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「地中熱」空調 受注競争熱く JFEなど参入 規制追い風 CO2排出3~5割少なく
(2010/3/31 12:00 情報元 日本経済新聞 電子版(最近話題なのでちょっと敬意を評して))
地中100mレベルだと通年15度くらいに保たれているので、水(だか冷媒だか)を循環させて空調に使うというシステムは、個人住宅レベルでは以前から一部で普及していました。
維持費は安価なんだけどイニシャルコストがかかるのが難点で普及が進んでいなかったようです。
こうやってビル(事業所)が積極的に取り入れると心配になるのが本当に資源が無限なのかということ。
高度成長期には東京とか大阪で地下水を工業用に利用しすぎて地盤沈下とか水質汚染が問題になりました。(その後地下水の汲みあげが禁止されたけっか地下水位も元に戻り、最近は温泉事業も活発です(関東地方だと1000mも掘れば確実に出るらしい))。
ただ、エントロピー増大の原理(熱力学第二法則)を持ち出すまでもなく、温暖化した大気を冷却するために地中との温度差を利用するのは、問題先送りにはなっても(特に多く参入がなされた場合には)本質的な解決にはならないんじゃないでしょうか。
夏場の暖気を地中に戻して蓄熱すれば若干平準化にはなるのかもしれませんけど。
「地中熱」空調 受注競争熱く JFEなど参入 規制追い風 CO2排出3~5割少なく
(2010/3/31 12:00 情報元 日本経済新聞 電子版(最近話題なのでちょっと敬意を評して))
地中100mレベルだと通年15度くらいに保たれているので、水(だか冷媒だか)を循環させて空調に使うというシステムは、個人住宅レベルでは以前から一部で普及していました。
維持費は安価なんだけどイニシャルコストがかかるのが難点で普及が進んでいなかったようです。
こうやってビル(事業所)が積極的に取り入れると心配になるのが本当に資源が無限なのかということ。
高度成長期には東京とか大阪で地下水を工業用に利用しすぎて地盤沈下とか水質汚染が問題になりました。(その後地下水の汲みあげが禁止されたけっか地下水位も元に戻り、最近は温泉事業も活発です(関東地方だと1000mも掘れば確実に出るらしい))。
ただ、エントロピー増大の原理(熱力学第二法則)を持ち出すまでもなく、温暖化した大気を冷却するために地中との温度差を利用するのは、問題先送りにはなっても(特に多く参入がなされた場合には)本質的な解決にはならないんじゃないでしょうか。
夏場の暖気を地中に戻して蓄熱すれば若干平準化にはなるのかもしれませんけど。