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ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

障害者 輝ける社会に

2018年04月19日 11時05分22秒 | 障害者の自立

岩渕氏 憲法の理念実現 主張

 参院国民生活・経済調査会は11日、ユニバーサルサービスへの取り組みについて参考人質疑を行いました。

 日本共産党の岩渕友議員は、障害者が安心して暮らし、輝いて生きていくことができる社会づくりのため、憲法25条、13条など、憲法や障害者権利条約の理念を広げることが必要だと主張しました。

 岩渕氏は、日本も批准している障害者権利条約27条(労働及び雇用についての権利実現の保障)、28条(相当な生活水準及び社会的な保障)を紹介し、その実現に重要な所得の引き上げについて質問。「滋賀県手をつなぐ育成会」の﨑山美智子理事長は「障害基礎年金を上積みし、生活保護世帯と同じくらいに引き上げてほしい」「今の障害基礎年金は何十年前の制度。生活水準自体も引き上がってきた。引き上げが最低限の生活を保障することになる」と述べました。

 岩渕氏は、視覚障害者が駅のホームから転落する事故が後をたたないことをあげ、再発防止策であるホームドア設置に関わって、国がやるべき対策を質問。筑波大学付属視覚特別支援学校教諭の宇野和博氏は「事業者任せだけではお金を持っている事業者かどうかで格差ができてしまう」「もっと集中的に予算をつぎ込んで、整備していくことが必要」と話しました。

2018年4月18日         しんぶん赤旗


強制不妊手術 9人の記録見つかる 障害者関連団体 実態解明 県に求める

2018年04月19日 10時55分27秒 | 障害者の自立

 旧優生保護法(一九四八~九六年)下で障害などを理由に不妊手術が繰り返されていた問題で、全国障害者問題研究会茨城支部(結城市)の会員が十七日、県立病院で一九五四年度に手術を受けた九人の氏名などが書かれた記録を見つけたと発表した。「個人を特定できる資料はない」と説明してきた県は「調査不足だった」と謝罪。支部は県に、実態解明と救済を申し入れた。(酒井健)

 県庁で会見した支部会員で元特別支援学校教諭の船橋秀彦さん(62)=笠間市=によると、記録は、県が当時の厚生省から、不妊手術の費用の補助金を受け取るための清算書。当時の県立内原精神病院(現・県立こころの医療センター)で、五四年度に手術された十五~三十歳の男女九人の氏名や疾患名、術式や入院日数などが記されている。

 九人が存命かは不明で、同病院の入院患者と、県立の知的障害児施設の入所者とみられる。施設入所者の手術は、施設長の同意があれば可能だったことなどから、船橋さんは「同病院での手術は強制性があった」と説く。清算書を見つけたのは約十年前で「保管先はプライバシーの保護の点から話せない」とした。

 厚生労働省が統計を元に発表した県内の手術件数は五十四件で、県は個人名の特定はできていないとしていた。

 県の国松永稔(ながとし)・子ども政策局長は、船橋さんが示した記録に「私たちの知らない資料。書式などから本物の可能性が高く、調査不足だった」と謝罪。「記録は県の機関に、旧優生保護法関連ではない資料として保管されていた。資料を早急に確認し、より広範囲の公文書などを調査していきたい」とした。

 個人名が特定できれば、対象者の生死やケアの必要性の確認ができるが、国松局長は「まずは資料を確認し、国の指示を待ちたい」と述べるにとどめた。

 厚労省によると、手術件数の最多は北海道の二千五百九十三件。現在、全国の自治体に資料の保全を求めている。国会では手術を受けた障害者の救済に向けた議論が進んでいる。

1954年に県立内原精神病院で手術を受けた9人に関する文書(全国障害者問題研究会茨城支部提供)

2018年4月18日        東京新聞


発達障害者就労へ支援センターが冊子

2018年04月19日 10時32分27秒 | 障害者の自立

 県発達障がい者総合支援センター・ハナミズキ(小松島市)は、発達障害者の就職を支援する冊子「発達障がい就労サポートブック 働くを考えよう」(A5判、31ページ)を作った。

 1万部を印刷し、県内の市町村役場や学校、ハローワーク、医療機関などに配った。就労の手順を紹介している

県発達障がい者総合支援センターが作成した就労サポートブック
 
4/18       徳島新聞

精神障害者の兄を隠す…残酷すぎる運命を受け入れた両親の心情

2018年04月19日 10時22分20秒 | 障害者の自立

“私の兄は、障害者”。見て見ぬ振りして、直視できない現実を避けるように生きてきた、妹目線の連載です。 精神障害者保健福祉手帳の2級を発行された、兄。両親でさえ、この状況を受け入れることに時間がかかりました。

この連載を読んで、兄の凄まじい変化に胸が痛んでいる方もいらっしゃると思います。その胸の痛みは、当時の私たち家族が感じていた紛れもない事実。妹である私ですら、この現実を直視することができずに心をかたく閉ざしていったことを今でも覚えています。

そして、両親はさらに苦しい気持ちだったと私は想像しています。なぜなら、障害者手帳が発行された後も両親は、兄のことを周囲に言わなかったからです。この事実を隠していました。

冷たく鋭い世間の目

唯一両親がこの事実を話していたのは、祖父母と両親の兄弟のみ。本当に近い身内だけが知っていました。両親が仲良くしている古くからの友だちや知り合い、近所の人などは兄がこのような経緯を辿ったことは知りません。

「世間体なんて気にしなくても良いじゃん」という意見もあると思いますが、この話をしたことで私たちが得るのは、多くの人からの「かわいそうだね」「大変だったね」と哀れみや同情の言葉だけ。兄が良くなるわけではありません。たとえ遠い身内だったとしても必要以上に兄の話をするのは、余計に私たちがストレスを抱える原因にもなったので、両親もなるべく内密にするようになったのだと察しています。

また、よくある “親戚の集まり” のようなものも、兄が迷惑をかける可能性があるため、ほとんどうちにはありません。物心ついた時から結婚式やお葬式、法事などは両親のみが参加。兄は参加しないのが家族のなかでの暗黙の了解でした。

“諦めと守り” の意味を理解する

兄の回復を切に願っていた両親ですが、明るい兆しは一向に訪れる気配がなく、苦渋の決断をして、障害者保健福祉手帳を申請しました。これは、仕方のない選択でした。しかし、この決断は、デメリットだけではありませんでした。

精神障害者保健福祉手帳の2級を発行された兄は、障害者年金として2か月に1回、国から13万円の援助金をもらえることになり、病院の診断や薬代の負担が軽くなったのです。また、交通機関が無料になるなど、地域によって異なるものの、待遇を受けられることに。こうして時間はかかったものの、「障害者」になることを選んだことで、兄を守ることができた。そう考えると、非常に前向きな選択だったと言えることでしょう。

今となっては “生活の一部” となっているこの状況も、当時の両親からすると “ギリギリまで諦めたくなかった” というのが本心だと思います。なぜなら、もっと早い段階で障害者手帳を手にすることができたから。8年粘り続けてやっとの思いで申請した。これが、両親の決断だったと思うと、私は深い拍手を送りたいと心から感じています。

その頃、私は初めて彼氏ができた

この頃、私は高校生。地元の飲食店でアルバイトを始めた私は、同じバイト先の年上男性と距離が近くなっていました。高校2年生から付き合い始めて、1年半か2年近く一緒にいました。第一希望の高校を落ちた私は、特に楽しみを見いだすことができずにただ通っていた高校生活と、冴えない家庭の間に挟まれて、バイトで元気に働くことが唯一楽しい時間でもありました。

家も自転車ですぐ近くの彼。一緒にいる時間が長くなるにつれて、言葉が詰まる質問。それは、「心音の家族って、どんな感じなの?」という話題でした。好きな人に一番聞かれたくないことだったのです……。

心音(ここね) — 2018.4.18


メッセージを振動に変換、フェイスブックが「皮膚で読む」試作機

2018年04月19日 09時54分11秒 | 障害者の自立

フェイスブックの研究者チームが、単語を振動に変えて腕に伝える機器を開発した。100分のトレーニングで100の単語を認識できる。

スマホに届いたメッセージを、腕に伝わる振動だけで「読み」たいと考えたことがあるだろうか? フェイスブックの研究者チームが、まさにそれを実現するデバイスを開発している。言葉を現実世界の「Poke」(ポーク=指ちょん)にしてくれるのだ。

フェイスブックの研究者たちは、ギブスのような形状をしたウェアラブル機器を試作した。中にはアクチュエーターがあり、それが動くと特定の音に対応したパターンの振動が腕に伝わる。研究者は被験者たちに4つの異なる音素(単語を構成する機能を持つ音の最小単位)を区別させることに成功した。わずか3分でだ。このプロジェクトの技術面を先導するアリ・イスラー博士によれば、100分の訓練を受けた被験者たちは、100の単語を90パーセントの確率で認識できるようになったという。

今回の研究成果は、2018年4月21日からカナダのモントリオールで開催されるCHIカンファレンス(ACM CHI Conference on Human Factors in Computing Systems :CHI 2018)で発表される。

今回のプロジェクトは点字とタドマ(Tadoma: 盲ろう者が話者の唇、顔、のどを手で触って言葉を理解する)に着想を得たものだ。プロジェクトが今後進んでいくと、たとえばスマートウォッチが振動で特定のメッセージを伝えるようになるかもしれない。現在「ブーッ」と鳴るだけのスマートウォッチが、会話などの活動を邪魔することなく、何が起きているのかをあなたに伝えてくれるのだ。聴覚や視覚に障害を抱える人々が、もっと容易に情報を得られるようになるかもしれない。

フェイスブックは2017年4月のF8開発者会議で、秘密のハードウェア開発部隊「ビルディング・エイト(Building 8)」が進めるこのプロジェクトをチラ見せした。 当時、プロジェクトは開始から6カ月を経た段階にあり、 フェイスブックは100語の判別が可能になることを期待するとコメントしていた。

それ以降今日までに、技術は改善されたように見える。今回の研究論文の共著者であるイスラー博士は、メール取材に応じて「最新の研究では、100分間トレーニングを受けた人々は90%の正確さで100語を認識できるようになりました。追加で100分間のトレーニングを受けて、500語を認識できるようになった人もいましたよ」と語った。

振動で言葉を伝える機器がどのように動作するか、映像が参考になる。試作機はコンピューターに接続され、試作機を腕に着けた被験者は、コンピューターを操作して異なった音素や単語の例を選択する。選んだ音素や単語は振動となり、腕で感じ取れる。

腕の上下にある様々なアクチュエーターの動きで異なる単語が表現される。被験者がいくつかの単語を区別できるようになると、研究者がテストをする。「会議は何時ですか」といった質問がコンピューターの画面に表示され、被験者は振動で伝えられた答えをコンピューターに入力しなければならない。

試作機は不格好でトレーニングは長い時間がかかる。現時点ではスマートウォッチの実現はまだ遠い。学習と使用はもっと簡単であるべきだし、精度も必要だし、もっと小さくしなければならない。

マサチューセッツ工科大学(MIT)の上級研究員とMITの皮膚感覚研究所(Cutaneous Sensory Lab)の主任研究員を務めるリネ・ジョーンズ博士は、フェイスブックで進められている研究は将来が約束されていると考えている。ただ、ジョーンズ博士は、皮膚が耳や目と同等の情報処理能力を持つセンサーではないとも指摘する。そのため、どうしても必要な時以外は使いたくならないだろうとも考えている。

「どんな時でも、機器がブーッというのは嫌なものですけどね」とジョーンズ博士はいう。

振動で言葉を伝えるデバイスが本当に効果的なものになるには、もっと速くなる必要もあるだろう。イスラー博士は、このウェアラブル機器を小型化すると同時に、腕に単語を伝えるスピードを上げることにも取り組んでいると述べた。現状では、1分間に伝えることができる単語の数は4~10である。短い文章ならよいが、もっと込み入った内容のメッセージを伝えるのに十分な速さとは言えない。

試作機は、音声をはっきりした振動に変換して皮膚で感じ取れるようにする

by Rachel Metz       2018.04.18