NO FOOTBALL NO LIFE

国内、ヨーロッパ、南米のサッカー観戦ブログ! Jリーグ、3大リーグを中心に全世界を完全網羅!(予定)
随時更新!

睡魔との戦い

2006-07-22 | 南米サッカー


眠い…

何がそんなに眠くさせるかって、南米サッカーの「展開の遅さ」…

ヨーロッパ、それもイングランド・プレミアシップが見せる、攻守の切り替えが早い展開の試合に慣れてしまった自分としては、南米のスローテンポな展開の試合は見ててすんごく眠くなります…

前述の通り、現在は「大学のテスト期間」ということもあって、やっぱり今年も爆睡(笑)
まともに90分観れた試合はサンパウロの試合ぐらいかな? まぁ、ザックリと結果を載せときます。


まず、各試合の1st legの結果はこちらから!!!

 

◯  リベルタ 3-1 リーベル・プレート
AGGREGATE)5-3

パラグアイのリベルタが準決勝進出!!!

パラグアイの首都アスンシオンで行われた試合は、ホームのリベルタが主導権を握る。
前半17分、W杯パラグアイ代表のMFボネが右サイドから上げたクロスを、FWロドリゴ・ロペスが「ループ」ヘディングシュートで決めて先制。
さらに41分、オーバーラップした左SBイダルゴが放った強烈なシュートがクロスバーに直撃。この跳ね返りをMFアキーノが華麗に右足ボレーで合わせて2点目。

逆転勝利のためには「2点」が必要となったリーベル。
後半開始直後の1分、途中投入されたFWファリアスがいきなりゴール、かと思いきやオフサイド。 するとその直後には、リベルタにカウンターからパラグアイ代表MFリヴェロスに決められて、万事休す。 反撃はファリアスが終盤に1点を返すのみに留まった。


リーベルの監督は、あのダニエラ・パサレラ(1978年アルゼンチン代表W杯優勝メンバー。 フランスW杯アルゼンチン代表、中田英寿パルマ所属時の監督)。 しかし、今回の無様な敗退でクビが濃厚のようですね…

今回のリーベルはなんとアルゼンチン代表がゼロ人。 名門が厳しい時を迎えているようです…
対するリベルタには、パラグアイ代表の選手がボネとリヴェロスの他にも、イングランド戦で正GKヴィジャールの怪我により急遽W杯GKを務めることになったボバディージャがいます。 彼は、アボンダンシエリが抜けるボカ・ジュニオルスに移籍予定のようです。
てことは、今度は「スーペル・クラシコ」でリーベルと対戦♪

 

◯インテルナシオナル 2-0 リーガ・デ・キト
  AGGREGATE)    3-2

ブラジルのインテルナシオナルが準決勝進出!!!

W杯の疲れからか動きが重いエクアドルの「W杯戦士」達を相手に、ブラジル全国選手権でも好調さを維持するインテルナシオナルが、2005年U-20ブラジル代表FWのラファエウ・ソビスが決めたゴールなどで、大逆転勝利!!!

 

◯ベレス・サルスフィエルド 1-2 チーバス・グアダラハラ
  AGGREGATE)       1-2

メキシコのチーバス・グアダラハラが準決勝進出!!!

アルゼンチンのベレスがホームでまさかの敗北…

 

 

◯サンパウロ 1-0 エストゥディアンテス
AGGREGATE) 1-1
      PK) 4-3

ブラジルのサンパウロが準決勝進出!!!

HOME)サンパウロ

             ヒカルド・オリベイラ
                           レアンドロ

                    ダニーロ

            ジョズエ             ミネイロ

      ジュニオール                        ソウザ
          アレックス   エジ・カルロス   ファボン


                  ホジェリオ・セニ


AWAY)エストゥディアンテス

               カルデロン   ルグエルシオ

          J・ソサ                  フエルタ

               バラーニャ    ガルバン

        P・アルバレス                アンゲレッリ
               オルティス    アラジェス


                    エレーラ


2005年U-20ブラジル代表DFのエジ・カルロスのゴールでサンパウロが勝利!
そして2試合合計得点が同じになったため、勝負はPK戦へ(なぜかリベルタドーレスには延長戦がありません…)。
そしてPK戦では、サンパウロの守護神であり、日本対ブラジル戦では日本国民に屈辱的感情をもたらす途中出場を果たしたGKホジェリオ・セニが、自らもキッカーを務めて成功させ、相手のPKを1本ストップさせるなどの活躍を見せて、前回王者サンパウロが逆転勝利!!!

エストゥディアンテスの監督は、なんとあのシメオネ!!!
現役時代のハード(ダーティー?)なイメージと違い、采配はおとなしく、スーツ姿なんかも決めちゃってました(笑)
現地のテレビは「シメオネだけ」に注目してたようで、やたら抜かれてましたね~。

試合映せって…

 

準決勝からはちゃんと観るようにしま~す♪ 

 

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南米を楽しむ

2006-07-19 | 南米サッカー

 

W杯も終わり、サッカーファンにとっては、「ヨーロッパ時差」に慣れてしまった体を正常なものへと立て直す貴重な期間であるとともに、少し気が抜けて寂しい気持ちが続く期間でもある、今日この頃。
しかし、明日からJリーグが本格的に再開!!! そして、地球の裏側・南米では、トヨタカップ(今の正式名称なんでしたっけ?)へのチケットを懸けたコパ・リベルタドーレスの準々決勝2nd legが行われます!!!

コパ・リベルタドーレスといえば、毎年、大学の期末テストと重なり、
午前中にテスト
→ 帰宅して観戦
→ 疲れから爆睡
→ 結局夜に観戦
→ 深夜に一夜漬けでテスト勉強するはめに…

という悪循環を生んでしまう大会ですが、まぁ今年も楽しんで観戦しようかなと思います(笑)

てことで、このブログは「南米モード」に突入しますよ!! 呆れずに、飽きらずについてきてくださいね!!!


では、コパ・リベルタドーレス準々決勝2nd legのプレビューを♪


リベルタ VS リーベル・プレート

1st leg)リーベル・プレート 2-2 リベルタ

パラグアイアルゼンチンの超名門同士の対戦!
リベルタと言えば、2002年にはこの大会に優勝して、トヨタカップでは当時ピークだったレアル・マドリードと対戦したクラブ(この試合、観に行きました!!)。
リーベルは説明不要の、ボカ・ジュニオルスと「アルゼンチン2強」を形成するクラブ。
しかし、1st legはそのリーベル・プレートがまさかの大苦戦。 アウェイゴールを2点奪われての引き分け、という厳しい結果に終わりました。
地力に勝るはずのリーベルがアウェイの地で、どうリベルタを攻略するのかが見物です。

 

インテルナシオナル VS リーガ・デ・キト

1st leg)リーガ・デ・キト 2-1 インテルナシオナル

若手育成に定評のあるブラジルの強豪インテルナシオナルと、エクアドルの首都キトの古豪クラブ、リーガ・デ・キトとの対戦。
1st legは、エクアドルお得意の「高地の利」を生かしてリーガ・デ・キトが先勝。
リーガ・デ・キトは、FWデルガド、CBエスピノーサ、GKモラを始めとして、エクアドル代表選手が多数在籍するクラブ。 今回の準々決勝に出場するクラブの中では、最も「W杯戦士」が多いクラブですね。
そのリーガ・デ・キトが今回の代表同様に、「アウェイ」でも強さが見せられるかがポイント。

 

サンパウロ VS エストゥディアンテス

1st leg)エストゥディアンテス 1-0 サンパウロ

準々決勝で唯一となる「ブラジル VS アルゼンチン」の構図となる戦い。
1968、69、70年には大会3連覇を果たした名門相手に、前回覇者サンパウロの巻き返しはなるのか!?
ホームで辛くも勝利したエストゥディアンテスは、大エースのマリアーノ・パボーネの欠場が痛い。 サンパウロが圧倒的に攻める展開が予想される。

 

ベレス・サルスフィエルド VS チーバス・グアダラハラ

1st leg)チーバス・グアダラハラ 0-0 ベレス・サルスフィエルド

W杯決勝トーナメント1回戦では延長戦までもつれ込む大激闘を演じた「アルゼンチン VS メキシコ」の構図となる試合。
チーバス・グアダラハラのホームで行われた1st legはスコアレスドロー。

CLを含めた「アウェイゴールが絡む試合」で難しいのは、ホームチームが1st legをスコアレスドローで終えること。
ホームで勝てなかったため、一見不利に思えるが、2nd legに1点を取ってしまえば、相手は「勝利」以外は勝ち上がる道がなくなるため、一気に有利になる。
W杯の再来となる激闘を期待したい。

 

今回の準々決勝でおもしろいのは、「勝敗がほぼ決まってしまった試合」が一つも見当たらないこと。
勝ったチームの全てがホームチーム、それも1点差。
南米でも、「アウェイゴール・ルール」が見逃せない。

また今後は、「敗退が決まったチーム」の選手の動向にも注目
南米の強豪クラブはコパ・リベルタドーレスが終わると同時に、一気にヨーロッパに流れる傾向にあるので、ここで活躍した選手は夏の移籍市場にホットな話題を提供してくれることでしょう。

 

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アルゼンチン前期リーグ18節 ボカ・ジュニオルス VS インデペンディエンテ

2006-04-13 | 南米サッカー

ボカ・ジュニオルス 2-0 インデペンディエンテ

得点)パレルモ、インスア

HOME)ボカ・ジュニオルス

              パレルモ    パラシオ

                   インスア

          ビロス               バタグリア

                    ガーゴ

      クルポビエサ                    イバーラ
              D・ディアス    スキアビ


                 アボンダンシエリ


AWAY)インデペンディエンテ

               アグエロ   B・モントージャ

                  アルメンテロス

          プシネリ                オルテマン

                    ビグリア

       ドミンゲス                     アルバレス
                カセレス    アブラハム


                    ウスタリ


<久々のアルゼンチンサッカー!!!>
え~、もうとっくに「後期リーグ」は始まって終盤戦を迎えておりますが、けっこう前に見た試合レポを完成させてなかったことに気づいたので、今更ながら更新。。。

てことで取り上げたのは、この試合を含めて残り2試合となった「前期リーグ」(国内20チームが総当たり戦を行うアルゼンチンリーグは、2年前までのJリーグのような前期・後期の2ステージ制。 前期リーグを「Apertura」、後期リーグを「Clausura」と呼ぶ。)、2位のボカ・ジュニオルスが3位インデペンディエンテをホーム、ボンボ・ネーラに迎えた試合!!

試合は、ボカが終始主導権を握り、インデが堅い守備からカウンターを狙う展開に。前半はインデがなんとか無得点に抑えるが、後半にパレルモが先制点を奪うと、試合終了間際にはインスアが決めて勝負あり!!
内容・結果共にボカが圧倒し、インデを優勝争いから引きずり降ろした。
そして、この日、首位のヒムナシア・ラプラタが敗れてボカと順位が入れ替わり、最終節に勝利したボカが前期優勝!!!

昨季のコパ・リベルタドーレス決勝以来、南米サッカーを観戦したのは実は久々(汗)。
この試合を見ようと思った動機はなんと言ってもインデペンディエンテの17歳のFWセルヒオ・アグエロ
現在、アルゼンチン国内で最も注目されている若手であるアグエロはバルセロナでレギュラーポジションを掴んだメッシーに続き、「世界トップレベル」での活躍が期待されている選手。
確かに、メッシーが「左利き」で中に切れ込むタイプのドリブラーであるのに対し、アグエロは「右利き」で体を開いて中に切れ込むタイプのドリブラー。 どちらも小柄でスタイルは似ている。 ただ、この試合のアグエロは老練なボカ守備陣から徹底マークを受けていたため、思うように活躍できず。
どっちにしろ、この先アルゼンチン国内でプレーする期間はそう長くないでしょうから、今後も今のうちに要チェックですね♪

それにしても、ここのリーグは本当に当たりが激しい…
トラップが少しでもずれた瞬間にはタックルが飛んでくる。 これから先、ヨーロッパのトップレベルで活躍する日本人は出ても、アルゼンチンのトップレベルで活躍する日本人は出てこないんじゃないか、とまで思った。


インデペンディエンテ 選手紹介>
◯GK ウスタリ

昨年のワールドユース優勝メンバー。 いいGKですね~。 反応がよく、ロングボールの対応もなかなか。 そして、驚かされたのは守備範囲の広さ!!! 彼はペナルティエリア全てが守備範囲ですね(笑) 4,5点は防いだんじゃないでしょうか?

○DF ドミンゲス
「あれ、リーベルのドミンゲス移籍したの!?」
と思ったら、その「お兄さん」の模様。 当たり前だけど似てるなぁ~。

◯MF オルテマン
「ヴェロンのクローン」オリンピア(パラグアイ)時代に呼ばれていた選手。 容姿とプレースタイルが確かに似ている。
オリンピアと言えば、2002年にトヨタカップで来日して、レアル・マドリードと戦ったクラブ。 自分はその試合を観戦しに行ったので、高校3年当時を思い出し、個人的に感慨に耽った選手(笑)


ボカ・ジュニオルス 選手紹介>
◯DF スキアビ
ボカの古参CB。 トヨタカップでお馴染みでしょう。
典型的なハードマーカー。 長いことボカでトップを維持してるのに、代表とは全く縁がないですねこの人。

イバーラ
一昨季のCL決勝に元ポルト所属のモナコの選手として出場し、注目された右SB。 この日はコンディションが良かったのか、攻めに守りに獅子奮迅の活躍でしたね~。先入観と知識を抜きにしてこの試合を見て、「世界一の右SBは誰?」と聞かれたら、「イバーラ」と即答できる活躍♪

○MF バタグリア
2003年のトヨタカップ、ミラン戦で活躍。 その後移籍したヴィジャレアルではホームシックにかかり帰国。 心なしか、この試合では生き生きとした表情でプレー(笑) アルゼンチン人があんなに多いヴィジャレアルでホームシックにかかるようじゃ、もうヨーロッパでのプレーは無理でしょ…

インスア
この日の対戦相手、インデペンディエンテの英雄で今季からボカに移籍。
左利きのパサー。 ボカは中盤のゲームメイカー(カーニャ、カッシーニ)が高齢になってきたんで、この補強は正解ですね。

○FW パラシオ
前期リーグ得点王。 スペースへ抜けるのがうまいですね~。 ドリブルもいい。 代表にも選ばれてますけど、本戦メンバーに選ばれるのは少しキツイかな?



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コパ・リベルタドーレス決勝 2nd leg サンパウロ VS アトレチコ・パラナエンセ

2005-07-15 | 南米サッカー
サンパウロ 4-0 アトレチコ・パラナエンセ

得点)アモローゾ、ファボン、ルイゾン、ジエゴ・タルデッリ

HOME)サンパウロ

             ルイゾン
                     アモローゾ

                 ダニーロ

             ジョスエ
                      ミネイロ

     ジュニオール                 シシーニョ

         アレックス  ルガーノ  ファボン


               ホジェリオ・セニ


AWAY)アトレチコ・パラナエンセ

             アロイージオ    リマ

        エバンドロ             ファブリシオ           

            アンドレ・ホッシャ  コッシート

       マルコン                  ジョアン・カルロス
              ダニーロ    ドゥルバル


                   ジエゴ


1st legを1-1で終えて迎えた、サンパウロ・モルンビースタジアムでの2nd leg!!
試合はホームのサンパウロが完全に支配。 16分にアモローゾと名古屋移籍が決まったルイゾンが2人で崩し、最後はアモローゾがヘディングでゴール!! 全く攻め手がなく防戦一方のパラナエンセだったが、前半ロスタイムにPK獲得!!(エリア外で倒されたため完全な誤審)しかし、これをキッカー、ファブリシオがポストに当ててを失敗!!
後半もサンパウロペースで進み、52分にシシーニョのCKをファボンが頭で合わせて2点目!!70分にはまたもアモローゾとルイゾンの元ブラジル代表コンビが2人で崩し、今度はルイゾンがゴール!! 最後は試合終了直前にワールドユース代表の若手ジエゴ・タルデッリが決めて快勝!!


<南米一決定戦の重み>
サンパウロとアトレチコ・パラナエンセの間には明らかな「地力の差」があったかもしれないが、それ以上にサンパウロの選手達のこの試合にかける気持ちが上回っていた。

相手からボールを奪ってお叫びをあげるシシーニョ。ブラジル人とは思えないようなセーフティークリアを連発するファボン。ゴール後に歓喜のあまり泣き出すルイゾン。
「南米の選手がリベルタドーレスにかける気持ち」は「ヨーロッパの選手がCLにかける気持ち」と比較にならないのかもしれない、と思うほどの気合の入りようだった。
やはり、南米は「アツイ」。

是非このままのメンバーで来て、日本行きを渋ってるリバプールを蹴散らしてほしいものです。
そのためにはシシーニョを残留させて、ルイゾンの名古屋移籍を白紙に戻さないとな(笑)


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コパ・リベルタドーレス決勝 1st leg アトレチコ・パラナエンセ VS サンパウロ

2005-07-08 | 南米サッカー
アトレチコ・パラナエンセ 1-1 サンパウロ

得点)アロイージオ / OG

HOME)アトレチコ・パラナエンセ

             アロイージオ    リマ

        ファブリシオ           フェルナンジーニョ

            アラン・バイーア  コッシート

       マルコン                  ジョアン・カルロス
              ダニーロ    ドゥルバル


                   ジエゴ


AWAY)サンパウロ

             ルイゾン
                     アモローゾ

                 ダニーロ

             ジョスエ
                      ミネイロ

     ジュニオール                 シシーニョ

         アレックス  ルガーノ  ファボン


               ホジェリオ・セニ


<ブラジル対決!!!>
コパ・リベルタドーレス初のブラジル勢同士の決勝戦!!
「一発勝負」のヨーロッパCLと違ってリベルタドーレスの決勝はホーム&アウェイ方式!! また、今年からCLと同じ「アウェイゴール方式」が採用されるようになった(おそっ!!)が、決勝だけは例外で採用されないという特殊なレギュレーションの中、今回はパラナエンセのホームで行われる1st leg!! しかし、パラナエンセのホーム「京セラアレーナ」は規定人数(4万人以上)に満たないために使用できないというパラナエンセにとっては不利な状況で迎えてしまった。


<2nd leg勝負??>
試合は14分、上がってきたシシーニョから左のマルコンがボールを奪い、ドリブルで中央へ。右のジョアン・カルロスに渡し、右足のクロス!これをアロイージオが頭で合わせてパラナエンセが先制!!
まさに「ブラジルらしい」1点! 得点を奪われた方も奪った方も、最初から最後まで「SB」が絡んだ。ブラジルで攻撃的じゃないSBなんてホント見たことないなぁ~。

メンバー的にはどう考えても格上のサンパウロ相手に1st legはどうしても勝っておきたかったパラナエンセだが、後半7分にCBのドゥルバルがオウンゴール!!その後はサンパウロが攻めるが、得点ならず。どちらもこの試合でイエローをもらっている選手を下げるなど、完全に2nd legを見越した戦略で試合を終えた。

これでサンパウロの優位は確実になった。実は、パラナエンセはブラジル全国選手権で現在「最下位」。リベルタドーレスに全力を注いでいるが、やはり戦力的にはかなり劣っている。(昨季は現ヴェルディのワシントンが大活躍して2位と躍進した。) アウェイのモルンビーでサンパウロから勝つのは相当至難な業だろう。


まぁ世界クラブ選手権考えたらサンパウロの方がいいかな♪


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コパ・リベルタドーレス準決勝 2nd leg リーベル・プレート VS サンパウロ

2005-06-30 | 南米サッカー
リーベル・プレート 2-3 サンパウロ

得点)ファリアス、サラス / ダニーロ、アモローゾ、ファボン

HOME)リーベル・プレート

             ファリアス    サラス

                ガジャルド

         サパタ             ルイス・ゴンザレス

               マスチェラーノ

     ドミンゲス                   ディオゴ
             トゥッシオ    アメリ


               コンスタンツォ


AWAY)サンパウロ

             ルイゾン
                    アモローゾ

        ダニーロ              ソウザ

                 ジョスエ

    ジュニオール                   ミネイロ

       アレックス    ルガーノ    ファボン


               ホジェリオ・セニ


1st legで0-2で落としているため先制点を与えると苦しくなるリーベルだったが、11分、1st legで活躍してこの日先発起用されたソウザのCKからダニーロが頭で合わせてアウェイのサンパウロが先制!!ダニーロは2試合連続の先制点!

これで勝利するためには4点が必要になってしまったリーベルは左SBのドミンゲスに代えてMFモンテネグロを投入。4バックから3バックに変更。当然のことながら攻撃的に出てきた。
しかし、ファボン、アレックス、ルガーノのCB3枚のディフェンスは堅く、逆にカウンターからサンパウロが何度かチャンスを作る展開となった。
ホームの大観衆の声援に応えたいリーベルは35分にサラスの素早いリスタートからファリアスがボレーで決めて同点!! 勢いに乗るリーベルはその後もガジャルドが2度惜しいシュートを放つが、1つはクロスバー、もう1つはホジェリオ・セニに阻まれ前半はこのまま終了。

後半さらに攻撃的姿勢を見せるリーベルだが、ゴールがどうしても奪えない。 そして、サンパウロは後半初めてのカウンターがものの見事に決まり、ジュニオールのグラウンダーのクロスをアモローゾが合わせて決定的な2点目!!アモローゾは移籍後初ゴール!
この展開になるとリーベルが戦意喪失してしまうのは予想できたが、やはりそうなってしまったた。後半35分にまたもカウンターからファボンにゴールを許し勝負あり。リーベルはサポーターが暴動を起こしてサンパウロのサポーターと衝突する中サラスが1点を返すにとどまった。
サンパウロは「ブラジルらしからぬ」完璧なアウェイの戦いをやり遂げて決勝進出!!

1st legでの感想で訂正がある。リーベルのサラスを「終わった選手」とみなしていたが、この試合のサラスは本当に素晴らしかった。懐が深くキープすればボールを取られない。最後に取ったリーベルの2点目はサラスがスルーでスペースを作ってサラスが決めた1点。このチリ代表のベテランはアルゼンチンの若手ファリアスとの格の違いを見せた。


ただ、来季のアルゼンチンサッカー「2強」の未来は暗い。ボカ、リーベルはリーグ戦不調で来季のリベルタドーレス出場権を失った。また、ベテラン頼みで若手が台頭してこないボカと、マスチェラーノがコリンチャンス、ルイス・ゴンザレスがポルトに移籍するリーベルはチームの「過渡期」を迎えることは確実のようだ。


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コパ・リベルタドーレス準決勝 1st leg サンパウロ VS リーベル・プレート

2005-06-24 | 南米サッカー
サンパウロ 2-0 リーベル・プレート

得点)ダニーロ、ホジェリオ・セニ(PK)

HOME)サンパウロ

             ルイゾン
                    アモローゾ

        ダニーロ              ジョスエ

                 ヘナン

    ジュニオール                   ミネイロ

       アレックス    ルガーノ    ファボン


               ホジェリオ・セニ


AWAY)リーベル・プレート

             ファリアス    サラス

                ガジャルド

         サパタ             ルイス・ゴンザレス

               マスチェラーノ

     ドミンゲス                   ディオゴ
             トゥッシオ    アメリ


               コンスタンツォ


<超名門対決!!>
リベルタドーレスも準決勝にきて、ついに生放送開始!!
ブラジルの名門サンパウロとアルゼンチンの名門リーベル・プレートが意外にもリベルタドーレスで初対戦!!
ホームのサンパウロは日本の皆様にも既にご存知になられたと思われます右SBシシーニョがコンフェデ出場により欠場。また、ブラジル期待の若手FWタルデッリがワールドユース・ブラジル代表戦出場により欠場。さらには、ブラジルA代表のグラフィッチが怪我で欠場と、苦しい台所事情の中、元ブラジル代表アモローゾ(元ヴェルディ川崎サテライト、そしてセリエAウディネーゼで得点王)を緊急補強!!登録メンバーに入ったのが試合開始の48時間前というのが、いかにも「南米らしい」(笑)
対するリーベルはルクスがコンフェデ代表に選ばれて欠場したものの、日本で言う「川口と楢崎」ぐらいの差しかないコンスタンツォがいるため特に問題はなし!!(ルクスとコンスタンツォのレギュラー争いもまだ決着はついていない感じ)また、ルイス・ゴンザレスとマスチェラーノの「代表レギュラーコンビ」はこの試合のために代表を辞退したとあって、戦力的にはリーベルの方がベストの状態に近かった。


<南米のおもしろさ>
コパ・リベルタドーレスと言えば、南米の選手にとってはヨーロッパの選手にとってのCL以上の位置付け。選手のモチベーションは高く、この試合も完全に「戦争」だった。

ここ2週間はワールドユースやコンフェデをずっと見ていて、スタジアムのあの「中立的」な雰囲気とレギュラーシーズン終了後に行われることによるコンフェデの「ゆるゆる感」に慣れてしまったため、サンパウロ、モルンビー・スタジアムの「男臭い」雰囲気と、この試合にかける選手達の「ギスギス感」という類いのモノを久々に見た気がする(笑) 特にあのハードタックルの応酬合戦は南米のこのレベルの大会でしか見られないものだろう。


<プレスキッカー、ホジェリオ・セニ>
試合は前半からホームのサンパウロが攻め込む展開。2nd legにリーベルのホーム、モヌメンタルで戦うことを考えるとこの試合は必ず勝利したいサンパウロだが、前半はリーベルの気迫の守りの前に無得点。後半、サンパウロはMFソウザを入れたことで流れが変わり、終盤にダニーロのミドルシュートでようやく先制!! そして、試合終了間際にルイス・ゴンザレスのハンドで得たPKをGKホジェリオ・セニが大きな2点目決めてサンパウロが先勝!!


<注目選手紹介>
◯サンパウロ

GK ホジェリオ・セニ(写真)
確実に「世界一」FKのうまいキーパー。キックの質はチラベルトより上。ヨーロッパから何度もオファーがあったがサンパウロが好きで離れない、最近では珍しい選手。

CB ルガーノ
ウルグアイ代表レギュラーCB。何故かはわからないがサンパウロ一番の人気者らしい。

SB ジュニオール
元ブラジル代表。日韓W杯1得点。パルマでは中田と共にプレー。

FWルイゾン
日韓W杯南米予選で最後にブラジルを救った男。しかし、本大会では出場せず… 名古屋グランパス移籍が「決定」したが、本人はサンパウロに残りたがっている…

◯リーベル・プレート

SB ディオゴ
サンパウロのルガーノと同じくウルグアイ代表レギュラー。フィジカルは最強。リーグ戦を見てると明らかにこのレベルの舞台が似合う選手じゃないと思ってたら、やっぱりレアルなどからオファーがある模様。

MF ガジャルド
アルゼンチン人選手にとっての最高の肩書き「マラドーナの後継者」と呼ばれていたうちの1人。オルテガと同じくヨーロッパではダメだけど国に戻るとすごい、典型的な「南米タイプ」の選手。精神的に成長をとげ、かなりいいトップ下の選手になった。

FWサラス
昔なつかしい、チリの「サ・サコンビ」の1人。昔の輝きは完全に消えてしまった印象…


こうして見るとけっこういい選手揃いでしょ??(笑)


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コパ・リベルタドーレス!!

2005-06-02 | 南米サッカー
ヨーロッパ主要リーグ、CLも終了。Jリーグも中断期間に入ってしまい、多くのサッカーファンの皆様は「刺激不足な日々」をお過ごしのことと思います。 しかし、そんな退屈な時期に日本から見て「地球の裏側」南米で開催されている「熱すぎる」大会がこのコパ・リベルタドーレス!! 「南米のCL」とは呼ばれてはいないけど、わかりやすく言うとそういうこと(笑) この大会の優勝チームにはこれまでは「トヨタカップ」、今年からは「世界クラブ選手権」の出場権が与えられるため、選手のこの大会へのモチベーションは異様に高く、ブラジルやアルゼンチンのクラブはこの大会に敗れると同時に主力選手のヨーロッパ移籍が決まって戦力が大幅ダウンになってしまうという、いかにも「南米らしい」現象が起こります(笑) (ちなみに、ブラジルではリベルタ終了後に「選手名鑑」がもう一度発行されることも…)

現在、もうすでにグループリーグは終了し、決勝トーナメント1回戦も終わってベスト8が揃った段階です。(さすがのスカパーもGLから放送しないか。)
その結果は…


決勝トーナメント1回戦(左のチームが1st legをホームで戦ったチームとする。)

○リーガ・デ・キト(エクアドル) 2-1 リーベル・プレート(アルゼンチン)
                   2-4

2試合合計5-4でリーベル・プレートが準々決勝進出!


○フニオール(コロンビア) 3-3 ボカ・フニオールス(アルゼンチン)
                 0-4

2試合合計7-3でボカ・フニオールスが準々決勝進出!


○ウニベルシダー・デ・チリ(チリ) 2-1 サントス(ブラジル)
                     0-3

2試合合計4-2でサントスが準々決勝進出! ロビーニョはどうする!?


○オンセ・カルダス(コロンビア) 1-1 ティグレスUANL(メキシコ)
                    1-2

2試合合計3-2でティグレスUANLが準々決勝進出! 前回覇者が敗退…


○パウメイラス(ブラジル) 0-1 サンパウロ(ブラジル)
                 0-2

2試合合計3-0でサンパウロが準々決勝進出! 「サンパウロ州」の名門対決はサンパウロが勝利!!


○アトレチコ・パラナエンセ(ブラジル) 2-1 セロ・ポルテーニョ(パラグアイ)
                       1-2

2試合合計4-4となり、PK戦5-4で、アトレチコ・パラナエンセが準々決勝進出!!


○バンフィエルド(アルゼンチン) 3-0 インデペンディエンテ・メデジン(コロンビア)
                    2-0

2戦合計5-0となり、バンフィエルドが準々決勝進出!


○パチューカ(メキシコ) 1-1 シーバス・デ・グアダラハーラ(メキシコ)
               1-3

2戦合計4-2でシーバス・デ・グアダラハーラが準々決勝進出! パチューカ福田健二は残念… Jに帰ってきてもらってどんぐらい成長したのか見てみたいなぁ~。


この結果…
①リーベル・プレート VS バンフィエルド
②   サンパウロ  VS ティグレスUANL

③   アトレチコ・パラナエンセ VS サントス
④シーバス・デ・グアダラハーラ VS ボカ・フニオールス

という対戦カードとなり、準決勝は「① VS ②」、「③ VS ④」の対戦になる。

個人的には決勝は「サンパウロ VS サントス」か「リーベル VS ボカ」が見てみたい!!! 盛り上がりは必至!!


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アルゼンチン前期リーグ リーベル・プレート VS ロサリオ・セントラル

2005-03-03 | 南米サッカー
リーベル・プレート 2-0 ロサリオ・セントラル

得点) サパタ、クエバス

HOME)リーベル・プレート

          マキシ・ロペス    クエバス


                ガジャルド
        サパタ              ルチョ・ゴンサレス 
                マスケラーノ


      マルケ   トゥッシィオ   ナスティ    ガンドルフィ  

                 コスタンソ

<ん? これいつの試合だよ?>
スカパーに加入してない、もしくはスカパーに加入してるけどアルゼンチンサッカーまで見てないという人でも、海外サッカー情報をテレビやインターネットで得ているならこのリーベルのスタメンがちょっこしばかしおかしいことに気づくだろう。

「あれ、マキシ・ロペスってこの前のCLのバルサ対チェルシーで点決めた奴じゃなかった!?」
「あれ、マスケラーノって今話題の南米版銀河系軍団のコリンチャンスに移籍したんじゃなかったっけ!?」

後者はかなり微妙だけど前者はみ~んな知ってるだろうね。
そう、これは火曜(3月1日)に放送されたばかりの試合だけど実は録画放送! JSPORTS(スカパーのチャンネル)が放映権獲得するのを遅れちゃったからもう後期リーグが始まってるのに今更前期リーグを放送してるわけ。

普通、録画放送を見るときの楽しみ方としては「試合結果の情報を封印する」というのがある。やっぱ結果わかってたら見る興味なくすもんね~。そのため、テレビやインターネットを見るとき、または友達とサッカートークをする時は注意が必要になる。 ただ、普通にテレビやインターネット見てもまずアルゼンチンリーグの試合結果なんて知ることないし、友達との会話でも
「日曜のマンU対アーセナルの試合引き分けだったね!」とか
「昨日のCLのレアル戦のロナウドのゴールすごかったね!」ならまだしも

「土曜のリーベル対サン・ロレンソはナスティのゴールでリーベル勝ったんじゃなかったっけ?」
といった会話はまず成立することはないんで安心だ。(こういうマニアックな友達関係ステキかも!)


<アルゼンチンサッカーの醍醐味>
これを語る場合はまず一番に実況・解説の「土居・金田」コンビのおもしろトークが挙げられるね!!実況の土居さんはJリーグの実況では真面目にやってるけどアルゼンチンリーグの試合ではいい意味でテキトー! 解説の金田喜稔さんは民放でもお馴染みだけどアルゼンチンリーグの試合ではやっぱりいい意味でテキトー。まぁこのオッチャンはその風貌といい、語り口といいなんか飲み屋でサッカー談義をしてるような独特の雰囲気が売りだからテキトーでもOKなんだけどね(笑)
2人はよく脱線(普通に世間話を始める! 女房の話などなど)するし、ダメな選手に勝手にアダ名(実況でもその名前使うから、初めて見た時は何のこっちゃわからんかった)をつけたりテキトーだけど、2人のアルゼンチンサッカーに対する深い造詣や要所要所の金田さんの適確な解説がファンから好かれる原因だろうね。 まぁ俺は金田さんが民放で一番うまい解説者だと思うよ。


<試合内容  今回はいらないかな??>
順位的には確か5位と6位かなんかの対戦だったと思うけど内容は完全にリーベルが圧倒。この試合ではマスケラーノがよかった。2,3試合前に右サイドで試されてたけど、やっぱこの選手のポジションはボランチだね。生き生きしてたよ。 テベスといいマスケラーノといい、ヨーロッパでも即通用しそうな選手がコリンチャンスに行ってしまったのはちょっと残念だな~
レアル好きの自分としてはマスケラーノにはレアルに来て欲しかった。リーベルの大先輩ソラーリもいるし、代表の先輩サムエル(この人はボカにいた)もいるしね~

マキシ・ロペスはシュートこそ不調だったけど相変わらずのキープ力と体の使い方のうまさを見せてくれた。あのセンセーショナルなチェルシー戦のゴールはマキシの得意な形。あの体型と右45度からのシュート精度の高さはほんとバティを彷彿とさせるなぁ~。


<最後に一言>
「マラドーナの後継者」 のうちの「1人」、ガジャルドはやっぱ南米向きの選手! ヨーロッパじゃダメだったけど今は輝いてる! この調子なら代表復帰もあるぞ!!