「境界に生きた心子」

境界性パーソナリティ障害の彼女と過ごした千変万化の日々を綴った、ノンフィクションのラブストーリー[星和書店・刊]

心見つめてケア

2012年06月12日 21時45分41秒 | 介護帳
 
 介護を受けている人は 450万人ほどいます。

 寝たきりの人は 110万人ほどです。

 「老年症候群」 といい、

 認知症や手足の麻痺, 誤嚥, 尿失禁など、 複数の障害が出てきます。

 主な原因は、 脳の病気 (男性48%, 女性32%),

 骨折など 運動器の病気 (男性21%, 女性42%) です。

 要介護度が高くなるほど、 脳の病気が多くなります。

 介護度5の人では、 脳卒中が約4割, 認知症が約2割を占めています。

 塩分, 糖分, 脂肪分を控えることで、 脳卒中は予防ができます。

 生活習慣で 認知症や運動器の 病気も防げます。

 基本は バランスの良い食事と運動、 特に塩分は要注意です。

 
 お年寄りが安心, 安全に暮らせることが 大切です。

 まず 笑顔で接すること。

 笑顔は心が落ち着き、 不安が取れます。

 徘徊などの症状の 予防にもなります。

 次に、 本人ができることはやってもらい、 できないことに手を貸すこと。

 それから、 脱水症状を起こしやすいので、 水分はこまめに。

 トイレが近くなるのを 心配する人もいますが、

 トイレ通いは 運動くらいに考えるといいでしょう。

 介護を担うのは、 同居人が6割。

 うち7割が女性で、 その3分の1は70歳以上。

 ぜひ一人で頑張らずに、 チームで介護しましょう。

 明日は我が身、 これも良い体験だ、 ケセラセラと、

 開き直りの気持ちを 持つことを大切です。

(次の記事に続く)

〔読売新聞より〕
 


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