日本共産党 群馬県議会議員 酒井ひろあき

あなたとつくる、希望の群馬。

群馬の空に「安保」が見える~米軍機低空飛行問題で学習会

2012年09月17日 | 安保・米軍基地

日本共産党県委員会主催のオスプレイ配備・米軍機の低空飛行訓練問題を考える集いが16日開かれ、110人が参加しました。
講演した塩川鉄也衆院議員(党国会議員団オスプレイ配備反対闘争本部事務局長)は、オスプレイはヘリと航空機の「いいとこ取り」では決してなく、墜落事故の絶えない「出来損ない」の危険な欠陥機であることを暴露。高度60メートルという超低空飛行を、沖縄だけでなく全国で展開すること、その狙いが他国への殴り込み機能の強化にあることを解明しました。

また群馬における米軍機低空飛行問題では、3種類の訓練エリア・ルート(みなかみ町上空を通る「ブルールート」、空母艦載機の「エリアH」「エリア3」、C130戦術輸送機の有視界飛行)を地図上で指摘。民間機と軍用機の異常接近の危険性を避けるために、米軍と自衛隊が情報交換会議を実施、調整をはかっていることを明らかにしました。
そのうえで、群馬県などが高校入試日での飛行訓練中止を求めていたのに、それを無視して訓練(昨年2月)を強行した米軍を厳しく批判。群馬から防衛省への問い合わせ件数が全国的にも突出しているとして、「群馬の空に安保が見える。米軍機低空飛行訓練の中止を求める県民運動を広げるとともに、安保のない日本をめざしてがんばりましょう」と呼びかけました。
会場から「オスプレイは危険だということでハワイで中止になったのに、なぜ日本で強行しようとしているのか」「自衛隊の訓練空域だったところを、米軍がどうして使っているのか」など、活発な質問が出され、塩川さんが丁寧に答えていました。
それにしても、聞けば聞くほど、日本がアメリカの植民地状態にあることに怒りがわいてきます。「安保のない」日本の実現へ、政治を変えなければ!

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