NO FOOTBALL NO LIFE

国内、ヨーロッパ、南米のサッカー観戦ブログ! Jリーグ、3大リーグを中心に全世界を完全網羅!(予定)
随時更新!

リーガ・エスパニョーラ カディス VS レアル・マドリード

2005-08-30 | リーガ・エスパニョーラ

カディス 1-2 レアル・マドリード

得点)パボーニ / ロナウド、ラウル

HOME)カディス

                 オリ

     ホナタン・セスマ パボーニ     エンリケ

           スアレス   フレウルキン

    ラウル・ロペス              バレーラ
          デ・キンターナ   パス

 
               アルマンド


AWAY)レアル・マドリード

            ロナウド    ラウル

                ジダン

        バチスタ            ベッカム
               グラベセン

     R・カルロス              サルガド
            パボン   エルゲラ


              カシージャス

交代)グラベセン → ロビーニョ


<不安山積みの勝ち点3>
前日のバルセロナと同様に、アウェイで昇格組のカディスを相手に開幕戦を迎えることになったレアル。 そのバルサと良い意味で違ったのは、引き分けでなく勝ち点3を獲得したこと。そして、悪い意味で違ったのは、カディス相手に互角の戦いをしてしまったことだ。

バルサはアラベスに「守りきられて」引き分けに終わった、と言うのが正しいだろう。 終始試合を支配し、決定的なチャンスを何度も作った(エトーのシュートは2度ポストを叩く)。 守備では前線のフォアチェックで自由なパス回しを許さず、最終ラインではプジョルがアラベス攻撃陣に仕事をさせなかった。
しかし、残念ながらレアルは違う。 新加入のバチスタが機能せず、チグハグな攻撃を繰り返し、守備では不安視されているパボンがイージーミスを犯し、カディスに何度もチャンスを作られた。 カディスは、予想に反して楽に攻撃を形成できることとサポーターの声援が相まって「おせおせムード」となってしまった結果、守備の意識が薄くなり失点を喫した、といった感じだ。
バルサ戦でも触れたが、この、「昇格したばかりのチームがバルサやレアルといったビッグクラブを相手にしても引き分けで良しとしない姿勢」がリーガ・エスパニョーラの「魅力」であり、「欠点」でもあるようだ。


守備崩壊で絶望的な引き分け、もしくは敗北を喫する直前までいったレアルを救ったのはロビーニョだ。インテルに移籍したフィーゴから「背番号10」を受け継いだブラジル代表FWは得意のフェイントを織り交ぜたドリブルで流れを変え、レアルに勝利をもたらした。 そのドリブルのキレは「前任者」の影をすっかりなくさせるもので、この日の活躍はベンチから外れた「背番号11」のイングランド代表FWの移籍を決断させたかもしれない。


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セリエA アスコリ VS ACミラン

2005-08-29 | セリエA

アスコリ 1-1 ACミラン

得点)クディーニ / シェフチェンコ

HOME)アスコリ

          フェランテ  クアリアレッラ

       フィーニ            フォッジャ

          バローラ   クリスティアーノ

      トスト                カルボーネ
           ラウロ   クディーニ


              コッポラ


AWAY)ACミラン

        ジラルディーノ   シェフチェンコ

               カカ

       セルジーニョ        アンブロジーニ

               ピルロ

     カラーゼ                 カフー
           スタム    ネスタ


               ジーダ


レガ・カルチョ・セリエA開幕!!!>
2005-2006シーズン、イタリア・セリエAがついに開幕!!!


<3or4?>
この試合、個人的に注目していたのはミランのディフェンスの枚数。
ご存知の通り昨季CL決勝でリバプールにあのような形で負けたのが影響したのか、前々からされていた批判を受け入れたからかは定かではないけれど、アンチェロッティ監督はプレシーズンでネスタ、スタム、マルディーニの3バックを試していたらしい。 年齢による衰えから「実」の部分ではそう騒ぐものではないかもしれないけど、その「名前」に興味をひかれ、見てみたいと思った。 ただ、残念ながらこの試合はマルディーニが怪我で欠場ということでいつもの4バック。昨季と違う目新しさはFWのジラルディーノぐらいだった。

この試合の内容に入る前に触れなければいけないのは、アスコリのスタジアムのピッチコンディションの悪さ。雨の影響で水がたまり、ボールの流れが悪く、すぐに止まってしまった。イタリアでは数少ないショートパスを多用するチームのミランは試合中何度も「これじゃ、試合ができないじゃないか。」ということを主審に訴えていた。 もちろん、悪条件であることはアスコリにとっても同じだが、その悪条件は元来ある大きな実力差を埋める要素にもなったようだ。 そして、アスコリはほぼ互角の内容で前半を0-0で折り返し、後半11分にCBクディーニが先制!! しかし、その6分後にシェフチェンコが同点ゴールを決めたらしい。
残念ながら、ここで「らしい」と言わざるを得ないのは、現地の雨がさらに激しくなったことで回線の接続が悪くなり、映像が途絶えてしまったから…(まぁ、再放送ならちゃんと見れるんだろうけど、もーいいや 笑)ミランは昨季開幕でリボルノと引き分けたが、またも開幕戦で昇格チーム相手に苦戦してしまった。

ミランはCBが先の3人しかいなくなってしまった。8月31日の移籍期限までに若くて動けるCBを獲得すべきだ。昨季にコロッチーニをなぜ移籍させてしまったのかはいまだに理解しがたい…



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リーガ・エスパニョーラ アラベス VS バルセロナ

2005-08-28 | リーガ・エスパニョーラ

アラベス 0-0 バルセロナ

HOME)アラベス

             ボティーポ

            ルベン・ナバーロ

       ネネ              デ・ルカス

         ハンドロ   アストゥディージョ

     ポリ                  エドゥ・アロンソ
          サリエギ  ファニート


              ボナーノ


AWAY)バルセロナ

             ロナウジーニョ
       エトー             ジュリ

            デコ    シャビ

             エジミウソン

      ジオ                 オレゲル
          プジョル   マルケス


             V・ヴァルデス

交代)エジミウソン → ベレッチ
        ジュリ → ラーション
        シャビ → イニエスタ


リーガ・エスパニョーラ開幕!!!>
ついに2005-2006シーズン、リーガ・エスパニョーラが開幕!!
他の試合に先駆けて今季セグンダ(2部)から昇格したアラベスと昨季王者のバルセロナとの試合が行われた!!


<今季も主役?>
アラベスは集中力を切らさずよく守った。ポストに救われたシーンが何度かあったが、元バルサのGKボナーノを中心に守り切った。 しかし、イタリアと違って下位クラブでも完全な引き分け狙いではなく、あわよくば勝ち点3を取りに行く姿勢を見せるところがスペイン・リーガ・エスパニョーラの魅力かもしれない。
結果的に引き分けてしまったが、バルサの強さ、美しさはこの試合でも見れた。 エジミウソンより前の5人の頻繁なポジションチェンジ、前線での早いプレスは健在で、これをされるとチーム力が劣るチームはどうすることもできない。 昨季の大幅補強と違って少数精鋭で補強した今季はチームの「熟成」が見込める。また、昨季開幕と比べれば怪我人(特に昨季の場合は長期離脱者)も少ないので、その意味ではチーム力としては格段に上がったと言えるだろう。
ロビーニョ、バチスタとまたも前線の選手を獲得し、懸念の守備、特にCB補強に動かない銀河系軍団との差は昨季より広まるかもしれない。


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CLグループリーグ組合せ決定!!!

2005-08-26 | チャンピオンズリーグ・UEFA杯

毎年恒例、CL王者とUEFA杯王者が対戦するUEFAスーパーカップの開催地、モナコでCLの組合せ抽選会が行われた!!
抽選は過去5年の成績をもとにした「ポット」というシード順にポット1~ポット4まで分けられて行われた。ちなみに今回クジを引いたのはマルディーニ
その抽選の結果は…

◯グループA

バイエルン・ミュンヘン(ドイツ)
ユベントス(イタリア)
クラブ・ブルージュ(ベルギー)
ラピッド・ウィーン(オーストリア)

昨シーズンのグループリーグでも当たったバイエルンとユーベが同組に!! まぁ1位になるのは難しくても「2位以内」であればいーんで、仲良く通過するでしょう。ちなみに昨シーズンの対戦はホームもアウェイもユーベが1-0で勝利。


◯グループB

アーセナル(イングランド)
アヤックス(オランダ)
スパルタ・プラハ(チェコ)
FCトゥーン(スイス)

我がアーセナルは比較的、というよりはかなり恵まれた組合せ!!初戦の相手、スイスのトゥーンはかなり謎だけどCL予備予選2回戦でウクライナの強豪ディナモ・キエフを破ったクラブ。でもまぁグループリーグは大丈夫でしょう!! ディーン副会長によると、「センデロス(スイス代表)に情報をもらえる。」とのこと。確かに!!頭いーぞ!!グッジョブ!!


◯グループC

バルセロナ(スペイン)
パナシナイコス(ギリシャ)
ブレーメン(ドイツ)
ウディネーゼ(イタリア)

かなりの大混戦が予想されるグループ。ポット2にパナシナイコスが来て安心したバルサだけど、ポット3とポット4に来たのが相当やっかいな相手。それでもバルサの1位は堅いだろうけど2位はどこか…


◯グループD

マンチェスター・ユナイテッド(イングランド)
ヴィジャレアル(スペイン)
リール(フランス)
ベンフィカ(ポルトガル)

マンUとヴィジャレアルが堅いかな? 注目はフォルラン!!元マンU所属のFWはリベンジに燃えているに違いない。


◯グループE

ACミラン(イタリア)
PSVアイントホーフェン(オランダ)
シャルケ04(ドイツ)
フェネルバフチェ(トルコ)

昨季準決勝で対戦したミランとPSVが同組に!! でもPSVはベスト4メンバーのうち、ファン・ボメル(→バルセロナ)、パク・チソン(→マンU)、イ・ヨンピョ(→トッテナム)、フォーゲル(→ミラン)と主力が抜けて大幅な戦力ダウン… 盛り上がらないかも…


◯グループF

レアル・マドリード(スペイン)
リヨン(フランス)
オリンピアコス(ギリシャ)
ローゼンボリ(ノルウェー)

バルサと同じく「ブラジル化」する銀河系軍団。昨シーズンのリヨンなら厄介だけど、なんせ監督がウリエに代わったんで大丈夫じゃん?? 上3チームは極寒ノルウェーでできるだけ早いうちに試合うをやりたいと思ってるでしょう。


◯グループG

リバプール(イングランド)
チェルシー(イングランド)
アンデルレヒト(ベルギー)
ベティス(スペイン)

リバプールは昨季「プレミアシップ5位」ながら前回王者という「特別枠」で出場したために「イングランドの1枠」として扱われず、今季はチェルシーと当たることに!! 「急に」ビッグクラブになったチェルシーはまだポット2の模様です。


◯グループH

インテル(イタリア)
FCポルト(ポルトガル)
レンジャーズ(スコットランド)
アルトメディア・ブラティスラバ(スロバキア)

昨季は決勝T1回戦で当たったインテルとポルトが同組に。

 

莫大な放映権料がクラブの懐に入ることで知られるCL。抽選では「テレビ放映を考慮して」グループリーグで同国のクラブが同じ日に試合をしないようにうまくグループ分けされるよう工夫されてました。ますます誇大な商品と化すCL。それを思うとちょっと複雑な感情になってしまいました…


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プレミアシップ アーセナル VS フルハム

2005-08-25 | アーセナル

アーセナル 4-1 フルハム

得点)シガン2、アンリ2 / C・イェンセン

HOME)アーセナル

            アンリ
                ベルカンプ

       レジェス              フレブ

           セスク
              ジウベルト・シウバ

    A・コール                ラウレン
           シガン   トゥーレ


              レーマン

交代)レジェス → フラミニ
     フレブ → クリシー


AWAY)フルハム

             マクブライド

     ラジンスキー
                    マルブランク

    ボア・モルテ         C・イェンセン
            ブバ・ディオップ

  N・イェンセン                ヴォルツ
          レーマン    ナイト


             ウォーナー


<悪い流れを断ち切ろう>
この試合で注目されるのは、先週末にチェルシーに負けたアーセナルの立ち直り具合い。 昨季にオールドトラッフォードで無敗記録を止められてから調子を崩したように、アーセナルは重要な試合を落とすと急にコンディションを崩すことがある。これは完全にメンタルの問題。そういった意味では、アウェイでチェルシーと戦った後に「ホームでフルハムと」対戦するのは相手に恵まれたと言っていいことかもしれない。

試合は7分、アンリがザット・ナイトに倒されてPK獲得もキッカー、ラウレンが蹴ったボールはGKウォーナーが止めて失敗…これをきっかけにこの試合はウォーナーに苦しめられることになる。 PK失敗後の悪い予感は的中し、22分、カナダ代表のラジンスキーの左からのクロスをトゥーレがクリアミス。これを受けたC・イェンセンがレーマンの頭上を越えるループシュートを放ってフルハムがまさかの先制…あ~ぁ…
しかし、前半のうちに同点にできたのが良かった。32分、ベルカンプのFKをシガンが頭で合わせて同点!!シガンはアーセナルでのキャリア2点目!! そして逆転できたのは後半8分、レジェスのきれいなループパスをアンリが絶妙なトラップで止めて右足シュート!! 「1点差」というデリケートな点差にも関わらずパスに酔ってしまう癖がこの試合でも出てしまったが、残り8分、フラミニのパスからアンリがキーパーとの1対1を決めてようやく決定的な3点目!! そして、最後はロスタイムにまたもベルカンプのFKからシガンが今度は左足で決めてまさかのこの日2得点!!!終わってみれば4-1という大勝だった。

 

正直な感想としては、相手がフルハムで良かった…という感じ。決してアーセナルの出来が良かったとは思えない。次節はリバプールがUEFAスーパーカップ出場によりお休みとなっているので、W杯予選、CLと忙しい9月に備えて欲しいものです。

それにしても、2点も決めてんのにイマイチ評価する気になれないシガンって

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CL予備予選3回戦 2nd leg モナコ VS ベティス

2005-08-24 | チャンピオンズリーグ・UEFA杯

       モナコ 2-2 ベティス
AGGREGATE)2-3
        ベティスがCL本選出場!!!

得点)ジェラール、マウリダル / リカルド・オリベイラ2

HOME)モナコ

                  アデバイヨール
             カポ

       ソルラン               メリエム

           ベルナルディ   ジェラール

      エブラ                    マイコン
             モデスト   スキラッチ


               ヴァルミューズ


AWAY)ベティス

              リカルド・オリベイラ

                             ホアキン
        エドゥー

             リベラ    マルコス・アスンソン
                 シソコ

     L・フェルナンデス               メッリ
              リバス    ファニート


                 ドブラス


1st legの終了間際にエドゥーが決めたゴールにより、ベティスは1点リードで臨んだこの試合!
序盤の17分、バレンシアから移籍のシスコの左からのクロスをブラジル代表のリカルド・オリベイラが頭で合わせてゴールを挙げ、2試合合計得点でのリードを2点に広げる。ベティスは貴重なアウェイゴールを手に入れたが、これによりモナコの攻撃意識、ベティスの守備意識をそれぞれ高めることになった。 そしてモナコの反撃。33分、バルサから移籍のジェラールがペナルティーエリア端から強烈な一撃をたたき込み、同点に追いつく。 さらに2分後、ペナルティーエリアで左SBのエブラが倒され、モナコはPKを獲得!!(判定は正直ビミョー…)しかし、キッカー、メリエムがプレッシャーからかキックには力がなく失敗!前半はそのまま1-1で終えた。
得点が欲しいモナコは後半にマウリダルが一瞬迷った守備陣のスキを突き、至近距離から頭で決めて逆転!! 2試合合計では、1点差に詰め寄った。これでモナコは完全に試合の主導権を握る。グループリーグ進出にはアウェーゴール差でまだ1点足りなかったが、望みをつないだ。この時点では、モナコが見事に勝ち抜けに向かうかという雰囲気を漂わせていたが、ベティスは終了15分前、リカルド・オリベイラがカウンターからドリブルでディフェンス3人をかわし、左足でゴールを奪い、逃しかけていた勝利を完全に手元に引き戻した。 そしてそのまま引き分けで試合終了。モナコは合計スコアで逆転しても有り余るほどのチャンスを作ったが決められなかった。また、この試合目立ったのは、アーセナルが目をつけているFWアデバイヨール。全盛期のカヌーを彷彿とさせる活躍ぶりでチームを引っ張った。


この試合は「モナコ」と「ベティス」という名のあるクラブの対決という意味で興味を引いたが、それ以上に興味を引いたのが「初戦をホームチームが1-0で勝った」という要素。
第3者として見る分だと、初戦にアウェイのチームが勝ってしまうと、どうしても第2戦の興味は薄れる。「180分の勝負」を楽しむには「初戦をホームで戦うチームが1-0の先勝」ぐらいがとてもおもしろい。それが再認識された試合だった。


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チェルシー戦の敗因分析 「両チームの差」

2005-08-23 | アーセナル

先の「チェルシーVSアーセナル」で表れた2チームの明確な差。
それは監督の能力の差選手層の差だろう。


<ヴェンゲルの限界?>
・まず疑問なのは、ベンチにベルカンプ、ファンペルシーという「セカンドトップ」にふさわしい選手がベンチにいるのに、なぜピレスをこの位置で使ったのか?

確かにピレス、リュングベリ、レジェスらはトップでの起用もできるがそれは彼らにとってもチームにとっても望ましいものではなく、ましてや適任者である先のオランダ人FW2人が使える状況なら尚更理解し難い。


・そして、なぜ万全な状態であるレジェスをベンチに置かなかったのか?

リュングベリは試合前から怪我をしていた。ミッドウィークに行われたスウェーデンVSチェコの試合の招集を辞退したのだ。 結局リュングベリは前半に負傷して(どうやら長期離脱の可能性も…)、ファン・ペルシーと交代。ピレスを右にして、ファン・ペルシーをセカンドトップに置いた。 しかし、このことによりベンチに残ったのはフラミニとベルカンプ。これで、後半失点時からの流れを変えるオプションが一気に減った。
もし、レジェスをベンチに置き、セカンドトップを最初から起用して、

              アンリ
                    ベルカンプ

          フレブ                ピレス

(SUB  ファン・ペルシー、レジェス、フラミニ)
となっていればうまく交代枠を使えたはずだ。しかし、アンタッチャブルのアンリ交代してきて動きもまずまずのファン・ペルシーを代えることはできず、1点ビハインドにも関わらずヴェンゲルは交代枠を「2」しか使わなかった…  そして…


・なぜ失点後に攻撃的姿勢を選手に示さなかったのか?

W杯本選・予選のグループリーグやCLのアウェイゴール以外で「得失点差」を深く考えなければならない場合はそう見当たらない。特に、長丁場での結果が求められる「リーグ戦」で得失点差を考えるのは「大混戦の」残留争いぐらいだろう。
つまり、1点差で負けようが5点差で負けようが、負けは「負け」だし、その逆も言える。
だからこそ、失点後に「セスク  フラミニ」といった無難な交代しかできなかったヴェンゲルには失望した。 「後半28分」という時間帯に先制したチェルシーはさらに守備の意識を高め、攻撃という攻撃はドログバ狙いのロングボールやカウンターのみで中盤の経由はなかった。
ならば、ジウベルト・シウバに代えてFW、つまりベルカンプを投入すべきだったのではないか? もちろん3トップはアーセナルというチームのオプションにないものだが、よくよく考えれば、大幅な選手補強をせず「熟成」を売りにするチームにシステムが1つしかないのはいかがなものか?

失点後に動けずただ戦況を見つめ、第4主審のロブ・スタイルズに文句を言うばかりのヴェンゲルの姿が痛々しく感じたアーセナルファンは自分だけではないと思う。


<厚い選手層と知将モウリーニョ
この試合を決めたのは後半から「途中出場の」ドログバだった。
この試合先発出場したクレスポをアーセナルは抑えた、と言っていいだろう。高いライン設定でオフサイドに陥れ、トゥーレがうまく守っていた。本調子ではなかったであろうが、この試合のクレスポは不発だった。
しかし、チェルシーにはクレスポが不発でも代わりにドログバがいる。また、起用法をめぐりモウリーニョとの関係がうまくいっておらずベンチ外にリカルド・カルバーリョが外されていてもギャラスがいる。昨季、能力的に「第3のCB」だったギャラスでも、アーセナルに入るとしたらキャンベルがいない今、「ファーストチョイス」となってしまうだろう。これが現状だ。

選手層が厚くても指揮官が無能なら宝の持ち腐れだが、チェルシーは違う。
クレスポを前半終わりに、ロッベンとグジョンセンを後半の早い時間帯に「見限り」、交代を実現する戦術眼決断力。 これはアーセナルの指揮官には残念ながら持ち合わせてないものだ。


この試合、「やっているサッカーの質」にそれほど差はなかった。しかし、上に述べた「2つの差」が現状に表れている。
手遅れにならないうちに改善を期待したい。


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プレミアシップ チェルシー VS アーセナル

2005-08-22 | アーセナル

チェルシー 1-0 アーセナル

得点)ドログバ

HOME)チェルシー

             クレスポ

      ロッベン            ダフ

               グジョンセン
         ランパード

             マケレレ

    デル・オルノ             パウロ・フェレイラ
          テリー   ギャラス


              チェフ

交代)  クレスポ → ドログバ
    グジョンセン → エシアン
      ロッベン → ライト・フィリップス


AWAY)アーセナル

            アンリ
                  ピレス

       フレブ             リュングベリ

           セスク
              ジウベルト・シウバ

    A・コール                ラウレン
         センデロス   トゥーレ


              レーマン

交代)リュングベリ → ファン・ペルシー
       セスク → フラミニ


早すぎるビッグマッチ>
2週目で早くも昨シーズンの首位と2位の対戦!!
と言ってもこれはあまり望ましくないこと。 こういったビッグマッチはシーズンの中盤や終盤で「優勝を占う大一番」として見たかった。なぜなら、この時点で当たってしまうとどちらのチームにとっても、この試合の結果がそれほど影響のないものになってしまうからだ。


<敗戦>
「アーセナルVSチェルシー」というカードは毎度お互いのやろうとしているサッカーが如実に表れる好ゲームになる。それは今回も例外ではなかった。

開始すぐにチェルシーがチャンスを2度迎え、いつもとは違う様相を見せたかと思ったが、前半は終始どちらも慎重な試合運び。アーセナルは両SBの上がりが抑え気味で、チェルシーは低いライン設定でリスク排除のロングボール攻撃。 アーセナルはこれといったチャンスがなく前半を終えたが、「アウェイでのチェルシー戦」ということを考えればそれで十分だった。 しかし、痛かったのはリュングベリの負傷退場だった。これは後で詳しく述べるがヴェンゲルのミスと言っていいだろう。

後半、クレスポに代わって入ったのが2週間前のコミュニティー・シールドでアーセナルから2得点を奪ったドログバ。このドログバの裏への飛び出し、そして何より「対センデロス」との相性の良さが徐々にチェルシーに流れをもたらし始めた73分、ランパードが早めに始めたリスタートのロングボールがドログバのに当たり、レーマンのタイミングが外れ、そのままゴールへと流れ込みチェルシーが先制…オフサイドではあったが判定はゴール。
引き分けでも良かったアーセナルは攻めに転ずるがチェルシーの守備は堅く、試合終了。ショックの残る形の不運な敗戦となった。

確かに「不運」だったかもしれない。偶然的なゴールを許さなければ、そのまま引き分けでもいいゲームプランで試合を終えた可能性は高かったと断言していいだろう。
ただ、両チームには決定的な差があった。長くなるので、次回その差を検証する。


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スコットランド・プレミアリーグ レンジャーズ VS セルティック

2005-08-21 | プレミアシップ・FA杯

レンジャーズ 3-1 セルティック

得点)プルソ、ブッフェル、ノボ(PK) / マロニー(PK)

HOME)レンジャーズ

              プルソ
        ノボ         ブッフェル

             ファーガソン

           マレイ    A・レー

     ボール                  P・ファンファン
         ロドリゲス  アンドリュース


             ワーテリュース


AWAY)セルティック

                  ハートソン
          ビーティー

               中村俊輔

         トンプソン       ペトロフ
               レノン

       カマラ               テルファー
           マクマナス  バルガ


               ボルツ


オールド・ファーム
中村俊輔が世界最古のダービー・マッチであるグラスゴー・ダービー(またの名をオールド・ファーム)に出場!!


空気を読もう>
フィジカル的に激しい戦いと言えば、南米ではボカとリーベルの「スーペル・クラシコ」。そして、ヨーロッパではセルティックとレンジャーズのこの「オールド・ファーム」だろう。
ただ、そのフィジカルの激しさが褒められない形で出たのが前半22分だった。 セルティックMFトンプソンがレンジャーズFWノボへの後方からの激しいファウルで一発退場!! 両軍が小競り合う一触即発ムードが爆発した。後半、数的不利を抱えての2点ビハインドに、ストラカン監督は中村俊輔をベンチに下げ、この試合は終わった。

正直、セルティックが10人になったところでこの試合に対する興味は薄れたが、後半早々に俊輔がベンチに下がったことでそれは決定的なものになった。
その原因となったのはやはりトンプソン主審だろう。
ビッグマッチでアドレナリンが出過ぎたのはわかるが、トンプソンのあのタックルはいただけない。 ただそれ以上にいただけないのは、スコットランドにおける紛れもない2強のダービーマッチという大舞台で前半の早い時間帯にレッドカードを出してしまった主審だろう。確かに、トンプソンのタックルは危険で「1発退場でもおかしくない」ものだが、その試合の重要性と時間帯を考えれば「レッドに近いイエロー」をトンプソンに提示するのが最良だったのではないか?

主審の最も重要な役割は、ファウルを裁くことではなく、「試合をコントロールこと」だ。何も常に馬鹿正直にジャッジする必要などない。オールスターやチャリティーマッチで細かく流れを止める審判など興ざめだし、この試合の主審もオールド・ファームのコントロールに失敗したと言っていいだろう。
そういった意味で主審は試合の重要な「演出家」かもしれない。


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国際親善試合 オランダ VS ドイツ

2005-08-19 | 国際Aマッチ


オランダ 2-2 ドイツ

得点)ロッベン2 / バラック、アサモア

HOME)オランダ

            ファン・ニステルローイ
       ロッベン            カイト


            コクー    ランザート

               マドゥーロ

      デ・クレアー             クロンカンプ
           オプダム   ブラルーズ


             ファン・デル・サール

交代)    デ・クレアー → ボウマ
        クロンカンプ → ファン・デル・ファールト
            カイト → ファン・ペルシー
  ファン・ニステルローイ → マカーイ
          マドゥーロ → ハイティンガ


AWAY)ドイツ

            クラニィ   クローゼ

               バラック

        エルンスト         フリングス

                ハマン

     シュナイダー              フリードリヒ
          メルテザッカー ヴェアンス


                カーン

交代)エルンスト → ダイスラー
     クローゼ → アサモア
    フリングス → ヒツルスベルガー
 メルテザッカー → フート
   フリードリヒ → ヒンケル
      ハマン → ボロウスキ


ライバル対決>
1974年「西ドイツ」W杯決勝のカードでありお互いを意識し続けるライバル国同士が対戦!!


ロッベンSHOW
最終的には引き分けに終わったが、この試合は完全にロッベンの1人舞台!!!
開始後わずか3分、一気に前線へと攻め込む。ドイツは、CBヴェアンスが頭でクリア。だがこのボールが、ロッベンの足下へ。ロッベンがペナルティーエリア端から強烈なシュートを放つと、ボールはカーンを破り先制!! さらに、後半開始後60秒もたたないうちに、相手をかわしながらシュート態勢に持ち込んだロッベンが、ポスト内側をたたきながらネットを揺らすボールを蹴り込み2点目!! カイトとのポジションチェンジを頻繁に行いながらドイツディフェンスを翻弄し続けたロッベン。週日曜に行われるチェルシーVSアーセナル戦で間違いなくチェルシー攻撃陣のカギを握る選手だろう。

「内容」では圧倒されたドイツだが、その悪い内容を「結果」に直結させずに試合を終えるあたりは全盛期に見せた「ドイツらしさ」かもしれない。
敵陣深くに攻め込んだドイツは60分、1点を返す。 シュナイダーのCKにバラックが頭で合わせたゴールを決める。 その後もオランダ優位の状態が続くが、残り10分、ドイツは、ファン・デル・ファールトの中途半端な守備につけ込んだアサモアがファン・デル・サールをかわし、同点ゴール!! スコアはこのままで試合を終えた。


<ドイツの不安要素 -守備->
クリンスマンになってドイツのサッカーは見てておもしろくなったけど、「ドイツらしい手堅さ」みたいなものはかなり薄れていると思う。その原因はやっぱ「脆弱なCB」っしょ。 フート、メルテザッカーは地元開催でW杯優勝を狙うチームのCBコンビじゃない。 この試合はベテランのヴェアンスが出たけど、そこで思うのが「他にいないのか!?」ってこと。そして、ブンデスリーガの「強豪クラブ」のレギュラーCBを思い出してみると驚きの事実に気づいた。

①バイエルン・ミュンヘン
ルシオ(ブラジル代表)、イスマエル(フランス

②シャルケ04
ボルドン(ブラジル)、クルスタイッチ(セルビア・モンテネグロ代表

③レバークーゼン
ロッキ・ジュニオール、ジュアン(共にブラジル代表

④シュツットガルト
F・メイラ(ポルトガル代表)、バベル(ドイツ)     ようやくドイツ人…

これだけ名前のあるクラブのレギュラーCBにドイツ人がいないのは異常事態。強いて挙げるならブレーメンにいるぐらいか。 フート、メルテザッカーの成長を待つしかないのかも???


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プレミアシップ アーセナル VS ニューカッスル

2005-08-16 | アーセナル

アーセナル 2-0 ニューカッスル

得点)アンリ(PK)、ファン・ペルシー

HOME)アーセナル

            アンリ
                ベルカンプ

       ピレス             リュングベリ

           セスク
              ジウベルト・シウバ

    A・コール                ラウレン
         センデロス   トゥーレ


              レーマン

交代)  セスク → フレブ
   ベルカンプ → ファン・ペルシー
      ピレス → フラミニ


AWAY)ニューカッスル

              シアラー


       ボウヤー           ダイアー
          エムレ    ジーナス

              パーカー

     ババヤロ                 カー
          テイラー  ブームソン


              ギブン


アーセナル開幕ゲーム!!>
ついに、我がアーセナルハイバリー・ラストシーズンが開幕!!!! 毎シーズン出足好調のアーセナルだが、今シーズンの序盤はかなり過酷…今回の開幕戦がシアラー擁するニューカッスル。そして2節には早くも昨シーズンの天王山、アウェイのチェルシー戦!! また、8月27日にはアンフィールドでのリバプール戦と、相当な難敵ぞろい… ただ、来週のチェルシー戦にはずみをつけるためにもこの試合は勝ち点3が必須となった。


<今シーズンも「独自のスタイル」です。>
試合は序盤、インター・トト杯をこのシーズンオフに戦ってチーム状態がいい(シーズン中頃に疲れが出るでしょうけど)ニューカッスルに苦しめられるが、前半半ば、ジウベルト・シウバへの悪質なタックルでジーナスが一発退場!!
シウバは昨シーズン序盤に試合中の怪我で長期離脱し、そこからアーセナルの守備の崩壊が始まった、という嫌な記憶を思い出したが、幸いシウバは軽傷でプレー続行! これでアーセナルペースになるかと思われたが、チェルシーから今季加入したスコット・パーカーが中盤の底で素晴らしい守備を見せ前半は得点ならず終了。処分を受けてしまった。
さすがに後半15分を過ぎたあたりからは10人で守りきってきたニューカッスルに疲れが見え始め、一方的なアーセナルペースに。完全に引かれた状態で「悪い癖」が出てしまうが、残り10分、リュングベリがペナルティーエリア内で倒され、PKを獲得!! これをアンリがギブンに弾かれながらも決めてようやく先制!! リュングベリはさらに、チームの2点目も演出する。ゴールライン際まで深くえぐってマイナスに折り返すと、ニアに入った途中投入のファン・ペルシーがこれに合わせ、至近距離から押し込んで2点目!! 終盤にアーセナルらしさを発揮してなんとか勝ち点3を手に入れた。

 

もう1つの試合…

ウィガン 0-1 チェルシー

得点)クレスポ

プレミア初昇格のウィガンが大健闘し、チェルシーを敗退目前になるまで追い込むが、ロスタイム3分のうち残り30秒でミランから復帰のクレスポが左足スーパーゴール!!!!

うーん…おもしろくない…
これがチェルシーの強さってことかな? ウィガンは今シーズンの台風の目になる予感すら感じさせる大健闘を見せただけにこの1敗は痛い…ずるずる行く可能性も…


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ブンデスリーガ レバークーゼン VS バイエルン・ミュンヘン

2005-08-15 | ブンデスリーガ

レバークーゼン 2-5 バイエルン・ミュンヘン

得点)ベルバトフ(PK)、バビッチ / バラック、マカーイ3、カリミ

HOME)レバークーゼン

          ヴォロニン   ベルバトフ

              シュナイダー

       クジノベク          フライアー

               ラメロウ

     アチルソン                カストロ
         R・ジュニオール  ジュアン


                ブット


AWAY)バイエルン・ミュンヘン

           マカーイ   サンタクルス

               バラック

        カリミ             サリハミジッチ

             ハーグリーブス

     リザラズ                  サニョル
          デミチェリス   ルシオ


                カーン


試合は開始からわずか3分、バラックの左足が均衡を破った。ここから試合終了まで、ホームのレバークーゼンは、常に悪い予感を抱きながら戦うこととなった。 先制点から8分後、バイエルンはマカーイのゴールでリードを2点に広げる。その後ベルバトフに決められ、1点差に詰め寄られたが、バイエルンは新加入のイラン代表カリミが再び2点差とし、前半を折り返す。 その後の主役はマカーイ。60分に差し掛かる直前の3分間で2ゴールを挙げてこの試合ハットトリック!! バイエルンは、これで完全に試合の主導権を掌握。終盤、バビッチに1点を返されたものの、結局5-2で勝利した。


<もはや「1強」?>
確かにこの試合のレバークーゼンは致命的なミスが多かった。ブット、R・ジュニオールらのミスは直接バイエルンの得点に繋がってしまったわけだが、それでもこの試合はバイエルンの強さだけが目立った試合と言っていいだろう。

複数のポジションを高いレベルでこなすことのできる選手が多く、選手層の厚さならヨーロッパでも1、2を争う。今季加入したカリミも1得点1アシストとチームに馴染んできた。この試合だけ見れば、シュバインスタイガーの座を脅かす活躍だった。
この日出場したルシオ、バラック、ゼ・ロベルトは対戦したレバークーゼンの元選手。これを見るだけでも「ブンデスリーガの構図」が読み取れるのではないだろうか? 他のチームの戦力を落としながら自チームの戦力を向上させているバイエルンというチームは、現在のブンデスリーガにおいて「特別な地位」にある。そして、そのドイツ・ブンデスリーガはバイエルンの「1強時代」となろうとしているのである。


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プレミアシップ エバートン VS マンチェスター・ユナイテッド

2005-08-14 | プレミアシップ・FA杯

エバートン 0-2 マンチェスター・ユナイテッド

得点)ファン・ニステルローイ、ルーニー

HOME)エバートン

              ビーティー


      オズマン   アルテタ   Si・デイビス
          カーヒル
                 P・ネビル

      ピストーネ              ヒバート
            ウェア   ヨボ


              マーティン


AWAY)マンチェスター・ユナイテッド

               ファン・ニステルローイ
      パク・チソン                ルーニー

              スコールズ
                     フレッチャー
                ロイ・キーン

      オシェイ                      G・ネビル
            シルベストル   ファーディナンド


               ファン・デル・サール


プレミアシップ開幕!!!>
待ちに待ったプレミアシップがついに開幕!!!!
8月13日土曜日はチェルシーとアーセナルの試合を除く計8試合が行われた!!


<ネビル対決>
いきなり昨シーズンの4位と3位の対決!! 現在、この2チームは様々な因縁で結ばれている。
まずはご存知の通り、ルーニーの前所属と現所属の2チームであること。 ルーニーはかなりエバートンサポーターから怨まれているようで、この試合もチーム一番のブーイングを受けていた。
そして、もう1つは2チームともスコットランド人監督であること。 エバートンのデイビッド・モイーズ監督「次期マンU監督」の候補にも挙げられている若き名将。 ルーニー、グラベセンの離脱にも関わらずプレミアシップ4位に躍進させた手腕が高く評価され、チェルシーのモウリーニョを抑えてシーズンのプレミア最優秀監督に選出された。 そのモイーズ、ファーガソン両監督が激突したのが昨シーズンのこのカード。古株のFWダンカン・ファーガソンのヘッドでエバートンが勝利したこの試合は荒れ模様となり、両監督が試合中に激しい言い争いをして第4審判が必死になだめる一幕があった。
そして、この試合一番の注目は「兄」G・ネビル「弟」P・ネビルの人生初の「兄弟対決」!! ドイツW杯を目指し常時試合に出場するためにエバートンに移籍したP・ネビル。現地のカメラもこの2人を同時に映すことが多かった。

試合はホームのエバートンが優勢の展開だったが、前半42分にファン・ニステルローイオシェイの低いクロスを至近距離から押し込みマンUが先制!! さらに後半開始から1分もしないうちに、エバートンのナイジェリア人CBヨボが自陣ペナルティーエリア端で出した不用意なパスを、ルーニーがカット。ルーニーはそのまま、古巣のゴールへシュートをたたき込みリードを2点に広げる! その後はマンUがうまくリードを守りきって試合終了。


<今季のマンU>
プレシーズンや開幕戦からさっそく「GKの補強」の効果が見られた。 世界一の「ポカ・キング」キャロルを放出して獲得したのがオランダ代表のファン・デル・サール。前任者と比べて、パンチング・キャッチングの精度、ハイボールの処理、守備範囲の広さ、フィード能力の全てで上回っており(当たり前か 笑)、これで「弱点」が確実に改善された。
また、昨季開幕と違ってファーディナンドが初めからいることも大きいし、昨季はシーズンが始まってから(8月31日)獲得したルーニーも万全の連携とコンディションで臨めているようだ。チェルシー同様、大きな「穴」が見当たらなくなった今季のマンUは強い…

 

やっぱ世界一好きになれないクラブだ(笑)


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CL予備予選3回戦 1st leg エバートン VS ヴィジャレアル

2005-08-11 | チャンピオンズリーグ・UEFA杯

エバートン 1-2 ヴィジャレアル

得点)ビーティー / フィゲロア、ホシコ

HOME)エバートン

              ビーティー


      キルバーン  アルテタ   Si・デイビス
          カーヒル
                 P・ネビル

      ピストーネ              ヒバート
            ウェア   ヨボ


              マーティン


AWAY)ヴィジャレアル

          フォルラン   フィゲロア

              リケルメ

        ソリン

           ホシコ    マルコス・セナ

   アルアバレーナ                ハビ・ベンタ
       キケ・アルバレス  G・ロドリゲス


              バルボーサ


<「大躍進」対決>
ついにCL予備予選3回戦が開始!!
さすがに3回戦ともなると、「予備予選で当たるのはもったいないカード」が出てきてしまうわけで、今回注目のこの対戦!
ルーニーが移籍したにも関わらず「プレミアシップ4位」とまさかの大躍進を遂げたエバートンと、リケルメら南米(主にアルゼンチン)選手を中心に「リーガ・エスパニョーラ3位」と同じく大躍進を遂げたヴィジャレアルの対決!

試合序盤は今週末にリーグ開幕を控えるエバートンと再来週末にリーグ開幕を控えるヴィジャレアルとの現時点でのコンディションの差が出た形となり、エバートンが攻め込むが、ヴィジャレアルがエバートンの攻撃とスタジアムの雰囲気に慣れ始めた27分、カウンターからアルゼンチン代表のフィゲロアが決めてヴィジャレアルが先制!! ホームで勝たなければならないエバートンはビーティーを狙ったロングボール勝負を続け、42分にようやく実を結びビーティーが同点となるゴール!! しかし、前半ロスタイムにホシコにヘディングで決められて、またも突き放された。
エバートンにとっては、この1点が最後まで重くのしかかる。後半の立ち上がりには立て続けにコーナーキックを得たものの、決定機にはならない。エバートンのデイビッド・モイーズ監督はその後、ストライカーのダンカン・ファーガソンベントを投入。ベントは直後にバルボーサと1対1になり、同点ゴールを決める大チャンスを迎えたが、足元でボールを奪われてしまった。 そしてそのまま試合終了。 「高さ」では完全に勝っていたエバートンだったが得点は奪えなかった。


<個々の能力の差>
ヴィジャレアルはやはり「うまかった」。チェルシー以外のプレミアシップのクラブ全体で行われている緩い中盤のディフェンスではスペインのクラブのパス回しを止めるのは難しい。南米の選手が多いヴィジャレアル相手では尚更だろう。残念ながらそれが再認識された試合だった。

エバートンは厳しい…


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スコットランド・プレミアリーグ セルティック VS ダンディー・ユナイテッド

2005-08-08 | プレミアシップ・FA杯

セルティック 2-0 ダンディー・ユナイテッド

得点)ハートソン、ビーティ

HOME)セルティック

                  ハートソン
          ズラウスキ

               中村俊輔

         トンプソン       ペトロフ
               レノン

       カマラ               テルファー
           マクマナス  バルガ


               ボルツ

交代)ズラウスキ → マロニー
     中村俊輔 → ビーティ


中村俊輔、スコットランドデビュー!!!>
セルティックのホーム開幕戦で中村俊輔スタメンデビュー!!! トップ下の位置で後半40分までプレーした。

試合は前半は典型的な「スコットランドリーグの試合」
セルティックもダンディー・ユナイテッドもロングボール一辺倒。やはりロングボールからハートソンが先制するが、CL予備予選の敗退から続く守備陣の混乱は予想以上のもので、特にセットプレーの守備は酷く、簡単にマークを見失ってしまう脆さを見せた。
しかし、後半にスコットランド期待の星、FWマロニーが入ると前半のようなロングボール一辺倒の攻撃から足元を繋いで組み立てていくようになった。 何度も惜しいシュートを放ちながら得点が決められないセルティックだったが、俊輔に代わって入ったスコットランド代表FWビーティがマロニーのクロスを右足で豪快なボレーを叩き込んで勝負あり。セルティックは今季リーグ戦初勝利!!


<際立つテクニック>
期待していた通り、俊輔のテクニックの高さは無骨な選手が多いスコットランドリーグの中では際立つもので、チームメイトの信頼を早くも勝ち取ったようだ。心配されたフィジカル面はシンプルにボールを叩いて相手との接触を減らすことで「予防」をしていた。
試合後、ストラカン監督が「今までの長いサッカー人生でデビュー戦を迎えた選手をたくさん見てきたが、一番素晴らしかった。」と語ったほど良い形で終えた俊輔のデビュー戦。これからはマークがきつくなることが予想されるため、真価が試されるのはそれからかな??


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旅行行ってて更新遅れました~。。。。。