昨年、知り合いのハンコ屋さんに印鑑をつくって欲しい
と頼まれて、付き合いで印鑑をつくった。ボクの苗字は
100均などで売っていないので、つくらないと手に入ら
ない。認印と訂正印をつくってもらった。
認印は直径12mmの丸型で訂正印は縦5mm横3.5mm
の小判型の印鑑である。訂正印は建築の確認申請などで
使用する。大いいサイズの印鑑は目立ちすぎてカッコ悪
い。小判型の小さなサイズが手ごろな大きさなのである。
認印は今まで10.5mmのサイズを使用していた。これは
小学校を卒業する時に記念にもらえたものでつくったわ
けではない。100均などはこのサイズで売っているので
何の違和感もなく使っていた。
ところが12mmにしたところ、他の人の印鑑より大き
いようで、正式な大きさはどのくらいだろうと思って調
べてみた。一般的には男女問わず、10.5mm~12mm
となっていた。だから12mmでも一般的な大きさなの
である。
が、多分、100均という恐ろしく安い価格で手に入る
印鑑が主流になってしまい、12mmの認印を使う人が
少なくなったのではないか、と想像する。ここでも数の
力が世間を勘違いさせて、認印は10.5mmだと思わせ
るようになったのではないか。
まあ、12mmでも常識外れではなく、認印の大きさに
認められている印鑑なので堂々と使うのだ。漸く、印鑑
もなじんできて気に入っている。学校の課題を提出した
確認の印鑑にもこれを使っている。回転式の日付入りの
印鑑もあるのだが、日付を合わすのが面倒なので、認印
をそのまま使っている。(笑) まあ、日付は重要でない
課題なので、それでいいのだ。字体も好きではないし、
印鑑が押してあればいいのである。
日本は印鑑社会なので、どうせなら気に入った印鑑を使
う方が気持ちがいい。100均で売っている名前であれば
それを使っていたと思うが、売っていない名前だったの
で、好きな字体で気に入った印鑑を使う。自然な流れな
のである。