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ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

連携する社会の象徴に 大津で障害者芸術のフォーラム

2018年02月13日 11時48分01秒 | 障害者の自立

 障害者による芸術「アール・ブリュット(生の芸術)」の可能性を考える「アール・ブリュットネットワークフォーラム」が十一日、大津市におの浜のびわ湖大津プリンスホテルであった。

 文化団体や行政機関の関係者が全国から集まり意見交換。昨年、フランス西部のナントで開かれたアール・ブリュットのイベント「ジャパン×ナントプロジェクト」を振り返りながら、文化を通じた国際交流について語り合った。

 企画で中心的な役割を果たしたポール・ビヨドーさんは「日本の障害者たちが発した強いメッセージが、あらゆる人の心に届いたと思う」と語り、前文化庁長官の青柳正規さんは「アール・ブリュットを、みんなが連携する社会をつくる象徴にすれば、豊かな社会をつくっていけるのでは」と展望した。

 出展作家も登壇。十七枚からなる紙芝居風の絵を描いている平野智之さん(30)=東京都町田市=は、フランスの風景や鉄道車両から着想を得て制作した絵を見せ、渡航でより深まった世界観を披露した。

作品をスクリーンに映して説明する平野さん(右から2人目)

2018年2月12日   中日新聞


聴覚障害者、雪上熱く 雫石で全国体育大会始まる

2018年02月13日 11時34分29秒 | 障害者の自立

 第43回全国ろうあ者冬季体育大会(全日本ろうあ連盟主催、県聴覚障害者協会など主管)は11日、雫石町の雫石スキー場で競技が始まった。4年に1度の大会で、全国の聴覚障害者35人が12日まで熱い戦いを繰り広げる。

 競技は「アルペンスキー」「アルペンスノーボード」、スキーのターンやスピードコントロールなどを競う「スキー技術」の3種目。来年イタリア・トリノで開催される第19回冬季デフリンピックの選手選考も兼ねている。

 大会は4年前が悪天候で中止となったため、8年ぶりの開催。2007年までは毎年開かれていた。本県での開催は1990年、2006年に続く3回目。

岩手日報    2月13日


望む「自立」訪問看護で 当事者・専門家が意義強調 栗東 

2018年02月13日 11時26分54秒 | 障害者の自立

精神障害者地域支援シンポ

 重度精神障害者の地域での自立を支援する専門家組織「Q-ACT(キューアクト)」=福岡=の創設メンバーを招いた講演とシンポジウム「精神障害を持つ方の地域生活を支えるために~Q-ACTの軌跡と今後の展開~」(県精神障害者家族会連合会など主催)が11日、栗東市綣2の栗東芸術文化会館さきらであった。県内外の関係者ら約150人が参加。訪問看護の重要性などについて意見を交わした。

毎日新聞   2018年2月12日 


スマホで通報、障害者用119番

2018年02月13日 11時18分34秒 | 障害者の自立

全国導入20年度目指す

 政府は、聴覚や言語機能に障害がある人がスマートフォンの画面から、音声を使わず119番通報できるシステムの普及へ支援を加速する方針を固めた。2018年度から地方自治体を財政面で後押しし、20年度までに全国の消防本部で導入を目指す。関係者が12日明らかにした。東京五輪・パラリンピックを控え、障害者に配慮した「共生社会」への取り組みをアピールする狙い。

 導入するのは「Net119緊急通報システム」で、利用するには、住所や氏名などの事前登録が必要。最初に画面上で「救急」「火事」といった通報に関する項目を選択。通報後、チャットで状況などを補足して伝える仕組み。

2018年2月12日   福井新聞


『精神障害とともに』 南日本新聞取材班

2018年02月13日 11時13分50秒 | 障害者の自立

過酷な過去と共生の道

 精神障害に社会が向き合う局面が増えてきた。2年前には障害者差別解消法が施行され、今春には改正障害者雇用促進法が全面施行される。だが、私たちは精神障害者のことをどれだけ理解しているだろうか。

 そんな疑問のもと、鹿児島県の南日本新聞の取材班が取材した結果、人口に対するベッド数、入院患者数、20年以上の長期入院患者数が最も多いのが鹿児島だったという。

 「鹿児島の報道機関こそ取り組むべきテーマではないか」

 それが取材の出発点になった。

 過酷な現実に言葉を失う場面も少なくない。66歳の女性は入院生活に「当初は不安もあったけど今はもう慣れた」と言う。だが、これまでの入院期間は48年間。ほぼ半世紀、院内で暮らしてきた。一昨年10月時点でも鹿児島県では50年以上の入院は33人いるという。

 過去はもっとひどかった。脳の一部を切除するロボトミーに麻酔もかけない電気ショック。労働力として事実上、労働を強いていた病院もある。取材班は非人道的な扱いがまかり通った過去を掘り出しながら、変わりつつある現在も描いていく。

 20年入院していた女性(59)は、自立訓練施設を経て、パートで働くようになり、職員寮へ移った。通算20年以上入院した経験をもつ男性(66)も一人暮らしを可能にした。どちらも訪問看護や周囲の支援があった。見守るのは医師や看護師だけではない。かつて精神疾患を患った経験者も「ピアサポーター」として現役の患者を支える。

 周囲の支えがあれば、精神障害者も入院生活を抜け出して、地域で生活できるのだ。多くの事例を読み進むうち、必要なのは、信頼あるコミュニケーションや支え合えるコミュニティーだということが見えてくる。

 多くの精神障害者が実名で取材に応じたのは、社会の意識を変えたいという思いがあったからだという。読み終えたとき、精神障害への意識はどれだけ変わっているだろうか。

 ◇みなみにっぽんしんぶん=鹿児島県の地方紙。連載記事は日本医学ジャーナリスト協会賞大賞(新聞・雑誌部門)受賞。

 ラグーナ出版 1400円

2018年02月12日 05時23分 Copyright © The Yomiuri Shimbun