goo blog サービス終了のお知らせ 

一寸の虫に五寸釘

だから一言余計なんだって・・・

着地失敗により減点

2006-03-14 | 自分のこと
都合の悪いことは都合の悪いときに起きる。


ちょうど地下鉄の自動改札を通ろうとしてプリペイドカードを取り出したところで電話が鳴った。

先程コールバックをお願いした相手だとすると、このまま放っておいて留守電にしてしまうのはまずい。

しかし、後ろには人がつかえているし、横も他の自動改札の列がびっしり並んでおり、列をはずれることもできない。

しかも花粉症用のマスクをしているので、このままでは電話に出られない。

なおかつ、カバンを持っていて片手はふさがっている。


そこで咄嗟に

① プリペイドカードを中指と人差し指でつまむように持ち替える
② カードを手にはさんだまま、携帯電話をポケットから取り出す
③ 小指をマスクのゴムに引掛けてマスクをはずす。
④ 親指で折畳式の携帯電話のカバーを跳ね上げる
⑤ 通話開始
⑥ 通話しながら一瞬の隙をついて自動改札を通過

と、イナバウアーからの連続ジャンプばりの妙技を披露したはずだったのですが


通話が終わってホームの隅に佇んでいたのは、マスクを片耳からだらしなく垂らして、人差し指と中指がはさんでいるカードのせいで自由に使えないために携帯電話を閉じる事すらできないでいるヘンなおっさんでした。


メダリストへの道は険しい・・・
コメント (4)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

憐れむべし、半死の白頭翁

2005-10-01 | 自分のこと

kobantoさんのblogでとりあげられた英文俳句が、芭蕉の


夏草や 兵どもが 夢の跡


に似ている、という記事にコメントしようとしたときの話です。

僕は最初に漢詩の


年年歳歳花相似 (年々歳々 花 相似たり)
歳歳年年人不同 (歳々年々 人 同じからず)


というフレーズを思い出し、
ああ、これは杜甫の『春望』(国破れて山河在り 城春にして草木深し・・・)のラストだったっけ。そういえば芭蕉は杜甫の影響を受けてたとか言う話もあるからそういうまとめをしよう、
などど考えていました。

ところが、いちおう詩の全文を確認したところ


上のフレーズは劉廷芝の 「代悲白頭翁(白頭を悲しむ翁に代る)」というく別の漢詩でした


いずれもいい詩なのでついでに全文を載せると、

       『代悲白頭翁』  劉廷芝

洛陽城東桃李花  洛陽城東 桃李の花
飛来飛去落誰家  飛び来り飛び去りて誰が家にか落つ
洛陽女児惜顔色  洛陽の女児 顔色を惜しみ
行逢落花長歎息  行くゆく落花に逢いて長歎息す
今年花落顔色改  今年花落ちて顔色改まり
明年花開復誰在  明年花開いて復た誰か在る
已見松柏摧為薪  已に見る 松柏の摧かれて薪となるを
更聞桑田変成海  更に聞く桑田の変じて海と成るを
古人無復洛城東  古人復洛城の東に無く
今人還対落花風  今人還って対す 落花の風
年年歳歳花相似  年年歳歳花相似たり
歳歳年年人不同  歳歳年年人同じからず
寄言全盛紅顔子  言を寄す 全盛の紅顔の子
応憐半死白頭翁  応に憐れむべし 半死の白頭翁
此翁白頭真可憐  此の翁白頭 真に憐れむべし
伊昔紅顔美少年  伊れ昔 紅顔の美少年
公子王孫芳樹下  公子王孫 芳樹の下
清歌妙舞落花前  清歌妙舞す 落花の前
光禄池台開錦繍  光禄の池台 錦繍を開き
将軍楼閣画神仙  将軍の楼閣 神仙を画く
一朝臥病無相識  一朝 病に臥して相識無く
三春行楽在誰辺  三春の行楽 誰が辺りにか在る
宛転娥眉能幾時  宛転たる娥眉 能く幾時ぞ
須臾鶴髪乱如糸  須臾にして鶴髪 乱れて糸の如し
但看古来歌舞地  但だ看る 古来歌舞の地
惟有黄昏鳥雀悲  惟だ黄昏鳥雀の悲しむ有るのみ


       『春望』  杜甫

国破山河在  国破れて 山河あり
城春草木深  城春にして 草木深し
感時花濺涙  時に感じては 花にも涙をそそぎ
恨別鳥驚心  別れを恨んでは 鳥にも心を驚かす
烽火連三月  烽火 三月に連なり
家書抵万金  家書 万金に抵(あた)る
白頭掻更短  白頭 掻(か)けば更に短く
渾欲不勝簪  渾(すべ)て 簪(しん)に勝(た)えざらんと欲す

です。

うろ覚えも甚だしいですね。

共通点といえば、共に唐代の詩人ということぐらい。
高校の漢文で唐詩選のときに一緒に出てきて混同したのでしょうか・・・

しかし、そもそも七言と五言が違うので、ちょっと考えれば同じ詩ではないと気がつくはずです。
やはり相当間抜けですね。

最近とみに物忘れが激しくなってきているように感じるのですが、このままだとヤバイかもしれません。


PS 戒めをこめて、「呆け」というカテゴリを作ってしまいました。エントリが増えないことを祈ります。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

お恥ずかしい

2005-09-07 | 自分のこと

昨日の記事で、「きんてん」(全員にひろく行き渡るという)という言葉を使おうとしたら、案の定漢字変換には出てこなくて、「きん」と「てん」を分けて変換したら「均填」というもっともらしい漢字になった。

ほんとにいいのかな、と一応用例を見ようとググッてみたところ、なんとこのblogの昔の記事1番目にヒットした。

こんな言葉を使う奴はめったにいないんだなぁ、と一瞬は思ったものの、そんなはずはない、と念のため辞書を引いてみると、

「均霑」

が正しい事が判明。

Googleに恥晒しをしてしまった

早速記事は訂正したものの、キャッシュは残るんだよなぁ・・・


実はここのとこ不調で、文章がすんなりでてこないし、キレがない感じがする(昔からそうだ、というご意見もおありかと思いますが・・・)

また、十分調べないで思い込みで書いてすぐに訂正したり、まとまらない記事をかいてしまったりというのが続いている。


スランプだろうか?


しかし野村克也氏曰く、「下手にスランプはない」そうだ。

なら、ヨギ・ベラ流に"Slump? I ain't in no slump. I just ain't hitting."と煙に巻くか?

はたまたスカーレット・オハラ流に"Tomorrow is another day"と言って、寝てしまうか?

うん、それがよさそうだ。

では、おやすみなさい

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする