ゴエモンのつぶやき

日頃思ったこと、世の中の矛盾を語ろう(*^_^*)

障害児者問題フォーラム:社会のあり方変えよう--中区 /広島

2010年12月23日 01時06分28秒 | 障害者の自立
 障害者の生活のしづらさを調査し、ノーマライゼーションを実現しようと、すべての障害児者と市民を結ぶひろしま県民会議は19日、「障害児者問題をとらえる視点」をテーマにしたフォーラムを広島国際会議場(中区)で開いた。

 健常者も障害者も共に暮らせる社会の実現を目的として08年から始まり、今回が3回目。頸椎(けいつい)を損傷して、車椅子生活を送っている横須賀俊司・県立広島大准教授が基調講演し、自身が入浴に苦労していることなどを例に挙げて、「障害者の問題の原因は、障害者個人には全くないということ。社会のあり方が問題」などと指摘した。

 講演に続き、障害者の生活しづらさについて、11年度に実施を予定しているアンケートの紹介や、来場者との討議があった。広島市東部障害者デイサービスセンター(安芸区)の田中洋子所長は「何らかの提言をして地域を変えていけたら」と話した。

毎日新聞 2010年12月22日 地方版


障害者駐車場に利用証

2010年12月23日 01時05分17秒 | 障害者の自立
県が来月20日から まず藤枝と焼津

 体の不自由な人のための専用駐車場に健常者が車を止めるマナー違反が後を絶たないことから、県は、体が不自由な人などに利用証を交付し、専用駐車場に車を止める際に車内に掲示してもらう「県ゆずりあい駐車場事業」を始める。藤枝市と焼津市で2011年1月20日から実施する。

 利用証の交付対象者は、藤枝市と焼津市に住むか、通勤するなどしている身体障害者や要介護高齢者、知的障害者、精神障害者、難病患者、妊産婦で、いずれも歩行が困難であることが条件。利用証は縦27センチ、横14・4センチ。車いすを常時利用する人(赤色)とそれ以外(緑色)の2種類用意し、運転したり同乗したりした車を専用駐車場に止める際、利用証をルームミラーにぶら下げるなどして掲示する。

 両市内にある県や両市の施設、事業に協力するスーパーなどの民間施設の専用駐車場で利用証を使うことができる。同じく2種類のステッカー(縦42センチ、横29・7センチ)を掲示し、一般人に駐車しないよう促す。利用証を掲示していない車が駐車していても、ドライバーを呼び出して注意するなどの措置は取らず、事業を説明するチラシをフロントガラスとワイパーの間に挟んで理解を得ることなどを検討している。

 利用証の申請は、1月20日から県や両市で受け付ける。県は藤枝市と焼津市の実績を検証しながら、県内全域での実施を目指す。

(2010年12月22日 読売新聞)

みのもんたライバル局ヤリ玉「障害者スポーツもっと報じなきゃ」

2010年12月23日 01時01分33秒 | 障害者の自立
毎朝、「朝ズバッ!」を集中して視聴している人は、11月(2010年)の中旬~下旬に中国・広州で行われたアジア大会の後に、同地で「アジアパラ競技大会」が12月12日~19日まであったことを知る機会に恵まれだろう。

番組は現地にたったひとり(予算の都合だそうである)ディレクターを派遣し、取材にあたらせた。「朝ズバッ!」は障害者スポーツ報道に力を入れていると自称しており、司会のみのもんたも障害者スポーツを「応援」し、その地位向上を折に触れて訴えている。

さて、大会期間中は、視聴者的には埋め草に見える程度に大会情報が伝えられたが、司会のみのもんたは「朝ズバッ!」だけがアジアパラを取り上げていると、人並み外れた善行でもしているかのように、毎朝毎朝、鼓吹していた。

アジアパラ競技大会

今日は大会を振り返る特集的な内容で、放送時間も長かったせいか、みのは一層強気に、他局にまでモノ申しはじめるのだった。

曰く、「日本のワイドショー、いろんな番組あるけど、なんでコレをもっと報道しないのか」

「他局のことをとやかく言うつもりはない」と言いつつ、TBS以外の在京テレビ各局の名前を次々に挙げながら、「報道しないとダメですよ」とダメ出し。「とくにNHKはやらなきゃいけないよ」と言う。

スポーツコーナー担当の高畑百合子アナが「まずは私たちがしっかりお伝えしていかないといけないですね」と話を引き戻すと、みのはようやく「すばらしいこと言いますねー」と、矛を収めた。

J-CASTニュース

告訴能力を逆転認定 高裁宮崎支部

2010年12月23日 00時56分59秒 | 障害者の自立
 「告訴能力」という知的障害者の人権にかかわる問題が争点となった強制わいせつ事件の控訴審判決が21日、福岡高裁宮崎支部であった。榎本巧裁判長は知的障害の女性の告訴能力を認めなかった一審判決を破棄し、宮崎地裁に審理を差し戻した。


 知的障害者が被害者の事件では告訴能力や証言の信用性を巡り、被害を主張する側に厳しい司法判断がされる場合が多い。だが、今回の高裁判決は「自己の被害を認識し、被害感情を持ち、加害者への制裁を求める能力があれば足りる」とし、女性の告訴能力を認めた。また、告訴に伴う自身の負担などを理解する能力がないから告訴が無効だとした一審判決について「被害者の保護に欠ける」とした。


 起訴状などによると、元タクシー運転手の男(61)は宮崎県内で昨年2月11日、わいせつ行為をするために女性を乗用車で連れ去り、車中で女性の下半身を触るなどしたとされる。強制わいせつ罪などは親告罪のため、女性が強制わいせつとわいせつ目的誘拐の疑いで男を告訴していた。


 検察側は、中学生以上の知的能力があれば告訴能力はあり、女性の知的能力は中学生以上だと主張していた。一方、男は取り調べの段階では容疑を認めていたが、公判では「合意の上だった」として起訴内容を否認している。


 一審の宮崎地裁延岡支部判決は女性を「被害者」としながら知的障害を理由に告訴能力を認めず、「告訴は無効」として公訴を棄却。これに対し、検察側が控訴していた。
 女性が働く作業所の職員は判決後、朝日新聞の取材に「知的障害者は一般の人には理解しづらい部分もある。だからこそ法律で守ってもらいたい」と話した。


 2003年に千葉県で知的障害者の少女が性的虐待を受けたとされる事件では、一、二審とも「わいせつ行為を受けたことは疑問を挟む余地はない」としながら、少女の供述の信用性を認めず、強制わいせつ罪に問われた被告の無罪が確定した。これに対し、少女側が損害賠償を求めた民事訴訟では一、二審とも供述の信用性を認め、被告側に支払いを命じる判決が確定している。

朝日新聞

差し戻し判決関係者、思い様々 知的障害女性わいせつ

2010年12月23日 00時54分49秒 | 障害者の自立

 知的障害者の告訴能力が問われた福岡高裁宮崎支部の控訴審判決で、公訴を棄却した1審・宮崎地裁延岡支部の判決が差し戻された21日、事件の関係者は様々な思いを口にした。

 事件当時、女性が通っていた福祉施設の職員は「裁判が続いて本人に再びつらい思いをするのはかわいそうだが、差し戻された以上、真実を明らかにして加害者に責任をとってもらいたい」と話した。

 知的障害者を支援する全日本手をつなぐ育成会(東京)の大久保常明常務理事は「妥当な判決。今後の裁判では、女性が思いを十分伝えられるように配慮してほしい」と訴えた。

 一方、被告弁護人の町元真也弁護士は「残念。控訴審では被告の言い分を述べる機会が全くなかった。上告するかどうか本人の意向を確認する」と述べた。

 渡辺徳昭・福岡高検次席検事は「検察官の主張が認められた妥当な判決である」とのコメントを出した。

(2010年12月22日 読売新聞)