陸に上がったカッパの海無し県生活

潜りから漁師へ。身体を壊し船を下りた。
海の話、釣りの話。脳脊髄液減少症。

脳脊髄液減少症 改善率アンケート

2007-08-09 20:58:50 | 脳脊髄液減少症
久々に、脳脊髄液減少症の事に触れますね。

ブラッドパッチにおける、症状の改善率のアンケート結果を入手しました。
ここであまり詳しくは明かせませんが、
ある患者会(宗教とは無縁です)による、
患者自身による患者自身へのアンケート結果なので、これは非常に信頼できる数字です。

結果から言うと、
過去にマスコミなどから報告された数字が間違ってはいないという事になるだろう。
殆どの症状において、おおよそ7~8割の人が、
ブラッドパッチによって何らかの改善があったという事だ。
ただ、あくまで数字の上の報告に過ぎない事は、頭に入れておくべきだろう。

改善という言葉を、一体どれくらいの範疇で捉えればいいのだろうか?
そこに大きな問題が隠されているだろう。
また、ブラッドパッチ後、新たな症状が生まれる人間がいることも事実だ。
ほんの小さな改善でも改善であるし、
一つの症状が消え一つの症状が増えたとしても、改善であるだろう。

ただ、ブラッドパッチは、やはり脳脊髄液減少症において、
非常に効果のある治療法だということは、間違いの無い事実だと証明されただろう。

現在、薬物療法、保存療法の他には、ブラッドパッチしか治療法は無い。
悲しいかな、こちらの事実も何ら変わっていない。
そのブラッドパッチでさえ、確立された治療法ではないのだ。

ただし、患者自身が目先を変えれば、
線維筋痛症、頚性神経筋症候群という病名にも辿り着くかもしれない。
これはあくまで、僕の勝手な推測にすぎないが、
脳脊髄液減少症、線維筋痛症、頚性神経筋症候群、この三つの病名は、
違った医師がそれぞれの持論によって唱えている、同じ病気の事ではないかと思うが。

「決して治らない病気ではない」
現段階で、完治は難しいかもしれない。
だが、症状を緩和することはできるということだろう。
それぞれが独自の理論を唱えてはいるが、それぞれが、そう言っている。
病気と向き合う前に、患者自身が病気に負けてしまわぬよう心しておこう。

もう一つここに、付け加えておきましょう。
脳脊髄液減少症の受診ができるまでに要した日数ですが、
平均で2年6ヶ月にもなるそうです。
まあ、あくまでも平均ですから、早い人ならば1ヶ月、遅い人は数年と、
大きなバラつきはありますし、どの医師に診察してもらうのかによっても、
大きな差が出てくるのですが・・・。
この結果を、国や行政はどう捉えてくれるのでしょうかね?

因みに・・・
この一年、医学会によるブラッドパッチの保険適用の申請は一件もなかったそうです。
申請が無かったということは、保険適用の望みは皆無という事です。