「境界に生きた心子」

境界性パーソナリティ障害の彼女と過ごした千変万化の日々を綴った、ノンフィクションのラブストーリー[星和書店・刊]

BPDの限界を補う -- 基礎を築く (1)

2014年06月19日 21時30分33秒 | 「BPDファミリーガイド」より
 
 家族とのコミュニケーションを向上させる方法は、  3つのグループに分けられます。

(1) 基礎を築く

(2) コミュニケーションの準備

(3) 意図的なコミュニケーション

 高機能, 低機能のBPD、 両方に適したテクニックもあれば、

 どちらか一方のテクニックもあります。

 ただし、 BPDを完全に克服できるものではありません。

 テクニックを使いこなせるようになるには、 時間も必要です。

 まずは友人と練習してみてください。

○ 基礎を築きましょう

《協力的な雰囲気を作りましょう》

 誰が正しいかということよりも、 人間関係そのもののほうが重要です。

 双方が満足できる解決策を 見いだす上で不可欠です。

 BPDの人が間違っていることを 納得させようとすると、

 スプリッティング - 羞恥心 - 恐れの螺旋の 引き金を引いてしまいます。

 代わりに、 その関係自体を擁護すれば、

 各自がその関係性に満足する 可能性が高くなるでしょう。

 双方がうまく折り合い、 チームとなり、

 支ええっていく方法を見つけたいと思います。

 最も求められるのは、 愛情と親密さです。

 一夜にしてできるものではありませんが、

 皆さんは、 BPDの人に見習ってほしい モデル役を務めているのです。

(次の記事に続く)

〔「境界性パーソナリティ障害ファミリーガイド」(星和書店)
 〈ランディ・クリーガー著/監訳:遊佐安一郎〉より〕
 


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