昨日の予告編(?)についで本編です。
今回お世話になったのがこれ
今回は
東北新幹線で八戸へ、八戸から八戸線→北リアス鉄道→山田線→釜石線→(もう一度宮古に戻って)→山田線→岩泉線→バスで盛岡→東北新幹線
というルートでした。
きっぷの二重線の部分はJRバスを表していて、これもフリーきっぷで乗れるのですが、バスに乗れることに気がついたので今回の旅程がやっと組めました。
(僕は「鉄道しか乗らない」とか駅泊するまで根性入ってないので・・・)
夕方の新幹線で八戸に。
八戸市の中心街は八戸線で2駅の本八戸にあるので、最終に間に合うように。
昔懐かしいディーゼル車です。
中は扇風機
落書きも時代を感じさせます。
電車(電気モーター)に比べると、内燃機関は低回転時のトルクが小さいので、どうしても発信時は苦しそうです。
小海線のハイブリッド・ディーゼルカーというのがどんなものなのか、興味がわきます。
とりあえず本八戸までたどりつくも、中心部はそこから徒歩で10分くらいのところにあり、街頭しか明かりのない暗い道を歩いて行くと(旅行者は八戸の駅前に宿を取るか、八戸からタクシーに乗るらしい)いきなり繁華街に出ます。
土曜ということもあり、けっこうにぎやか。
若い人が多いです。
ホテルの人のお勧めで、「みろく横丁」という、屋台(といっても固定の給排水設備がある)が20軒以上あるところに行きます。
鯖を軽く燻製したもの。
これも美味。
日本酒は「菊駒」と「如空」をいただきました。
菊駒はすっきりと、如空はしっかりとしています。
ところで、銘柄の記憶が曖昧だったのでネットで調べてみると、実は菊駒と如空は因縁がったようです。
もともと、一方「菊駒」の商標と工場持つのは菊駒酒造店だったのですが、菊駒酒造店は酒造免許がなく、八戸酒類という会社が菊駒を製造・販売していました。で、による商標権をめぐる訴訟
どうしてこういうことになっていたかというと、八戸酒類は1944年、戦時下の企業整備令により三八地方(八戸市・三戸郡の総称)の造り酒屋を統合して設立され、五工場がそれぞれで「八鶴」「菊駒」「男山」などの銘柄を造ることとなり、その際、酒造権は八戸酒類に一本化。戦後、整備令が解除された後も、八戸酒類は統合したままの企業形態を維持していたのだそうです。
しかし近年になって、蔵元が八戸酒類からの独立分離を求める動きが起こり始め、菊駒酒造が商標権侵害の差し止めを求め、八戸酒類を提訴したのだそうです。
結局八戸酒類では「菊駒」銘柄で出荷できず五戸工場で造った酒を『如空』という銘柄に変更。一方で菊駒酒造店は、弘前市の白神酒造に「菊駒」を作らせているとか。
(以上、こちらやこちら参照。)
なんか、市澤帆布みたいですね。
飲んでいるときはそんなこと知らずに両方とも美味しくいただきつつ、八戸の夜は更けていきました。
(話が脇道にそれて長くなってしまったので、続きは明日以降に。)