古代日本史への情熱

記・紀・源氏は魏志倭人伝の奇跡的で運命的な間違い方(逆)の構造どおりに記述されている。倭人伝にあるのは現代史と未来史

空想・安宅の関について

2009年04月11日 13時40分04秒 | Weblog
上都(ザナドゥ)-高千穂峰-中尊寺



高千穂峰-中尊寺 1


高千穂峰-中尊寺 2





 上都(ザナドゥ)-高千穂峰-中尊寺を結ぶ線は、以前検討したように直角三角形になります。
これだけでもチンギス・ハーン(=源義経)は成り立つはずです。
(そう思いたくない方がいてもかまいません。)
今回気になったのは、高千穂峰-中尊寺を結ぶ線なのです。

高千穂峰→上都(ザナドゥ)
 ①315.990度 ②127.026度 ③1744.745km
高千穂峰→中尊寺
 ①46.5099度 ②232.437度 ③1213.202km
上都(ザナドゥ)→中尊寺
 ①91.7150度 ②288.115度 ③2125.386km

高千穂峰での角度
 (360-315.990)+46.5099=90.5199度
中尊寺での角度 
  288.115-232.437=55.678度
上都(ザナドゥ)での角度
  127.026-91.7150=35.311度



高千穂峰―中尊寺の直線をみていて、この直線はもしかすると、吉野で静御前と別れた義経一行の中尊寺までの逃亡の線に重なるのではないかと推測しました。
(本能寺の変の時に、家康が逃亡した線が高千穂峰-日光の直線に重なったのではないか、と考えたのと同じ発想です。)

そこで、もしそうならば、勧進帳で有名な安宅の関はこの線上にあるのではないか、と考えた次第です。
ところが、写真でわかるように、ずいぶんと離れていました。

安宅の関・・ウィキペディア(Wikipedia)
http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%AE%89%E5%AE%85%E3%81%AE%E9%96%A2

《安宅の関(あたかのせき)は、石川県小松市の日本海側にある安宅に守護、富樫氏が設けたと言われる関所。源義経が武蔵坊弁慶らとともに、奥州藤原氏の本拠地平泉を目指して通りかかり、弁慶が偽りの勧進帳を読み、義経だと見破りはしたものの関守・富樫泰家の同情で通過出来たという歌舞伎の「勧進帳」でも有名。 『兵部式』では安宅駅、『義経記』では安宅の渡、『八雲御抄』では安宅橋と記述があるのみで、安宅関と記載のあるものは謡曲『安宅』のみで、ここに関所があったかどうかの歴史的な実在性は疑問視されている。
現在は安宅住吉神社境内に位置する》

 ところで、もし安宅の関が存在しなかったならば、歌舞伎の「勧進帳」の話も成立しなくなります。
 ここからが空想なのですが、歌舞伎の「勧進帳」が丸っきりのフィクションではないとしたならば、どこかに事実があるはずです。
 それがあるとするならば、どこになるかと想像しますと、弁慶に比定される人物が義経をこっぴどく殴りつけたことが、この安宅のあたりで実際に起きたのではないか、という点になります。
 弁慶が義経を打ち据えるとか、殴るということは本来起こりようのないことです。ですから、見ていた人がいたならば、それは一生涯印象に残る場面になります。
 見ていた人は、その原因を知っていましたが、その場に居合わせなかった人(後世の人も含めて)には弁慶が義経を打ち据えたということだけが伝わった場合、後世の人はその原因を理解することができません。
 そこで、封建時代の人は「実は、弁慶が忠義の者だったから、義経を打ち据えた」という話になり、実在しなかった「安宅の関」が必要になったのです。

 ですが私の空想は、義経一行はこの安宅の辺りで、吉野で別れた静御前が蔵王堂で捕まったという報を受けたのではないか、というものです。
 そのとき、静御前がどこにいたのか、鎌倉に連れて行かれていたのかどうか、わかりませんが、義経は身籠っている静御前を助けに行こうとするのではないでしょうか。

 ですが、その行為は自滅です。
 必ず義経は捕まり殺されます。
 静御前が捕まって保護されている、という情報は義経をおびきだすためのものでもあります。
 飛び込んで助けられる状態の火事ではないのです。
 そこで弁慶は「目を覚ませ」と義経を思いとどまらせるために打ち据えたのではないでしょうか。
 この場合でも忠義には変わりありません。

 今までこう考える人はいなかったのかなぁ。

 試験の前にこんな空想している暇はありませんので、次回の更新は22日以降にさせていただきます。

この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 鬱陵島(ウルルンド)と竹島... | トップ | 高千穂峰の位置決定の方法の一つ »
最新の画像もっと見る

Weblog」カテゴリの最新記事