「境界に生きた心子」

境界性パーソナリティ障害の彼女と過ごした千変万化の日々を綴った、ノンフィクションのラブストーリー[星和書店・刊]

事実ねじ曲げ作戦との戦い (2)

2013年05月26日 21時31分37秒 | 「境界性パーソナリティ障害=BPD」より
 
(前の記事からの続き)

○ 言いがかりについて 人と話すとき

 ボーダーの人は あなたに関するデマを 言いふらすかもしれません。

 それに対してどうしたいのか 自問してみてください。

 身の潔白を証明したいのか、 友情関係が失われないようにしたいのか。

 さほど大きな問題を 起こさないとしたら、

 彼らの嘘が 嘘だと分かるようにするのが 一番いいでしょう。

 しかし、 周りが嘘を信じる 重大な状況になっていたら、

 誤解を解く必要があります。

・ 腹が立っても、 落ち着いて、 自制心を保って行動する。

・ 相手が 噂を本当だと思っているなら、 深刻な事態だと伝える。

・ ボーダーの人をけなさない。

  ボーダーの人を 心配していることを伝え、

  嘘の理由が分からず 混乱していると認める。

  心理的問題について議論すると、 誤解されたり、

  ボーダーの人をけなすように思われる。

・ 人があなたをどう思うか コントロールできないと認識する。

  言うべきことは言い、 あとは放っておく。

○ ボーダーの子供から、 いわれのない虐待の告発を受けたら

 子供が不当に 親を虐待で訴えることがあります。

 その理由としては、

 主観的な被害への復讐, 不公平に扱われたことへの仕返し,

 両親の信頼関係を引き裂こうとする 試みなどです。

《 不当な告発への対処 》

 訴えられた親は 多くの場合、 子供や家族から離れて暮らすよう、

 裁判所から命じられます。

 子供と暮らすことになる 他方の親は、

 子供と配偶者の双方を支え、 誠意を保とうとする 葛藤を抱えます。

 他の家族や友人なども、 子供と親の どちらに誠意を示すか、 窮地に陥るでしょう。

(次の記事に続く)

〔 「境界性パーソナリティ障害=BPD」 第2版 (星和書店) より〕
 


最新の画像もっと見る

コメントを投稿