日本共産党 群馬県議会議員 酒井ひろあき

あなたとつくる、希望の群馬。

栃木、茨城、宮城、福島、そして群馬

2011年07月16日 | 旧ブログから

今週は3つの委員会の視察があり、超ハードでしたが、

とても充実した1週間でした。

11日(月)は図書広報委員会の県外調査で、

栃木県と茨城県県議会のPR活動や議会図書室の様子を

うかがいました。ホームページや議会だよりで、

県民にどう県政や議会の様子を伝えていくか、

ろいろと苦労や努力されていることがわかりました。

茨城では、まだ震災の影響があちこちにみられました。

 

12日(火)早朝、県庁前で、原発問題学習会のビラを

10人で700枚配布。その後各課を回りお知らせしました。

午後は猛暑の中、県議団で購入した放射線量計を使い、

新婦人の人たちの協力を得て、保育園や公園で測定。

敷島公園バラ園入口が0.3マイクロシーベルトと若干

高いですが、他は0.1~0.2。保育園は0.1前後でした。

線量計によっても、また測り方によっても数値が変動するので、

安易な判断するのは良くない(数字が一人歩きする危険性

もある)と思いますが、高いところは、きちんと行政に伝え、

対策を求めていくことは大切だと思います。

(実際、川場村などホットスポットになっているところもある)

市民一人一人が放射能の影響に関心をもって、

専門家の意見にも耳を傾けつつ、

しかしそれを鵜呑みにするのでなく、

正確な知識を身につけ、判断していくことが重要だと

つくづく感じます。そして、その前提となるのが、

行政やマスコミによる正しい情報であり、とくに住民生活に

身近な、県や市町村の役割が大きいことを実感しています。

 

13日(水)、14日(木)は、大規模地震対策特別委員会

視察で、被災地の宮城、福島両県に。

群馬から支援隊を派遣している宮城県女川では、

20メートル以上の津波が押し寄せ、役場が流され、その

周囲は、堅固な建物以外なにもない状況でした。

16メートルの高台にある町立病院駐車場で説明をうけた

のですが、まさにその場所で津波に流されてしまった人も

いたそうです。私も「え?ここまで津波が…」と

にわかに信じられませんでした。

福島県災害対策本部からは、原発事故の対応などに

ついて話をうかがいました。

放射線量もやはり高かったです。

このほか、国交省地方整備局や多賀城市で伺いましたが、

震災対応に追われる中、みなさん本当にていねいに

説明してくださり、ありがとうございました。

こうした教訓を群馬でぜひ生かしていきたいと思います。

 

15日(金)は厚生文化常任委員会の県内視察で、

精神医療センター(伊勢崎市)と県社会福祉総合センター

(前橋市)を訪れ、点字図書館や義肢製作所、

心身障害者福祉センターなどの説明を受けました。

猛暑の中での視察となりましたが、“百聞は一見に如かず”。

変勉強になるとともに、被災者、患者・障害者の立場に

立って、いかに政治を前にすすめられるか、

まさに議員としての力量が問われていると痛感しました。