(前の記事からの続き)
○ 言いがかりについて 人と話すとき
ボーダーの人は あなたに関するデマを 言いふらすかもしれません。
それに対してどうしたいのか 自問してみてください。
身の潔白を証明したいのか、 友情関係が失われないようにしたいのか。
さほど大きな問題を 起こさないとしたら、
彼らの嘘が 嘘だと分かるようにするのが 一番いいでしょう。
しかし、 周りが嘘を信じる 重大な状況になっていたら、
誤解を解く必要があります。
・ 腹が立っても、 落ち着いて、 自制心を保って行動する。
・ 相手が 噂を本当だと思っているなら、 深刻な事態だと伝える。
・ ボーダーの人をけなさない。
ボーダーの人を 心配していることを伝え、
嘘の理由が分からず 混乱していると認める。
心理的問題について議論すると、 誤解されたり、
ボーダーの人をけなすように思われる。
・ 人があなたをどう思うか コントロールできないと認識する。
言うべきことは言い、 あとは放っておく。
○ ボーダーの子供から、 いわれのない虐待の告発を受けたら
子供が不当に 親を虐待で訴えることがあります。
その理由としては、
主観的な被害への復讐, 不公平に扱われたことへの仕返し,
両親の信頼関係を引き裂こうとする 試みなどです。
《 不当な告発への対処 》
訴えられた親は 多くの場合、 子供や家族から離れて暮らすよう、
裁判所から命じられます。
子供と暮らすことになる 他方の親は、
子供と配偶者の双方を支え、 誠意を保とうとする 葛藤を抱えます。
他の家族や友人なども、 子供と親の どちらに誠意を示すか、 窮地に陥るでしょう。
(次の記事に続く)
〔 「境界性パーソナリティ障害=BPD」 第2版 (星和書店) より〕
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