストパスのクオリティが低く、中途半端な位置でボールを失って、逆にカウンターのピンチを招いてしまいました。
もし、決勝トーナメントで日本と当たるチームの監督がこの試合をビデオでチェックしていたら、「内田の背後」は必ずメモの“弱点”の欄に記されていることでしょう。

内田だけでなく、柏木や安田、他の選手にも言えますが、あとは、
「シンプルにプレーすべきところ」 と 「チャレンジすべきところ」
の判断を賢明に行っていくことでしょう。
“「シンプルにプレーすべきところ」で余計なプレーをしてしまって逆にピンチを招く”、というのは、日本に限らず、若年層の試合ではよく見られがちなミスですが、逆に言えば、これを減らすことができれば、対戦相手にとっての「日本の“穴”」の数も減らすことができます。
この2つの判断は、“技術レベルの高い選手”であればあるほど難しくなってきたりするものですが、「大人」の中村俊輔が、シンプルに周りにボールを捌くことが年々多くなってきたことからもわかる通り、これはやはり“プレッシャーがかかる舞台”での経験の積み重ねでしょうね。

 

ナイジェリア戦は、怪我を抱えている選手や疲労が溜まっている選手を休ませて、また「新たな発見」に期待したいと思います。
試合時間が朝のため、唯一「LIVE」で観れる日曜の試合が、 「消化試合」になってしまったことは少し残念ですけどね(笑)

 

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良い意味の“若さ”を感じさせた、ヤングジャパン

2007-07-04 | ユース全般

アンリについて、今後のアーセナルについてを色々と書こうと思ってじっくり考えていたら、時間が過ぎて、いつの間にか日本サッカーにとって非常に重要な大会を迎えてしまったので、それらについてまた今度にします(笑)

では、カナダで行われている「U-20W杯」、日本代表の初戦を。

 

◯スコットランドU-20 1-3 日本U-20

得点)R・キャンベル / 森島康仁、梅崎司、青山隼

日本U-20)

                森島康仁
                        河原和寿

                     柏木陽介
          梅崎司               田中亜土夢

                     青山隼

       安田理大                      内田篤人
                福元洋平   槙野智章


                     林彰洋


交代)河原和寿 → 青木孝太
   田中亜土夢 → 藤田征也
    柏木陽介 → 森重真人

 

「グループF」の初戦。
試合は、序盤から日本が主導権を握って迎えた前半終了間際、相手CBのロングボールの処理ミスを突き、GKがクリアしようとしたボールに体を当てたFW森島が無人のゴールへと流し込み、先制。
さらに、後半には、梅崎が豪快なミドルシュートを決めて追加点。 途中、苦しい時間帯もありましたが、安田のクロスのこぼれ球を青山が決めて快勝。 スコットランドの反撃を終盤の1点のみに抑え、最高の形でスタートを切りました。

 

“「世界」が視た、日本戦”

・「FIFA.com」
http://www.fifa.com/u20worldcup/matches/round=249401/match=58878
/index.html#speedy+japan+burn+scotland


・「BBC」
http://news.bbc.co.uk/sport2/hi/football/internationals/6257046.stm

 

上のFIFAは“中立的観点”から、下のBBCは“スコットランド側”からのマッチレポートですが、どちらも、
「内容は日本が上。 結果は妥当。 チャンスの数を考えれば、もっと得点が取れても(取られても)おかしくなかった。」
という部分で共通しました。

実際、その通りの試合でしたね。
日本が世界に誇れる“アジリティー”は、スコットランドのような典型的なフィジカル勝負を仕掛けてくる相手には非常に有効となります。 個々の判断スピード、パスの連携、フリーランニングの質の高さに、スコットランドの守備陣がついていけませんでした。
育成年代からの「教育の質の差」がもたらした勝利でしょう。


個人では、梅崎が非常に良かったです。 日本のアジリティーの高さを象徴するような選手で、彼のドリブルは武器となります。 2点目の、ボールを奪ってからシュートに至るまでの判断と、そのキックの威力と精度は見事でした。

そして、この試合の攻撃陣の活躍を影で支えていたのが、CBの福元槙野です。スコットランドのフィジカルを全面に押し出して来る攻撃に、冷静な対処ができていました。
もし素晴らしいサッカーを見せていたとしても、1度、ロングボールの対処を間違えて相手にチャンスを与えてしまえば、そこで試合の流れは大きく変わってしまう可能性があります。
両CBがスコットランドのディフェンスラインから執拗に送られてくるロングボールをうまく跳ね返していたことで、前線の選手達が余計な負担を感じずに前へと攻め上がることができたと思います。


課題を挙げるなら、やはり、最後のフィニッシュの場面でしょう。 特に、ペナルティエリアでの落ち着きが必要です。 「世界」が指摘するように、チャンスの数を考えれば、もっと得点を入れるべき試合だったと思います。
例えば、FW河原は動きの質・量ともに素晴らしく、チームへの貢献は非常に大きなものだったのですが、“絶対に決めなければならないチャンス”を2度外してしまいました。 もちろん、森島のシュート精度然り、内田のクロス精度然りです。
上に行けば行くほど、チャンスの数は限られてきますので、今後はこの1つ1つのプレーをどれだけ結果に結びつけるような精度に高めることができるかがカギとなるでしょう。


しかし、このチームには大きな可能性を感じます。
積極的にミドルシュートを打ち、体格で不利なスコットランドを相手に恐れずチャレンジしていき、バックパスも少ない。
そして何より、“チーム”で見せたゴールパフォーマンス。 ここ最近の若手選手に見られなかった豊かな感情表現が、このチームでは見られます。
ちょうど「1つ上の世代」の、ゴールをしてもほとんど喜びを見せない姿とは対照的です。
昨年のアジア予選からわずか1年足らずで、大きく成長しましたね。


次の相手はコスタリカです。 最終戦はナイジェリアが相手ですので、このコスタリカ戦でグループリーグ突破を是非決めたいところです。

 

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新FW獲得

2007-07-03 | アーセナル

アーセナルは、クロアチア代表FWエドゥアルド・ダ・シルバをディナモ・ザグレブから4年契約で獲得したことを公式発表しました。


「Arsenal.com」
http://www.arsenal.com/article.asp?thisNav=News&article=474738&lid=NewsHeadline&Title=Croatia+striker+
Eduardo+da+Silva+set+to+join+Arsenal


「BBC」
http://news.bbc.co.uk/sport2/hi/football/teams/a/arsenal/6260864.stm

 

詳細は、明日以降に。

日本U-20代表の試合は明日アップします。


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