「境界に生きた心子」

境界性パーソナリティ障害の彼女と過ごした千変万化の日々を綴った、ノンフィクションのラブストーリー[星和書店・刊]

障害のある被災者への心配り

2011年03月28日 07時30分38秒 | 東日本大震災
 
 避難所には、 心の障害だけでなく、 身体の障害がある人もいます。

 視覚障害者の中には、 物資の到着や 配給の様子を確認できず、

 必要なものを 受け取れない人がいました。

 物資を配布するときは アナウンスが必要です。

 杖を持たずに避難してきた 視覚障害者もいるため、

 杖を用意して、 他の人が気付きやすくします。

 また、 視覚障害者は壁づたいに歩くので、

 壁際は通路として 確保しておくべきです。

 聴覚障害の人は、 普段は携帯メールが頼りですが、 つながりにくくて難儀します。

 筆談も 紙とペンが不足していると 難しい。

 「視聴覚障害の方は 申し出てください」 と、 掲示する方法もあります。

 間仕切りで 障害者のための 「福祉スペース」 を 設けることも有用です。

 自閉症や発達障害の人、 妊婦や子供も使えます。

 それから、 透析患者への対策も取られています。

 数十人の患者が バスや空路で 他県の病院へ移動したり、

 自家発電に切り替えた病院が 受け入れをしています。

 透析は患者にとって命綱。

 命を守るための 闘いなのです。

 想像力を働かせ、 まずは 障害者の存在に気付きましょう。

 「大丈夫?」 ではなく、 できる支援を 具体的に提案します。

 障害者は すべての被災者の カナリア的な存在です。

 彼らが過ごしやすい環境は、 他の被災者も 過ごしやすいはずです。

〔 参考資料 : 朝日新聞 〕
 


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