「境界に生きた心子」

境界性パーソナリティ障害の彼女と過ごした千変万化の日々を綴った、ノンフィクションのラブストーリー[星和書店・刊]

心見つめてケア -- 最後は自分で決める

2012年06月13日 23時04分19秒 | 介護帳
 
(前の記事からの続き)

 介護に向き合う 三つのポイントは、

 「自分で決める」 「終わり方を決めておく」 「家族のコンセンサスを取る」。

 特に  「最後は自分で決める」 は大切です。

 専門家のアドバイスを受けても、 結局 何を選ぶかは自分です。

 そして 大事なのは終わり方。

 介護にも終わりはあります。

 その時どうしたいか、 本人から聞いておくことが 必要です。

 例えば、 まひや障害があって入院し、

 口から食べられなくなった場合、 胃ろうをするかしないか。

 ふたつの例があります。

 一方は、 「諦めたくない」 と、 胃ろうで栄養を取りながら リハビリし、

 1年後は在宅で 何とか食べられるようになりました。

 もう一方は、 家へ連れて帰りたいので  「すぐ胃ろうを」 と。

 在宅で訪問歯科, 訪問リハビリを使い、

 ごく少量を口から食べたり なめたりする方法もあります。

 本人や家族が意思表示をしたから 実現できたことです。

 元気なうちから 自分の考えを伝え、 家族の意見も聞き、

 話し合いを重ねていきたいものです。

〔読売新聞より〕
 


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