「境界に生きた心子」

境界性パーソナリティ障害の彼女と過ごした千変万化の日々を綴った、ノンフィクションのラブストーリー[星和書店・刊]

BPがパートナーである場合 (2)

2015年08月19日 19時31分09秒 | 「BPD 実践ワークブック」より
 
(前の記事からの続き)
 
・ BPは問題に対して 責任を取りますか? 
 
  問題に前向きに見ることが、 他の何より 長期的な成功に繋がります。
 
・ 「待ち続けの罠」 にはまりましたか? 
 
  BPが変化するのを すでに5年待っているとすれば、
 
  あと2年や3年待つのが どうだというのでしょう? 
 
  しかし 3年が30年になり、 何も変わらないということになるのです。
 
・ BPが変化する期日を、 あなた自身に言い渡してください。
 
  それまでに変化しなかったら、 決して変わらない可能性が高いのです。
 
・ 行動は言葉より 声高に物語ります。
 
・ BPとの素晴らしい時間でさえ、 悪転する恐怖から、 限定してしまいますか? 
 
  悪くなるに決まっているので、 良い時間が怖いですか? 
 
・ BPがいなくなると寂しい という点を明確化できますか? 
 
・ BPは 「汚い闘い方」 をしますか? 
 
  パートナーシップより、 自分自身を優先しますか? 
 
○ 安心という要因
 
 関係自体より、 誰かとの関係の中にいることに 安心感を得る人は、
 
 次のような特徴があります。
 
・ 弱くて無力に感じる
 
・ パートナーが先に去るのを待つ
 
・ 出口がないように感じる
 
・ 配偶者がいなくては生きていけない
 
・ 将来が恐ろしく、 麻痺した感じがする
 
・ 他者の承認が得られないことが怖い
 
・ 関係に留まるための言い訳をする
 
・ 出ていくと決めても、 BPの怖れ, 義務感, 罪悪感の使用でくじけた
 
 安心を求めて、 BPとの関係に留まるのは、 不毛で 絶望的なことです。
 
 あなたが諦めようとしているものは 何でしょうか? 
 
 それを手に入れるための 別の方法はありますか? 
 
〔「境界性人格障害=BPD 実践ワークブック」
 (星和書店) 〈ランディ・クリーガー著/監訳:遊佐安一郎〉 より〕
 [星和書店の許可の上掲載]