「境界に生きた心子」

境界性パーソナリティ障害の彼女と過ごした千変万化の日々を綴った、ノンフィクションのラブストーリー[星和書店・刊]

退職 (1)

2013年04月02日 21時27分08秒 | 介護帳
 
( http://blogs.yahoo.co.jp/geg07531/63242337.html からの続き)

 急な成り行きだったのですが、 3月で 今のグループホームを退職しました。

 ストレスで 昨年末から少し休職し、 2月末に復帰しましたが、

 人間関係などの問題は 解決したわけではなく。

 同じ施設内のデイサービスへ 異動を希望していたところが、

 そこに欠員がなくて、 異動の見通しは立たなくなりました。

 出勤する際の ストレスは明らかで、 勤務の前の晩になると、

 夜中に何度も目が覚め、 寝汗をびっしょりかいていました。

 休みの日は そんなことは全くありません。

 記憶力や集中力の低下といい、 寝汗といい、

 精神的な緊張が こんな端的に 体の症状に現れたのは 初めてのことです。

 かつて最も苦しかった 大挫折の時期にも、 体には症状が出なかったのですが、

 年のせいなのか……? 

 どの道、 今の職場で長く続けられないことは はっきりしていました。

 そんな状況で、 利用者さんの中に

 一人苦手な人 (認知症で、 男性のスタッフに対してきつい) がいたのですが、

 僕のミスも重なって、 状況が悪くなってしまいました。

 その利用者さんのほうも、 僕の姿を見ることさえ ストレスになるということを、

 スタッフに訴えたそうです。

 施設としては 利用者さんを守らねばならず、

 僕とその人が なるべく顔を会わせないように、

 僕の勤務時間を 大幅に減らすという提言を、面談のときにしてきました。

 また、 リーダーはすっかり 僕を批判的に見るようになり、

 僕のやることなすこと, あることないこと -- 本当にないことまで作り出して

 非難されたりしました。

 僕がストレスで 調子を崩していることも考慮されず、

 「ストレスは誰にでもある」 などと、

 心療科にかかった人間に対して 一番言うべきでないことを言われます。

 ストレスがあれば それを解決しようとするはずの面談が、

 一番のストレスになってしまう という状態でした。

 経済的にやっていけないほど 勤務時間を短縮され、 苦境を理解されず、

 辛い思いをして続けていく 意欲が損なわれました。

 人間関係の問題は 必ずどこにでもありますが、 今回は限度を超えています。

 そして面談の1週間後に、 進退の答を出す ということになりました。

(次の記事に続く)
 


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