一寸の虫に五寸釘

だから一言余計なんだって・・・

うなぎパイ

2011-01-06 | よしなしごと

正月休みの土産と職場で出されたうなぎパイ。

「夜のお菓子」というのはセクハラになるか否か、英語コピーが"A snack for nights"と複数形なのはそれだけ効果が持続するのか(←この発言こそセクハラではないかw)などとしばし馬鹿話をしていたのですが、製造元の春華堂のサイトにうなぎパイ誕生秘話なるものがありました。

それによると  

うなぎパイの代名詞とも言えるキャッチフレーズ「夜のお菓子」。幸一社長の「一家団欒のひとときをうなぎパイで過ごしてほしい」という願いのもと、ご自身で考案されたものです。当時(注:発売は昭和36年)、浜松は高度経済成長期で女性の社会進出が進んだ時代。忙しい家族が揃う夕食のだんらんの時間が大切にされたと言われ、その時間を表す「夜のお菓子」と名付けたのでした。

というのが公式見解。 
しかしやはり当時から  

当時の浜松において夜の繁華街は全国屈指と呼ばれ賑わっていた時代。このキャッチフレーズを目にしたお客様で、精力増強のうなぎと結びつけてあらぬ解釈をしてしまった人も多かったようです。  

ただここからが商売上手の腕の見せ所  

パッケージに関しても発売当初は浜名湖の水をイメージした青色を基調としたものでしたが、今ひとつウケがよくありませんでした。そこでお客様のあらぬ解釈を逆手にとり「夜のお菓子」のフレーズにふさわしく、当時の栄養ドリンクカラーであった赤と黒と黄色の三色を基調としたものに切り替えたところ、ますます好評を得ることができたそうです。  

パッケージを変えたということは、最初から狙っていたわけではなかったようですね。 
しかも50年近くほとんど単品勝負で今まで続いているのだから立派なものです。
(春華堂は地元では和菓子・洋菓子も扱っているようです。また、うなぎパイシリーズの「二匹目のどじょう(うなぎ?)」を狙って、しらすパイを「昼のお菓子」というキャッチフレーズで売り出しているようですが、残念ながら流行ってはいないようです)  

「あらぬ解釈」が今までずっとウケ続けてきたというのも、オヤジギャグの根強さの象徴かもしれません。  

ただ昨今だと、「あらぬ誤解を示唆・期待した発言」自体がセクハラとか言われてしまいかねないのでそろそろ変え時なのかもしれませんね。

「○○さん、このホームページにある『あらぬ解釈』ってどういう意味だと思う?ヒヒヒ・・・」なんてすり寄って言ったら即アウトでしょうw

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2 コメント

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Unknown (MASA)
2011-08-29 22:19:22
うなぎパイを親戚からもらったのですが、首をかしげました。
50年記念の女の子のパイをくわえた写真がエロ風なのですね。中に入ってるんです。リーフレットの最後のページは女の子の写真です。
リリーフランキー+みうらじゅんのグラビアン魂のできそこない。週刊実話とかアサヒ芸能の表紙のもっと下品な奴。

パイ類は苦手なので、使いまわしにしようと思ったのですが、病人によっては気まずくなりますよ。たとえば、

職場に路線の対立する労働組合があるとします。

会社に近い第二組合の側から、もともとあった第一組合の女性にこれを差し入れたら、やばいです。弁護士を呼ばれかねません。第一から第二にやってもダメ。会社の法務部が飛んできます。

バカ話ができる仲、やんちゃを一緒にやった仲なら問題にならないのかもしれませんが。
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Unknown (go2c)
2011-08-31 00:39:24
MASAさん
最近は実物にお目にかかっていないので春華堂のサイトを見てみました。
私自身は「エロ」という感じは抱かなかったのですが、サイトによれば「意志を持った眼差しの・・・さんが勢いよく、気持ちよくうなぎパイを食べる瞬間を躍動感あふれるビジュアルで表現」しているとも思えず、思わせぶりが安っぽい感じになってしまった印象です。
このへんは個人差で、このご時勢微妙な相手にはもともとのネーミングも考えると避けたほうがいいかもしれませんね。
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